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  • 貴婦人と背徳のワルツ 1
    完結
    3.0
    友人の邸宅で開かれるハウスパーティーに招かれ、1年半ぶりに社交界に復帰した未亡人ジュリエット。けれど周囲の冷たい視線を浴びて、やはり来なければよかったと後悔し始めていた。彼女には、「夫殺し」という身に覚えのない噂が立っていたのだ! そこへ、あたかも彼女をかばうように、若い男性が声をかけてきた。彼の名は、セバスチャン・セントクレア卿。大貴族の一員で、社交界の重要人物である彼がなぜ私を? 噂のある女には何をしてもいいと思ってるの?
  • 天使がくれた恋
    -
    クローイは六歳のとき、弟を亡くし悲嘆にくれた。そして二年前、両親が交通事故にあい、父親も死んでしまった。母親はいまだに意識が戻らないまま、介護を受けている。テレビのレポーターとして忙しく働く彼女は、キャリアと母親の付き添いとを両立させようと頑張りつづけている。だが、経済的にも体力的にももう限界だ。希望を捨てずにいることさえ難しくなってきた。そんなある日、クローイは大事な会議を欠席してしまったため、上司のガブリエル・マグワイアから呼び出しを受ける。彼はセクシーだと言われているが、情け容赦のない男だ。きっと解雇を言い渡されるに違いない。覚悟を決めて行ったクローイにガブリエルは……。
  • 情事の花園
    -
    優しい口づけも、熱い抱擁も、あなたにとっては、ただの情事。 “君にもっと魅力があれば、ほかの女性にはなびかなかった”そんな屈辱的な理由で、マチルダは婚約者にふられた。深い傷を負った心を押し隠し、庭園デザインの仕事に打ち込む彼女に、イタリア人弁護士ダンテ・コステッロからの依頼が舞い込んだ。母親を事故で亡くしたばかりの、彼の幼い娘のために、屋敷の庭を心安らぐ花園に変えてほしいというのだ。冷血漢と悪名高いダンテの娘への想いにほだされたのだが、屋敷に住み込むという条件は、マチルダにとっては酷なものだった。ダンテの亡き妻がいかに愛されていたかを思い知らされながら、欲望のはけ口のようにキスしてくる彼を、どうしても拒めなくて……。■驚きのストーリーと情熱的なシーンが人気を呼び、HQロマンスの若手代表作家の地位を確立しつつあるキャロル・マリネッリ。もう二度と愛さないと決めた男女に、むせるような花の香りが魔法をかけます。愛によってみずみずしく花開くヒロインの姿に胸が詰まります。
  • ウエイトレスの初恋
    完結
    2.0
    ウエイトレスのアリーナが派遣会社から紹介された仕事。それは――大富豪にしてマスコミをにぎわすプレイボーイ、デミアン・ズーコフの臨時秘書だった。おそるおそる彼の滞在するホテルを訪れると、彼の部屋から次から次へと3人もの美女が泣きながら飛び出してくる。昨夜のお相手なんだわ。地味な私に彼の秘書なんて務まるのかしら? 一方、うぶな様子ではにかみながらも誘いを断る彼女にデミアンは新鮮な驚きを感じていた。彼女のバージンを味わうのも悪くない。
  • 強いられた情事
    完結
    4.0
    慎重で、いまだにバージンのメグは飛行機で隣りあわせたハンサムな大富豪ニクラスに不思議なほど惹かれる。機内が消灯したあと、キスをかわしたふたりは毛布の下で大胆にも…!? 地上に降りたあとも魔法のような情熱は続き、一夜で結婚の誓いをたてる。だが翌朝、夫は冷たく姿を消した――。1年後、心を閉ざしたメグの前にニクラスの弁護士が現れ、彼が無実の罪で投獄されているという。しかも、面会する唯一の方法が、“夫婦の営み”の要求だというのだ!
  • 愛の罠
    -
    ホリーは作家ジェイムズの秘書になれて幸せだった。ところがジェイムズの美しい妻マクシーヌときたら、度々ロンドンに出かけてはほかの男に愛想を振りまいているらしく、今日も3週間ぶりにジェイムズの弟ザックと恋人きどりで帰宅した。その無神経さにたまりかねたホリーはザックにつめよったが、彼はホリーの言い分を一笑に付すと、思いがけない提案をする。「きみとぼくで、“愛の罠”を仕掛けないか?」本当は愛し合っているジェイムズ夫妻の目を覚ますため、熱々の恋人同士を演じて二人を刺激しようと言うのだ。ホリーは、罠を仕掛けられているのが自分だとは気づきもせず、ジェイムズのためならと、無邪気にうなずいたのだった。 ■10代のころから作家として活躍していたキャロル・モーティマー。日本デビューは1981年ですが、今もその筆は衰えを見せることなく、常にロマンスの第一線を走り続けています。純粋なヒロインと、一枚も二枚もうわての伊達男。甘い罠にかかったヒロインの行く末は?
  • 囚われの宝石
    完結
    5.0
    大富豪の令嬢ニーナは幼い頃から24時間監視される不自由な生活を送っていた。母が誘拐され、命を落とした日から…。父のことは愛しているけれど私はこのままずっと閉じこもった人生を過ごすの? そんなある日、画廊<アークエンジェル>で父の宝石コレクションを公開することになり、そこでオーナーのレイフと出会う。強い自立心をもつ彼の、君が欲しいとうったえる情熱的な瞳に貫かれ、ニーナは自分の本心に気づいてしまう。籠の鳥の私をここからつれ出して…!
  • 悪魔公爵と一輪のすみれ 1
    完結
    5.0
    1年前に決闘で夫を亡くしたパンドラは、そのせいで男を手玉にとる魔性の女と社交界で噂され傷ついていた。そんな時、親友に気晴らしに誘われたパーティーで社交界の悪魔と呼ばれる公爵ルパートと出会う。不届きな殿方と聞いていたのに彼は紳士で、卑劣な男に襲われたパンドラを助けてくれた。その後、いくら断っても彼は熱烈なアプローチを仕掛けてくる。でも彼女は知らなかった。都合のよい花嫁を必要としている彼が、未亡人であるパンドラに目をつけたとは…。
  • 涙の手紙【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    ブライアナは手にした封筒をじっと見つめた。これこそ実母が私に遺した、ただひとつのもの。愛情深い養父母のおかげで、私は幸せに暮らしてきた。自分を捨てた女性については考えたことさえなかった。それなのに、実母が弁護士に遺書を託していたなんて。これを読んだら今までの平穏な生活が、あっという間に崩れ去ってしまいそうな予感がする。思い悩むブライアナを、冷血弁護士として名高いネイサンが、気遣うような青い瞳で見守っていた。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 略奪
    -
    初めて愛を教えてくれた人から、突然、傲慢な略奪宣言をされて……。 元恋人から手ひどい裏切りをされたケイトは、傷心を癒やしに訪れた海辺のホテルでジャレドと出会った。危険な魅力を漂わせる彼の熱い誘惑に抗いきれず、めくるめく2日間を過ごした彼女は、人生で初めて愛の激しさを知った。でも、もう傷つきたくない。私には安全な恋が必要なの……。時が過ぎ、ジャレドとの思い出を胸の奥にしまいこんだケイトは今、仕事で出会った男性と清らかな関係のまま婚約したばかりだった。ところがある夜、突然の訪問者のノックに応えてドアを開けると、そこには、あの危険なほどセクシーな瞳のジャレドが立っていた。そして問答無用でケイトの唇を奪い、彼女を略奪してみせると告げた!■稀代のストーリーテラー、キャロル・モーティマーによる1984年の旧作を初邦訳でお贈りいたします。失恋で傷ついたケイトの乙女心は、情熱のままに愛し合うことを教えてくれた男性と、愛はなくとも安定した家庭を与えてくる男性の狭間で激しく揺れ動き……。
  • 小さな奇跡
    4.0
    子供が産めないことを告白したら、また捨てられてしまうの? 看護師のモリーは勤め先の病院に突然現れた医師を見て息をのんだ。5年前に私を手ひどく振り、ほかの女性と結婚したルーク!妻を亡くし、メルボルンに戻ってきたと聞いていたけれど、まさかこの病院に復職してくるなんて……。ルークと再会するときは幸せに光り輝く自分でいようと決めていたのに、彼と別れたあとに結婚した男性とは、つい先ごろ離婚したばかり。破局の理由は、どうしても子供が授からなかったから。悲嘆に暮れるモリーは、ルークもある苦悩を抱えていることを知り、切なさのあまり衝動的にベッドをともにしてしまった。これは着地点のない、今だけの関係だとわかっていながら。■HQロマンスでも大活躍するキャロル・マリネッリが描く愛の復活の物語をお贈りします。5年を経て再会したヒーローとヒロインは、お互いに明かすことのできない秘密を抱えたまま関係を深めて……。ヒロインの身に奇跡が起こることを祈らずにはいられない作品です。
