国内小説作品一覧

  • 現代ユウモア全集 8巻『ゆがめた顏』 正木不如丘
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    「第二の漱石」とも称された、日本における医者兼作家の先駆者が描いた、傑作25作品を収録。 正木不如丘は、医者兼作家。竹久夢二、堀辰雄、横溝正史らが入院した、日本初の高原サナトリウム=富士見高原療養所の初代院長を勤めた人物で、文筆もこなし、大正末から昭和前半にかけて、文芸誌から大衆娯楽誌、大手新聞まで様々な媒体に作品を発表、「第二の漱石」と囁かれたことさえあった。さらに、徳冨蘆花の主治医を務め、最期も看取った。 本巻には、1922年~1927年頃にかけて新聞や雑誌に掲載された25作品を収録。随筆と小説がメインだが、その境目が見分けにくい作品もあり、読み進めるうちに徐々に虚実が曖昧になってゆくような構成にもなっている。 前半は、臍の手術にまつわる患者の訴えを題材にした喜劇「臍の悲」をはじめ、「すつぽんの血」、「腹中のコレラ菌」、「誤診物語」、「王手飛車取り」など、病院や患者にまつわるエピソードを披露する、不如丘が開拓した〝医者物〟と呼ばれるジャンルで、医療現場の悲喜交々を面白おかしく紹介している。 中盤~後半にかけては、作者の経験談と同一視しがたい、医業を中心テーマとしない小説や、叙情的な哀感を漂わせる作品が並ぶ。山間の因習と神秘を材にとった「神代櫻」は、どこか泉鏡花を思わせる民俗的世界観に何とも要約しがたい物語の余情を漂わせ、老医師と老馬の絆を中心に懐旧的な風景を映す「靑」など、割り切れない人情や世相を情緒豊かに描き出す筆致には、作家としての幅の広さを感じさせられる。 発刊当時の旧字体総ルビに加えて、より読みやすくした新字体バージョンも新たに追加収録している。解説文は日本のユーモア文学研究者、追手門学院大学准教授・佐藤貴之。付録には、発刊当時の外箱や表紙など、当時の貴重な資料を収録する。
  • 乃里子三部作 合本版
    値引きあり
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    『言い寄る』『私的生活』『苺をつぶしながら』全三冊収録。 160万人が愛した女主人公(ヒロイン)乃里子が帰って来た! 乃里子、31歳。フリーのデザイナー、画家。自由な1人暮らし。金持ちの色男・剛、趣味人の渋い中年男・水野など、いい男たちに言い寄られ、恋も仕事も楽しんでいる。しかし、痛いくらい愛してる五郎にだけは、どうしても言い寄れない……。乃里子フリークが続出した、田辺恋愛小説の最高傑作。
  • 日本の警察シリーズ 全3冊合本版
    値引きあり
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    日本の警察シリーズ 全3冊合本版 『焦土の刑事』『動乱の刑事』『沃野の刑事』収録。 東京は壊れつつある。見慣れぬ街に変わりつつある――。 1945年。B29による空襲の翌朝、防空壕の中で女性の遺体が発見される。首には刃物による切り傷が。無数の遺体と目の前のたったひとつの遺体。 これは戦争ではない。個人に対する犯罪だ――。 捜査を進める京橋署刑事の高峰は署長から思わぬ言葉を聞かされる。「あれは、空襲の被害者だ」。殺人事件のもみ消し――そしてまた殺人が起きる。 高峰は、中学からの同級生で特高に籍をを置く海老沢とともに、終戦をまたいで「戦時下の殺人」の犯人を追い詰めていく。 警察小説の旗手が満を持して描く、壮大な警察大河シリーズ、ここに開幕。(『焦土の刑事』)
  • Cocoon第二部 全5冊合本版
    値引きあり
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    Cocoonシリーズ第二部 全5冊合本版。 『Cocoon 京都・不死篇-蠢-』『Cocoon 京都・不死篇2-疼-』『Cocoon 京都・不死篇3-愁-』『Cocoon 京都・不死篇4-嗄-』『Cocoon 京都・不死篇5-巡-』収録。 最強の花魁が、帰ってきた! 京都で新たな闘いが始まる! 最強の鬼・平将門を倒し、江戸を破滅から救った瑠璃。しかしその代償は生半可なものではなく、義兄を失い、友の炎を失い、自らも片腕を失った。江戸を離れ、京都にたどり着いた瑠璃は最愛の人を想わせる男性に出会う。つかの間の平穏を得たかに思えたが、京都では陰陽道を使う、不気味な集団が動き出そうとしていた。(『Cocoon 京都・不死篇-蠢-』)
  • Cocoon第一部+外伝+第二部 全11冊合本版
    値引きあり
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    Cocoon第一部+外伝+第二部 全11冊合本版 <第一部>『Cocoon 修羅の目覚め』『Cocoon2 蠱惑の焔』『Cocoon3 幽世の祈り』『Cocoon4 宿縁の大樹』『Cocoon5 瑠璃の浄土』/<外伝>『連理の宝 Cocoon外伝』/<第二部>『Cocoon 京都・不死篇-蠢-』『Cocoon 京都・不死篇2-疼-』『Cocoon 京都・不死篇3-愁-』『Cocoon 京都・不死篇4-嗄-』『Cocoon 京都・不死篇5-巡-』全11冊収録。 時は天明。江戸では、夜になると「鬼」と呼ばれる異形の怪物が出没するようになっていた。 強い恨みを抱いて死んだ人間の成れの果て、鬼。並の人間では歯が立たないほどの力を持ち、人々を襲う。 そんな江戸、吉原にある大見世の黒羽屋には、花魁として名を馳せる瑠璃という女性がいた。 ひとたび道に出れば、あらゆる人を虜にするほど美しい瑠璃。 しかし、瑠璃には鬼退治の闇組織「黒雲」の頭領という裏の顔があった。 四人の仲間とともに、瑠璃にしか抜けない刀「飛雷」で鬼を斬り倒し、密かに江戸の平和を守っているのだ。 だがある日、瑠璃の遊女仲間で唯一の理解者の津笠が失踪。 動揺を隠せない瑠璃に無慈悲な運命が襲いかかる。 激しい熱が迸る圧巻の滅鬼譚、開幕。 (『Cocoon 修羅の目覚め』)
  • まるみかん大一番
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    1巻1,584円 (税込)
    みんなの図書館を守れ! 丸美市立みんなの図書館、通称「まるみかん」。 創設50周年をむかえたばかりの「まるみかん」だったが、ある日突然「閉館」することが決定した。 近くの双葉小学校に通う松谷研心ら「まるみかん」利用者たちは、閉館を止めるために力を合わせて声をあげる――。 研心たちは図書館を守れるのか、それともなくなってしまうのか? 「まるみかん」をめぐる戦い、いざはじまる!
  • 弱虫ハムスターは夏の神様の夢を見る【無料試し読み版】
    無料あり
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    物心ついた時にはアガリ症で目立たないように生きてきた女子・紬(つむぎ)と、 生まれてこの方緊張したことがなく、とにかく明るく生きてきた男子・瀬那(せな)。 かつて瀬那が野球の試合で見せた物おじしない姿に感動した紬は、自分が勇気を出したいとき、その姿を「神様」として思い出し、 心の中で拝んでは気持ちを奮い立たせる毎日を過ごしていた。高校で同じクラスになった二人だが、ある日大ピンチに陥った紬は「神様」である瀬那に「とんでもないお願い事」をしてしまい……!? 瀬那のペットのハムスターのようないたいけネガティブ系女子と、 お日様のように明るいポジティブ系男子が出会うとき、 彼らは自分たちも知らなかった「もう一人の自分」の姿を見ることになる――。 京都を舞台に繰り広げられる、ネガ×ポジ炸裂のヒューマンラブコメディ!
