オリオンブックス作品一覧

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  • 妖影
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    クラシックミステリー、日本初の女流探偵小説家。短編6本を収録。舞踏会に世界的なスリの名人が現れる。ネックレスを盗んだのは誰か?謎の美女は何者?「梟の眼」。行方不明の人はどこへ行ったのか。ストーブの中から見つかったものは?「素晴しい記念品」。鼠男と呼ばれる殺人鬼と高貴な香水をつけた謎の貴婦人。妖しい未亡人倶楽部に出入りする怪しい人々。S夫人の冒険談「耳香水」。割腹自殺した住職。殺された女が毎晩恐ろしい夢となってうなされる。果たして真相は?「むかでの足音」。船旅で知り合った父娘の秘密。思わず引き込まれる恐ろしい話とは「妖影」。後妻に迎えた美人妻には悲しい過去があった。死の間際、彼女は椿姫になる「和製椿姫」。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 魔性の女
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    クラシックミステリー、日本初の女流探偵小説家。短編6本を収録。探偵桜井洋子へ富豪からの依頼とは。濡れ衣を被せられ獄中で自殺した友人の恨みを晴らす「深夜の客」。5兆円の金塊を守るものとは?「心霊の抱く金塊」。鉄の箱の内側に刃を並べた残酷な死刑道具-鉄の処女。伯爵夫人は自殺か他殺か。隠された秘密を暴く、S夫人の活躍を描いた「鉄の処女」。私の霊があなたをじっと見ている。何をしても知られてしまう。とうとう男は……「魔性の女」。伝書鳩を使った巧妙な窃盗。果たして犯人は誰か「鳩つかい」。上流階級に生まれた赤ん坊と我が子をすり替えた女。しかし子供は死んでしまい実の子に会いたい。美人鷹匠として会いにくるが、実の子は毒殺されてしまう。果たして真犯人は?「美人鷹匠」。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 魂の喘ぎ
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    クラシックミステリー、日本初の女流探偵小説家。短編5本を収録。悪友に誘われ警察に追われるハメに。飛び乗った円タクの車内には血まみれの美少女が……翌日現れたトミーは魅力的な美少女だった「黒猫十三」。昔、旧華族の11歳の少年が行方不明になり今に至る。秘密が暴かれるとき、高まる緊張感。貴族に嫁いだ平民だが美貌の妻の苦悩を描いた「魂の喘ぎ」。舞踊の才能があるまゆみと凡人の百合子。しかし百合子は名取り披露の発表で「鷺娘」がうまく舞えない。まゆみが入れ替わって舞うのだが……「鷺娘」。上流貴族に起こった忌まわしい事件をS婦人が活躍して解決する。自殺した貴族。未亡人となった美しい兄嫁に義弟が恋焦がれる。それは先代からの宿命だった「蛇性の執念」。自殺した大使の真相とは。やがて遺骨をすり替えたとの密告が……端麗な青年は何者。深まる謎をS婦人の推理で鮮やかに解決「情鬼」。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 消えた霊媒女
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    クラシックミステリー、日本初の女流探偵小説家。短編5本を収録。タクシー運転手の吉川が殺され青い風呂敷包みの中へ入っていた。これは自殺か他殺か。事件は二転三転する「青い風呂敷包」。弁護士の尾形は貧乏学生だったころ憧れていた浪子と再会する。赤ん坊を殺した精神病の義弟を助けてほしいとの依頼だが……「あの顔」。人は死んでも霊は残っている。美人霊媒師はどうなったか。S夫人が語る奇妙な話。妻に先立たれた男がとった行動とは「消えた霊媒女」。外交官に近づく女は何者?轢死した外交官夫人の謎の死に迫るS夫人の活躍「機密の魅惑」。戦争から帰還した夫は変貌していた。スパイに仕立てられた男の恐怖。美貌の伯爵夫人からの依頼で調査する探偵。果たして失踪した夫はどこに「恐怖の幻兵団員」。※読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 私本太平記 一 あしかが帖
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    吉川英治の大長編の歴史小説。一巻は若き日の高氏(尊氏)を描く。時代は鎌倉幕府の執権北条高時。新田義貞との確執。佐々木道誉は敵か味方か。祖父の置文とは何か。藤夜叉とのロマンスが色を添える。※この作品はイラスト入りです。
  • 虞美人草
    5.0
    1巻220円 (税込)
    明治時代の若者たちの恋愛事情、人間模様を描く。真実の愛とは? 真面目に生きるとは? 美貌で裕福な藤尾は将来有望な小野と結婚しようと画策する。しかし男には前から許嫁の恩師の娘、小夜子がいた。優柔不断な小野にも貧しさから這い上がるための打算があった。そして悲劇が訪れる。職業作家としての夏目漱石、最初の作品。
  • 幽霊塔
    -
    1巻220円 (税込)
    アメリカの作家アリス・マリエル・ウィリアムの原作を黒岩涙香が翻訳したもの。幽霊が出るという噂の屋敷で女主人が殺され犯人は獄死した。謎の美女は果して何者。伝説の宝をめぐって恋と冒険活劇物語。後に江戸川乱歩がリライトする。舞台はイギリスですが、登場人物は日本人となっています。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 家なき子 上下巻セット
