Die with zeroの日本語版というか。ただ著者が70過ぎで証券会社に勤めていた経験がある日本人というだけで、また中身の訴えかけ方が違う。
マネー本はお金至上主義もアンチお金主義も同根でお金の呪縛に陥っている、それを解くのが本書の目標としている。
日本人のお金観と実態について考察し、そもそもお金とは何かを説明する。経済学でよくいう物々交換から発展した、という説を証明するものは何もないという話は初めて認識した。
そしてどのようにお金を使うことが最も満足度を高めるのか、そしてお金に支配されないために、お金よりも大切な時間、信用、健康、幸福感について解説している。
お金との向き合い方って結構そのままその人の生き方だよななんて思う。