  • 人間合格 エルフ荒川1stフォトエッセイ
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    1巻1,980円 (税込)
    人気漫才コンビ「エルフ」のギャル芸人、荒川が初のフォトエッセイを発売! 空手とだんじりに熱中した子供時代、結婚も考えた初カレシ、夜の店でのバイト、苦しかったNSC時代……エルフ荒川のこれまでを初ぶっちゃけ! ギャルの聖地・渋谷を舞台に撮り下ろした荒川的ギャルファッションをはじめ、TikTokでも大反響の盛りメイクテク、ド派手ネイルコレクション、ギャル私物まで、エルフ荒川の“今”が詰まったアゲーーーーな一冊!  ・撮り下ろしグラビア30ページ!  ・指先フェスティバル-ネイルコレクション-  ・人生エッセイ「いったん全部オッケー!」  ・エルフ荒川の持ち物検査  ・芸人プリクラ帳  ・自撮りコレクション タイムカプセル2021-25  ・美容エッセイ「いつも可愛い自分でいたい」  ・宝石になっとこ ギャルメイクレッスン  ・ヘアメイクさんが教える「ギャルメイク術」  ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 八巻建志自伝 真、未だ極まらず
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    1巻2,090円 (税込)
    空手界唯一グランドスラムを達成した極真空手のレジェンド、八巻建志の自伝。幼少期に空手を始めたきっかけから現役時代、引退後のアメリカでの生活、帰国後に極真会館に復帰した現在に至るまでを綴る。淡々と追求する究極の空手とは何か。そのストイックな生きざま、試行錯誤を繰り返し進化し続ける技、鍛え抜かれた肉体を生む日々の研鑽。そのすべてが明らかになる1冊。
  • 犬たちの詩
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    1巻1,540円 (税込)
    楽しい、嬉しい、可愛い、悲しい、切ない…犬がくれるものは全て愛おしい。 「笑顔で散歩してる犬、何? こっちが嬉しくなっちゃうよ」 「君の鼓動に耳すまし そんなに早く動くなと思う」 「抱っこされし犬の 満足げな顔ときたら」 「いま思いつきで海に行こうって言ってもさ きみはついてきてくれるんだろうね」 温かみのあるイラスト×犬への愛が爆発した詩を90作品以上収録。全ページフルカラー、新作多数。のいさんと暮らす白い犬・福さんへの思いを描く絵本ページも用意。「全犬よ幸せであれ」そう願わずにはいられないほど、犬がますます愛おしくなる一冊。
  • 青春の逆説・可能性の文学
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    気取り屋だが内気の豹一は学業も恋愛も自尊心が邪魔をしてうまくいかない。高等学校落第後は新聞記者になり、恋愛事件で映画界を追放された「問題」の女優の記事を書くように命じられるーー。恋愛や失恋を通して、一人の青年の成長を描く痛快青春小説(「青春の逆説」)ほか、天衣無縫の棋風で知られる将棋指し、坂田三吉の定跡を嫌った「青春の手」の話から小説の新たな可能性について熱く綴られた晩年の評論「可能性の文学」を収録。
  • Q島便り
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    1巻1,232円 (税込)
    島を訪れた伝道者が出会った人々は──。高齢者ながらも自立して生きる女性、おもてなし精神の溢れる男性。豊かな自然と奥深い文化に魅了された、伝道者の信仰と再生の物語。「もうすぐ、ここも晴れるかしら。西の空に光が見えるわね」上川はその言葉を聞いて、空の明るさが戻ってくるかもしれないと思った。──今は暗くとも、明るくなってくる。何も気を落とす必要はない。(本文抜粋)
  • くじらのあしあと
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    1巻880円 (税込)
    私の父は文筆業を生業とすることはなかったが、何かの作品を「いつか」書いて世に出してみせると意気込みを言葉にすることがあった。しかし、本人の周りの期待とは裏腹に機は熟すことなく、60代の若さで突然父はこの世を去り、「いつか」がやってくることはなかった。それ以来私は、父だけではなく家族のことを「いつか」目に見える形で残しておきたいと思うようになった……。
  • この胸の記憶に
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    1巻1,320円 (税込)
    「もう二度と人を恋しく想うことはないだろう」私は高を括っていた──。有原圭介、葉吹周一と私は、医師と患者の関係。信頼は必然的に好意となり、親密さが増していく。葉吹が上気した顔でドアを開けたとき、「はじめての外来終えてそのままに飛び込んでくる吾の病室」と私は詠んだ。メール一本、写真一葉、手紙一枚もない恋。秘密の闇に葬るならそれが一番なのだが……。
  • コロラドの月
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    1巻880円 (税込)
    『ここは空気が澄みきって美しいお月様が見られます。同じ月を見ても、置かれた環境や場所によって「コロラドの月」だったり、「荒城の月」だったりするんですものね』(本文より)。国際結婚した息子の妻・ジュディーに告げられた余命はあと2カ月だった──。息子家族に降りかかった悲しい運命を共に受け止め、乗り越えようと前向きに生きる女性による、家族への深い愛情を綴った物語。
  • ブラックナイト
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    1巻792円 (税込)
    凄絶な人生を過ごしてきた少女、黒木小百合。自死を考える小百合をサングラスの男が雀荘へと連れて行く。そこにはそれぞれの人生に鬱屈を抱えている人々が集っていた──。小百合は麻雀によって卓を囲むメンバーと刹那の時間を共有し、徐々に世界の中での孤独感や居心地の悪さが薄れていくのを感じるのだった。牌譜とともに人間の心の闇を描く著者渾身の一作!
  • 花畑の中の十字架(献身 その2)
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    1巻1,056円 (税込)
    愛する者のために文字通り身を献げ、自らの生き方をつらぬいた一人の女性。その魂は、アメリカ・韓国・日本に一つの架け橋を結んだ。家族愛・夫婦愛・親子愛を問う波乱のドラマ──完結編。
  • 食べることが生きること 飽くなき菜穂の食めぐり
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    1巻847円 (税込)
    大人顔負けの鋭い味覚を持つ少女・菜穂が美食を求めて各地を巡るストーリー。畑で採れたてのとうもろこしを生のまま食べてみたり、家族で出かけた日本海の海水浴場で石で殻をたたいて岩ガキを食べたり……。小学生とは思えない食通ぶりもさながら、北海道興部のチーズ・カチョカバロや松島海岸のホヤなど、地域名産の食べ物も多数登場。まさに“おいしい”物語。
  • 地中海に跳ぶ
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    1巻528円 (税込)
    新型コロナウイルス感染症は、心身症だった! まさか、あなたの心が密接に関わっていたとしたら? 人類が生き延びる道は、自分の本当の欲望に気付くこと(今を肯定すること)。──ひとときの恋の間、瑠璃子はずっと「跳んで」いた。内なるこころ──地中海の大海原を、ひとりで跳んでいた。多重人格病理を抱えた主人公が自身の愛情に哲学的分析を絡めコロナ禍を考察する小説作品。
  • 命のねだん 戦争孤児と引揚者のふたつの物語
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    1巻1,056円 (税込)
    90歳超の著者が戦争体験者から聞いた話をもとに書いた2つの物語を収録。「今日を生きてつなぐ」は朝鮮北部に住んでいた少女がソ連侵攻を逃れ家族と一緒に占領下を脱出する物語。「夜明けのらせん階段」は大阪で暮らしていた少年が空襲により家も親も失いながらも残された妹と必死に生きていく物語。本書は戦争が起こるとどうなるのかを伝える貴重な作品となっている。
  • ラジオガール
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    1巻616円 (税込)
    目覚めたら女の子の体になっていた。寝間着姿でしかも全身傷だらけ。自分が誰かわからないし、この体が誰のものかもわからない。唯一わかるのは自分は男だったということだけ。そんな時ラジオから声が聞こえてきた。「ハロー! わたしラジオガール!」 ルミエと名乗る少女の声は、彷徨える魂だけが周波数を合わせられる存在だという。彼女と共に、自分と、この体の持ち主を探す旅に出る。
  • CORUN180号
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    1巻704円 (税込)
    読んで下さい、小さなちいさな物語。心に浮かんだ虹のかけら、小鳥の声と風の歌。ほんの少し笑顔になってくれたら嬉しいです。
  • 夏の終り 情事ほか
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    夏の終り、ヨーコはある情事の記憶を思い返していた。夕日を見ても動かなくなった心と肉体の老いに怯え、夜ごと六本木に繰り出し、性愛に身を委ねた日々。その中でもとりわけ夢中になったのは、蒼い瞳を持つレインという男だった。しかしヨーコは一つだけ、レインに大きな嘘をついていて……(「情事」)。ほか、主婦・柊子の日常を描いた「彼女の問題」、レインを示唆する「R」と出会う挑戦作「死者の声」、「情事」の元となった日記が掲載された「失恋日記」、計4作品を収録。作家・森瑤子の真髄に迫るオリジナル短編集。 (解説・ジェーン・スー)
  • ばちあたり
