【感想・ネタバレ】〈子ども〉のための哲学(30件)のレビュー

レビュー

Posted by ブクログ 2017年05月28日

子ども向けの哲学書ではなく、子どもの頃に抱いた疑問を持ち続けた〈子ども〉な大人が哲学をするための入門書です。2つの疑問についてはいまいち理解できない部分もありましたが、他人が考えた「哲学」を知ることでなく自分の持つ疑問をとことん考える〈哲学〉をしてほしいというメッセージは伝わってきました。

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Posted by ブクログ 2015年02月15日

哲学とは、大人になるまえに抱き、大人になるにつれて忘れてしまいがちな疑問の数々を、つまり子どものときに抱く素朴な疑問の数々を、自分自身がほんとうに納得がいくまで、けっして手放さないこと、これだけである。

p46から読む

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Posted by ブクログ 2013年11月17日

結局は自分の内側にあるという永井先生の理論。なっとく。私が求めていたのは、哲学をしてきた人の著作を読んで知見を得ることではなく、自ら哲学できる術、もしくはそれを肯定し、促進してくれるこういった部類の本だったのかもしれない。永井先生の本はなるべく読みたい。

それに加え、道徳観を含んでいる問題にたいし...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年02月24日

筆者の子どものころに感じた二つの疑問を掘り起こしていくとともに、哲学のありかたを提唱する一冊。
子ども(年齢的でなく)に標準を合わせて、比較的分かりやすい言葉と比喩で考えを巡らせているので、とても読みやすかった。
哲学の入門書ともされているが、哲学ということについて語られているところを読んで、哲学と...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年01月26日

なぜ僕は存在するか、なぜ悪いことをしてはいけないかという
根源的な問いを考える。哲学史、思想(史)ではなく、自分が
気になっている「考えなければならないこと」を自分自身が
すっきりするまで考え続けるということか。
何年かおきに読み返したくなる本。

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Posted by ブクログ 2012年12月29日

哲学の本というと、古今東西の哲学者の考えや議論を解釈した「解釈論」あるいは「哲学史」が相場だと思う。だが本書は、「ぼくはなぜ存在するのか」、「悪いことをしてなぜいけないか」、といった子どもの「問い」からスタートして哲学する姿勢を見せてくれています。

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Posted by ブクログ 2019年02月17日

一部の語り方がなんかアレだったけれど、哲学に対しての基本的姿勢は本当に同意する。
「哲学はどんな価値も前提としないことがゆるされる(すべての価値を問題にできる)唯一の営みだからだ」という一節を読んで、なんだか心の重石が少しだけどかされた気がした。

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Posted by ブクログ 2018年04月02日

シブ知8・6
かかった時間90分

〈子ども〉とは本書では、青年や大人と対置して語られる存在である。

大人は、「上げ底」のような、みんなが当然知っており、何の疑問も抱かずに共有していること≒常識の上に生き、他の誰かが練り上げた「思想」をもとに、社会のよりよいありかたを模索する。青年は、その「上げ底...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年12月21日

哲学に憧れと魅力を感じつつもうっすらと勘づいていたが、やはりと言うべきか、哲学は私にとって縁のないもののようです。これは中島義道『哲学の教科書』を読んだ時も思ったことだが、本書ではっきりと自覚した。自分は「子どもの問い」なるものを強く抱いたことはないし、そういうものに特別興味があるわけでもないのだと...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年05月09日

幼い頃の素朴な疑問を深く考えることで哲学になっていく。こんなに深く考えたことはなかったのでただ面白かった。

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Posted by ブクログ 2015年08月01日

空前の私的哲学ブームに乗って。ネットで勧められていた入門書2冊目。
本書は決して子ども向けの哲学書ではない。これから哲学をする人のために、著者自身の子どもの頃の問題である、「ぼくはなぜ存在するのか」「悪いことをしてはなぜいけないのか」を《例題》として、哲学をする《方法》について《手本》を見せている。...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年10月14日

第2の問いの思考の過程の方がラディカルで良かった。第1の問いは、なんだかな。〈 〉の表記自体がこの場合、業界的で説明不足でイヤだった。

哲学を学ぶのではなく、哲学すること。結論ではなくその過程。潜水の例えはよく分かった。私は潜っている、しかし、〈ウソ〉を生きることに自覚的だからだろう。

読後は、...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年08月12日

入門書ではない。子どもの頃きっと誰しもが不思議に思った(というか腑に落ちない!と感じた)素朴な疑問を真摯に考え続けてもいいんだよ、というなんだか感動的な仕上がりの本でもあり、永井さんが考え続けてきた哲学が書かれた本でもある。「翔太と~」と「倫理とはなにか」と「ルサンチマンの哲学」を先に読んでいたので...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年07月24日

哲学を学ぶための入門書ではなくて、哲学をするための入門書。

主観的に考えた場合の〈自分〉と客観的に考えた場合の「自分」を区別して、〈自分〉の特殊性を考える。
【何か考えごとをしているという「自分」】を考えることのできる〈自分〉とは何なのか?という問いを筆者は考えているのかなと自分は思った。

ただ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年05月24日

P14大人とは、世の中になれてしまって、わかっていないということを忘れてしまったいるひとたち

P16大人になるとは、ある種の問いが問いでなくなることなのである。だから、それらを問い続けるひとは、大人になっても〈子ども〉だ。そして、その意味で〈子ども〉であるということは、そのまま哲学をしているという...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年07月29日

「もしある人間に何らかの欠陥があるとしたら、その人間がいちばん救われるのは、何とかしてその欠陥を“売りものにする”方法を編み出すことであろう。」

哲学に関する本は、やはり本腰を入れて一気に読まないと意味がわからなくなる。

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Posted by ブクログ 2012年07月21日

 子どもの哲学の根本命題は、存在である、
森羅万象が現にこうある、というそのことが不思議で、納得いかないのだ。
ここでは問いは、どうしたらよいのか、ではなく、
どうなっているか、というかたちをとる。
人生や自己が問題になる場合でも、それは変わらない。
存在論はもちろん、認識論や意味論、そして科学哲学...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年04月06日

永井均(1951〜)
哲学者。専門は倫理学・自我論。

ーー青年は、現実を超えた別の価値を求めるが、価値を求めるということそれ自体を、問題にすることはできない。青年とは大人の予備軍であり、その超越性とラディカリズムは、見せかけのものにすぎない

独我論:自分だけが存在し自分以外のものは(自分の心の中...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年02月19日

永井均さんの独り語りで書かれた哲学書。
最初はタイトルから、本当に幼児に向けた哲学とか倫理学の一冊だと思い込んでたら、とんでもなかった。
「なぜぼくは存在するのか?」と「なぜ悪いことをしてはいけないのか?」を哲学してある。
正直、問いの真の意味とか、<ぼく>の意味とか、認識論的独我論とか実存とか…も...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年12月20日

著者が子どもの頃に抱いた疑問、「なぜぼくは存在するのか?」、「なぜ悪いことをしてはいけないのか?」についての考察が示されている。具体的な考察の過程を通して、《子ども》の哲学、すなわち子どもが考えるような素朴な疑問についてこんな風に考えてみることが「哲学」するということなのだ、ということを読者に提示し...続きを読む

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