作品一覧 2023/02/24更新 無人島に生きる十六人 試し読み フォロー 無人島に生きる十六人(新潮文庫) 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 須川邦彦の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 無人島に生きる十六人(新潮文庫) 須川邦彦 青空文庫で再読。 小学生か中学生のときに読んだはず。 大学の教授とウミガメの話をしていて、「ウミガメを食べる描写の本を最近読んだ」って言われて思い出したので記念に再読。 語り口調で読み進めやすい。読書感想文向き! Posted by ブクログ 無人島に生きる十六人(新潮文庫) 須川邦彦 たんたんさんの感想を見て読みたくなった本 無人島生活を送った16人のお話 そして、実話⁉︎ 有名な物語とかじゃないの?ってのが一番の感想でした。 調査船が座礁で有名なとこで同じ様に座礁してしまい 無人島生活を余儀なくされる 若者やお年寄り(実は、そんなにお年寄りでない) たちが助け合い支え合い...続きを読む生活する。 夜の見張り番をしてるときに、海を見てたら悲しくなりあらぬ事考えてしまわないよう若者ではなく老人にさせたり 運動や作業をして、常に体を動かす 服を大事に取っておくため、裸の生活を送る 亀の牧場を作り食事に困らないようにする 塩を作る いろいろな工夫をして生活して無事に全員助け出されてよかった 無人島生活をし怖い思いをした後も、船乗りとしてまた海に出る人たち 強すぎる Posted by ブクログ 無人島に生きる十六人(新潮文庫) 須川邦彦 one for all, all for one. みんなが、いつも気持ちよく過ごせるように気配ること。 衣食住が足りて、礼節を保つ。とはいうけど、苦境のときこそ、高潔に、誇り高く生きる様が人間力だと感じた。 Posted by ブクログ 無人島に生きる十六人(新潮文庫) 須川邦彦 明治の時代に本当にあった『十五少年漂流記』。実際に漂流したのは南方の漁場を調査するために船に乗り込んだ屈強な海の男たちであり、子どもではないのだが、並の大人なら恐らく船が難破した時点で死んでただろうし、無人島に漂着してからも10日を待たずに死んでただろうな、という、壮絶な生活が記されている。 無人...続きを読む島に漂着してからの生活の工夫は最後まで緻密かつ深謀遠慮に満ちていて、明治時代という幕末から文明開化の激動の時代を潜り抜けた直後の逞しい人たちであったということを差し引いても、その忍耐力や統率力、集団で一致団結しての行動力には驚かされるばかり。頁を繰る手が止められず、250ページをあっという間に読み終えてしまった。 このぐらいの胆力のある海の男たちであればこその、冒険とスリルの連続。つくづく、ゴールディングの『蠅の王』にはなるはずも無かったんだね、という安心感というか信頼感が、頁の隅々に満ちている。 Posted by ブクログ 無人島に生きる十六人(新潮文庫) 須川邦彦 太平洋で難破した龍睡丸、乗組員の奮闘を物語として綴るノンフィクションの一冊です。 珊瑚礁の絶望的な孤島に漂着した日本男児16名は、故国への生還を前提とした無駄のない誇りある毎日を過ごします。 その中で培われた規律や研究の大切さ、友の存在と生きることの素晴らしさを感じました。 ウミガメやアザラシの家畜...続きを読む化にも感激しましたが、研究で印象深かったものは食塩の生成です。 以下、引用します。 「海綿の大きなのを集めて、海水をかけ、天日にかわかしては、また海水をかける。これを、いくどもくりかえして、しまいに海綿が、塩分のたいへんにこい汁をふくむようになったとき、その海綿からしぼり出した汁を煮つめたら、いいと思う」 いやぁ…脱帽しました。 Posted by ブクログ 須川邦彦のレビューをもっと見る