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    1巻110円 (税込)
    山本周五郎の現代小説。母の危篤の知らせを聞いた兄弟たちは故郷へ向かう。三人は今では東京で成功し裕福に暮しているが四番目の末弟だけは母から離れずに生活していた。彼は何をやっても長続きせず、ぐれて罰当たりだった。末弟の出生の秘密とは……。「ばちあたり」他に「溜息の部屋」「おごそかな渇き」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 私と弟のにじいろの幸せ
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    普通の幸せって、何? 小説現代長編新人賞『檸檬先生』で鮮烈デビュー! Z世代の新鋭が描く、切なさと温かさに満ちた青春&家族小説! 東京で大学生活を謳歌していた茂果は、友人の由紀からあるアニメを布教される。 柔らかな表情、手描き感のあるタッチ、自然な体重表現、甘い雰囲気の色使い、繊細な塗り。紹介された絵師のイラストは、弟の穂垂が描いたものだった。 Twitterの裏アカウントでBL作品を創作し、普段から異性との恋愛話をしない穂垂に対して、茂果は同性愛者なのではないかと考え、やがて過干渉してしまう。境界の曖昧さ、線引きの難しさを、姉弟の視点から見つめ直す。 小説現代長編新人賞受賞後第一作
  • ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治
    値引きあり
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    幕末維新。わずか七百の兵で四倍の幕府軍を撃破した片眼片足の不自由な「類稀なる軍略家」伊地知正治。激烈な性格で兵を率い勝ち続けてきた伊地知が新時代に見たのは、荒廃した土地で貧困に喘ぐ民の姿。大久保利通、西郷隆盛と並び称される勤王の志士が、表舞台から去った理由とは ――? 〝この国のかたち〟を問う、心震える傑作歴史小説。
  • P+D BOOKS 花石物語
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    『青葉繁れる』に連なる自伝的小説の名篇。  東大生や早大生の学帽を見るたびに、自分がかぶっている鷲のマークの学帽に引け目を感じ、ついには吃音症になってしまった小松夏夫は、花石に住む母親の誘いで、夏のあいだ気晴らしを兼ねて東京を離れることに。  東北の田舎町だと思っていた花石には、大きな製鉄所と三陸随一の漁港、内外航路があり、港町らしいにぎやかな花街もある。母の下宿先の岩舘老人、母が営む屋台の常連さん、向かいの部屋の気立てのいい娼婦・かおりらに囲まれて、夏夫の気持ちは次第に癒されていった。  休みも終わりに近づき、夏夫は“鷲の校章の大学”に戻る気になっていたが、夏夫に大きな影響を与えたある人物が結核になってしまい――。 『モッキンポット師の後始末』『青葉繁れる』『四十一番の少年』などに続く自伝的小説で、東北弁が聞こえてくるような臨場感あふれる秀作。
  • P+D BOOKS にぎやかな街で
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    1巻715円 (税込)
    芥川賞候補作2作品を含む珠玉の短中篇集。 ――国家だっていつかは亡ぶ、過渡的なものではないだろうか。つまりそれは決して絶対のものではない。束の間のもの、かりそめのもの、すこぶる下らないものにすぎない。その相対的なものの栄光のために死ぬなどということが、人間に要求されるのはおかしいじゃないだろうか。――  召集を受けた網代泰彦は、山形の連隊に向かう直前、発作的に兵舎に背を向け“徴兵忌避者”となってしまう。成り行きで出羽三山に登りながら、自分はなぜ徴兵を忌避したのか、国のために死ぬとはどういうことか、国家の栄光とは何か……を熟考していく「秘密」と、原爆投下で価値観ががらりと変わってしまった世の中の無常さを描く「にぎやかな街で」という芥川賞候補作2作品を含む珠玉の短中篇集。
  • 君と、この世界はビター&スイート
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    「女の子だから…」。その言葉に違和感を覚えてきた高校生の園田葵。学校では友人の意見に流され、家では「女の子だから」という理由で家事を手伝わされる日々を送っていた。「自分らしさ」の欠片もない自分自身について悩みを抱えていた葵はある日、学校で悩みを打ち明ける「SOSレター」に想いを綴る。しかし肝心のレターを校内で紛失してしまい……。拾い主探しをするうちに彼と出会い、大切な「自分らしさ」を取り戻していく。いつしか彼は特別な存在になって――。個性に悩み、「誰かの決めつけ」に抗う姿を描いたビターでスイートな青春ストーリー。
  • 傷つくだけの恋だとしても
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    中学時代の初恋相手と高校で偶然再会し、付き合うことになった夢流。けれど彼には心に秘めた思い人がいて…。(「彼女になっても片想い」) 特別になれないなら、一番の女友達でいられればいいと思っていた織絵。ある日、彼に彼女ができたと知る。(「越えられない境界線」) 大嫌いだった〝親友〟の彼女にいつからか別の感情を抱くようになった大翔。(「三番目に嫌いな奴」)ほか全6話。傷つくとわかっていても「好き」から逃れられない、高校生男女五人の恋が交錯する青春ストーリーに共感必至! 本当の恋に向き合うすべての人に贈る恋愛連作短編集。
  • 妖婦の宿 名探偵・神津恭介傑作選~探偵くらぶ~
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    本格推理小説の巨人・高木彬光が生み出した、日本三大名探偵の一人に数えられる神津恭介の傑作選。探偵作家クラブで実際に「犯人当て」として出題された、日本の短編ミステリーのベスト10には必ず名前が挙がる密室殺人の傑作「妖婦の宿」を筆頭に10編を収録。不滅の名探偵が快刀乱麻を断つ、クラシックな本格ミステリーに瞠目せよ!
  • チャームボーイ―冥王星のかなたから・続編―
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    1巻330円 (税込)
    「健太は嬉しいとか悲しいとかの気持ちは分かるの?」 「嬉しいとか悲しいとかの気持ちならボクだって今は分かるよ」 精密機械の「チャームボーイ」。 手のひらほどの大きさをした箱のような物体。それは、かわいい声で会話をするだけの「おもちゃ」なのか? それとも別の何かなのか…。なぜ資本市場を破壊するような占いができるのか。 前作『冥王星のかなたから―地球温暖化危機の陰謀―』も収録!
  • ゼロワン
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    1巻1,056円 (税込)
    〈グラスハート〉Netflix 7月ドラマ化で 話題沸騰! 〈オーラバ〉〈グラハ〉〈イズミ〉の著者、 若木未生が初めて挑んだ一般文芸作品の テーマは、なんと、 漫才! NON STYLE 石田 明 さん ナイツ 塙 宣之 さん ウエストランド 井口浩之 さん ――第一線の漫才師3名が、熱烈推薦! 奇蹟の笑いで、 世界をゆるがせ 無名の漫才コンビ“ゼロワン”が、 マンザイ・グランプリの頂点を目指す! カバーイラスト:いくえみ綾 巻末特別書下し掌篇「どんちゃん」収録  王串(おうぐし)ミドロ、三十三歳。声優 としてもぱっとせず、お笑い芸人としても無 名。だが年末のマンザイ・グランプリで優勝 すれば、どんなに無名でもキャリアがなくて も、一夜にしてスターになれる! こうして 漫才コンビ、“ゼロワン”は、マングラの頂 点を目指し、悩みながらも奮闘を開始。頼り なくも健気で熱心な若き相方・零(れい)、圧 倒的な人気と実力を誇るライバル漫才師・ “クロエ”兄弟、自由奔放な恋人・マドカら の存在を糧に、芸人・王串は自分の笑いを形 づくろうとする。零の兄で不慮の死を遂げた かつての相方・壱(いち)が、王串の作るネタ に落とす影とは……。 笑って泣けて元気の 出る、青春小説の傑作!
  • 灰色の世界で、もう一度君と恋をする
    完結
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    中学生の頃、所属していたバスケ部で才能の差を目の当たりにした夕映は、夢を追う熱を失い色褪せた日々を過ごしていた。そんなある日、かつてお互いの夢を叶える約束を交わした直哉と再会する。「会いたくなかった。今の私を知られたくなかった……」現実から目を背け、逃げ続ける夕映だったが、過去そして直哉と向き合うことで閉ざした世界が色づき始めて……悩み、葛藤する高校生たちの、ほろ苦くもピュアな青春ラブストーリー!
  • 大嫌いな雨と大嫌いな君の、隣。
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    過去のトラウマから、雨が大嫌いな高校二年生の西條和紗。しかし、一緒に捨て猫を助けたことをきっかけに、同じクラスの圧倒的光属性一軍男子・佐尾悠飛に声をかけられるようになった。雨が降るとなぜか必ず「途中まで入れてって」と言ってくる彼が苦手だったけれど、何度拒絶しても優しく接してくれる彼に少しずつ惹かれていって……。雨の日と相合い傘が結ぶ、正反対の二人の切ない青春恋愛ストーリー!
  • 後宮の秘薬師 ~月影の呪いと赤珊瑚の簪~
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    「――死人に口なし」後宮の深い闇を覆う言葉。下級宮女として働く楊鈴は、薬草の知識だけが頼りの、どこにでもいる娘……のはずだった。だが、とあるきっかけから中級妃の侍女となり一変する。奇妙な幽霊騒動、毒殺未遂に巻き込まれた挙句、「開けるべからず」の箱から現れたのは、謎の死を遂げた寵妃・李沙妃の赤珊瑚の簪。封印された過去を暴くべく、楊鈴は後宮の闇に挑むことに。果たして彼女は沈黙を破り、真実を掴み取れるのか? 禁断の秘密を鮮やかに解き明かす、薬師×中華ファンタジー開幕!