  • 月光獄 月の女神と三人の王子
    5.0
    神官の娘サラは幼なじみの王子三兄弟のひとり、アランと恋仲だ。十六歳の誕生日に、自分が王家に富と名誉をもたらすという伝説の『月の女神』であること、そして次の王位は月の女神を手に入れた王子のものになるということを国王から知らされた。その日から、今までアランとの仲を祝福してくれていた他の二人の王子たちに、サラは体を狙われるようになって……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
  • 五時からの恋人
    -
    面接試験のため、TCR社を訪れたイヴは、エレベーターの扉が開いた瞬間、とんでもない光景を見てしまった。中で抱き合っていた男女が、すばやく抱擁を解いたのだ。男性は社長のドリュー・フォーサイス、女性は彼の父の2度目の妻、若く美しいレディ・フォーサイスだった。かつて父親に裏切られたため、男性に対して強い不信感を持つイヴは、見たものを不倫と決めつけ、ドリューに対する嫌悪感を目に浮かべた。イヴの様子に興味をそそられたドリューは、突然面接会場に現れ、その場で彼女を自分のアシスタントとして採用した。仕事は欲しいけれど、あんな上司の下で働くのはどうかしら?心配は的中し、ドリューは何かとイヴに近づこうとしてきて……。
  • 奇跡を届けて
    -
    『過去からの誘惑者』ケータリングサービスを営むジェーンはある夜、ずっと避けてきた男、ガブリエルに出会った。三年前、理不尽な因縁からジェーンは彼の恨みを買い、以来報復を恐れ、髪の色も名前も変えてひっそり生きてきたのだ。ところがガブリエルは、ジェーンの正体には気づかず、花束を贈ったり食事に誘ったりとしきりに交際を求めてきて……。 『地上に降りた天使』 三人の子供に手を焼く男性ニックのもとに派遣された、天使のベス。子守をすることが使命だと思ったが、ひどく不幸せそうな彼を見て、自分は彼の心を救うために天上から遣わされたのだと気づく。ベスはニックの心に人間らしい感情をよみがえらせるが、いつしかある悩みをかかえるようになった。天使だというのに、人間のニックに恋をしてしまったのだ。 *現在、配信中の『過去からの誘惑者』と一部内容が重複しています。ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 揺れる情熱
    -
    ひとりで子どもを育てるガーデンデザイナーのランダルは、大富豪の屋敷の専属という願ってもない仕事を手に入れた。そこに現れたのは、スペインの侯爵で元恋人のフリオ。6年前、庭師の娘にすぎなかったランダルは、彼を信じて愛を捧げ、ぼろ雑巾のように捨てられた。魅力を増したフリオは以前よりも自信と権威にあふれ、若かった彼女を捨てたことを謝罪するどころか、ランダルを富豪の愛人と決めつけて蔑みの目を向けてきた。彼女は固く決意した――息子だけは渡さないわ。
  • 億万長者との夜
    -
    新聞社で働くアミーリアへ、突然の仕事が舞い込んだ。巨万の富を持つ男、ヴォーン・メイソンへのインタビュー。思いがけない抜擢に着の身着のまま駆けつけたアミーリアだったが、彼女が見たのは噂に聞く冷徹な敏腕企業家ではなく、疲れてソファであどけなく眠り込んだ無防備な男性の姿だった。警戒心を解いた魅力的な寝顔に、アミーリアはしばし心を奪われる。だが目覚めたヴォーンはうろたえもせず冷ややかな態度で応じ、アミーリアは有益な情報を何も得られぬまま帰るはめに陥ってしまう。失意のうちに会社に戻ると、彼女宛の豪華な花束が届いていた。ヴォーンからの食事の誘いのメッセージとともに! ■夢のようなひとときのあと、なんとアミーリアはヴォーンの出張に同伴することになり、ふたりは急接近。彼はこの上なく魅力的で完璧な男性だけれど、だからこそ信じるのが、傷つくのがこわい……。駆け引き渦巻くビジネスシーンを舞台とした豪奢なロマンス。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンス・エキストラから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ふたつの結婚
    2.0
    ローラは花の社長秘書……とはいっても、入社後まだ三週間。社長室にコーヒーを運ぶだけでも不安におびえてしまう。ワンマン社長にどう対処していいのか、さっぱりわからないのだ。とまどいながらも奮闘を続けるローラは、ある日恋をした。精悍なマスクとセクシーな声の持ち主――ギデオン・メイトランド。しかし、彼の亡くなった妻が社長の娘だったと知り、心は複雑だ。
  • 愛を盗んだ紳士
    -
    箱入り娘? いいえ、わたしは籠の鳥。解き放たれる日を待っていたの。 砂漠の国の皇太子夫妻が新婚旅行で向かうオーストラリアに、皇太子の妹レイラもつき添うことになった。生まれて初めて国を出る彼女には、計画があった。もうすぐ父の言うがまま、大嫌いな男と結婚するのだから、一生に一度きりの自由を満喫しても罰はあたらないはず。甘いお酒を飲んだり、恋は無理でも、キスくらいしてみたい……レイラは予定どおり、兄嫁とのショッピング中に姿をくらました。目指すはシドニーきっての辣腕弁護士、ミカエル・ロマノフ。レイラは、まだ名前しか知らないこの男性に会いたかった。ふたりの人生を根底から覆すことになる、ある依頼をするために。 ■C・マリネッリはHQロマンスで人気急上昇中の若手作家。ストーリーテラーとしての実力をいかんなく発揮して、いつも胸躍るロマンスを届けてくれます。今作では『ウエイトレスの初恋』のヒーローの親友と『シークに言えない秘密』のヒーローの妹が、禁断の恋に落ちます。
  • ハーレクイン・イマージュセット 1
    -
    お得な価格でハーレクイン・イマージュ2作品収録『愛と犠牲の花』-両親を早くに亡くし、妹たちの面倒を見てきた助産師のアビィ。彼女が勤務する産科に、ローハンという名のまばゆいばかりにハンサムなドクターがやってきた。見るも鮮やかな手つきで処置をほどこす有能な彼に、周囲の女性たちはまたたく間に虜になっていった。アビィもまた、彼に微笑まれるとどうしようもなく胸がざわついた。だが、ローハンは愛や結婚に否定的で、自己犠牲的な彼女の生き方をも非難する冷たい男性だとわかる。ショックを受けるアビィだったが、ある夜、突然ローハンが彼女の家を訪れ、思いがけない申し出を――。『スペインの情熱と絆』-1年前、スペイン人の夫サヴの運転する車が衝突され、アイラは4歳の息子ケーシーを失った。その後、サヴは罪悪感から心を閉ざし、彼女に冷たい態度をとるようになっていった。背中を向け合って眠りにつく日々が続き、やがてアイラは離婚しかないと考えるようになる。そのために仕事への復帰を決める彼女だったが、皮肉にも、サヴと同じ職場を選ばざるをえなかった。仕事場では気さくで、魅力的で、部下からの信頼も厚い彼。妻の自分には見せてくれない顔に、アイラの心はさらに沈み……。
  • ハーレクイン・ロマンスセット 1
    -
    お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
  • 嵐のように
    -
    世界的に著名なカメラマン、ジョエル・サザーランドはどんな女性も無関心でいられないほど魅力にあふれたすばらしい人。けれど、彼の秘書で同棲中の恋人リンジーには自分の過去や家族の話をいっさいしない秘密主義者だ。一緒に夜を過ごすようになって六カ月が過ぎたというのに。私は住みこみの愛人……? リンジーの不安は絶望へと変わる。
  • 高慢な公爵の誤算
    -
    冷酷非情な公爵はまるで優雅な野獣。わたしを怯えさせ、また魅了する……。 親友たちと杯を交わした帰り道、公爵ザカリーは謎のレディと出会った。黒いベールで全身を隠した彼女は重大な秘密を告げに来たと言い、世間が知らないはずの、彼の“影の姿”も知っているらしい。ザカリーの瞳に妖しく獰猛な光が宿った――危険だが興味深い娘だ。彼は抵抗する隙も与えず彼女を軽々と担いで屋敷まで運ぶと、みずからの寝室に連れていき、正体を明かすよう詰め寄った。すると、驚くことにベールの下から姿を現したのは、10カ月前、彼との婚約を破棄して異国へ逃げたジョージアナだった。あの生意気な小娘が今さらなぜ? ザカリーは冷酷にほくそ笑んだ。彼女が真の目的を白状するまで、しばらく籠の鳥にして楽しんでやろう。 ■結婚市場にあふれ返る花嫁候補には興味を示さず、気の合う仲間と紳士クラブに集う男たちを描く〈孤高の公爵シリーズ〉第2弾。冷酷非情な放蕩貴族として有名なホークスミア公爵が主人公の本作は、ある逆境に置かれた元婚約者とのドラマティックな再会物語です!
