作品一覧
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4.0ある晩、夫が急死。これで嫁を卒業できると思いきや、舅姑や謎の女が思惑を抱えて次々押し寄せる。“愛人”への送金、墓問題、介護の重圧……がんじがらめな夏葉子の日々を変えたのは、意外な人物と姻族関係終了届!? 婚姻の枷に苦しむすべての人に贈る、人生逆転小説。『嫁をやめる日』を改題。 さだまさし氏 熟読&痛感! 「人生の荷物が多ければ多いほど、この本は笑えて泣けて、ホッとする。」 夫が亡くなった時点で、自分は誰の妻でもなくなり、晴れて自由の身だと思っていた。 だが、どうやら違うらしい。今もこれからも「高瀬家の嫁」なのだ。それも、夫が生きていた頃より、もっとずっと明確に。 (本文より)
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4.0笑って泣いて元気になれる、お仕事小説アンソロジー第1弾!! 漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツ・ライター、ツアー・コンダクター。6人の「働く」女性たちが、ときに悩み、へこみながらも、自分らしい生き方を見つけていく姿をいきいきと描く。漫画家の収入の仕組みや、ディスプレイデザイナーの働く時間、ツアー・コンダクターのスケジュールなども盛り込み、気になる職業の豆知識や裏側も楽しめる。仕事帰りの電車の中で、一日の終わりのベッドの中で、お疲れのアナタを癒やす全6話を収録。人気作家が競作!! 責任編集/書評家・大矢博子。
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3.8底辺女子が人生逆転!? 不遇な家庭に育った17才のユキが、子供を持ちたい人々と貧困女性を救う〝代理母ビジネス〟の賭けに出る。 義父の策略で、違法な代理母出産をさせられた16才のユキ。命がけで出産したにもかかわらず、報酬はすべて義父の手に。再び代理母をさせ稼ごうとする義父の手から逃げだしたユキは、自らの経験を逆手に取り、自分のような貧しい女性を救う大胆な〈代理母ビジネス〉を思いつく。ユキを支えるのは医師の静子&芽衣子のタッグと、ゲイのミチオ&一路。さまざまな事情を抱えた「子どもを持ちたい」人々が、最後の砦としてユキたちを頼ってやってくるが……日本の生殖医療の闇、貧困層の増大、妊娠・出産をめぐる負担など、現代日本が放置した社会問題を明るみにしながら、「代理母」ビジネスのタブーに切り込んだ話題作。
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3.7「過去に戻れる聴診器」を使ってみたら…。 33歳の医師・早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、「患者の気持ちがわからない女医」というレッテルを貼られ、悩んでいる。ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。その聴診器を胸に当てると、患者の心の“後悔”が聞こえてくるのだ。 「過去に戻って、もう一度、人生をやり直したい」 聴診器の力を借りて、“もうひとつの人生”の扉を開けた患者たちが見たものは――!? ●dream――千木良小都子(33歳) 母は大女優。「芸能界デビュー」の夢を諦めきれなくて… ●family――日向慶一(37歳) 俺はもうすぐ死ぬというのに、なぜ妻は金の話ばかりするのか。 ●marriage――雪村千登勢(76歳) 娘の幸せを奪ったのは私だ。結婚に反対したから、46歳の今も独り身で… ●friend――八重樫光司(45歳) 中三の時の、爽子をめぐるあの“事件”。俺が罪をかぶるべきだった。 この世の中の誰もが、「長生き」することを前提に生きている。 もしも、この歳で死ぬことを知っていたら… 家族、結婚、夢、友情。 女性から圧倒的な支持を受ける著者が描くヒューマン・ドラマ!!
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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
私は20代後半の女性ですが、今出会えて良かったと読み終え、しみじみと感じています。平成生まれの私ですら、女性とは男性の一歩後ろにいるべきだという考えが少なからずありました。掃除や料理、子育ても女性である私が負担していくべきだと勝手に思い、結婚後もそういう女性でいようとしていました。ですが、やはり夫婦になり一緒に人生を歩む意味とは?なぜ女性がいつでもして当たり前?と感じたり、掃除をお願いしてはそんな自分に罪悪感を感じる日もありました。そんな時にこの本に出会い、自身は離婚というステージではないですが、日本で生きると自然と身につく女性の立ち位置の不自然さ、自己犠牲の塊に気付かされ、一石を投じてくれた
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Posted by ブクログ
70歳かあー ちと早いなあー
昔でいうところの
姨捨山
この小説が10年前に書かれているけれど
今、まさにもっと大変なことになっている
総理の大胆な改革が人々に
何をもたらしたかそんなお話し
実際
介護に関わる仕事がどんどん増えるのに
賃金は安いまま
その仕事を理解している人はどれほどか
一方預ける側もあまりにも高い施設の入居料に
かなり躊躇
家族の中でもどうしても女性に負担がいってしまったり
夫、あるいは息子が見ていたりしても
まわりに援助を求めずに
たちいかなくなり、犯罪にまで発展
そんなことが時折ニュースになる
これくらい強烈な改革しないと人々は考えないかもと思うとせつなくもなる
切 -
Posted by ブクログ
主人公は子育てを終えた50代の主婦、篤子。
夫と共働きでコツコツ貯蓄に励んで、堅実に生活してきた。だが立て続けの出費により予定外に貯金が300万円まで減り、さらに夫婦でリストラに合う。私たち年金もらうまでどう生活したらいいの?という不安を描いたストーリー。
主人公のさっぱりした性格、次々変わる場面、生き生きとしたキャラクターに、わくわくしながら終始明るく楽しく読むことができて一気読み。
お金の不安は、時に精神を鬱々とさせ、周りの人間を必要以上に羨んでしまう。
サラリーマンより、店を営む人生だったら。好きなことを仕事にしてる人生だったら。親から株式や土地をもらう人生だったら。
でもそれは単なる