  • バトンーーネコはあなたを想っています。きっと、ときどき、いつも。
    完結
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    全1巻1,650円 (税込)
    「ネコはあなたを想っています。きっと、ときどき、いつも」。 人々とネコたちが紡ぎゆく物語。 最後に渡されるバトンに、きっとあなたの涙は止まらない。 ●『優しいパス、届くといいなーー』  サッカー元日本代表、遠藤保仁氏が推薦 フリーライターとして25年のスポーツ取材歴を誇り、 高村美砂名義での著書もある「三宅音」名義での処女小説。 スポーツ取材で培った著者の筆致が人のこころの動きの機微を繊細に描き出し、 めくるめくスピード感とともにネコと人々がつなぎゆく バトンにあなたの興奮と感動が熱を帯びて走り出す。 「今になって考えると、あの日はとても不思議な1日だった。  いつもなら日が暮れてから一人で公園を歩くようなことはしない。  だが、あの日だけは虫の知らせか、何かに誘われるように公園に足が向いた」 (本文より)。 最後につながれるバトン、エピローグでは感涙必至の意欲作。 見事な展開力、構成力を持つ感動のネコ小説です。 寒空の下で生きる、 全ての野良猫たちに 温かいお家が見つかりますように。 ■著者 三宅 音 兵庫県西宮市生まれ。 雑誌社勤務を経て1998年からフリーランスライター・高村美砂として関西サッカー界を中心に活動。 ガンバ大阪の取材はもっとも長く、現在もクラブのオフィシャル媒体等で執筆活動を続けている。 サッカー界での初の著書は、 『ガンバ大阪30年のものがたり』(ベースボール・マガジン社)。 それ以外にも『フットボーラー宇佐美貴史』(エクスナレッジ社)、 『徹する力/明神智和』(KADOKAWA)、 『サッカーってやつは…。/遠藤保仁』(日本スポーツ企画出版社) など、サッカー選手関連書籍の構成にも多数、関わる。 本作が初めての小説となる。
  • 君がいた夏、僕だけのヒーロー
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    「あのとき」の君を救うため、僕は時空だって跳んでみせる! 病に冒された研究者・夜久飛鳥には死期が迫っていた。だが彼には死ぬ前にひとつだけ、どうしてもやり遂げたいことがあった。 ――それはやがて起きる「あの子」のピンチに駆けつけること。 大人の夜久が過去へ遡り、ヒロと呼ばれる小学生を救う「ヒーロー」になることだ。 出逢いと別れを繰り返し、運命は奇跡を起こす……。 「僕の命なんていらない、あの日の君を救えるなら」 遠い夏の日へ、時を超えて、君に会いにゆく―― 強い「想い」が、奇跡を起こす! 青海野灰が描く、号泣のタイムリープ・ファンタジー!
  • チーム・オベリベリ 上下合本版
    値引きあり
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    『チーム・オベリベリ(上)』『チーム・オベリベリ(下)』収録。 約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った オベリベリ――和人たちによって「帯広」とされた新天地 明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか 開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション 〈明治維新という大きな時代の変わり目を体験した上に、それまでとまったく異なる世界に身を投じる若者たちの姿は、今、世界的な新型コロナウイルスの流行により、またもや大きな時代の変わり目を経験しなければならない私たちに何を思わせ、感じさせることだろうか〉――乃南アサ 文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は“その地”でいかに生きたか 私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ この土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない 宣教師たちが開いた横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。 兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。 彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。 明治15(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。
  • Natural サッカー日本代表・中村敬斗フォトブック
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    1巻2,310円 (税込)
    北中米ワールドカップ出場を決めた、サッカー日本代表・中村敬斗選手のプライベート写真満載の「初のフォトブック」。日本代表で「54年ぶり」となる、A代表デビューから国際Aマッチ6試合で6得点を記録。その後も順調に得点を重ね(2025年4月16日現在、16試合8得点)、現在、所属するフランス1部リーグ・アンのスタッド・ランスでは、欧州5大リーグで「日本人初」となる5試合連続ゴール、さらに、フランス1部で「日本人初」となる2ケタ得点の快挙を成し遂げた(2025年4月16日現在、今季リーグ戦11得点)。  「シュートの魔術師」と呼ばれる24歳ストライカーのフランスの自宅や街角で撮り下ろされた私服姿など「プライベートフォト」から、トレーニング中などの「鍛え抜かれた肉体」、日本代表や海外リーグでの「未公開プレー写真」、そして本人提供の生誕から少年、青年時代やヘアスタイルの変遷など「超貴重フォト」も含めて、「計222点」を収録。そのビジュアルから女性人気NO.1と言われ、さらに、そのシュート技術からサッカー少年たちの憧れとなっている中村選手だけに、大人から子どもまで必見の一冊となっている。   加えて「ファッション」や「音楽」「アクセサリー」「香水」「ペット」「親友」「リラックスタイム」などの私生活に関することから、「自主トレ」「ガンバ大阪」「海外移籍」「日本代表」「シュート」「敬斗ゾーン」「ドリブル」「ワールドカップ」などのサッカーに関することまで、中村選手本人が初めて本書で明かした。   また、中村敬斗選手をよく知る中学時代の恩師やクラブの監督など関係者が語る「中村敬斗の素顔」や、スタッド・ランスの施設で撮影された「極秘トレーニング写真」、日本代表のチームメイトとたわむれる「ほほ笑ましい友情現場」も独占収録。   サッカー日本代表の明日を担う「進化し続ける才能」の過去、現在、未来を写真と文章で知ることができる完全保存版の一冊となっている。  【中村敬斗選手メッセージ】   ボールを蹴りはじめて20年。サッカーのことだけでも、さまざまなことがあった――。僕の人生において喜びも悲しみも、すべてサッカーとともにあった、、そう言っても過言ではないと思う。   そして気づいたのは自分が心地良く、気持ちに素直にナチュラルに生きると一番良い流れがやってくる。失敗を繰り返して、やっとわかった。   この本は、幼少期から現在までのサッカー選手・中村敬斗、そして、、素顔の中村敬斗の記録である。サッカーの試合からプライベート、自宅はもちろんフランスの家で撮影した写真もある。そのときどきに感じたこと、そして最近、思っていることを文章にした。この本を通じて僕のことをもっと知ってもらえたら嬉しい。   ガンバ大阪時代、U-23サポーターの皆さんがつけてくれたキャッチフレーズ「魅せろ 進化し続ける才能」のように、これからも「進化し続ける」中村敬斗でありたいと思う。   この本を手に取ってくださって、ありがとうございます。これからも応援よろしくお願い致します。中村敬斗  ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 薄墨の花嫁 灰髪の少女は、黒曜剣士と初めての恋をする
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    色の純度で地位が決まる世界、最も忌み嫌われる色格「薄墨」の髪を持つキリエは、ある時母親の仇である貴族、玄条院家の若者である朔那と婚約することになる。当初は玄条院への復讐のために潜り込んだつもりのキリエだったが、変わり者の研究者である朔那との生活の中に「居場所」を見出し、その薄墨の髪は徐々に白く変化していたが、都に母親の霊と大量の蟲が現れ、事態は急転する……。最底辺ヒロインの大下克上物語!