  • サマー・シズラー2015 真夏のシンデレラ・ストーリー
    -
    1子爵が見つけた壁の花アニー・バロウズ/瀬野莉子モールドン子爵は花嫁候補一覧を見て絶望した。いずれも難ありだ。舞踏会まで来たものの、居たたまれなくなりロビーへ逃げだしたところ、同じく逃げだそうとしている令嬢にでくわした。一覧には載っていなかったその地味な娘に、彼は妙に興味をそそられ……。2噂の傲慢社長リズ・フィールディング/松村和紀子タリーは元勤め先の秘書に頼まれ、急遽、社長ジュードの出張に同行することになった。会ったことはないけれど、噂によると、ハンサムだが非情な傲慢社長らしい。不安を胸に待ち合わせ場所へ行くと、なんと以前彼女がエレベーターで一目惚れした男性が現れた!3シンデレラは涙をふいてデビー・マッコーマー/大谷真理子元婚約者の手ひどい裏切りに傷ついたダーニは、心機一転して新しい人生を歩もうと、住む町も仕事も変える決意をした。首尾よくアシスタントとして雇われるが、ボスのジョンはどういうわけか彼女のことを軽薄な女性と決めつけ、ことあるごとに冷たく当たる。4高潔な公爵の魔性キャロル・モーティマー/上村悦子公爵マーカスは親友の妹ジュリアナの言葉に耳を疑った。訳あって、彼に愛の手ほどきをしてほしいというのだ。公爵は堕天使のように美しい顔に悪魔の笑みを浮かべた。4年前に伝えるはずだったこの想いを今、彼女にわからせるのだ――身も心もとりこにして。
  • 憎い誘惑
    完結
    3.0
    突然父が倒れて会社経営をまかされたギニー。でも大学を卒業したての彼女には荷が重く、さっそくトラブルを起こしてしまう。怒りをあらわに、父の友人と名乗る美しいギリシャ人男性がギニーのもとにやって来たのだ! しかし彼は何を思ったか、「食事をしながら仕事の相談をしよう」と言い出した。断ればきっと取引きを中止されてしまうわ。会社と父のために仕方なくギニーが誘いを受けると、彼は巧みなリードで抵抗できないギニーに甘いキスを落として…。
  • 愛の迷い子
    完結
    4.3
    いいかげんな女のふりをしてほしいですって? ディジーは親友のとんでもない頼みに驚いた。親友が遺産を相続するためには厳格な叔父に真面目さをアピールしなくてはいけない。ディジーが無責任であればあるほど親友である自分がいかにすばらしいか伝えられると言うが…。気乗りしないままディジーが古城へ向かうと、目に飛びこんできたのは湖で優雅に水浴びをするギリシア神のように見事な肉体をもつ男性! まさかその男性が親友の叔父ザカリアだったとは――。
  • 鷹の公爵とシンデレラ 1
    完結
    4.0
    両親亡きあと、ジェーンは遠縁のサルビー卿にひき取られ、召使い同然にこき使われている。ある日、邸でパーティーが開かれるが、招待客の大貴族スタワーブリッジ公爵がジェーンを気にかけ、エスコートしようなどと言い出したことから思わぬ窮地に立たされることに。公爵に色目を使ったと決めつけられ、「ふしだらな母親そっくり」と罵られたのだ! ショックでその場を飛び出したジェーンは、ちょうど邸から立ち去るスタワーブリッジ公爵の馬車の荷台に隠れるが?
  • 二週間の恋人
    -
    母を亡くし、養父に家を追い出された19歳のイーリンは、実の父親のもとへ身を寄せるため、生まれ故郷のカナダを訪れた。だが、すでに新しい家庭がある父は迷惑と言わんばかり。仕方なく宿泊施設で住み込みの仕事を始めたものの、今度は理不尽に働かされ、オーナーには色目を使われる始末だ。八方ふさがりで希望を失いかけていたイーリンは、ある日宿泊しに訪れたすてきな男性客、ジョシュと出会う。ジョシュは彼女の身の上を知ると、救いの手を差し伸べた――彼とベッドをともにするという条件つきで。
  • シークに言えない秘密
    4.0
    「私をあなたの宮殿に連れていって」10年越しの願いは叶えられるの? 兄の結婚式に出席するため、トリニティはイギリスに戻ってきた。式が執り行われる教会で再会したのは、初恋の人ザイード!兄の学友で、砂漠の王国イシャラの王子だ。10年前、トリニティはイギリスで学んでいたザイードに心奪われ、初めてのキスを彼に捧げ、この家から連れ出してと訴えた。だが、ザイードはつれなく母国に帰り、忌まわしい出来事が起こった。トリニティは伯母の夫に襲われて身ごもり、その子を流産したうえ、政治家一族の体面のために事件は闇に葬られたのだ。式のあとザイードと二人きりになると、トリニティは感情がこみあげ、衝動的に彼の胸に飛びこんでしまう――重い秘密を抱えたまま。 ■初恋の人とベッドをともにしたヒロインは、やはり秘密を打ち明けられず、遊び慣れた女を演じてしまいます。一夜の情事と割り切って元の生活に戻った二人ですが、再び顔を合わせることになり……。
  • 危険な隣人
    -
    キャットは、ケイトと彼女の祖母と三人で暮らしている。住んでいる大きな家を保育園にして、毎日忙しく過ごしていた。若くて独身の女性二人が男性の気配もないのはおかしいと、近所の人々はいろいろと噂をしているらしい。だがキャットは気にしなかった。以前、婚約していた恋人に利用され裏切られて以来、二度と男性は信じないことにしたのだ。ところがある日、保育園に子どもを通わせるために、ケイレブ・レイノルズという、一人の男が訪ねてきた。たくましくてハンサムだが、危険な雰囲気をただよわせている彼に、キャットはたちまち警戒心を抱いた。そんな彼女をあざわらうようにケイレブは……。
  • 涙の手紙
    完結
    -
    養父のもとで幸せに暮らすブライアナに、ある日、今は亡き実母レベッカからの手紙が届けられた。父親の名も明かさず幼い私を捨てた母の気持ちなど、知りたくもない。そんなブライアナを説き伏せたのは、レベッカの悲しい事情を知る弁護士ネイサンだった。ブライアナはレベッカを不幸に追い込んだ実父を捜す決意をする。力になってくれたネイサンに強く惹かれるブライアナだが、真実を探るうち、ふたりの間に思いがけない障害があることに気づかされ…!?