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    8歳のルミは優しいお母さんと幸せに暮らしていましたが、たいへん貧乏だったのでお父さんがケガをした時、捨て子だったことを知らされ、旅芸人の一座に売られてしまいます。しかし親方は意外にもやさしくて、ルミにいろんなことを教えてくれます。困難なことや苦労な目に逢いながらハラハラしますがルミは乗り越えていきます。かわいそうなルミはどうなってしまうのでしょう。はたして本当のお母さんに出会えるでしょうか。感動の物語。上下巻セット。
  • 幻聴
    -
    1巻220円 (税込)
    思わずぞっとしたりヒヤリとする危ない話を10本集めました。息を止めるのが生き甲斐の男。そのとき不思議な幻覚を見るという……「息を止める男」。その緑の美少女は果して植物なのか……「植物人間」。他に「古傷」「幻聴」「宇宙爆撃」「地図にない島」「脳波操縦士」「白金神経の少女」「腐った蜉蝣」「火星の魔術師」
  • 縊死体
    -
    1巻220円 (税込)
    美しく妖しい怪奇と幻想。独特の夢野久作の世界観。脱獄犯が逃亡の果てに見たものとは「白菊」。私が絞め殺した娘……しかしいつまで経っても死体は発見されない「縊死体」。スダマを聞くと死んでしまうという。自分の霊魂が自分に呼びかけたのか「木霊」。悪魔は自分を悪魔とは思っていない……いつかは悪魔の叔父を鉄槌で頭を打ち据えるつもりだった「鉄鎚」。
  • 棺桶の花嫁
    -
    1巻220円 (税込)
    海野十三のミステリー集。関東大震災の悲劇を描いた「棺桶の花嫁」。女学校の教師の杜と教え子で美しい乙女のミチミ。二人は同棲するが震災により引き裂かれてしまう。二人の運命を変えてしまった災害の描写は凄惨で迫力を極める。偶然助けたお千との同居生活、しかしミチミもまた別の男と暮らしていた。運命はさらに過酷に二人を襲う。お千が何者かに殺されてしまう。果して犯人は誰か。やがて訪れる悲しい結末。他に「鍵から抜け出した女」「雷」「なかなか死なぬあいつ」「階段」の5本を収録。
  • 恐ろしき通夜
    -
    1巻220円 (税込)
    ホラー短編集。風変わりな医学生の吹矢は腸のことばかり考えていた。死体から抜き取った腸を訓練し飼い慣らし始める。腸と吹矢との同棲生活。最初はガラスビンの液体の中でうごめいていたがついに外へ這い出した。腸は意思を持ったのである。想像してもおぞましい「生きている腸」。他に「恐ろしき通夜」「夜泣き鉄骨」「殺人の涯」「三角形の恐怖」を収録。
  • 孤独
    -
    1巻220円 (税込)
    蘭郁二郎の恐ろしい話、グロテスクな話を集めたホラー、全7本。若い鉄道員が遭遇した恐ろしい出来事とは、死体を埋めた穴はどうなったのか……「穴」。都会の恐怖、孤独を愛する男は出会った人間をどうするのか……「孤独」。他「自殺」「蝕眠譜」「鉄路」「魔像」「歪んだ夢」。
  • 貞操問答
    -
    1巻220円 (税込)
    美しい南条家の三姉妹。次女の新子は一番のしっかりもので一人で南条家を支えていた。前川家の子供たち家庭教師になった新子だったが華族出の夫人からいびり出されてしまう。その間に妹美和子に恋人を取られてしまい失意のどん底へ落ちてしまう。しかし新子に好意を寄せる夫準之助は出資して銀座に店を持たせる。女性としての悪徳である、嫉妬心、高慢、わがまま、邪推をさらけだす夫人。恋愛と三角関係のドロドロの愛憎劇。女の貞操を守ったままの交際は可能なのか迫力の対決。意外にも妹美和子が味方になり新子を守る。ドラマ化もされた今なお面白い菊池寛の傑作。
  • フランケンシュタイン
    4.0
    三大モンスターのひとつフランケンシュタイン。実は生み出した科学者の名前だった。その醜悪な姿から誰からも嫌われてしまう。遂には科学者へ復讐の憎悪を燃やすようになる。心まで怪物になっていく過程の心情が切ない。その本質はなんだったのか?誰かに愛して欲しい。友だちが欲しい。愛を求める姿に人間のエゴと科学のありかたを問う。世界中で何度も映像化、映画化された作品。読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 大つごもり
    -
    1巻220円 (税込)
    現代語訳だから読める樋口一葉。夭折した天才作家。これまで読みにくかった作品を現代語に翻訳しました。十八歳で山村家へ奉公することになったお峰。つらい毎日だったが、そのうえ病気の伯父から借金の工面を持ちかけられる。金持ちの奥様に相談するが……大晦日の日はすべてドタバタしていた。最後までハラハラドキドキするが、読み終れば意外とスッキリする物語。
  • たけくらべ
    -
    1巻220円 (税込)
    現代語訳で読みやすい!夭折した天才作家、樋口一葉。これまで読みにくかった作品を現代語に翻訳しました。14歳の美登利は勝ち気でプライドが高くお転婆な美少女である。信如には好意を抱きながらも二人を取巻くいきさつから対立し心を交わせないもどかしさに胸が痛む。当時の風俗、暮らしぶりも生き生きと描かれ、特に少年少女の心情が丁寧に描かれていて胸を打たれる。美登利がある日を境にしおらしく女らしくなるのはなぜか、当時から論争は尽きない味わい深い名作。樋口一葉の代表作のひとつ。過去何度も映画化、ドラマ化された作品。
  • 坂口安吾論
    -
    昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学を代表する作家、坂口安吾の考え方を凝縮したエッセイ集。無頼派と呼ばれるその作風で歯に衣着せぬ鋭い考察。逆説的な言い方ではあるが真理を突いており唸らされる。「恋愛論」「悪妻論」「作家論について」「戦後新人論」「戦争論」「敬語論」「推理小説論」「青春論」「堕落論」「続堕落論」の十編を収録。
  • 十三夜
    -
    1巻220円 (税込)
    読みやすい!夭折した天才作家、樋口一葉。これまで読みにくかった作品を現代語に翻訳しました。貧しい家に育った美しい娘お関は望まれて高級官僚に嫁ぐ。しかし夫は手の平を返したようにお関を虐めるようになる。思いあまったお関は離婚を決意し子供を残したまま十三夜の夜に実家へ帰るが……。運命に翻弄される人々の悩みをせつせつと描いた作品。
