藤田紘一郎の作品一覧
「藤田紘一郎」の「アレルギーの9割は腸で治る!」「マンガでわかる若返りの科学 なぜ糖質ダイエットが必要なのか?寝たきりにならずボケない生活習慣とは?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「藤田紘一郎」の「アレルギーの9割は腸で治る!」「マンガでわかる若返りの科学 なぜ糖質ダイエットが必要なのか?寝たきりにならずボケない生活習慣とは?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東京医科歯科大学医学部卒。東京大学大学院医学系研究科修了。『脳はバカ、腸はかしこい』、『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』、『体をつくる水、壊す』など数多くの著書がある。
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Posted by ブクログ
【この本の中心メッセージ】
子どもの腸内環境は、食事だけでなく、遊び・人との交流・生活リズム・ストレスなど、日々の暮らし全体によって育てられる。
特に幼少期は腸内細菌の環境が形成される重要な時期。「菌を遠ざける」のではなく、さまざまな菌と適度に触れ合いながら生活することが大切。
また、腸と脳、免疫、自律神経は互いに影響し合っているため、腸を整えることは、身体だけでなく心や脳にも関係する。
【1.外遊びと「菌」との付き合い方】
外遊びは、土壌菌をはじめ、さまざまな菌に触れる機会になる。
公園の砂場などを「菌がいるから危険」と避けるのではなく、自然の中で遊ばせる経験を大切にする。
特に幼少期は、見る・触る・嗅ぐ・音を聞くなど、五感を使った経験を積む重要な時期。
ポイント
・土や自然に触れる
・さまざまな人、動物、環境と触れ合う
・過度に「汚い=悪い」と考えない
・五感を使って遊ぶ
・好奇心や冒険心を伸ばす
【2.清潔にしすぎない】
感染症対策として必要な衛生管理は大切だが、日常生活のあらゆる場面で殺菌・除菌をして、菌を徹底的に排除しようとする必要はない。
大切なのは、
「清潔」と「無菌」は違う
という考え方。
必要な手洗いなどはしつつ、子どもが土や自然、人と触れ合う機会まで奪わない。
【3.自然免疫には「練習」が必要】
本書では自然免疫を、スポーツの練習試合に例えている。
免疫細胞は体内をパトロールしながら異物を見つけ、それに対応する経験を繰り返している。
そのため、
「病原体をすべて避ける」のではなく、免疫が適切に働ける環境をつくる
という考え方が大切。
【4.抗菌・殺菌製品を使いすぎない】
空間除菌や身の回りの過剰なアルコール消毒などによって必要以上に菌を排除すると、自然免疫が刺激を受ける機会まで減らしてしまう可能性がある。
家庭内を完全な無菌状態にしようとしないこと。
ただし、感染対策をしなくていいという意味ではなく、必要な衛生管理と過度な除菌を区別する。
【5.食事:「腸が喜ぶもの」を食べる】
腸内環境を整えるためには、腸内細菌のエサとなる食品を積極的にとる。
代表例
・野菜
・豆類
・穀類
・海藻
・発酵食品
・大麦
・昆布
・わかめ
・ひじき
・さといも
・りんご
特に水溶性食物繊維やオリゴ糖は、善玉菌のエサになる。
【6.プロバイオティクスを取り入れる】
腸内でよい働きをする微生物や、それらを含む食品を「プロバイオティクス」という。
代表的なもの
・ヨーグルト
・漬物
・納豆
・味噌
ただし、菌との相性には個人差がある。
同じ商品をある程度継続して食べ、
・体調がいいか
・お腹の調子がいいか
・便の状態がどう変化したか
などを観察し、自分に合うものを探す。
【7.おやつは食事の合間のエネルギー補給】
小さな子どもにとってのおやつは、単なる嗜好品ではなく、食事だけでは足りないエネルギーを補うもの。