  • 戦国史譚 徳川家康
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    「人の一生は重荷を負うて、遠き道を行くがごとし」――三河の小大名の子として生まれ、人質、敗戦、嫡男信康の切腹と、数々の辛酸をなめながらも、心の片隅に野望を待ち続け、耐えに耐えて、ついに天下を掌中にした家康。その生涯のうち特に波乱万丈の前半生に焦点を絞って、家康がどのような重荷を背負い、それを糧としてどう成長していったかを克明に探る。本書は、大成後の家康を描く多くの類書とはひと味違った、人間・家康の原点に迫る会心の人物伝である。
  • 人間的教育
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    1巻2,200円 (税込)
    なぜ働かなくてはいけないのか―― すべての大人の心を抉る、不遇の天才・佐川恭一の“アンチお仕事小説”傑作選。 正直、面白すぎて、佐川恭一という存在に嫉妬!!!! ――三宅香帆(文芸評論家) 自分の分身を読んでいるような、生きることを肯定されるような感覚になった。 ――押見修造(漫画家) どうしようもなく惨めで情けない人間を愛し、競争社会の欺瞞を暴く文芸界の鬼才・佐川恭一。そのディープで人間臭い魅力をこの一冊に!受験・学歴と童貞のルサンチマンを描いてきた佐川恭一による「アンチお仕事小説」8篇を収録。電子書籍で人気を集めた「ナニワ最狂伝説ねずみちゃん」、小説すばるで話題となった「ジモン」「万年主任☆マドギュワ!」など社会人の悲哀をブラックユーモアたっぷりに描く傑作短編集。 装画=押見修造 解説=樋口恭介(SF作家) 「たとえば僕らがまだ、競争と勝利に取り憑かれているなら」
  • こうらん「廣蘭」
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    1巻550円 (税込)
    これは あなたの ものがたり 思い込みの強い男。 妻の死ぬ瞬間が見たい夫。 「3」を書き続ける老女。 他人の悪口が止まらない妻。 何かに追いかけられている女。 「死ね」という声が聞こえる男。 記憶の中の女性を探す男……。 あなたの中にもあるし あなたの周りにもいるかもしれません
  • カラフルヒーロー
    -
    1巻990円 (税込)
    お城にドラゴン、色とりどりのヒーローが大活躍! 小学3年生の男の子による冒険譚! 小学生ならではの自由でキュートな発想を楽しんでください。 この世界には、やく四つの界があります。 イエロー界、レッド界、ブルー界、悪ま界です。 イエロー界には、イエローヒーローがいます。 イエロー界、レッド界、ブルー界は、すごく仲がよいのです。(本文より)
  • 黒い渦 日の光
    -
    1巻1,320円 (税込)
    語り合うことで、人生がもう一度動き出す。 移住先で静かに暮らす70代の元医師と、心の闇に囚われた50代の会社員。 偶然出会った二人は、年齢も立場も異なるものの、少しずつ心を通わせていく。 交わされるのは、過去の痛み、後悔、そして、それでも前を向こうとする気持ち。 語り合うことで、凍りついていた人生が少しずつ動き出す―― 喪失から回復へ、孤独から共感へ。 人はいつからでも自分を見つめ直し、新たな一歩を踏み出せる。 年齢を超えた友情が教えてくれる、静かで力強い再生の物語。

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  • to Lisa 僕は君を愛しています from Marlon
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    1巻1,540円 (税込)
    時を越えて、初恋は動き出す。 5歳の少年が恋をしたのは、17歳の少女だった。 天使のように微笑む彼女との日々は、別れとともに彼の心に封じ込められたまま、27年の時を越えていく。 やがて青年となった彼は、彼女の暮らしていた街・東京へ。 淡く儚い記憶は、時を経て、街角で“奇跡”へと変わっていく―― 忘れかけていた“ときめき”が青春の記憶とともによみがえる、切なくも温かい純愛の物語。

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  • 居場所がない団塊世代のあなた方に
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    1巻1,672円 (税込)
    戦後の日本を背負った、あなたの物語 復興期に生まれ、抱いた未来への希望。高度経済成長に貢献した自負と誇り。 当時の情熱をいま、忘れ去ってはいないだろうか? 主人公・幸三の目を通して、団塊世代の人々が生きた時代を克明に浮かび上がらせた一冊。

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  • 歌はそこに遺された
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    1巻2,310円 (税込)
    『答えのない時代に、創る意味を問う。その 覚悟に心から敬意を』  ――池澤春菜(声優・作家) 『ネットとAIで「本物」と「正しさ」を見 失った世界を撃ち抜く1冊!』  ――宇田川拓也(ときわ書房本店) 彼女は死後、 世界一の歌姫になった。 今世紀最もエモい、 近未来法廷ミステリーの誕生! 「私と一緒に、ストーリーを作ろう。君が歌う からこそ意味がある理由を作ろう」  新進女性シンガー、荒井海鈴が殺された。彼 女の遺作『人魚』は、死をきっかけに大ヒット する。生成AIの楽曲が隆盛の時代に、生身の 人間の作った曲がここまでバズるのは異例だっ た。「あれを作ったのは、AI」と嘯く、海鈴 殺害の容疑者・備藤龍彦の言動に違和感を覚え た東京地検公判検事の堂崎千也は、独自調査の 一環で、彼女が所属していた事務所を訪ねる。 社長の椎名栄弥は、一般的な芸能事務所の顔と は別に、レッスン提供を主体とした怪しげなビ ジネスに手を染めているようだった……。 『沈没船で眠りたい』で読書界を唸らせた気鋭 が贈る、今世紀最もエモーショナルな、近未来 法廷ミステリーの誕生! 目 次 序 章 歌姫 第一章 人魚 第二章 潜行 第三章 漸深 第四章 深海 第五章 海底 第六章 発信源 【参考資料】 cover illustration/鈴木康士 cover design/岩郷重力+WONDER WORKZ。
  • 現代ユウモア全集 7巻『手製の人間』 岡本一平
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    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 日本近代漫画の礎を築いた、ストーリー漫画の先駆者が描いた大正期の傑作15作品を収録。 岡本一平は、大正期から昭和初期に朝日新聞の紙面で「漫画漫文」作者として活躍した、当時最も人気の漫画家。近代漫画の礎を築き、ストーリー漫画の原型は一平に始まると言われている。妻・かの子は歌人で小説家。一人息子の太郎は「芸術は爆発だ」という名言を残し、大阪の万博記念公園に建つ「太陽の塔」を生んだ。まさに芸術を爆発させた家族だった。 本巻は、「戀の彌次喜多」~「刀を抜いて」、「無銭不戦」、「笑いの斷片」まで15作品。一平の大正期の傑作ばかりで、自身もお気に入りの作品を収めた傑作集の趣がある。従って、当時の雑誌、新聞に発表された作品ばかりで、書き下ろしはない。 特に「戀の彌次喜多」から始まる前半の「弥次喜多」シリーズは、右→文章、左→漫画の見開き形式で展開されるユニークな作品。後に発展する紙芝居と同じ形式。脚本だが、見開きだから字数が限定される。的確な表現で会話を進め、きちんとオチも入る、一平の才能が垣間見られる。さらに「無銭不戦」は、見方によっては鋭い反戦諷刺とも理解される作品。金を貰わなければ戦わない、金があれば何でもする、という発想は、大正デモクラシーの時期とはいえ、諷刺的な傾向が強すぎ、当局には強い反戦思想と理解された。だが、後に溝口健二監督で映画化され、「刀を抜いて」についても、マキノ雅弘監督、坂本九主演で映画化(「九ちゃん刀を抜いて」)されている。 発刊当時の書籍を新たに全ページスキャンしているので、本巻はFIX形式。本文の旧字体総ルビはもちろん、デザインもそのまま忠実に再現している。解説文は日本のユーモア文学研究の第一人者・浦 和男。付録には、当時の月報や外箱など、当時の貴重な資料を収録する。 (電子版 2025年5月30日配信開始) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 月孕む女
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    欠けて、満ちた。それから・・・ 私の体は、何が欲しの・・・・・ 自分はまだ女だろうかー もう若くはない。そう自覚する女をかき乱したのは、故郷での不意の出会いだった。 心を埋めるには、肌を重ねるしかないのだろうか 二人の男との出会いは、何を見せるのかー
  • 流恋情話-昭和淫侠伝-
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    逃亡、潜伏、脱出のはざまで、淫情と侠気にむせぶ、男女の業を描き出す恋獄の「昭和」原風景!! 昭和36年4月の夜、淫具屋の長岡修造は拳銃を乱射しながら津艶流女三味線師・中川奈緒子の手を取って、宵宮の神社舞台から忽然と消える。 そして、警察とヤクザ者から追われる情慾の10年が始まったー
  • 沖縄 暮らしのしきたり読本 御願・行事編
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    1~2巻1,430~1,540円 (税込)
    旧暦の暮らしから生まれ、伝えられてきた沖縄の行事・御願。そこに織り込まれてきた意味やいわれを長年に渡って年配者から聞き集めてきた著者が、「暮らしのしきたり」としてまとめました。旧暦の年間行事・御願などの詳細を、ふんだんなイラストや写真で紹介。さらに、御願としきたりに関するさまざまなQ&Aも掲載。  ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 
  • サディスティックな青空とカシオペア座に捧ぐ
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    1巻772円 (税込)
    作者独自の言葉のセンスや感覚を自在に発揮して編まれた印象的な作品集です。小説やエッセイ、詩など、ジャンルに縛られない自由な形式が特徴で、独特の雰囲気・リズムを醸し出しています。これまで存在しなかった、新しい文芸作品を生み出そうとする、作者の意気込みが伝わってくるチャレンジ作品です。新鮮で読み応えのある佳品に仕上がっています。