  • 行人
    -
    1巻220円 (税込)
    弟の二郎の目線で兄、一郎の苦悩を描いた作品。大学で学問を教えている一郎。しかし彼には誰にも理解されない苦悩と孤独があった。妻からも家族からも疎まれ、弟には妻と一晩泊ってくれなどと言い出す。偶然にも災難に遭い泊まってしまうが……人間を深く見つめた漱石ならではの名作。夏目漱石、後期三部作の一つ。
  • にごりえ
    -
    1巻220円 (税込)
    現代語訳で読みやすい!夭折した天才作家、樋口一葉。これまで読みにくかった作品を現代語に翻訳しました。銘酒屋のお力は美しい売れっ子の遊女。朝之助といい仲になる。今は落ちぶれた源七はお力のことが忘れられないでいた……。不幸な女のやるせない心をせつせつと語った美しい物語。過去何度も映画化、ドラマ化された作品。
  • 彼岸過迄
    -
    1巻220円 (税込)
    夏目漱石、後期三部作の一つ。誠実だが行動力のない内向的な男と純粋な感情を持ち怖れるところなく行動する従妹との恋愛を描く。短編を連ねて一つの長編を構成している。探偵小説風味もあり非常に凝った作品。
  • シンデレラ
    -
    世界中で愛されるシンデレラの物語。まま母とその姉娘たちにいじめられているかわいそうなシンデレラ。ある日舞踏会が催されるが行かれるはずもなく……泣いていたところに魔法使いのお婆さんが現れる。はたして王子様と結婚できるのでしょうか。何度もアニメ化や映像化されいろんなバリエーションがあるお話。※この作品は美しい挿絵イラスト入りです。
  • 門

    -
    1巻220円 (税込)
    夏目漱石前期三部作の一つ。役所勤めの平凡な勤め人の宗助には人には言えない過去があった。そして今でも逃げている。親友を裏切り、その女を妻にしたのだった。鎌倉の禅寺へ修行のため門を叩くが悟りは見えない。彼は門の下に立ち竦んで、日の暮れるのを待つべき不幸な人であった。繊細な男の苦悩と心情を描いた作品。
  • それから
    -
    1巻220円 (税込)
    代助は無職のまま実家からの援助で優雅な生活を送る高等遊民。生活の為に働くことを劣等として一度も働いたことがない。かつて友人の妹だった三千代に好意を抱きながらも親友に頼まれ、二人の間をとりもち結婚させてしまう。しかし数年後、再会したとき代助と三千代はお互いを愛していることに気付く。友人からは絶交され親兄弟からも勘当される。それでも三千代との愛を選んだ代助の苦悩を描く。映画化もされた夏目漱石の前期三部作のひとつ。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 白髪鬼
    -
    1巻220円 (税込)
    ホラー短編集。毎年試験の日に現れる幽霊とは。白髪の女の幽霊に悩まされる「白髪鬼」。中国の雪女伝説。大雪の夜には外に出てはいけない。今夜も若い娘がさらわれる「雪女」。子供の遊びが大変なことに影を踏まれると寿命が縮む?娘は化け物にとりつかれたのか。「影を踏まれた女」三話収録。
  • 三四郎
    4.0
    1巻220円 (税込)
    明治末期の青春と恋愛事情を描く。熊本の高等学校を卒業し上京。東京の大学に入った小川三四郎。田舎とは違い東京は驚きの連続であった。そこで出会った仲間達との交流により様々な経験をする。三四郎を翻弄し悩ませる美禰子への恋は実るのか。謎の言葉「ストレイシープ」とは……。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 日本名婦伝
    -
    歴史上の偉人の妻たちの短編集。英雄たちの偉業には必ず内助の功があった。楠木正成の妻、久子。夫を始め我が子を次々に戦で失うが、涙を見せずに気丈に振る舞う。その姿に心を打たれずにはいられない「大楠公夫人」。豊臣秀吉の正室寧子(ねね)。猿と言われ当時は身分も低く貧しかった藤吉郎。しかしそんな藤吉郎に惹かれ嫁ぐ。やがて藤吉郎は頭角を現わし出世する。秀吉は浮気をするがねねは生涯秀吉に尽くす。ねねの人柄がしのばれるエピソード「太閤夫人」。その他「谷干城夫人」「小野寺十内の妻」「細川ガラシャ夫人」「静御前」「田崎草雲の妻」「山陽の母」全八話収録。
  • メデューサの首
    -
    1巻220円 (税込)
    小酒井不木のホラー短編集。死体を愛着する法医学者が考え出した腸管拷問法とは。自白を促すため考え出された奇妙な鑑定法「三つの痣」。いずれも皮肉な結末に思わずニンマリ。「初往診」「変な恋」「卑怯な毒殺」「秘密の相似」「メデューサの首」「三つの痣」の六話を収録。
  • 寂しい夜は逢いたくて
    -
    1巻220円 (税込)
    平凡なOLの桃香の恋人智也は新進IT企業の経営者。仕事が忙しくなかなか逢ってくれない。しかも美人秘書とずっと一緒で心配で堪らない。今日も逢えないとの連絡があり姉夫婦の家に泊りに行くことに。義兄の強引な誘惑。どうなる桃香。官能ラブストーリー。
  • 三浦老人昔話
    -
    1巻220円 (税込)
    「三浦老人昔話」岡っ引き半七の友人、三浦老人が語る奇譚十二篇。江戸情話や怪談など当時の江戸庶民の暮らしぶりや情緒が伝わる。「半七捕物帳」と同じく新聞記者の私が三浦老人から数々のお話を聞き出す。「馬妖記」神原家に伝わる「妖馬の毛」とは?昔九州のある地方に闇夜に現れる怪物。死人まで出る始末に農民や武士が協力して退治に出かける……。
  • 茶漬三略 鍋島甲斐守 御鷹
    -
    「茶漬三略」天下人である太閤の氏素性とは?柾木孫平治から見たと明智光秀と羽柴秀吉の物語。太陽のように明るい秀吉と聡明だが魔に魅入られた光秀の対比が興味深い。「鍋島甲斐守」江戸町奉行の鍋島甲斐守と高利貸し彦兵衛の物語。二人共宗教を信仰して念仏を唱えるのだが……。「御鷹」将軍家の鷹を預かる中里御鳥組の組頭の娘、お悦は許嫁がありながら弁馬につきまとわれて困っていた。男の本性が見えたとき、彼女がとった行動は?