  • 古城に集う愛 魅惑の独身貴族 I
    -
    ダーシーはビジネスランチのケータリングに訪れた会社で、不手際からグラスを割って指にけがをした。居合わせた会社経営者のローガンに優しく気遣われ、思わずダーシーは彼にすがって泣き出した。私生活でショッキングなことが起こり、仕事中だというのに取り乱してしまったのだ。彼のシルクのシャツが私の涙で台なしに……。ダーシーは後悔の念に駆られ、後日、適当なシャツを見つくろってローガンに送り届けた。すると、いきなりローガンがダーシーの店に現れ、見知らぬ男に高価なシャツを贈るものではないと言い放つ。そのとき、ダーシーは彼が激怒する理由を知りもしなかった。
  • ウエディング・ストーリー2015 愛は永遠に
    -
    1放蕩伯爵と白い真珠キャロル・モーティマー/清水由貴子 訳 1年前に亡くなった夫の喪が明け、公爵未亡人のソフィアは社交界に復帰した。自宅で開いた舞踏会に現れたのは、奔放な伯爵として悪名高いダンテ! 10年前、未婚のわたしにつきまとい、あろうことか唇まで奪った男性がなぜここに? 彼女の心はかき乱された。 2ウェルボーン館の奇跡ダイアン・ガストン/さとう史緒 訳 子爵のジェラルドは重い気分でウェルボーン館にやってきた。不慮の死を遂げた母親の遺言で、館に住む見知らぬ3人きょうだいの後見人を務めるはめになったのだ。事実を告げて早々に館を立ち去ろうとしたところ、驚くほど美しい長女ジュスティーンが現れ……。 3シークの愛の奴隷マーガリート・ケイ/泉 智子 訳 アラビアで父親の仕事を手伝うフランス人のジュリエット。乗っていた船が嵐で沈み、彼女はラシュアール王国の浜辺に流れ着いた。当地の部族に捕らえられ連行されたのは、光り輝く壮麗な宮殿。彼女は王国のプリンス、カリドへの贈り物にされてしまったのだ! 4悩める公爵エリザベス・ロールズ/高木晶子 訳“国王が決めた花嫁に難色を示す皇太子を説得せよ”法外な命令に、公爵のケスターは自邸の図書室でつぶやいた。「愛に基づかない、便宜上の結婚なんて最悪だ」新妻のリネットにそれを聞かれ、彼は青ざめた。実は自分も必要に迫られ、裕福な家の娘を娶ったから。
  • 眠れぬ夜はボスと
    完結
    4.0
    父親と婚約者を同時に亡くした令嬢アンディ。父の会社は倒産、多額の負債が残される。どん底の彼女はなりあがりの実業家ライナスに屋敷を売却することに。血も涙もない辣腕ぶりで知られる彼がさらに提案してきたのは――私と母に住まいを用意するかわりに、秘書になれですって!?  彼がそばにいるとなぜか落ち着かない気分になるのに…。しかし、他に選択肢なんてなく、屋敷の片隅に住むことになる。彼の目的は上流階級の世界をアンディもろとも手に入れることで!?
  • 苦くて甘い罠
    -
    ジョランダが恋人とテムズ川の船上パーティに興じていたとき、ふいにある男性が現れた。ヴィート…。ジョランダと双子の兄ニック、そして七歳年上のヴィートは、ある会社経営者の養子として兄弟同然に育った。だがニックとヴィートは故郷のシチリア島に帰ってしまい、以来、音信もとだえていたのだ。ヴィートを慕うあまり、ジョランダはいまだに男性経験もない。再会に驚く彼女にヴィートは告げた。「ニックが病気なんだ」兄との絆を取り戻そうと、ジョランダはシチリアに飛んだ。心に、報われるはずもない思いを秘めながら。
  • 真実の代償
    -
    明かされた真実を頭では理解できても、心で受け止めるのは難しかった。■今後の仕事のやり方について考えるため、生まれ故郷のマン島に戻っていた人気歌手のトーリーは、友人のマディソンに頼まれて、彼女の兄を空港まで迎えに行った。到着ロビーで名前を書いたボードを掲げて立っていると、百八十センチはかるく超える男性が目の前に現れた。「ジョナサン・マクガイアーだが」日に焼けた男らしい顔立ち。広い肩に引き締まった体。はっとするほど魅力的なのに、ひどく無愛想でそっけない。家まで送ったものの、トーリーは彼の態度にだんだん腹が立ってきた。なんて尊大で失礼な人なの!だがそういった振る舞いは彼がかかえている悩みのせいだった。トーリーはなんとか力になろうとするが、彼の心の壁は厚く……。
  • 裏切り者に薔薇を
    完結
    4.5
    ブリンは意を決して画廊<アークエンジェル>に足を踏みいれた。画家を目指すが、美大を出てから持ちこむ画廊という画廊に断られ、食べるのにもままならない。この展覧会が最後のチャンスとは言え、ここにだけは近づくまいと思っていた。なぜなら5年前、ブリンの父が詐欺行為を働いた画廊だったからだ。オーナーのガブリエルに憧れ、淡い初恋を抱いていたが、その彼の手により父は刑務所へと送られた。姿も名も変えて私に気がつくはずがない…そう思っていたが!?
  • 母の彫像
    -
    この半年の間にキャリーは立て続けに不幸を体験した。母が病気で亡くなり、愛していたジェフも車の事故で奪われた。ある日、彼女は弁護士に呼び出され、意外な事実を知らされる。ジェフは名門スペンサー家の人間で、彼の莫大な遺産の受取人はキャリーだけだったのだ。キャリーは気の進まないままスペンサー家の屋敷を訪れたが…。クリスマスにこんな仕打ちを受けるなんて…ゆれる恋心を細やかに描く。
  • 秘密を抱えた再会
    3.0
    あの日、使い捨てにされた私。もうこれ以上、傷つけないで! 看護師のルイーズは恋人の外科医ダニエルと結ばれた翌朝、君は僕の妻にはなれない、これは軽い“お楽しみ”だったと告げられた。ショックのあまり母国に戻るが、追い打ちをかけるように妊娠が発覚。彼女との結婚を望まないダニエルには知らせることなく、独りで産み、貧しいながらも懸命に赤ん坊を育てていた。息子が3カ月になり、仕事復帰に選んだ病院へルイーズが初出勤すると、そこには驚くべき人物が――なんとダニエルが勤務していたのだ!ルイーズが子育てをしていると人づてに知った彼は、なぜ秘密にしていたと責めるよりも、さらに残酷な言葉を口にした。「よかったね。僕のあとに、幸せになれる相手に巡り合えたんだね」 ■HQロマンスでも大活躍するC・マリネッリのシークレットベビー物語をお贈りします。ヒロインの息子の存在を知ってもなお、自分の子供とは思わないヒーローの傲慢ぶり。けれども彼はなぜ、わざわざ彼女の母国まで渡ってきたのか。感涙必至の傑作をご堪能あれ。
  • 甘美な誤算
    完結
    3.0
    父のホテルを買収したチェイスをひと目見て、マドリンは衝撃を受けた。なんて傲慢で冷酷で…魅力的なの。いいえ、私の愛するホテルを奪おうとする男に惹かれてはだめ。しかしチェイスは彼女の反発も意に介さず強引なアプローチを仕掛けてくる。仕事では有能さを発揮し、社交の場では最高の笑顔と洗練された態度で人々を虜にする彼に、いつしかマドリンは夢中になってしまう。チェイスのキスに情熱的に応えた瞬間、彼の瞳が怪しく輝いたことには気づきもしなかった。
  • 父の恋人
    -
    リーとギャヴィンは知り合って二カ月だ。リーは週末、彼の父親の別荘に誘われ、なんの心配も抱かず出かけていった。同じ十八歳どうしの気安さで。だが父親のほうは油断できない。ピアーズ・シンクレアというもと超一流のカーレーサーで、名うてのプレイボーイらしい。息をのむほど美しい別荘に着いたとき、そのピアーズが現れた。
  • 少女でも淑女でもなく
    4.0
    私の正体はまだ秘密のまま――手遅れにならないうちに明かさなければ。 ジェイク・マシューズ! 彼がテレビで人気のあの書評家?ジュリエットは皮肉な巡り合わせが信じられなかった。親友の家のディナーパーティで彼を紹介されたとたん、ジュリエットの胸には抑えきれない怒りが込みあげてきた。ペンネームを使って密かに書きあげ、自信をもって上梓した作品を、彼に“ロマンチックな駄作”と酷評されたばかりなのだから。ジェイクはジュリエットが作家だとは夢にも思わず、ひと目で彼女に興味を示し、翌日、デートに誘ってきた。私の正体を知ったら、この人はどうするのかしら?揺れ動くジュリエットの心は、ほとんど彼の魅力に傾いていた。 ■人気作家キャロル・モーティマーの1982年刊行、未邦訳旧作の登場です! ペンネームを使ってこっそり小説を書いているジュリエット。作家本人とヒロインが、なぜか重なって見えてきます。
  • かなわぬ夢
    -