おにぎり、さつまいも、バナナなどもおやつになる。
選ぶ際は、
「糖・油・添加物が少なく、よく噛めるもの」
を意識する。
よく噛むことで満腹感を得やすくなり、食べすぎ防止にもつながる。
【8.好き嫌いとの付き合い方】
「好き嫌いは絶対ダメ」と厳しく考えるより、
「好きなものだからこそ、食べすぎないようにしよう」
と伝える。
ハンバーガーやピザなどの高脂肪食品、甘いお菓子などに偏ると、腸内細菌のバランスを崩す可能性がある。
禁止するというより、「何を・どれくらい食べるか」を子ども自身が考えられるようにする。
【9.腸内フローラは幼少期につくられる】
子どもの腸内フローラは幼少期に大きく形成され、その後も長く続くとされる。
特に3歳ごろまでは、できるだけ多様な菌と触れ合うことを重視。
「特定の菌だけを増やす」より、「多様な菌と出会わせる」。
そのため、外遊び、人との交流、食事など、いろいろな経路から菌と接することが大切。
【10.スキンシップと人との交流】
家族や友達など、さまざまな人との触れ合いも腸内環境づくりにつながる。
過剰に清潔な環境だけで育てるのではなく、人・自然・動物などとの適度な触れ合いを生活の中に取り入れる。
【11.腸と免疫・NK細胞】
腸内環境を整えることで免疫細胞が活性化し、NK細胞の働きにも影響する可能性がある。
NK細胞は自然免疫を担う細胞の一つ。
腸内細菌
↓
腸内環境
↓
免疫
というつながりを意識する。
【12.笑うこととストレス】
腸と脳は互いに影響し合っている。
ストレスを感じると交感神経が優位になり、腸の働きが悪くなりやすい。その結果、腸内環境にも影響する可能性がある。
一方、笑うことで副交感神経が優位になりやすくなり、腸の働きにもよい影響が期待できる。
子どもと、
・たくさん話す
・一緒に遊ぶ
・家族で笑う
こうしたことも、腸や免疫の観点から大切。
【13.便秘・下痢は「腸からのメッセージ」】
食べる
↓
消化する
↓
吸収する
↓
排出する
この一連の流れを支えているのが腸。
便秘や下痢は、腸内環境の状態を知らせるサインとして捉える。
便を単なる排泄物として扱うのではなく、日々の健康状態を確認する材料にする。
【14.「いい便」を観察する】
子どもがトイレに行ったら、ときどき便を観察する習慣をつける。
理想的な便の目安
・黄色~黄褐色
・バナナ状
・練り歯磨きのような硬さ
・強い悪臭が少ない
・水に浮く~少し沈む程度
反対に、
・黒っぽい
・赤い
・コロコロしている
・水っぽい
・強い臭いが続く
などの変化がある場合は、食生活や体調を振り返るきっかけにする。
【15.生活リズムと「体内時計」】
腸内環境は生活リズムとも深く関係する。
朝起きて夜眠くなるというリズムをつくっているのが体内時計。
生活リズムが乱れる
↓
体内時計が乱れる
↓
腸内環境にも影響する
そのため、
・朝は光を浴びる
・夜更かしを避ける
・食事時間を大きく乱さない
といった基本的な生活習慣が大切。
【16.排便しやすい生活リズムをつくる】
睡眠中は「消化管の清掃活動」が行われる時間とされている。
食事の時間が遅すぎると、寝る時間になっても胃腸に食べ物が残り、十分な活動が行われにくくなる。
本書では、
「夕食は就寝の2時間ほど前まで」
を一つの目安として紹介している。
朝の排便習慣をつくるためにも、睡眠・食事・起床のリズムを整える。
【17.「菌育」という食育】
通常の「食育」に加えて、子どもに菌との付き合い方を教える「菌育」という考え方。
たとえば、
「食べたものは自分の体だけじゃなく、お腹の菌たちのごはんにもなるんだよ」
と伝える。
難しい栄養学として教えるのではなく、子ども自身が「自分のお腹の中にも菌がいて、一緒に生きている」とイメージできるようにする。
【18.「うんち」を教材にする】
子どもが興味を持ちやすい「うんち」を、腸や健康について学ぶきっかけにする。
「うんちってどうして出ると思う?」