  • 大岡越前
    -
    名奉行、大岡越前。しかし若き日の彼は放蕩三昧、水茶屋で働くお袖との間に娘までなしたが、二人は一緒にはなれない。彼が江戸南町奉行へ抜擢された時、恨みに燃えるお袖の復讐が始まる。あくまで法の番人として臨む彼の前には大きな諸悪の根源が……果てして越前はどうするのか。人間大岡越前の苦悩。胸を打つ感動作。
  • べんがら炬燵 醤油仏 死んだ千鳥
    -
    1巻220円 (税込)
    「べんがら炬燵」討ち入りを果たした赤穂浪士たちのその後。細川家預けとなった浪士たちと接伴役の伝右衛門の交流。ついにお仕置きの日が……心温まる感動作。「醤油仏」鳥取藩の武士、左次郎は、江戸で慣れない日雇い仕事をしていた。ある日醤油飲みの賭けで稼いでいる伝公と仲良くなる。「死んだ千鳥」道ならぬ恋に駈け落ちした墨江と賛五郎。しかし二人は江戸で長年の貧乏暮らし。京都で行われる矢の競技で手柄を立てれば道が開けるのだが五十両が工面できない。世間知らずの二人はどうするのか……。
  • 探偵小説アルセーヌルパン 水晶の栓
    -
    奇想天外!さすがルパン。錦の壁布を狙うルパン対大佐。勝つのはどちらか。「探偵小説アルセーヌ・ルパン」。「水晶の栓」に秘められた秘密とは。ルパン最強の敵ドーブレイク登場。悪徳代議士の別荘に盗みに入ったルパン一味だが、部下の失敗により二人の部下は逮捕されてしまう。謎の美女クラリスは敵か味方か。深まる謎の中、迫るタイムリミット。ルパンは果して仲間を救えるのか。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 十八時の音楽浴
    3.0
    海野十三のSF短編集。独裁者が支配するミルキ国。毎日18時に音楽を聴かせることによって国民をマインドコントロールしている。ある日火星人がミルキ国に侵攻してきた。音楽浴を継続してきた国民は疲弊しきって次々と倒れていく。そこに美少女人造人間の集団が現れる……「十八時の音楽浴」。他に「一九五〇年の殺人」「千年後の世界」「大脳手術」「第四次元の男」を収録。
  • 恩讐の彼方に 桶狭間合戦 応仁の乱
    4.0
    青の洞門を掘削した実在の僧を元に創作した作品。感動の「恩讐の彼方に」昔、主人殺しをした市九郎は過去の罪業を悔やみ出家し罪滅ぼしの旅に出る。断崖絶壁に阻まれた山道の難所を掘削して旅人の命を救おうとする。村人からは狂人扱いされながらも18年掘り続け、やっと周囲の協力を得られ工事は進んでいたところへ、親の仇を探し続けた実之助が現れる。やせ衰えた市九郎と親の仇を討たねば、家には帰れない実之助。開通まで仇討ちは日延べするのだが……。「桶狭間合戦」織田信長の天下統一への軌跡はこの一戦にあり。今川義元との戦いで奇跡の勝利。圧倒的な兵力差を跳ね返した信長の胆力。もし敗れていたならば歴史は変わっていた。今川との衝突は必然だが信長の勝利は偶然だったのか。「応仁の乱」戦国時代の幕開け。京都に起こった争乱がやがて全国に波及に日本中が戦場と化した。将軍義政を巡って細川勝元、山名宗全の対立を軸に応仁の乱を捉えた作品。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 二流の人
    -
    「黒田如水」の続編。「小田原にて」「朝鮮で」「関ヶ原」の三話からなる。坂口安吾の独特な視線により語られる戦国武将たちの人物像。あたかも現場にいるような生々しい臨場感で描かれる。時代は秀吉から家康へ移ろうとする過渡期。状況の変化を見極め時代の変化を読むことや己の生き方を問われる。天下人の器とそうではない(二流の人)とはかくも違う。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 少女地獄 瓶詰地獄
    -
    1巻220円 (税込)
    「少女地獄」可憐な清浄無垢な少女(に見える)姫草ユリ子は看護師としても天才的な才能を発揮する。しかも彼女は周囲の誰からでも好かれる魅力を持っていた。しかしユリ子には虚言癖があった……「何んでも無い」「殺人リレー」「火星の女」三編の短編集。夢野久作の有名な作品。表題作他「瓶詰地獄」を収録。無人島に取り残された幼い兄妹。成長するに従い恋に落ちた二人。救助の手紙を詰めた瓶が漂着し、やがて二人は……。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 若草物語
    -
    貧しいながらも慎ましく生きていく家族のお話。四人の姉妹たちが時にはケンカをしながらもお互いに思いやり合い助け合いながら生きていく美しい家族の物語。1868年にアメリカで書かれ、未だに読み継がれる不朽の名作。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • あやかしの鼓 怪夢 支那米の袋
    -
    1巻220円 (税込)
    美しく妖しい怪奇と幻想。独特の夢野久作の世界感。「あやかしの鼓」を巡る恐ろしい因縁。それを打った者や音を聞いた者を次々と命を奪ったり不幸にする呪われた鼓だった。その奇怪な鼓を打ってみたいが、因縁も断ち切りたい。妖しくも美しい未亡人が誘う罠。「怪夢」怪奇と幻想のホラーオムニバス全6篇の作品。「支那米の袋」ロシア人の踊り子ワーニャと酒を飲む日本人の青年軍人は、酔いつぶれた彼女から「あなたを殺してしまいたい」と言われる。その訳は……ワーニャの恋愛話は奇想天外だった。そして体験した恐怖。とても贅沢な世界一の恋愛遊びとは……。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 押絵の奇跡 死後の恋 悪魔祈祷書
    -
    1巻220円 (税込)
    美しく妖しい怪奇と幻想。独特の夢野久作の世界感。「押絵の奇跡」美貌の女流ピアニストが余命の短いことを悟りながら、自身の出生の秘密を母親にうりふたつに似た歌舞伎役者に長い手紙をしたためる。不幸なヒロインを描きながらも美しい作品。「死後の恋」相手が死んでしまってからわかることもある。後悔の日々が男を苛む。「悪魔祈祷書」古書店の店主が巧みな話術でぐんぐん引きつける。とうとう最後には……。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 黒猫 アッシャー家の崩壊 早すぎる埋葬
    -