    アラベラは出版社で働いている。担当作家の一人マーリンは、美貌の青年ポールフリーを主人公にしたシリーズで人気を博していた。マーリンは隠遁生活を送っており、連絡はすべて手紙で行われている。だが、どうしても本人に会わなければならない用件が生じ、彼の自宅に赴いたところ、アラベラは驚いた。マーリン―ロバート・マーリンは想像していた老人などではなく、ポールフリーが本から抜け出したような魅力的な男性だったのだ。ところがロバートは用件に耳も貸さないうえ、ポールフリーを死なせてシリーズを終わらせると言い放った。説得に努めるうち、彼女はロバートを愛してしまうが懸命に自分を戒めた。六年前、絶世の美女と賞賛された人との結婚が破局に終わり、彼はもう誰も愛せなくなっている。私の愛が報われることはないのだ。
  • 情熱を戒めて
    完結
    3.0
    理学療法士ステファニーに突然舞い込んだ仕事。それは、歩けなくなった弟を診てほしいというさる大富豪の依頼だった。まさかその相手が、せつないほどに憧れた俳優、ジョーダン・シンプソンだったなんて! 仕事中の事故によるケガ以来心を閉ざした彼は、暗い目をして壮麗な邸にひきこもっていた。それでもハっとするほど美しい。…だめよ! この想いは押し隠さなければ。なのに彼は、ステファニーをからかうためだけにすべてを奪い尽くすキスを仕掛けてきて…。
  • 失われた真実
    -
    やっと見つけた! 彼女はローズマリー役にぴったりだ。映画監督のギデオンは次回作に起用する主演女優を探していた。制作会社のオーナーが主催したパーティでマディソンを紹介され、彼女こそイメージどおりの役者だと確信する。若く美しく人目を引く魅力的な女性、マディソン。会うたびに彼女に強く惹かれていく自分をギデオンは戒めた。彼がまだ七歳のころ、父親はある女優に恋をして家族を捨てた。それ以来、父を奪った相手を憎み、本気で女性を愛すまいと決めていたのだ。だが、マディソンを求める気持ちは、どうしても抑えることができなかった。それは皮肉な運命の波となり容赦なくギデオンをのみ込む結果に……。
  • 孤独なフィアンセ
    -
    ブルックはコンピューター会社の受付嬢。きわめて平凡な毎日だが、ブルックには楽しい職場だ。というのも入社以来、社長のジャロッドに夢中だから。しかし、挨拶を交わすだけだった二人の関係が、ある日の新聞記事で大発展する。なぜか、ジャロッドとブルックの婚約が発表されたのだ。
  • 不埒な貴族と籠の小鳥
    4.0
    世間知らずの小鳥は、堕天使の翼に守られる――人気作家C・モーティマーが贈る、可憐なリージェンシー! 公爵未亡人のジュヌヴィエーヴは、社交界にデビューしたばかりの少女のように胸をときめかせて舞踏会を楽しんでいた。18歳のとき、老公爵に売られるように結婚して以来、おぞましい生活を強いられてきたが、その夫が亡くなりようやく自由になれたのだ。紳士から慣れない賞讃を浴び、彼女が舞い上がっていると、ふいに冷ややかな声に制された。数多くの浮き名を流し、社交界の堕天使と呼ばれるベネディクト卿。彼はその紳士がジュヌヴィエーヴの目を盗んで薬を盛ろうとしていたことを暴露すると、辛辣に彼女の不注意を非難した。■ハーレクイン・ロマンスでおなじみの人気作家キャロル・モーティマー、待望のヒストリカル長編が登場! ヒロインは、18歳で家族のために老公爵との結婚を強いられたジュヌヴィエーヴ。つらい結婚生活ののちに未亡人となった彼女は、ロンドンで暮らし始め、まるでデビューしたての娘のように華やかな社交界に胸をときめかせます。そこで社交界の“堕天使”の異名を持つベネディクトに目をつけられて…。ジュヌヴィエーヴを“経験豊富な未亡人”と思い込んで近づいたベネディクトが、ジュヌヴィエーヴの純真さや警戒心のなさにうろたえる姿が見物。笑いあり、涙あり、刺激的なラブシーンあり、の著者渾身の一作です。関連作『悪魔公爵と一輪のすみれ』と合わせて、華麗なリージェンシーの世界にどうぞ。
  • 招待状のない結婚式
    完結
    3.7
    貧しい牧師の娘ソフィアはすでに両親も亡く、求職活動中の心細い日を送っていた。ある日、呼び出された弁護士事務所で、ベネチアの貴族ロッツァーノを紹介される。なんとソフィアの母は伯爵令嬢だったというのだ。突然目の前に開けた豪奢で格式高い生活にとまどうばかりの彼女に、ロッツァーノはひたすらやさしく接してくれた。密かに抱く邪悪な計画を、輝くような笑顔の下に隠しながら。そうとは知らず、純真無垢なソフィアはひたむきな感謝の心を彼に捧げるが…?
  • それぞれの嘘
    完結
    5.0
    3週間前、大好きな父を病気で失ったニコルは、遺灰を故郷にまいてほしいという遺言に従い、イギリスを訪れていた。生前父は過去を語らなかったが、なぜ故郷を捨てねばならなかったのだろう。そんな疑問が渦巻くなか、彼女はブレイクと名乗る男性に出会う。ここクランフォードの領主だという彼なら、父のことを何か知っているかもしれない。彼のやさしさと笑顔に背中を押され、ニコルは父の話を切り出した。数秒後、死ぬほど後悔することになるとは夢にも思わずに。
  • 魅せられた都
    -
    シュザンヌが十六歳の頃、父は亡くなった。父は六年前に再婚した若きシレストに骨抜きにされ、一家の財産は彼女の贅沢のために、底をついていた。それから三年、質素に暮らすシュザンヌは、次の獲物を探すシレストに強引に誘われ、高級ホテルに宿を取る。そこで運命の出会いが待ち受けていた。
  • たそがれの訪問者
    -
    閉店後の美容院を訪れたひとりの客。その戸が開いたとき、運命の扉も開く。■ジョーイは小さな美容院を経営し、つつましくも幸せな毎日を過ごしている。ある日、閉店後の美容院に、ひとりの男性がやってきた。ほこりまみれの様子からして、隣の建設現場で働いているらしい。ジョーイはひと目で、彼の優しい笑顔と温かいまなざしに惹かれ、忘れかけていたときめきを感じながら、髪をカットする。彼は、財布を忘れたと言い、お金を払わずに帰っていった。ジョーイの人生には、これまでも予期せぬ災難が多かった。今回も結局、時間を無駄にしただけ。もうあの人に会うことはないだろう。ところが翌朝、きれいな服装で散髪代を持ってきた彼は、ニックと名乗って、ジョーイを強引に昼食へ誘う。いったいどういう人なのだろう? 仕事を休んで平気なのかしら?そのときすでに、ジョーイの平穏な生活は、大きく変わりはじめていた。
  • 揺れる情熱
    完結
    -
    大富豪の屋敷で専属ガーデニング・プランナーに雇われることになったランダル。それはシングルマザーの彼女にとって幸運な出来事だった。住まいは庭の一角にあるコテージ。でも、そのせいでまさか大富豪の愛人と間違えられるなんて…!無実の彼女の前に突然現れた元恋人フリオは、彼女を有罪と決めつけた。「罰を与えたい女性がいる。僕はそのためにここに来たんだ」かつて情熱的な愛をくれたスペイン人の彼。一方的に私を捨てたくせに、何を言い出すの…?
  • プレイボーイの契約花嫁
    完結
    -
    エステルは愛する家族を救うため、ある大胆な仕事をひき受けた。それは政治家の愛人役を演じてパーティーに出席すること。優美な化粧とドレスで変身したエステルは、プレイボーイと名高い大富豪ラウールに見初められ突然の求婚を受ける。数多の女性を虜にしている彼がなぜ私を? 驚く彼女に彼は冷たい瞳を向け言い放った。「愛などいらない。金などいくらでも出してやる」彼が望むのは期間限定のあと腐れのない花嫁。選択の余地のない私はただ受け入れるしかなくて…。
  • 一本の赤いばら
    -
    今夜はマギーにとって特別な夜になる。かつてマギーは人気のあるデュオの歌手だった。だが、三年前の交通事故で何もかも失ってしまった。歩くこと、歌うこと、そして共に歌っていた夫のアダムまで。さらには、身ごもっていた大切な子供までも……。その後マギーは必死にリハビリをし、歩けるようになった。ようやく歌手としてカムバックする日を迎えることができたのだ。その記念すべき第一歩が今夜のステージ。舞台に上がったマギーの胸に、歌うことの喜びが満ちあふれた。ところが、突然マギーは会場にアダムの存在を感じた。ひどい裏切りをしたあげく私を捨てておいて、今になってなぜ?またもや私を傷つけるつもりで現れたの?
