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Posted by ブクログ
小説みたいな実際にあった話。
ライブドアによるニッポン放送買収劇からホリエモンの逮捕までの事実を追ったルポタージュ。
「面白い経済小説があるから」と貸してもらっても「ほんと面白かった~」と言えるぐらいの面白さで、市場の最前線を走っている奴はこんなにすごいことをやっているのかと、そりゃ頭のいい人が働きたくなるよとなる。
信託を利用して株の所有権だけを移してみたり、大口投資家用の時間外取引で「適法」に大量の株を買い占めたり。
市場のゆがみを見つけ、そのゆがみが正常化する過程で金を稼ぐのが投資ファンドだとどこかで聞いたけれど、ニッポン放送とフジテレビの関係なんてまさにそれ。
お金には色とか階級とかなんてなくて、どんなにえらいじいちゃんでも、金の前では右往左往する。そんな節操のない姿が見られるところが、虚業のたまらないところなんだと思う。
Posted by ブクログ
ライブドアを筆頭とするヒルズ族と言われた人物たちがM&Aを繰り返し、凋落していく姿が本書では描かれています。
ニッポン放送株を巡るフジテレビとライブドアの争いや堀江氏の総選挙出馬、村上ファンドの阪神電鉄や楽天のTBSを巡る争いなど04年から05年にかけて六本木ヒルズを中心としたヒルズ族が国内外の金融機関も含めて出し抜き、出し抜かれの攻防は読んでいて小説よりも壮絶な物語だと感じました。
ライブドアを発端として国政捜査によってライブドア関係者を中心に逮捕者も続出し、まさに社会現象化した一連の騒動から本書を通じて金融のあり方について一時代の熱狂と終焉を感じることができました。
綿密な取材をもとにした一時代を築いた壮絶な人間ドラマと各人物の経歴も書かれており、事件のドラマともに興味深いところでもありました。
ライブドア関連の書籍も何点か読みましたが、各人によって見解が異なる部分があって、本書では第三者が取材をもとに書いているのでまた違った一面を感じることができました。
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