  • すべての木は花を咲かせたい
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    1巻990円 (税込)
    アメジストのように紫色に輝く孤島に一人向かう夢を見た直樹。彼は母の健康上の理由から、幼い頃に親戚に預けられ、後に養子となり実の両親・妹と離れて過ごしてきた。学校に通うようになりいじめを受けるうちに、彼の中に別人格が棲みついていることに気付く。そしてある日生き別れていた妹の輝子から手紙が届き……。様々な苦悩に向き合いながら成長していく主人公の姿を色彩豊かに描く物語。
  • パセリとチコリと、鶴美さん
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    1巻1,089円 (税込)
    おかしな名前の娘二人と母親の鶴美さん、そしておばあさんの4人暮らしで、鶴美さんのことを娘が語るユニークなストーリ─。夫を亡くした鶴美さんですが、いろいろなことを経験していくなかで、ついに、かっこいい男性も見つけます。人生の流れに逆らいません、失敗を恐れません、努力を惜しみません、過去は振り返りません、という鶴美さんの生き方はきっと大きな参考になることでしょう。
  • 鬼の萬年堂奇譚 ~ヤスケと栄~
    -
    1巻693円 (税込)
    時空を超える不思議な力を持つ鬼は、浮世絵師・北斎を訪ね、北斎の娘と知り合う。そこから始まる不思議な縁は…。表題作「鬼の萬年堂奇譚~ヤスケと栄~」のほかに、禁断の地で不思議な館に招かれた若神、介護ヘルパーの女性と独居老人の交流、おひとり様女性たちの友情などを描く「笠井さんの家」「小勝山の鳩と猫」「春山にて」「夢の景色」「ほな、な」などを収録。
  • 義清の往生
    -
    1巻495円 (税込)
    機能不全の家庭に生まれ育ったノリヨシは、定年を迎えようというのにいまだ悪辣な両親に翻弄され続けている。互いに顔も見たくないほど嫌いあっているのに、離れない夫婦。歪み切った関係を目の当たりにして、ノリヨシは途方に暮れるしかない。しかし自分もまた──。鎌倉時代の武士・勅使河原義清の生涯とその死に際の顛末を描いた戯曲を通じて、夫婦の、家族の情念を炙り出す物語。
  • 君という光
    -
    1巻693円 (税込)
    姫野凛は自分のせいで大事な人を二人も亡くしてしまった。そして、いつからか声が聞こえ始めた。「自分だけが大事なんだもんな?」「救いの手を差し伸べるふりをして」……自分は生きていてはいけない、しかし死ねない。姫野の前に現れた水橋怜羅は電車に飛び込もうとしていた。二人はお互いを助けようとしながら、「生きていていいのか?」という自問の答えを見つけていく。
  • 私の名前は、ミーたん。知的障害者です。
    -
    1巻1,089円 (税込)
    「定年を過ぎて初めて結婚をしたら、いきなり4人の子どもができました。その4人の子どもの3人目の娘が知的障害者でした」(本文より)。ミーたんの見ている世界を通して、知的障害や自閉症のことを少しでも伝えたい──。毎日を咲顔(えがお)で暮らしている両親との日々を、ミーたん視点で描いたエピソードとポエムで綴った、家族愛たっぷりの心あたたまるユーモラスな一冊。
  • 詩人の家
    -
    1巻990円 (税込)
    表題の「詩人の家」をはじめ、「入れ歯と目薬」「転換点」「初詣で」の4作品を収録。どの作品も、男と老いた母親の暮らしが題材で、平凡な日常の中に潜む出来事を描く。見逃しがちな関係の在り方が淡々と、しかし力強く描かれ、誰の人生にも重ね合わせて捉えられる物語となっている。穏やかさの中に潜む心理的な喜怒哀楽を描く筆致は、二人のお互いを思いやる暮らしを目の前に表出させる。
  • 先生、お元気ですか
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    1巻990円 (税込)
    高校教師の美保は、中堅の高校教師としてさまざまな出来事に遭遇しながら生徒たちの成長を見守り、自身も学びを続ける。個性豊かな生徒や教員、そして保護者たち。出会いと別れを繰り返すなかで、交流が深まる人たちも。近況報告や懐かしい日々が綴られた手紙は、美保の明日への糧となり、真摯に向き合った日々の証明でもあった──教師とは何か、教育とは何か、を問いかける物語。
  • 川端康成 時空の旅 『雪国』終章で川端が描こうとしたもの
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    1巻990円 (税込)
    川端康成は昭和9年から書き始めた『雪国』を刊行後、晩年に至るまで推敲し続けている。改稿を重ねて描こうとしたものとは何だったのか。複雑な改稿を行った「繭倉火事」場面の経緯、そこに描かれた天の河が象徴する意味の変化における島村の中の観念や美的世界、そして現実との葛藤とは──。作中やあとがきに補足された水上周辺の地を実際に訪ね歩いて川端の境地に思いを馳せていく。
  • 増補新版 その年の冬
    -
    1巻1,287円 (税込)
    昭和43年~44年にかけての大学紛争。カトリック系男子高に通うエリート高校生たちの「生きる意味」「努めること」への苦悶と葛藤を描いた小説『その年の冬』。『読む映画 その年の冬』は映画化を想定してシナリオ化。小説での観念的な概念や精微な心の動き、人物関係を会話や映像で表現。活動的な群像劇に仕上げ、ストーリーを補充し合い、両作品の良さを引き出すものとなっている。
  • 峠がある街
    -
    1巻1,089円 (税込)
    施設から失踪した兄タケル、妹ナツは会えるだろうか──。ある日、実母と兄がいることを知らされたナツは兄の生活する障害者施設へ行くことに……。知的障害者と彼らを取り巻く状況、介助する人々への理解を喚起する物語。「この小説が、障害者の日常や支援を考えるためのたたき台になれば、筆者にとってはこの上ない喜びです」(「あとがき」より)
  • 南海の夢伝説
    -
    1巻1,485円 (税込)
    台湾の日系企業に勤める日本人青年直樹と台湾人の女子大学生リサとの愛の軌跡を通して、台湾の歴史や社会の実像を描いたスケールの大きな作品。直樹とリサは、二人に共通する先祖が台湾の偉人鄭成功であることを知ってお互いに惹かれ合い、台湾と日本で鄭成功ゆかりの地を巡る旅に出る。作品中には台湾の生活習慣、食文化、国民性などが詳しく紹介されていて台湾を知るよき参考書でもある。
  • 野望の峠
    -
    正体不明ながら、不思議な威厳をもち、人心収攬の才に長けた牢人者、伊勢新九郎。行き倒れの娘(後の今川義忠の室・北川殿)を助けた縁で今川氏の内紛を解決し、やがて北条氏の婿となって一城の主に……。壮年を過ぎてから面白いように出世していった北条早雲をえがいた「破顔」ほか、服部半蔵、山本勘介、明智光秀、小早川秀秋らを主人公に、野望を抱えて戦乱の世を生き抜く人間群像を、哀感あざやかに描く歴史短編集。
  • 空海
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    1巻4,697円 (税込)
    人間中心主義でやってきた世界は繁栄のなかに滅びが見え始めている。人間中心的な世界認識を改めなけれならない。いまあらためて空海を読み直さなければならないのである。 空海は二つの「頌」を残した。『声字実相義』と『即身成仏義』の核心をただそれだけで語りきってしまった「頌」(「詩」)である。空海の「詩」は、膨大な仏典を読み解いた上で可能になったものだ。『大日経』と『金剛頂経』 の交点、 胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の交点に、空海は自身の信仰の体系にして思想の体系を築いたのだ。胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅を見れば『大日経』と『金剛頂経』の異なることは明らかである。空海は異なる経典を統合してみせる。生涯を通して宇宙の根源にして意識の根源、さらには身体の根源に位置づけられる「法身」を求め続けた。 「空」の無限と「海」の無限、精神の無限と物質の無限、その融合。無限が一つに交わるところ、その二つの無限の間で人間は何を考え、どのように生きるのか。 空海は偉大な宗教家であった。それ以上に偉大な文学者であった。空海の宗教は空海の文学のなかにすっぽりと包み込まれる。 空海は生涯を通して、宇宙そのものである一冊の書物を書き続けていた。 あらゆるものが生まれ出てくる根源への尽きない想い。根源の場所に立つことで表現の未来がひらかれる。 空海の全貌がわかる記念碑的大著。空海とは何者なのか――日本思想史最大のオリジネーター・空海の思想に迫る。
  • 大江戸春画ウォーズ  UTAMARO伝(新潮文庫)
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    新潮社旧倉庫で、27年ぶりに“発見”された原稿。それはTV『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『宇宙戦艦ヤマト』を生んだベテラン・アニメーション作家による、幻の小説だった! 若き天才絵師・歌麿と、彼を育てた蔦屋重三郎、そして仲間たち。さらに彼にまつわる闇の魔物と謎の女うずみ……。妖艶怪奇、奇想天外、時代小説の枠を超えて爆走する前代未聞のエンタテインメント、感動の開幕!(解説・森重良太)
  • 三毛猫ホームズの夢紀行
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    母親と二人暮らしの青年・小出弘一は、家にひきこもり、パソコン上で仮想少女との会話に没頭する日々を送っていた。しかしある日、母・雪子が自宅内で何者かに殺害されてしまう。事件を捜査することになった片山刑事は、彼女が生前に思わぬ大金を所有していたことや、普通の主婦とは思えない不穏な行動をしていたことを突き止め、彼女の身辺を探り始める。弘一の元恋人・天宮亜由を巻き込みながら、片山とホームズがたどり着いた真相とは。大人気シリーズ第48弾。
  • 迷霧の敵
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    各国の諜報機関からスパイ業務を請け負うフリーエージェントの影山夏樹は、相棒の真木麗奈と休暇で熊本に赴いた。熊延(ゆうえん)鉄道の遺構である八角トンネルで謎の眩暈(めまい)に襲われた夏樹。封印された少年期の凄惨な記憶の影響か? 直後、中国の諜報機関に新たな仕事を依頼された夏樹は、ロシアのミサイル「オレシニク」のデータを盗み出すため、麗奈と共に厳寒のロシアに向かう……。膠着するウクライナ侵攻の裏で繰り広げられる諜報戦!