  • 汚名
    完結
    2.7
    アメリカの大学生イザベラは、春休みを利用してローマへ遊びに来ていた。そこで道を尋ねたアントニオに一瞬で心を奪われ、出会ったその日にベッドをともにし、つきあい始めた。しかし幸せな時間は長くは続かなかった。アントニオに理由もわからず捨てられたあの日、彼の兄ジョヴァンニは、弟との仲立ちをしてやると言ってイザベラに酒を飲ませ、そして…。兄弟の確執に巻き込まれたイザベラ。不実の女という汚名を着せられた今、愛するアントニオの愛を取り戻せるのか。
  • 二人で暮らせば
    完結
    -
    たったひとりの肉親である父を亡くしたキンバリー。ほかに身よりもなく、婚約者にもフラれたばかりの彼女にとって、もはや唯一心の拠り所は生まれ育った家、ブランコートだけだった。ところが父の遺言により、5か月以内に結婚しなければ、愛するブランコートの相続権を失うというのだ! 困り果てた彼女は、知りあったばかりの売れない役者、スレイドの生活のめんどうをみる代わりに愛のない結婚をもちかけようとする。だが、実はスレイドの正体は…?
  • 妻の隠された昼の顔
    3.7
    昼は他人のように振る舞い、 夜は恋人のように誘惑する。 インテリアデザイナーのレオニーは顧客の会社を訪れ、驚く。彼女を待っていたのは新しい社長のアダム──別居中の夫だった。彼のオフィスを改装してほしいという依頼だったが、どうやらレオニーの勤め先をつきとめた上で、何かの意図があって彼女を指名してきたらしい。8カ月ぶりの再会。アダムの傲慢さは消えて、優しさが溢れていた。完璧なディナーのあと、レオニーは彼からベッドに誘われ、甘い余韻に浸りながら朝を迎えた。私たちは離婚するはずでしょう。いったい、どういうつもり?いぶかる彼女に、アダムは驚くべき提案をもちかける。
  • ウエイトレスの初恋
    3.3
    「僕が君の最初の男になってやろう」 出会って一週間のボスの言葉に体が震えた。 ウエイトレスのアリーナは人材派遣会社から急な紹介を受けた。プレイボーイとして名高い大富豪、デミアンの臨時秘書として、彼が所有する不動産の売却を手伝ってほしいというのだ。期待を胸に、彼の滞在するホテルを訪ねたアリーナだったが、女性とベッドで楽しんだばかりのデミアンと鉢合わせして動揺する。私に彼の秘書なんて勤まるのかしら? こんなにセクシーなボスの?一方、うぶな様子ではにかむアリーナを見たデミアンは、新鮮な驚きを感じていた。今まで付き合ってきた女たちとは大違いだ。男と目が合っただけで頬を染める女が、この現代にまだいたとは!彼女には手ほどきが必要だ。むろん仕事が終わればお払い箱だが……。
  • 薔薇のベッドで愛して〈ギリシアからのプロポーズ〉
    完結
    -
    ギリシア大企業の社長ドラコンに、ジェミニは必死の思いで面会を求めた。彼女の父が半年前に亡くなり、歴史あるロンドンの屋敷が義母によって彼に売却されようとしている。父が愛した屋敷がホテルに改装されるなんて…。小さな花屋を営む彼女は勇気をふりしぼって交渉するが、彼は冷徹さと鉄の意志を感じさせるまるで皇帝のような男性。その存在感と魅力に、無垢なジェミニは思わず圧倒される。だめよ、どんなすばらしい男性でも彼は義母の新しい恋人なんだから…!
  • ひざまずいたプレイボーイ【あとがき付き】〈ギリシアからのプロポーズ〉
    完結
    3.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】インテリア・デザイナーのエバは、大富豪マルコスから摩天楼をのぞむNYタワー最上階の改装を依頼される。しかし、プレイボーイと名高い彼は興味をもった女性を追いかけるが、ものにしたとたん残酷になるという噂だ。現にエバの従妹がそんな仕打ちを受けたばかり。女性の敵だわ! 打ち合わせを2度キャンセルするが、逆に彼の挑戦欲に火をつけてしまう。過去の傷から恋愛を拒絶するエバだったが、たくみにベッドの罠に誘われ、身体が溶けるような甘いキスをされて!?
  • ミスター・ウルフ
    3.0
    ジャスティン・ド・ウルフとの出会いは衝撃的だった。黒いベルベットの眼帯をつけ、不敵な笑みを投げかけてくる。彼は決して愛など信じない危険な一匹狼だと言われているが、キャロラインは駆け落ち同然に彼と結婚した――いつか彼の心を溶かす日が来ると信じて。そして今日、キャロラインは最高のニュースを夫に伝えた。赤ちゃんができたの……。だがジャスティンの返事は、思いもよらないものだった。「その子は、僕の子ではないよ」
  • 恋する個人秘書 華麗なるシチリア I
    3.0
    愛しいボスと火遊びなどできない。 わたしはきっと、灰になってしまう。 日曜日の朝6時、電話が鳴り響く。「エラ、今すぐ来てくれ」 サント・コレッティの個人秘書として働くようになって4カ月、 時間外の呼び出しには慣れっこになっていた。 イタリアなまりの強い、深みのある低い声が寝起きの耳を愛撫する。 どんなに傲慢で、わがままで、女ぐせが悪くても、 サントはシチリア名家の御曹司として眩しいほどのオーラを放ち、 エラの心を惑わせる。ボスにこんな感情を抱くのは禁物なのに。 いいえ、それもあと少しのこと。エラは仕事を辞めようと思っていた。 だが駆けつけた先でサントのある姿を見たとたん、エラは胸をつかれ、 彼のもとを離れることなどできないと悟った。もしかしたら、永遠に。
  • 伯爵との消えない初恋
    4.0
    18歳の夏、シルヴィは任地から帰国中の伯爵クリスチャンと出会った。たちまち恋に落ちて身を捧げた彼女は、任地に戻っていった彼からの連絡を待ったが、手紙1通届かない。弄ばれたと沈みつつ4年を過ごしたあと、シルヴィの目の前にクリスチャンが現れた。
  • 天使は愛にひざまずく
    3.0
    妹と同じ相手を愛してしまったの? もし彼に知られたら、いい笑いものだわ。 イーヴァは亡妹の遺した双子の赤ん坊を連れ、パリを訪れていた。なけなしの貯金をはたいてまで来たのは、子供の父親に会うためだ。もはや肉体的にも経済的にも、ひとりでの子育ては限界にきていた。ところが妹から父親だと聞いていた画廊オーナーのミカエルは、妹と関係を持つどころか、会ったことすらないと言い張った。なんて傲慢で無責任な男なの! イーヴァは思わず彼の頬を叩いていた。それは普段の彼女ならありえないことだった。そうしなければ、もっととんでもないことをしそうで怖かったのだ。女性なら誰でも惹かれずにいられないほど、彼がすてきだったから。妹とベッドをともにした男性に惹かれるなんて、不道徳すぎるから。■天使の名をもつゴージャス3兄弟の長兄ミカエルのロマンスをお届けします。つねにクールで感情を見せないミカエルのもとに、ある日突然、思いがけない訪問客が……。
  • 過去からの誘惑者
    -
    忘れたい過去が、私を見つけだし、追いつめる。■ケータリングサービスを営むジェーンは、ある夜、ずっと避けてきた男、ガブリエルに出会った。三年前……ジェーンの夫とガブリエルの妻は不倫関係にあり、二人はともに交通事故で亡くなった。そして間もなく、ガブリエルがジェーンを捜しているという噂が立った。責めるべき唯一の人間がいなくなり、正気を失った彼が、どういうわけかジェーンに復讐を企んでいるらしい。それ以来彼女は、ヘアスタイルや髪の色ばかりでなく、名前まで変えて、世間の好奇の目からも逃れ、ひっそりと生きてきた。それほどまでに彼と顔を合わせることを恐れていたのに。ところが、彼はジェーンの正体に気づいていないようだった。花束を贈ったり食事に誘ったり、しきりに彼女に交際を求めてくる。必死に彼を遠ざけようとしながらも、ジェーンは……。
  • かけがえのない贈り物
    -
    ロージーは人気映画俳優ジョシュア・ホークレー――ホークの付き人を急遽つとめることになった。インフルエンザで寝込んでしまった父ドナルドの代役としてだ。ところが、ホークはロージーのことを自宅に押し入った熱狂的なファンだと勘違いし、彼女に厳しい警告を発する。
  • 真夏の夜のクリスマス
    -
    彼と一緒にクリスマスを過ごす―― 心に秘めた夢が、現実に変わるとき。 クリスマスに実家に来て恋人役をしてほしい、ですって? 憧れの医師ニックの誘いに、看護師のイーデンはショックを受けた。 結婚を迫る両親の圧力をかわすためだというが、 彼は1年前に婚約者を事故で失って以来、病院中の看護師に 手を出しているという噂で、私の出る幕などないはずなのに! ところが、彼の申し出には、もう一つ願いが込められていた。 親から見放され、ただひとり難病と闘う幼い患者ベンに 家庭で過ごすクリスマスを味わわせてやりたいというのだ。 イーデンは断りきれず、ベンを連れて彼の実家を訪ねることにした。 これはベンのためよ、と自分の心に言い訳をして。■人気のキャロル・マリネッリがイマージュから放つ本作は、オーストラリアの真夏の聖夜を描いた心温まる物語です。同僚として多くの喜びや悲しみを分かち合ってきたニックとイーデンですが、最近は関係がぎくしゃく。涙なしには読めないロマンスが展開します。
  • 薬指についた嘘【あとがき付き】
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】世界的な高級ブランドの社長アレクセイは、やり手だがセクシーにしてプレイボーイだった。そんな彼の秘書に選ばれたケイト。ちょっと太めで冴えない彼女となら過ちを犯さないだろうという理由だった。だから彼女は5年もの間、彼への秘かな想いを隠し続けていたのだ。だがアレクセイが事故にあい、療養中の彼がいない間に冷徹な母のニーナは会社の支配権を奪おうと画策を始めた。これに対抗するため彼は、なんとケイトと婚約劇を演じて悪評を返上する計画をたてた!
