ヒトはなぜことばを使えるか 脳と心のふしぎ

ヒトはなぜことばを使えるか 脳と心のふしぎ

770円 (税込)

3pt

3.4

失語症研究の第一線からことばの本質を問う。心によってつくり出されたことばは、逆に心を統御し支配する。そのことばを失ったとき、心はどうなるのか。第一人者が臨床を通し、脳と心とことばの関係を探る。(講談社現代新書)

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ヒトはなぜことばを使えるか 脳と心のふしぎ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年02月08日

    失語症の説明から始まって、言葉と脳の関係を科学的に説明し、さらには心と脳の関係について明解にわかりやすく書かれている。

    心は意識→情→知→意という構造になっているらしい。
    「感情は心という器を満たしている液体のようなものである。この感情の海に、ことばのような記号性の心像や、物体の形状のような知覚性...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月21日

     筆者は神経心理学を専門とする医学博士で高次機能障害の研究を中心にしている。本書は脳を医学的な立場から分析し、心という極めて曖昧な対象を科学的に分析しようとする学問的立場を分かりやすく述べたものである。
     脳の研究にはさまざまな立場があるが、不幸にして機能障害に陥った人の研究から逆に脳の機能を分析的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    先ず、ことば、というものの性質と成分を分けて、
    健常人がどのように言葉を使っているかを解説した上で
    具体的な失語症の症例を分類し、その損傷脳部位を併せ見て脳と心と言葉の関係を紐解く一冊。

    深く突っ込まなければとりあえずは全くの素人でも読めるました。
    初めの「言葉の音」の定義や、脳部位の名前などは見...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月04日

    やや古い本で著者の癖もあるが、内容はとても興味深い。「脳があって心が生成し心があってことばが生成する。生成したことばは逆に心を制御し、制御された心はまた脳を制御する。」

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    Posted by ブクログ 2014年02月14日

    著者は生成文法にちょっと疑いをもっているらしい。その点では同じく新書の『言語の脳科学』とは真逆だけど、そのことに関してはとくに深く触れることはない。失語症関係の症例が比較的多く説明されているのが興味深かった。原著は1998年だから、やや古くなっていることもあるかもしれない。その点でも『言語の脳科学』...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月01日

    ヒトはなぜことばを使えるか の答えにはあまりなってないんじゃないでしょうか(笑)。

    臨床症状を例に、言語機能を解説してますが、
    一般の人にはちょっとイメージが湧きにくいんじゃなかろうか。
    平易な文章で書いてあるので、言語臨床の入門には良さそうです。

    知・情・意~脳と心の関係が書いてある、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月07日

    右脳、左脳というのは、それぞれ別の機能を持っているのだと思っていたら、そうではなくどちらかが優位性をもってリードしていると言うことであって、また、その優位性にしても機能によって優位性が強い場合と割と左右均等な場合とがあり、それが言語障害の治癒の容易度にも関わってくるそうだ。
    脳と言語のはなし。まだま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年12月14日

    [ 内容 ]
    心がことばをつくり出し、ことばは心を統御する。
    失語症研究の第一人者が脳・心・ことばのメカニズムに迫る。

    [ 目次 ]
    第1章 ことばとはなんだろう(ことばの音韻形式;意味されるものの構造 ほか)
    第2章 ことばを失うということ(「話すこと」と「聞くこと」― 言語行動の基本;音韻と意...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    なんで言葉を使えるのかなぁって思うこと一度はあるはず。そんな時にはこの本!脳のしくみについての記述はちょっと難しいけど納得できるはず。

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