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世紀末のウィーンに生まれ、20世紀初頭のケンブリッジを舞台に活躍した天才科学者ウィトゲンシュタイン。裕福なユダヤ系鉄鋼財閥の家庭に育ちながら、数奇な一生と特異な行動や風貌によって、その思想の全貌は今日なお神秘的な色彩を帯びる。彼が生涯を賭けて問いつづけた「語りえないもの」とは何か? 初期の写像理論から中期の文法理論、後期の言語ゲーム理論へと展開する独特のアイディアにみちた思想の核心にわけ入り、読者とともに考える、清新な魅力にあふれた入門書!
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Posted by ブクログ
「考えつつ読み、ときに立ち止まって考える、という過程を省略しないでいただきたい」と筆者が述べるように、本書はウィトゲンシュタインはもちろん、哲学の入門書にもなっている。 世界観をつくるということ。問題を提示するということ。ウィトゲンシュタイン、哲学を学び始めたいすべての人へ。
高校2年生の時に夢中になって読んだ思い出の本。哲学に興味を持つきっかけになった本。25年前のことだが、今でも色褪せない本。
文芸誌上の企画「哲学とわたくし」で川上未映子さんが対談した永井均さんの入門本。そもそもわたしって?そんな方にオススメです。
ウィトゲンシュタイン哲学について入門書。一読してみての感想。「ウィトゲンシュタインの問題意識」に照準を合わせて、それを読者に伝えるということについては成功していると思う。ただ、新書かつ入門書という制限があるため、ウィトゲンシュタインの議論を詳細に説明し尽くしているわけではない。この点には筆者も自覚的...続きを読むであり、より詳しくウィトゲンシュタインについて学びたい場合には、巻末の読書案内が役立つだろう。入門書としての役割は果たされていると思う。ここまでで★4つ。 ★追加要素は、「ウィトゲンシュタイン入門」でありがながら、きちんと「永井均の本」であるという点。永井均が好きなら読むべき。それが本書が「他の入門書との相違点」すなわち「持ち味」でもあると思う。逆に言えば、永井均が嫌いな場合は、読むに耐えないかもしれない。 わたしは、永井均が好きだ。彼の本を読むと、その真摯な姿勢に胸を打たれる。その点を加味して、★5つ。
実践的哲学者、永井均による明快なウィトゲンシュタインの解説(にかこつけて、私的言語や独我論を展開する)本。
■メインテーマ 語りえないものとは何か? ■筆者の主張 言葉は論考である程度決定することが出来るが、本当はきちっと語れるものではなく、 日常生活の中で生まれた判断の一致のようなもの。 その中で言語が使われないような場面でも、意味が通ずるのは、言語ゲームの世界に 我々が生きているから。 ■学び 文...続きを読む法などの規定の中で、私たちは世界を規定させることに成功したが 限界があることも認識する必要がある。
名前だけしか知らずに読んでみた。 初めて出会う言葉の数々と、時代の輪郭。 人物も朧げだが浮かんだ。 再読での再会が楽しみになった。
読み終えた感じたのだが、本書はヴィトゲンシュタインの入門書ではないかしれない。 つまりは手っ取り早くヴィトゲンシュタインについて理解したいという「入門者」向けではなく、どちらかというとヴィトゲンシュタインのテクストを丁寧に読解していくスタイルをたのしむ、読み飛ばしせずに深く読んでいく、という「入門書...続きを読む」として優れた内容だった。 そのため、読んだ結果を感想として「まとめる」のはおかしな話なのだが、それでも本書についてなにがしか言おうとするならば、ヴィトゲンシュタインを新書サイズで読解するというのは想像していた以上におもしろかった、ということくらいかくらいにとどめておいたほうがよい気がする。 本書はヴィトゲンシュタインの生涯とその思想について「まとまり」があり、検証、規則などヴィトゲンシュタインの思想のキーワードについて、著者の力の入った解説をかなりたのしみながら学べた。 次に読む(同じ講談社新書から出ている)鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた-哲学的思考の全軌跡1912~1951』を数ページ読み始めているのだが、本書を読み返しつつ読み進めてヴィトゲンシュタインに「入門」していきたい。
ウィトゲンシュタインの思想の変遷を追いつつ、何が「語り得ない」のか、なぜ「語り得ない」のか、を著者は語ろうとする。「語り得ないこと」こそがウィトゲンシュタインにとって重要なことであるというのは、前に別の本か何かで読んだことがあるが、それがいったいどういうことであるのかを、この本で何となくつかめた感じ...続きを読むがする。
2017.5.3 難しかった。永井さんの解釈がもちろん入っているから、「私」ということの不思議さがテーマとして入っているが、私自身はウィトゲンシュタインがそのテーマを持っていたかどうかはわからない。 ウィトゲンシュタインといえば、『論理哲学論考』と『哲学探求』を書いて、論理空間、言語ゲーム、蝶番...続きを読むの比喩、とか色々、目から鱗なことを言っている人という印象がある。でもやろうとしたことは、カントが理性の可能性と不可能性を見定めたような「批判」のように、何が可能で何が不可能か、つまり「語れないものは沈黙せねばならない」という、ある種の「批判」をしたようにも思えるし、また所々現象学的な発想もあるような気もした。 現代にも続く言語哲学、分析哲学に大きく関わる人なので、もうちょっと読んで見たい気もするが、どうも言語から何かを考えるという視点は狭い気がして、私はまだ好きにはなれない。語れないもの=言語化できないものには沈黙せねばならないのはそりゃそうだろう。しかし言語が世界の全てではないしなぁ。しかし言語化できないものは感じの対象にはなり得ても、思考の対象にはならないんだろう。言語=思考=考えるということの限界を考え詰めた人だったのかもしれない。
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