「食べたものの栄養を体が使って、残ったものがうんちになるんだよ」
など、日常会話の中で伝える。
毎日の排便をきっかけに、腸内細菌や食事、健康について親子で話す。
【19.子どもと実践したい「菌が喜ぶ生活」】
・3食きちんと食べる
・よく噛んで食べる
・甘いものを食べすぎない
・発酵食品や食物繊維を取り入れる
・自然の中で楽しく遊ぶ
・消毒液や殺菌剤を使いすぎない
・いろいろな人と触れ合う
・ゆっくり呼吸する
・朝の光を浴びる
・運動する
・ときどき大笑いする
まとめると、
「よく食べ、よく遊び、よく寝て、人と触れ合い、よく笑う」
という日常生活そのものが、腸を育てる。
【読後に残しておきたいこと】
子どもの健康のために「何を足すか」ばかり考える必要はない。
・外で遊ぶ
・いろいろなものを食べる
・必要以上に除菌しない
・人と触れ合う
・よく笑う
・しっかり眠る
・便の状態を見る
こうした日常生活そのものが腸内環境づくりにつながる。
「菌=悪いものだから排除する」という発想ではなく、「菌と共存しながら身体を育てる」という考え方が印象に残った。
Posted by ブクログ
腸の大切さがよくわかった。
本の内容を実践すると、ダイエットや便秘等にとても効果があると思う。
脳ではなく、腸を意識した食事を実践していきたい。
・腸内フローラは「健康をつくっている工場」のようなもの。病気、キレイ、幸せな気持ちでいられるかどうかも、腸内フローラ工場において腸内細菌という作業員たちがどれだけ調子よく仕事をするかで決まってくるそうだ。
「みなさん、腸内一面に広がる〝お花畑の工場〟で1000兆の腸内細菌作業員たちが毎日せっせと働いている様子をイメージしてみてください。そう思うと、「がんばれー!」と作業員のひとりひとりに声をかけたくなりませんか。 」
こういう声掛けがすごくイメージしやすい!
・腸は脳よりも前に生まれている。そして、脳よりも賢いという言葉にびっくり。確かに脳は甘いものに飛びつくが、腸はそんなことしない。ミミズは腸しかない。その生殖の話にまたびっくり。
・糖質を大量に入れているのは、脳のしわざ。目の前の料理に箸をつけるときや、もう一口、もう一品食べようかというときに、おなかに手を当てて腸の声に耳を傾けてみよう。「腸は本当にこれを食べたがっているのか」「腸は本当にもう一口、もう一品欲しがっているのか」とお伺いを立ててみる。
また、おいしそうなごちそうを前にすると、どうしても脳の衝動的食欲が頭をもたげてきてしまうものです。筆者はいつも〝どう、どう、落ち着け、落ち着け〟と自分の脳に引き下がるようにいい聞かせている。脳が冷静さを取り戻して引っ込んでくれれば、そうそう食べ過ぎることもありません。
・腸のことを考えて食事をしよう。食前キャベツ、酢玉ねぎ。納豆、発酵食品、海藻類。
・外遊びをたくさんして、土や自然とおおらかに触れ合う
・食品添加物を排除し、食物繊維や発酵食品を毎日食べて腸内細菌を大いによろこばせる
・肉を食べるときには野菜も食べよう
・腸はこの世界中でいちばんすぐれた名医である
Posted by ブクログ
子どもの腸内フローラは3歳までに決まるという内容。
特に興味深かったのは、除菌・殺菌を徹底された第1子よりも、適当に育てられがちな第2子以降の方がアレルギーが少ないという話。自分自身、幼少期は手洗いなどが適当なタイプだったが、周囲より健康なのは納得感がある。
腸内細菌を増やすポイント:
自然分娩、母乳(帝王切開やミルクでも、その後の触れ合いや改善で大差はなくなる)
多様な生き物(人・動物)や自然、身の回りの物に触れさせる
ジャンクフード、糖分、脂肪分、添加物の多い食べ物を避ける(これらは菌のエサにならない)
なんとなく実践したいと思ったポイント
調味料や添加物を避けた食事を心がける(生協とか活用したい)
自然の中へ出かけたり、家庭菜園を取り入れたりする
赤ちゃんのスペースに危険なものを置かず、自由に触ったり舐めたりできる環境を整える