    ゴシックホラー、怪奇小説。酒乱によりかわいがっていた黒猫の片目をナイフでえぐり取り、その後木から吊してしまう。その後反省しそっくりな猫を飼い始めるのだが、段々狂気に追い詰めらていく……最後は戦慄の恐怖。「黒猫」「アッシャー家の崩壊」「早すぎる埋葬」三話収録。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • モルグ街の殺人事件 黄金虫 盗まれた手紙
    -
    古典ミステリの傑作。歴史上初めての推理小説と言われる「モルグ街の殺人事件」。天才的な探偵オーギュスト・デュパンの名推理が冴える。現代に至るまで推理小説の基礎となった作品。暗号小説の草分け「黄金虫」。オーギュスト・デュパンが活躍する「盗まれた手紙」。三話を収録。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 正義と微笑
    -
    1巻220円 (税込)
    進路に悩む少年が選んだ道は?揺れ動く16歳の進の気持ちを日記形式でつづった小説。家族や回りの人たちとの関わりや心情が手に取るようにわかる。明るく希望に満ちた青春小説。表題作他、「女類」を収録。
  • 上杉謙信
    -
    好敵手、武田信玄との川中島の戦いをメインに描く。ストイックな謙信、深謀遠慮な信玄との駆け引き。戦国最強の武田軍団に挑む。「上杉謙信」他「鼻かみ浪人」を収録。野放図な不破数右衛門は野太い野生児。度重なる失敗にも関わらず、それを許し続けたのは浅野内匠頭だった。赤穂浪士の一人、不破数右衛門。
  • 怪奇小説集 一
    -
    1~5巻220円 (税込)
    小酒井不木のホラー。本当に怖いのは人間。日常に潜む恐怖と意外な結末。小酒井ワールドにやみつきになるのは間違いなし。「ある自殺者の手記」「安死術」「按摩」「誤った鑑定」「暴風雨の夜」の5編を収録。
  • 半七捕物帳 一
    -
    岡本綺堂による時代小説。 幕末の江戸時代に活躍した岡っ引である半七の捕物帳。 明治になって新聞記者の私が数々の難事件を聞き出すお話。 近代日本における探偵小説の傑作。 1巻は「お文の魂」「石燈籠」「勘平の死」「湯屋の二階」「お化け師匠」「半鐘の怪」「奥女中」「帯取りの池」「春の雪解」「広重と河獺」の十話を収録。
  • 八寒道中 野槌の百
    -
    妹の仇を追う安成三五兵衛。しかし仇の村上賛之丞を見つけても精神的に追い詰めるのみでけっして討とうとはしない。妖艶なお稲との奇妙な三角関係。「八寒道中」と続編「野槌の百」お稲に恋する一途な鍛冶屋の百之介。しかし女の本性は……。
  • 雁

    -
    1巻220円 (税込)
    貧しくも美しい娘お玉。生活のため高利貸しの妾になるが、世間の目は厳しく差別に耐えていた。そんな時、家の前を医学生の岡田がたびたび通りかかることから二人は顔馴染みになる。しかしお互いに慕情を抱くも想いを伝える事が出来ないまま岡田は洋行する。女性のはかない心理描写を描いた作品。読みやすくするため現代の言葉に近づけました。
  • 青蛙堂鬼談
    -
    ある雪の日、青蛙堂の主人が客を招き、順番に怪談話を語らせる。百物語形式の怪談十二話。「青蛙神」「利根の渡」「兄妹の魂」「猿の眼」「蛇精」「清水の井」「窯変」「蟹」「一本足の女」「黄いろい紙」「笛塚」「龍馬の池」
  • 黒田如水
    -
    若き日の黒田官兵衛の描いたお話。後に出家して如水と名乗る。戦国の武将で竹中半兵衛と共に豊臣秀吉の軍師。主君から裏切られ一年も幽閉される。その間織田信長から謀反人と決めつけられ人質の長男を殺すよう竹中半兵衛に命じる。それぞれの想いが交錯し、やがて再会の時の迎える。時代を見通し、信念の人、黒田官兵衛。
  • 無人島に生きる十六人
    4.0
    1巻220円 (税込)
    明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁の小さな無人島に漂着してしまう。食料も水も無い悲惨な状況に負けないで、力を合わせて前向きに生きる人達の感動の冒険物語
  • こころ
    5.0
    1巻220円 (税込)
    私が「先生」と呼び、敬愛していた人からの手紙が届く。そこには、親友を欺いて好きな女性を手に入れた罪悪感から、長い間苦しんで自殺を決意した「先生」の想いが綴られていた。 友人、家族・親族、恋人との間に起こるの「こころ」の葛藤を、見事に描いた夏目漱石の名作。原文をほとんど活かしたまま、現代に読みやすく改編しました。

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  • 邪淫の鬼姫 マヨイガ奇譚
    1.0
    滝に落ちて瀕死の重傷の行秀がたどりついたのは四季の花が咲き乱れる不思議な家だった。そこには美しい姉妹が住んでいた。長い黒髪で童顔ながら豊満な胸の姉の梛(なぎ)、謎の美女鏡果(きょうか)に恋する妹の榊(さかき)。二人は清楚な処女に見えたが、子孫を生むために行秀を誘惑する。迷い家で美女たちとの官能の日々を送るうちにやがて記憶が蘇る。
  • 挿絵入り 注文の多い料理店
    -
    1巻165円 (税込)
    山奥で道に迷った二人はおなかがすいてたまりません。森の中ですてきなレストランを見つけて大よろこび。早く食べたいのですが、なんだかいろいろと注文が多いのでした。さて二人はどうなるでしょう。※この作品は楽しい挿絵イラスト入りです。
  • 坊っちゃん
    4.0
    1巻165円 (税込)
    「親譲りの無鉄砲で、損ばかりしている」そんな坊ちゃんが、教師として地方に赴任する。「人間は好き嫌いで働くものだ。論法で働くものじゃない」と、小さな街の学校で様々な騒動を起こしていく。現代社会にも通じる同僚教師や上司との不本意な人間関係が、坊ちゃんの目からユニーク&爽快に描きだされています。 誰もが知ってる夏目漱石の名作を、原文をほとんど活かしたまま、読みやすく改編しました。

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  • 人間失格
    3.5
    1巻165円 (税込)
    恵まれた家庭環境に育ちながらも、幼い頃より人間に怯え、嫌悪感を抱く主人公。そんな男の崩壊していく人生を鋭く描いた太宰治の代表作。原文のまま読みやすく改編しました。

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  • 猟奇の果
