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「僕が本当に言いたいことは、なぜ分かってもらえないのだろう?」
自分の悩みをあり方の謎として捉え、哲学の問題を考える82の対話。
社会問題よりも、自分をとりまく社会の成立に不思議さを感じる学くんの疑問は、いつも友だちや先生には分かってもらえない。自然法則は「今までそうだった」だけなのに、なぜ未来もそうだと分かるの? なぜ僕は今、この世に存在しているの? 学くんの問いに哲おじさんが答えることが、さらなる問いを生む。
「哲学を本気でやれば、君は決して孤独ではない。君は必ず真の友人を見つけることができる。君が君の思考を進めれば進めるほど、隠れていた友人たちが次々と現れてくるはずだ。この世界は、当初そう見えたようには、そう捨てたものでもないということが分かってくるだろう。」(第82話の哲おじさんの言葉から引用抜粋)
Posted by ブクログ 2019年03月02日
前半41章、後半41章の、計82章から構成されている。前半は特に、章ごとにクレッシェンドが激しい。後半は逆に、各章の全体がフラット気味になる。
哲学することは、自分を消すこと。一人称ではない、ということ。
例えば、本書の冒頭で、自殺する人がこんなに少ない、ということは、本人が自殺したいわけではな...続きを読む
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