ウィトゲンシュタイン入門

ウィトゲンシュタイン入門

880円 (税込)

4pt

世紀末のウィーンに生まれ、20世紀初頭のケンブリッジを舞台に活躍した天才科学者ウィトゲンシュタイン。裕福なユダヤ系鉄鋼財閥の家庭に育ちながら、数奇な一生と特異な行動や風貌によって、その思想の全貌は今日なお神秘的な色彩を帯びる。彼が生涯を賭けて問いつづけた「語りえないもの」とは何か? 初期の写像理論から中期の文法理論、後期の言語ゲーム理論へと展開する独特のアイディアにみちた思想の核心にわけ入り、読者とともに考える、清新な魅力にあふれた入門書!

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ウィトゲンシュタイン入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「考えつつ読み、ときに立ち止まって考える、という過程を省略しないでいただきたい」と筆者が述べるように、本書はウィトゲンシュタインはもちろん、哲学の入門書にもなっている。
    世界観をつくるということ。問題を提示するということ。ウィトゲンシュタイン、哲学を学び始めたいすべての人へ。

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    高校2年生の時に夢中になって読んだ思い出の本。哲学に興味を持つきっかけになった本。25年前のことだが、今でも色褪せない本。

    0
    2018年09月02日

    Posted by ブクログ

    文芸誌上の企画「哲学とわたくし」で川上未映子さんが対談した永井均さんの入門本。そもそもわたしって?そんな方にオススメです。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ウィトゲンシュタイン哲学について入門書。一読してみての感想。「ウィトゲンシュタインの問題意識」に照準を合わせて、それを読者に伝えるということについては成功していると思う。ただ、新書かつ入門書という制限があるため、ウィトゲンシュタインの議論を詳細に説明し尽くしているわけではない。この点には筆者も自覚的

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    実践的哲学者、永井均による明快なウィトゲンシュタインの解説(にかこつけて、私的言語や独我論を展開する)本。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ■メインテーマ
    語りえないものとは何か?

    ■筆者の主張
    言葉は論考である程度決定することが出来るが、本当はきちっと語れるものではなく、
    日常生活の中で生まれた判断の一致のようなもの。
    その中で言語が使われないような場面でも、意味が通ずるのは、言語ゲームの世界に
    我々が生きているから。

    ■学び

    0
    2021年03月13日

    Posted by ブクログ

    名前だけしか知らずに読んでみた。
    初めて出会う言葉の数々と、時代の輪郭。
    人物も朧げだが浮かんだ。
    再読での再会が楽しみになった。

    0
    2020年11月09日

    Posted by ブクログ

    読み終えた感じたのだが、本書はヴィトゲンシュタインの入門書ではないかしれない。
    つまりは手っ取り早くヴィトゲンシュタインについて理解したいという「入門者」向けではなく、どちらかというとヴィトゲンシュタインのテクストを丁寧に読解していくスタイルをたのしむ、読み飛ばしせずに深く読んでいく、という「入門書

    0
    2018年12月02日

    Posted by ブクログ

    ウィトゲンシュタインの思想の変遷を追いつつ、何が「語り得ない」のか、なぜ「語り得ない」のか、を著者は語ろうとする。「語り得ないこと」こそがウィトゲンシュタインにとって重要なことであるというのは、前に別の本か何かで読んだことがあるが、それがいったいどういうことであるのかを、この本で何となくつかめた感じ

    0
    2017年08月07日

    Posted by ブクログ

    2017.5.3
     難しかった。永井さんの解釈がもちろん入っているから、「私」ということの不思議さがテーマとして入っているが、私自身はウィトゲンシュタインがそのテーマを持っていたかどうかはわからない。
     ウィトゲンシュタインといえば、『論理哲学論考』と『哲学探求』を書いて、論理空間、言語ゲーム、蝶番

    0
    2017年06月29日

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