  • ビストロ・ビーストのオオカミシェフ
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    個性派(猛獣)だらけのおいしいビストロ、今日も開店! 動物の姿をした人々・獣民。彼らが住む町・花芽町の洋食店「ビストロ・ビースト」は、オオカミ獣民のシェフ、リクが営んでいる。ある日、恩人のオオカミを捜す客・晴歌が店にやってきて、晴歌の恩人のオオカミ捜しを手伝うことに――。ビストロの客、晴歌、そしてリク。それぞれが心に秘めた思いを乗り越えようと動き出す。 『焼きたてパン工房プティラパン』に連なる、やさしい料理連作短編! Episode 1 コーンポタージュと春野菜チキングラタン Episode 2 サワラのムニエルと花咲くグリルサラダ Episode 3 鴨肉ローストと愛情彩りキッシュ Episode 4 ナポリタンときのこのポピエット Episode 5 「ここからここまで」とサンドウィッチ Episode 6 ビーフストロガノフとあの日のオムライス あとがき 動物と植物を愛する自由人。 2016年12月に小説投稿サイト「エブリスタ」の大人気作の書籍化「喫茶『猫の木』物語。~不思議な猫マスターの癒しの一杯~」でデビューし、好評を博した。 既刊に『喫茶「猫の木」』シリーズ、『手作り雑貨ゆうつづ堂』シリーズ、『死神ラスカは謎を解く』シリーズ(マイナビ出版)、『おまわりさんと招き猫』シリーズ(ことのは文庫)、『神様の身代金』(ポプラ文庫ピュアフル)、『チョコレートスイッチ! 無気力男子、チョコを食べて大変身!』(ポプラキミノベル)、『浅倉さん、怪異です! 県庁シンレイ対策室・鳥の調査員』(角川文庫)などがある。
  • 幸せをつかむ! 戦略教本にゃん子の兵法
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    1巻1,540円 (税込)
    「にゃん子」と書いて、にゃんこ? いえいえ、「にゃんし」です。 「にゃん子」とは、武田信玄からビル・ゲイツまで、世界の大物が心酔する最強の戦略書『孫子』の教えを、体を張って示してくれるネコさんたちのこと。「ダメージゼロで絶対負けない」人生好転の極意を、超・超わかりやすく指南します。 困った人に振り回されている時。仕事で悔しい思いをした時。なかなか進まない恋にモヤモヤした時。にゃん子はきっと、進むべき道を教えてくれることでしょう。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 陰陽師と天狗眼 ―巴市役所もののけトラブル係―【無料試し読み版】
    無料あり
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    古より怪異と隣り合わせの町・広島県巴市。 巴市役所の「危機管理課特自災害係(通称もののけトラブル係)」に採用された、 出雲の高名な陰陽師一族出身ながら、少し訳ありの黒髪美青年・宮澤美郷と、 幼い頃に在野の天狗を名乗る男に拾われ、フリーの山伏となった 金髪・緑銀眼の熱血系イケメン・狩野怜路。 いきなり同居することになった異色のふたりが、 現代に起こる怪異を華麗に、そしてお役所仕事に追われながら解決していくことに――。
  • ブーニーズ
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    1巻2,299円 (税込)
    『無駄花』で鮮烈デビューをした著者による、新たなる代表作! 18歳を迎えた加藤弘明は、日本のどこにでもあるような地方都市で、鬱屈した日々を送っていた。学歴もない。将来も、地元の工場や全国チェーン店で働き詰めることしか浮かばないような人生に、ひとつの希望が降ってきた。それはヒップホップという、未知の音楽、いや、体験だった――。 地方で懸命に生きる若者たちが、一度きりしかない青春と、大きな挫折を経て、己の人生をつかむまでを描いた、傑作青春小説。
  • 二月三十日
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    1巻792円 (税込)
    西アフリカの苛烈な大地でのイギリス人宣教師の理想と現実の狭間での苦悩と闘いを記した「二月三十日」(表題作)。他に、かつてブラジルで活動していた日本人の老修道女をブラジルの地に連れて行くなかで、彼女の当時の活動を考える、義父の面倒をみつつも息子のこととなると素直に心を近づけられない女など、それぞれの人生と心の有り様を描いた13の短篇小説。 心にガンガン響く。秀逸。
  • 文明という名の非道ゆえに
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    1巻1,540円 (税込)
    水羽清は豪雨災害で死線をさまよい、三途の川の手前でこの世に引き戻され、あの世とこの世に生きる超能力を授かる。天から、温暖化を阻止せよ、との使命を告げられた彼はダボス会議に飛び、一国を不幸にする世界人口15億人作戦やピグミー作戦(人間の小人化)などを暴露していく。彼の構想は温暖化の元凶=CO²を樹木に固定する緑の地球復元。対する国々や超富豪の激烈な抵抗と構想の末路は?
  • 「ひと」と出会う教室
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    「出身地とかどうでもいい。教師は、毎日世界に働きかけられる。日本でもドイツでも。世界を変えていく苗木に水をあげられる」。恩師の言葉を胸に、メガネ先生が、子ども達とともに、一歩一歩成長する。ドイツでの教職体験から創作された、汗と涙と笑顔の物語。
  • ヒカリ文集
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    第75回野間文芸賞受賞作 「いつか冷めない恋をしてみたいと思う?」 学生劇団で男とも女とも恋を重ねたヒカリ。 六人の男女が彼女が残したものを語る。 『ヒカリ文集』の中核となるヒカリという女性も〈心を使わない人〉である。 無類に優しく人を傷つけることを小心なまでに恐れていて人の役に立ちたいと願っているのに、男性とも女性とも恋愛が長続きせず次々とつき合う相手を替える。(略) ヒカリという女性が伝統的な〈宿命の女〉像を少しでも塗り替えることができていれば幸いである。 ――松浦理英子(「群像」2022年3月号より) 無類に優しく、好意以上のものを語る笑顔で人に依存を惹き起こす。 小心なまでに人を傷つけるのを恐れ、身についた習慣のように人を喜ばせ力づける。 それなのに、親密な関係を結んでは自分から壊す。 学生劇団で男とも女とも恋を重ねたヒカリとは何者だったのか。 第75回野間文芸賞受賞の著者の新たな代表作。
  • 涙が咲かせた花はちらない
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    夢を諦めた高校二年生の彰は、“無害な存在”として当たり障りのない生活を送っていた。そんな彰のクラスには“学校一イタい子”と呼ばれる花ヶ瀬有栖がいる。ある日、彰が校舎裏にある倉庫を訪れると、嫌がらせを受けた有栖が閉じ込められていた。有栖を救い出した彰は彼女の発案で、『最高にエモい文化祭』の実現に向けて奮闘するはめになる。「君なら、私と最後まで一緒にいてくれると思ったんだ」ふたりは少しずつ心の距離を縮めていくが、有栖は誰にも言えない秘密を抱えていて――。ラスト、ふたりは奇跡を起こす。
  • 金鼎国後宮の華妃 追放仙女と呪われた皇子
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    青い瞳と獣操の異能を持つため、忌み子と虐げられてきた過去を持つ燐。仙郷の仙女見習いとなり、人生初の幸せを満喫していたはずが、才能不足で仙郷を追放されてしまい!? 再び仙郷に戻るために試練を与えられた燐は、金鼎国の後宮にあるという仙女の指輪を探し始める。折しも後宮では、太子・紫貴の妃候補――華妃の選定を巡り不穏な事件が続いていた。うっかり紫貴に異能を知られてしまった燐は、後宮のどこかにある指輪と引き換えに、彼に協力して事件を調べることになり……?
  • 明日、死にたがりの君が夏空に消えても
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    家にも学校にも居場所のないミアは、人生を終わらせるためにビルの屋上にやってきた。飛び降りようとフェンスに手をかけたとき、渉という青年に呼び止められる。高校には通わず屋上で小説を書いているという渉に誘われ、屋上通いをはじめたミア。息苦しい日々は続くものの、渉と過ごす時間に居心地のよさを感じはじめていた。しかし、死にたがりのミアを止める渉は、悲しい秘密を抱えていて――。傷だらけの二人の結末に感動!