  • 億万長者の贈り物
    -
    ベスは2年前の事故で夫と両親を同時に失った。あんな悲しみはもう二度と味わいたくなくて、他人と深くかかわるのを避けている。恋愛などもってのほかだ。だが、みぞれ混じりの雨が降る朝、裕福な実業家ニックと出会い、彼女の凍てついた心は揺さぶられ……。
  • 囚われの宝石
    3.7
    彼にとって私は一夜だけの恋人。 私にとっては一生に一度の恋。 ニーナの頭の中に、これまでにないほど警報が鳴り響いている。ラファエル・ディアンジェロ──こんな男性に会ったのは初めて。ニューヨークの〈アークエンジェル〉で近々催される宝石展で、ニーナは陳列棚のデザインを任されることになった。オーナーのラファエルをひと目見るなり、彼女は激しく惹かれるが、自分の背後にいる屈強な男たちを振り返りため息をついた。ニーナの父親の命を受けたボディガードに24時間監視される生活。ある秘密を抱え、“籠の鳥”になってもう何年になるだろう。だがラファエルは怯みもせず、堂々と彼女をデートに誘ってきたのだ。プレイボーイが救いの天使に見えるなんて。ニーナの心が甘く疼いた。■完全無欠のディアンジェロ3兄弟の恋模様をお楽しみください。次男ラファエルが出会ったのは謎めいた女性ニーナ。彼女には悲しい秘密があって……。
  • クリスマス・ストーリー2014 四つの愛の物語
    4.0
    『放蕩領主と美しき乙女』 キャロル・モーティマー作■貴族のグレイは亡兄から相続した領地を初めて訪れた。暗い屋敷に足を踏み入れると、亡兄の義理の娘アミーリアに悪漢と間違われ発砲される。お仕置きとばかりに抱きすくめ明かりをつけると、彼が2年前に会った17歳の少女は、見違えるほど美しく成長していた。■『イヴに天使が舞いおりて』 レベッカ・ウインターズ 作■挙式寸前に婚約を破棄された痛手から立ち直ろうとしていたブルック。クリスマスイヴの夜、彼女は吹雪の中で泣いている少女を発見した。少女を自宅で保護して警察に連絡すると、魅力あふれる男性ヴァンスが事情聴取に現れた。もしかして、わたしの運命の人?■『花嫁にメリー・クリスマス』 マリオン・レノックス作■2年前に夫を亡くしたジェニーは経営するブライダルサロンの売却を決めた。亡夫と共に事故に遭って火傷を負った息子の治療費を捻出するためだ。だが売却先の会社の社長ガイが店に現れ、傍若無人な態度をとった。ジェニーが激怒すると、突然彼に唇を奪われ……。■『純情なシンデレラ』 エリザベス・ロールズ 作■裕福な家の娘ポリーは不運に見舞われた。父の遺産を全部失ったうえ、住みこみの家庭教師の職も解雇されたのだ。心優しい教区牧師のアレックスに相談すれば、新設される学校の教師として雇ってもらえるかもしれない……。しかし、彼女の期待は見事に裏切られる。 4話収録。
  • 待ちわびた誓い
    -
    キャリーはオーストラリアで最も裕福な牧場主ブレーク・コートランドの大邸宅を訪れた。長年の知り合いの彼に相談したいことがあったから。キャリーは彼にずっと恋心を抱いていたが、それを隠し通してきた。名家の御曹司と小さな農園の娘ではつり合うはずもない。しかし、ある日、農園がサイクロンに襲われたとき、二人の関係は転機を迎える。
  • 生け贄の花嫁
    完結
    4.0
    野獣と呼ばれるシーク・ナディールとの婚礼を前に、ゾーイはおびえていた。ベッドをともにして彼に気に入られなければ、結婚を解消されてしまう。そうなったら私に未来はない! 砂漠の国ジャザールで奴隷扱いされる日々を、国外脱出のチャンスを窺うことで耐えてきた。この結婚はその機会を与えてくれるはずなのだ。しかしゾーイは彼が野獣と呼ばれる理由を聞いて戦慄した。彼を満足させるなんて絶対に無理だわ。しかも私には、花嫁として致命的な欠陥があるのだから。
  • 一夜かぎりのエンゲージ 華麗なるシチリア
    -
    有力者の一族同士の結婚式を取材するためシチリア島を訪れたエミリー。この結婚の裏に何か秘密があるらしいと気づき、怪しまれない調査方法を探す彼女に、偶然出会った魅力的なイタリア人大富豪アントンが驚きの提案をした。“僕の婚約者を演じればいい”と。
  • 裏切り者に薔薇を
    4.0
    5年前のキス──あれは刻印だった。 私が、ずっと彼のものだったという。 ブリンは意を決して〈アークエンジェル〉に足を踏み入れた。画家になる夢を叶えるためには、もうほかの選択肢はない。たとえこのロンドン随一の画廊のオーナーが、天使の名をもつ、悪魔のように非情な男だったとしても。ガブリエル・ディアンジェロ──彼は5年前、18歳のブリンの唇を奪い、彼女の父を死へ導いたのだ。ブリンがどれほど彼に焦がれ、憎んできたか、ガブリエルは知るよしもない。きっと私の顔さえ忘れているはずよ。だが、それはブリンの誤算だった。彼の瞳に射すくめられた瞬間、まるで18歳のあの日に戻ったかのように彼女の唇が疼きだし……。■ガブリエル、ラファエル、ミカエル──大天使の名を持つ、ゴージャスな3兄弟。ロンドンで画廊を経営する彼らのロマンスをお届けします。人気作家C・モーティマーの魅力炸裂の最新作!