    NEW
    -
    この世に同一人物が二人いたら。犯罪を犯しても他人の妻を盗もうともやり放題。国家の要職の地位にいる人物に成り済ませば国家転覆にもなりかねない。恐ろしい計画が進行していたがついに名探偵明智小五郎が解決に乗り出すが……。「猟奇の果」他に「鬼」「二廃人」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 銭形平次捕物控 一
    続巻入荷
    -
    大江戸を舞台に御用聞きの平次とガラッ八が活躍する時代劇捕物推理。銭を投げて悪者を退治する爽快な捕物帖。第一巻は「金色の処女」「振袖源太」「大盗懺悔」「呪いの銀簪」「幽霊にされた女」の五話を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 山本周五郎 作品集 一
    続巻入荷
    4.5
    時代小説の名手、山本周五郎が描いた人情話の傑作集。貧しさや虐げられた者たちが愛、悲しみ、怒り、慈しみ、恨み、嫉妬、義理などさまざまな感情を抱え、必死で生きていく姿に思わず胸が熱くなる。人生の喜怒哀楽を知り尽くした作家が描く庶民の生活。第一巻は「あだこ」「晩秋」「おたふく」の三本を収録※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 愚人の毒
    -
    小酒井不木のサスペンス。金持ちの未亡人が毒殺された。3人の子供たちのうち誰かが殺したのか。山本医師は亜砒酸の中毒症状だと見破ったが、長男も次男もどちらも怪しい。果たして真犯人は?「愚人の毒」他「体格検査」「外務大臣の死」「稀有の犯罪」「好色破邪顕正」の五話を収録。
  • 現代語訳 平家物語  第一巻
    -
    鎌倉時代の作者不詳の軍記物語。保元の乱および平治の乱に勝利した平家と敗れた源氏であったが、その後の源平の戦いで平家の滅亡。平安貴族の没落や武家の台頭などを描いている。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • つゆのあとさき
    -
    1巻110円 (税込)
    銀座のカフェードンファン。そこで働く君江は淫蕩で自堕落。愛人はいるが他の男と浮気を繰返していた。たくましく生きる女給の主人公と軽薄な男たちの昭和初期の風俗を描いた作品。他に「老人」を収録。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 不思議な母
    -
    江戸川乱歩や甲賀三郎と同時期に活躍した探偵小説家。サスペンスに富む作風は現代でも充分読み応えがある。探偵作家クラブ賞受賞のちに探偵作家クラブ会長を務める。美しく聡明な人妻、伊津子。しかし夫を殺され、今は夫の同僚だった久富と再婚していた。夫が死ぬ間際書き残したのは「久」という血文字。怪しいのは同僚の久坂だったが、アリバイがあった。そんなときふとした疑念。やはり元夫を殺したのは今の夫久富ではなかったのか。葛藤に揺れ動く人妻。「不思議な母」他に「情鬼」「凧」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 決闘街
    -
    江戸川乱歩や甲賀三郎と同時期に活躍した探偵小説家。サスペンスに富む作風は現代でも充分読み応えがある。探偵作家クラブ賞受賞のちに探偵作家クラブ会長を務める。三人の大学生はスキーヤーであった。そして恋のライバルでもあった。危険なS岳の縦走。それは決着をつけるチャンスだった。三人を結んだロープを切断したのはなんのためか……死闘が始まった。「決闘街」他に「爪」「毒」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 烙印
    -
    江戸川乱歩や甲賀三郎と同時期に活躍した探偵小説家。サスペンスに富む作風は現代でも充分読み応えがある。探偵作家クラブ賞受賞のちに探偵作家クラブ会長を務める。由比祐吉は追い込まれていた。亘理子爵の私財の遣い込みを知られたが返済の見込みは無い。令嬢との結婚を夢見ていたがこのままではそれも破談してしまう。このまま破滅するよりもいっそ亘理子爵を自殺に見せかけて殺すことはできないか……。「烙印」他に「金魚は死んでいた」「贋悪病患者」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 明治開化安吾捕物帖 一
    -
    1~5巻110円 (税込)
    純文学、歴史小説、推理小説、随筆など多彩なジャンルを執筆。その独特な性格と作風から無頼派、新戯作派と呼ばれる。名探偵結城新十郎登場。明治の前半頃、神楽坂に住む新十郎は元徳川重臣元旗本の子孫で洋行帰り。手腕を買われて警視庁からたびたび要請され事件解決に乗り出す。勝海舟もなるほどと思わせるような名推理を披露するものの、しかし真相は?果たしてどちらが真犯人を捕まえるのか。四話収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 虎狼の街
    -
    江戸川乱歩と同時期に活躍した探偵小説の先駆者の一人。意外な結末やどんでん返し。日本のミステリー界に大きな影響を与えた。「愚者の罪」「仔猫と余六」「虎狼の街」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • ばちあたり
    -
    1巻110円 (税込)
    山本周五郎の現代小説。母の危篤の知らせを聞いた兄弟たちは故郷へ向かう。三人は今では東京で成功し裕福に暮しているが四番目の末弟だけは母から離れずに生活していた。彼は何をやっても長続きせず、ぐれて罰当たりだった。末弟の出生の秘密とは……。「ばちあたり」他に「溜息の部屋」「おごそかな渇き」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 第一義
    -
    江戸川乱歩と同時期に活躍した探偵小説の先駆者の一人。意外な結末やどんでん返し。日本のミステリー界に大きな影響を与えた。「温古想題」「第一義」「藻くず」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 道  ある妻の手紙
    -
    1巻110円 (税込)