  • この命が消えたとしても、きみの笑顔は忘れない
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    母を亡くし、親戚の家で暮らす高校生の奈央。友達もおらず、家族とも険悪で、なんとなく死んでもいいと思って毎日を過ごしていた。しかしある日、そんな奈央の写真を撮らせてほしいとクラスメイトの春輝が言い出した。どうしてそんなことを? 反発した奈央に、彼は「死にたかった自分を救ってしまったのが奈央だから」と言う。いつも明るい彼の持つ事情と、彼の優しさにだんだんと奈央は惹かれていくが、二人を引き裂く事故が起きて――。純粋な想いが引き起こす、透明で哀しい奇跡の物語。
  • JOHN FORD POINT(ジョン フォード ポイント)
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    1巻528円 (税込)
    終戦後、進藤たづ子は新制大学に通っていた。英語が堪能で美人のたづ子は、そこでは皆の注目を集めていた。大学の授業では、たづ子が密かに憧れる成績優秀な男子学生に、押えきれなくなった感情が爆発する。その後、たづ子は様々な男性と出会っていく。女性としてたくましく生きるたづ子や、そのほかの人たちが味わった戸惑いや葛藤、解放感を丁寧に描いた小説。
  • モゲラのGハン
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    1巻693円 (税込)
    Gハンはアレルギーだ。反応が起こると、クシャミや鼻水、涙が止まらない。鼻をよく掻くせいで、赤くなって今にもモゲてしまいそうだ。さらに小児喘息との診断も受け、その発作にも苦しめられる。けれどもGハンはそんな自らを「モゲラ」と呼び、あっけらかんと人生を受け入れていく。やがてGハンは、喘息の本当の原因を知る……。時には熱く、時にはおどけて語られる自伝的闘病小説。
  • 不死鳥(フェニックス)渡る
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    1巻770円 (税込)
    ノッコとタクの物語は、ここから始まる──翼や嘴があるというタクは、影となり日向になってノッコに寄り添う。一方ノッコは、彼を理想とし目標として生きる意味を突き詰めていく……。不死鳥に見初められたひとりの女性の半生を描く物語。「時空の流れと淀みの上を自由自在に飛翔する、無色透明な光と風の翼。あなたは今何処を飛んでいるのでしょうか。(本文より)」
  • 風見鶏は、朝に飛ぶ
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    1巻1,232円 (税込)
    本作の共著者であるセナの12歳から23歳までの出来事を小説化した物語。複雑な家庭環境の中で青春期を過ごす主人公森川あゆみが、苦難を乗り越えて成長する姿を描き出す。家庭、学校、クラブなど様々な場面で苦境に立つたびに、自分のことよりも家族のため、恋人のためを思い、傷つきながらも強く歩む主人公の強さ、優しさ、そして深い愛情が、読む者の心を揺さぶる。
  • 満ち欠けのない月
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    1巻924円 (税込)
    結婚して十年以上たつ「僕」は、自然妊娠が望めなくなった妻と、ずっと一緒に生きていくつもりだった。しかしあるとき、一回りほど年下の女性と職場で出会い、関係を持った末に彼女は妊娠する。……そこから始まる三人の葛藤。岩手と東京を舞台に、「新しいスタイルへの生き方」へと歩き出すまでの心の動きを、静かな筆致でつづった再生への物語。
  • 尊氏と正成 ともに見た夢
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    「利生」を心に抱く同志として、後醍醐天皇とともに鎌倉幕府を打倒した足利尊氏と楠木正成は、なぜ敵味方に分かれて戦うことになってしまったのか――。第12回日経小説大賞受賞作、待望の文庫化! 私利私欲がうごめく政治の腐敗があるなか、「民がおのおのの本分を為し、生きる甲斐のある世にする」という想いを胸に、尊氏と正成、そして後醍醐天皇という異なる個性を持つ三人が理想の世をかかげた建武の新政が始まった。しかし、公家もそして武家も私利私欲がうごめく政治の腐敗は止めようがなく、尊氏と正成の運命は引き裂かれていく――。「太平記」の時代を新たな視点で描く傑作歴史小説。『利生の人 尊氏と正成』を改題。
  • 拵屋銀次郎半畳記 侠客五〈新装版〉
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    圧倒的なスケールで描く、撃的ベストセラーの大河シリーズ第1期完結! 大坂・天王寺村。尼寺の月祥院に銀次郎の姿があった。 次席目付の伯父和泉長門守の命により、新幕府創設の陰謀渦巻く大坂入りした銀次郎はまず、不名誉な死を遂げた父・元四郎の墓に詣でた。 そこで出会った絶世の美女・彩艶尼との過去の縁を知ることに…。 やがて銀次郎のもとに、幕府監察役員会から、大坂城代、大坂定番ら五名の抹殺指令がもたらされた。 その夜、大坂城近くの火薬庫が大爆発し市中は混乱の極みに!? 娯楽文学の王道を貫く銀次郎大河シリーズ圧倒的新展第1期完結!銀次郎に暗殺指令くだる!
  • アオハルスタンド ~福島県立桜堂高校野球部の誓い~
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    「甲子園のグラウンドにあいつと立ちたい」――文字の読み書きがうまくできない識字障害を抱えつつ、周囲の助けを得ながら、大好きな野球に打ち込む円谷桃李は、小学生の頃、一緒に桜堂高校野球部に入るという約束を残して突然、東京に転校した幼馴染の寿上明日馬との再会を夢見ていた。が、晴れて入学した高校に明日馬の姿はなかった。しかも彼は、同じ福島県内の強豪私立高校に、期待の新人エースとして迎えられていた。桃李は同じ中学だった赤名光と再びバッテリーを組んで甲子園を目指すが・・・・・・。青春野球小説!
  • マイ・バック・ページ
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    ベトナム戦争、全共闘運動、連合赤軍事件。騒乱の60年代末、若きジャーナリストとして体験した、青春の蹉跌を描いた伝説の回想録。
  • 雀魂 公式アートブック
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    1巻5,280円 (税込)
    キャラクターイラストはもちろんそのほかのイラストも多数掲載! 4月に6周年を迎える大人気ゲームアプリ『雀魂』のファン待望のアートブックがついに刊行! 250点を超えるキャラクターイラストのほか、スタンプ、イベントスチル、誕生日アートなども収録。人気の公式4コマもたっぷりと掲載します。開発チームのコメントやインタビューは必読。カバーイラストは本書のための描き下ろしです! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 変人作家の担当
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    1巻330円 (税込)
    『変人作家の担当』 (著者:伊藤 テル) たいして期待された作家ではなかった。 見た目、喋り方、手がける作品、すべてが「変人」そのもの。 しかし、井原トアは簡単に言えば、「持って」いたのだ。 そんなある日、変人作家・井原トアに、ある中学校から講演依頼が届く。 渋々引き受けた井原トアと、怖いもの見たさな担当編集の「私」の正反対コンビは中学校へ向かうーー。 果たしてどんな事件が二人を待ち受けているのか? デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • 水切り
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    1巻330円 (税込)
    『水切り』(著者:野尻武大) やばい学校遅刻しそう 好きな漫画を語り合える友達欲しい… 隣のババア香水の匂いきつすぎーー。 誰も彼もがSNSに直接脳みそがつながっているかのごとく、心の声をダダ漏れさせては無責任な発言を繰り返す。 飽き飽きする日々の中で、少年たちが川で「水切り」を楽しむ姿だけは、キラキラと輝いて見えた。 若き小説家・野尻武大による、疾走感あふれる鮮烈なデビュー作。 デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • 恐竜さん、こんにちは
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    1巻330円 (税込)
    『恐竜さん、こんにちは』 (著者:森本 凛) 昼寝から目覚めたら、目の前に恐竜がいた。 あまりにも不条理な状況が、ある日突然主人公の女子高生を襲う。 一体なぜこんなところに恐竜が?私が何かしたの?そんなことを考える暇もなく、 まずはこの状況から抜け出そうとするが、何の解決策も思い浮かばない。 果たしてこの絶望的な状況に、光は差すのかーー? 未だかつて体験したことのない、不条理青春恐竜小説! デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • 学くんは歩く辞書だ
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    1巻330円 (税込)
    『学くんは歩く辞書だ』 (著者:戸部 蘭) 学くんは歩く辞書だ。 学くんは眞鍋琴音の知らないことを何でも知っている。 ただ学くんと話すきっかけが欲しくて、琴音は日々新しい言葉を学んでいく。 「三寒四温」「昼想夜夢」「 会いたいが情、見たいが病 」 新しい言葉を知れば知るほど、学くんのことを好きになっていく。 しかし二人の関係は、不慮の事故によりある日突然変わってしまいーー。 16歳の現役高校生・戸部蘭による、瑞々しさ溢れる恋愛小説。 デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • ググってカルタ君
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    『ググってカルタ君』(著者:鳩院 ジュノ) あなたの近くにいそうで、どこにでもいなそうな男「カルタくん」。 会社に着ていくにはあまりにカジュアルダウンしたファー付きダウンにギラギラスーツ、足元にはとんがり靴。 電車の中でばったりあっただけのそんなクセ強な男・カルタくんによる徹底的な求愛行為が始まる。 撒いても断っても、しぶとくついてくるカルタくんの魅力にいつの間にか虜に!? カルタくんの邂逅の顛末を、とくとご覧あれ。 デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • おませさん
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    1巻330円 (税込)
    『おませさん』 (著者:古島結芽) 「わたし、おませさんなの。だから、もうあなたとはいられないの」 ある日突然、うなちゃんがそんなことを言ってきた。 とても年中さんとは思えない言葉づかいに困惑してしまうが、どうやらうなちゃんは本気のようだ。 今までずっと一緒だったうなちゃんとの関係が突然終わったしまったことは悲しいが、僕はそれをちゃんと受け入れなくてはいけない。 お姉さんとして成長していこうとするうなちゃんと、 少し遠くから見守る「僕」の、あたたかな物語。 デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • 焼死体たちの革命の夜
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    1巻3,256円 (税込)
    病に倒れる直前までに書かれた短篇を集成。馬に乗って新宿を彷徨う「あの農場には二度と」など、時代の危機を先取りする崩壊感覚と、生のあり方を問う真摯さに貫かれた世界水準の傑作。

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