    夫への手紙。それは夫以外に心に思う男がいたことの告白。いつも夫が留守の時に来ては絵のモデルになり楽しいひとときを過ごしてしまう。人付き合いの悪い夫に対して男は快活。妻は病床の縁で男に会いたいとハガキを書く。やがて三角関係も終わりを告げる。「道ある妻の手紙」他に「脱殼」「散歩」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 裏口から
    -
    1巻110円 (税込)
    江戸川乱歩と同時期に活躍した探偵小説の先駆者の一人。意外な結末やどんでん返し。日本のミステリー界に大きな影響を与えた。「夜の呪」「ある哲学者の死」「裏口から」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 爪

    -
    1巻110円 (税込)
    自然主義的な私小説。珠玉の短編集。文学史上重要な人物。作風は自虐的な私小説から浪漫幻想など。また、早くから坂口安吾を見出し、世に出るきっかけをつくったなど井伏鱒二や太宰治などの先駆者作家。「秋晴れの日」「階段」「爪」の三編を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 氷雨
    -
    1巻110円 (税込)
    代表的なプロレタリア文学作家。労働者階級の生活と反抗と連帯感を描いた作品が多い。「お母あさん。もうお米がないのね」転々として居を追われる極貧の生活の日々。親子心中さえ意識する中で親子は釣に出かけたが、冷たい雨に打たれてしまう。「氷雨」「万福追想」「生爪を剥ぐ」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 神楽坂の半襟
    -
    1巻110円 (税込)
    貧乏生活の夫婦が神楽坂の店でみた半襟。妻は内心欲しかったが夫はあまりいい顔をしない。それでも心残りのままだったが……。「神楽坂の半襟」「犬の威厳」「悔」の三話を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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  • 君子の眼
    -
    江戸川乱歩と同時期に活躍した探偵小説の先駆者の一人。意外な結末やどんでん返し。日本のミステリー界に大きな影響を与えた。「流転」「君子の眼」「小野さん」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 頭の悪い男
    -
    江戸川乱歩と同時期に活躍した探偵小説の先駆者の一人。意外な結末やどんでん返し。日本のミステリー界に大きな影響を与えた。「詩人の愛」「頭の悪い男」「誘拐者」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 十六日
    -
    1巻110円 (税込)
    お盆の十六日の出来事。嘉吉とおみちは結婚して3年目の夏、子供はまだ無い。道を尋ねてきた学生におみちは心を動かされる。それを知った嘉吉は……。「十六日」他に「水仙月の四日」「台川」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 落第
    -
    1巻110円 (税込)
    イギリスに留学するほどの秀才だったが英語が大嫌いだった。漱石の学生時代の話。「落第」他に「ロンドン消息」「ロンドン塔」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 風の便り
    -
    1巻110円 (税込)
    売れない作家木戸一郎と、大作家井原退蔵との往復書簡。同じ事柄なのに二人の解釈はまるで違う。さらに文学論争や相手の性格までを否定しても認め合う二人。ついには旅先で出会うことになる「風の便り」。他に「嘘」「かすかな声」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 曠野
    -
    1巻110円 (税込)
    日本のアンデルセンと言われる小川未明の童話。「くわの怒った話」「幸福の鳥」「曠野」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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  • シグナルとシグナレス
    -
    1巻110円 (税込)
    宮沢賢治の楽しい童話。シグナルとシグナレスはお互いに好きでした。シグナルはシグナレスに思い切って告白しますが、シグナレスはなかなか返事をしてくれません。「鹿踊りのはじまり」「紫紺染について」「シグナルとシグナレス」三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 窓

    -
    1巻110円 (税込)
    大正時代に高い評価を受けた女流作家。同じ病室に入院してきた若い娘。しかしその家族たちは病人に冷酷であった。次第に重症化していく病状。ようやく付添婦が付いたときには既に死期が迫っていた。「草藪」「時」「窓」「虫干し」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 黄村先生の話
    -
    1巻110円 (税込)
    戦時下の厳しい情勢のなかで書かれた滑稽話。黄村先生シリーズの3作品。なにごとも失敗してしまう奇人なのだが愛すべき黄村先生。「黄村先生言行録」「花吹雪」「不審庵」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 芥川龍之介 作品集 一
    -
    1~18巻110円 (税込)
    明治から大正時代にかけて多数の作品を発表した。格調高い文章で人間の本質と闇を描いている。一巻は「悪魔」「おぎん」「お富の貞操」の三篇を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 駈込み訴え
    -
    1巻110円 (税込)
    キリストを裏切ったユダの苦悩。尊敬し愛する師をなぜユダは裏切ったのか。どうにもならない愛情と欲望の葛藤の末、決断したのは……「駈込み訴え」他に「花燭」「おさん」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • さるのこしかけ
    -
    1巻110円 (税込)
    子どもの頃、仲のよかった友達と毎日さいかち淵で遊んだ話。上流で発破をかけると魚が流れてくる。「さいかち淵」「ざしき童子のはなし」「さるのこしかけ」三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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  • 淫売婦
    -
    1巻110円 (税込)
    代表的なプロレタリア文学作家。労働者階級の生活と反抗と連帯感を描いた作品が多い。松戸与三は休む間もなくセメント空けをしていた。ある日セメント樽の中に小さな木箱を見つける。そこには手紙が入っていた。そこに書かれていたことは……「セメント樽の中の手紙」「乳色の靄」「淫売婦」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 道草
    -
    1巻110円 (税込)
    漱石の自伝的小説。外国から帰った健三は大学教師になるが妻からは偏屈扱いされて夫婦仲はあまり良くない。養父の島田が現れ金を無心される。その上義姉や義父からも金をせびられるのであった。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 姥捨
    -
    1巻110円 (税込)
    妻のかず枝と水上温泉で心中を決心する。悩み苦しんでいる男とあっけらかんとしているかず枝。やがて薬を飲み心中を決行するが……「姥捨」他に「朝」「あさましきもの」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 黒ぶどう
    -
    1巻110円 (税込)
    仔牛は赤狐に誘われて公爵の家に無断で入ってしまいます。大胆な赤狐に比べて仔牛は臆病にビクビクします。2階の部屋のテーブルには黒ぶどうがありました。「氷と後光」「耕耘部の時計」「黒ぶどう」三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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  • 幕末維新懐古談 一
    -
    1~8巻110円 (税込)
    日本の仏師、彫刻家。高村光太郎の父。江戸時代明治時代を生き、上野の西郷隆盛像も制作。岡倉天心に請われ東京美術学校で教鞭を執り多くの弟子を輩出した。彫刻家としての自身の生い立ちや体験。幕末から明治にかけての庶民の生活を回想的に記録に残している。第一巻は「私の父祖のはなし」「私の子供の時のはなし」「安床の「安さん」の事」「私の父の訓誡」「その頃の床屋と湯屋のはなし」「高村東雲の生い立ち」「彫刻修業のはなし」「「木寄せ」その他のはなし」「甲子年の大黒のはなし」「仏師の店のはなし(職人気質)」を収録。
  • 気のいい火山弾
    -
    1巻110円 (税込)
    ベゴは角のない丸い大きな黒い石です。しかし一度も怒ったことがありません。他のみんなはベゴをからかって遊びます。ある日大勢の学者達がやってきました。「気のいい火山弾」「革トランク」「車」三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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  • ビジテリアン大祭
    -
    1巻110円 (税込)
    菜食主義者の大祭。そこで行われた激烈な討論。人間は肉食を含め雑食が自然である派と菜食主義者の激論はどちらが勝つのでしょうか。「ビジテリアン大祭」「烏の北斗七星」「雁の童子」三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 熊さんの笛
    -
    1巻110円 (税込)
    日本のアンデルセンと言われる小川未明の童話。「黒いちょうとお母さん」「くもと草」「熊さんの笛」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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  • 貝の火
    -
    1巻110円 (税込)
    ある日、子うさぎのホモイはひばりの子供を助けます。お礼に王さまから貝の火という宝物をもらいます。良いことをすると美しく光りますが悪いことをすると砕けてしまいます。ホモイは立派な子供になったでしょうか。「貝の火」「カイロ団長」「かしわばやしの夜」三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 眠い町
    -
    1巻110円 (税込)
    日本のアンデルセンと言われる小川未明の童話。「灰色の姉と桃色の妹」「負傷した線路と月」「眠い町」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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  • 幻影の盾
    -
    1巻110円 (税込)
    中世ヨーロッパ。アーサー王の時代。霊を生すと言われる盾を持つウイリアムス。幻影と夢の世界を漂うウイリアムスの幻想。格調高く、難解なれど美しい文章「幻影の盾」。他に「変な音」「僕の昔」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけています。この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 名探偵シャーロック・ホームズ 一
    -
    コナンドイルが創作した名探偵シャーロックホームズ。世界的に大ヒットした探偵小説シリーズ。観察眼と推理力でワトソンと共に数々の難事件を解決する。第一巻は「株式仲買人」「入院患者」「白銀の失踪」の三本を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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