  • 届かなかったラブレター
    -
    ドーラはあまりに臆病すぎて、彼のような男性を好きになる勇気はなかった。■ドーラは十年前に母を亡くしてから大学進学もあきらめ、厳格で威圧的な父のために家事をこなし、書店を手伝ってきた。父の意にそうような男性と婚約もし、幸せな人生を送るはずだった。だが婚約者を事故で、父親を病気で相次いで失い、ドーラはひとりぼっちになってしまう。そんなとき、婚約者の弟、グリフィンが彼女を訪ねてきた。彼は地味な生活をしているドーラをあざけり、なかば強引に妹の結婚式に出るよう説き伏せた。しかも、自分のパートナーとして。兄の次は弟を狙っているなどと言われるのはいやだ。ドーラは気が進まなかったが断ることはできなかった。グリフィンとのあの夜が、今も彼女の心の中にあるからだった。
  • 招待状のない結婚式 ゴージャスな結婚 V
    3.5
    貧しい牧師の娘から、突然伯爵令嬢に。彼が面倒を見てくれると言うけれど……。■ソフィアは幼いときに母を事故で失った。父親も一年前に病気で亡くなり、ひとりで暮らしている。小さな村では仕事も見つからず、ずっと失業中だ。王子様と出会って結婚するのが夢だが、かないそうもない。ある日ソフィアは弁護士に呼ばれ、事務所を訪れた。そこで有名なベネチアの貴族、ロッツァーノを紹介される。彼がなぜここにいるのかといぶかるソフィアに、弁護士は驚くべき事実を告げた。彼女はベネチアの貴族、ダンティーガ家の相続人であり、ロッツァーノが捜していた人物だと。茫然とするソフィアに、ロッツァーノは優しく話しかけた。彼の頭には、ある計画が浮かんでいた。
  • 身も心も
    -
    アンジェリーナは天涯孤独の身となり、寄宿学校へと送られて教育を受けた。アレクサンダー・セントクレア――第9代スタワーブリッジ公爵の計らいのおかげだ。3年後、彼女はロンドン随一の高級住宅街にある公爵の屋敷を訪れた。恩に報いて身を捧げるために。
  • 運命のプロポーズ
    -
    十九歳のナイリーは広大な農場を相続することになった。農場のある町に着くとすぐに、彼女はブラントと出会う。彼の圧倒的な魅力に恐怖を覚えながらも、ナイリーは運命のようなものを感じた。ブラントが農場を奪い取ろうとする大企業の後継者だとは知りもせず。
  • 愛を知ったブリジット
    -
    幼い甥のために滅私の日々。それが私の人生と思っていたけれど……。10代で未婚の母となった妹が転がりこんできて以来、ブリジットは小さな甥の母親代わりをしている。派遣の仕事をしながら懸命に幼子を育てる彼女を気遣い、ある夜、親友が仲間うちのパーティに招待してくれた。しかし周囲とのギャップを埋められず疎外感を覚えていると、遅れてやってきた小児科医のドミニクを紹介される――女性の視線を釘付けにする彼は、セクシーを絵に描いたような独身貴族だ。不思議と意気投合し、気づけば二人は自然にベッドをともにしていた。だがかつて愛に裏切られたブリジットは、この恋は一夜限りと自分を戒め、翌朝、理由も告げずに彼のもとを去ったが……。■年の離れたわがままな妹の親代わりをし、その妹が産んだ小さな甥の面倒を今また見ている苦労人ヒロイン。かつて恋人から手ひどい裏切りをされた彼女が本物の愛を見つけるまでの切ない恋物語を、HQロマンスの人気作家C・マリネッリが情感豊かに描いた秀作です。
  • 罠におちたウエイトレス
    5.0
    「君が服従するまで決して解放などしない」 射抜くようなまなざしで、彼は告げた。 シアは室内の喧噪をよそに、ニューヨークの夜景をぼんやり眺めていた。俳優の友人の招待で来て4日。パーティにばかり出ているが、セレブ同士の集まりに、話し相手など見つかるはずもない。ウエイトレスをしながら大学に通うシアは打ちのめされていた。「眺めを楽しんでいるのか」不意に聞こえた声にシアは振り返った。月明かりに、たくましい長身の男性の姿が浮かびあがる。端整な顔立ちを間近にしたとたん、シアはその強烈な魅力に圧倒された。大富豪ルシアン・スティール。今夜のパーティの主賓だった。いきなり彼にここを出ないかと誘われ、思わず逃げ出したシア。だがすぐに思い知らされる。彼は欲しいものがあれば、ただ奪うのだと。
  • 世界の果ての恋
    完結
    5.0
    イギリスの名家バルフォア家の長女オリビアは、家名を汚した罰としてオーストラリアで働くことになった。しかも、父と関係の深い大富豪クリント・マカルパインの下で。「その高い象牙の塔から降りてこいよ、氷のプリンセス」以前、そう私の身分を皮肉った彼は、今の私を見てどう思うかしら…。空港に着いた彼女を待っていたのは、むせ返る暑さとクリントだった。無精髭を生やした彼は野生の動物のよう…そう思った瞬間、急に頭と体に血が上り、オリビアは気を失った。
  • バンパイア・ララバイ(1)
    完結
    -
    永遠の時を生きる孤独と悲しみ。愛する貴方だけがいればいい……。吸血鬼でありながら整形外科医として働く青児の手によって、魔性の美しさをもった吸血鬼へと生まれ変わった美邪。蠱惑的な肉体と美貌を兼ね備えた美邪は、男たちを虜にしながら、愛しい青児とともに永遠の時を彷徨い続ける……。
  • 伯爵の求愛
    -
    挙式前日の夜、十九歳のアリスは婚約者ダニエルの邸宅を一人で訪問した。婚約してからというもの、彼の態度はひどくそっけない。なぜ自分との結婚を決めたのか、彼女は挙式前にはっきりさせておきたかったのだ。するとダニエルは耳を疑うような言葉を口にした。
  • たどりついた愛
    完結
    -
    早くに父を亡くしたジュヌヴィエーブは、8歳年上の親戚ブレーンに育てられた。そして、彼女は彼以外の男性と結婚式を挙げようとしていた。ブレーンを愛しているのに、ただ彼への当てつけのために別の男性のプロポーズを受けてしまったのだ。後悔しながらも、時間は進み、ついに式の当日を迎えてしまう。親戚としてやってきた彼は、複雑な表情を浮かべながらもお祝いの言葉をのべる。そして、式は始まり、誓いのキスをしなければならないとき、彼女は――!!
  • 涙の誕生日
    完結
    5.0
    夫の死後、7歳の息子アレックスとふたりで暮らしてきた看護師のフルールは、友人の勧めもあって2年ぶりに職場に復帰する。ところがフルールは、復帰1日目にして早くも失態を演じてしまう。蘇生室に運びこまれた患者の様子に夫の最期の姿を重ね合わせ、適切な処置もできないまま、部屋を飛びだしてしまったのだ。新任のイタリア人医師マリオはそんな彼女に激しい怒りをぶつけてしまう。すっかり自信を失ってしまったフルールのもとに、その夜マリオがやって来て!?
  • 源氏物語
    完結
    -
    1000年余りの時を経て、現在も愛され続けている世界最古の長編小説、『源氏物語』。比類なき美貌と教養を兼ね備えた光源氏は、亡き母の姿を重ね、父・帝の女御、藤壺と越えてはならぬ一線を越えてしまう。不義の恋に憂い、満たされぬ想いに翻弄され、数多の女性との悲哀に満ちた恋多き人生を歩むことに…。
  • 緋色の髪の乙女
    4.5
    ひた隠しにしてきた片想いが、 こんな形で砕け散るとは……。 1年前に事故で両親を亡くし天涯孤独になったエレノアは、遠縁の公爵未亡人のもとに身を寄せ、話し相手を務めている。そんな彼女が寝ても覚めても頭に思い描くのは、公爵未亡人の孫、ジャスティン――経験豊かな金髪碧眼の公爵だ。しょせんは身分違いの片想いだと自分を戒めるエレノアに、ある日、社交界デビューの話が持ち上がった。しかも公爵未亡人が後見人に指名したのは、なんとジャスティン。彼女がきちんと嫁げるよう持参金を用意してやると話す彼の、どこか面白がっているような様子に、エレノアは傷ついた。彼は適当な花婿を見つけて、私を追い払おうとしているんだわ!■『碧の瞳の家庭教師』の関連作です。 社交界デビューをともにして以来親友同士の老婦人が、独身を謳歌する孫たちの花嫁探しに頭を悩ませる物語もいよいよ本作でラスト。 C・モーティマーが描く華麗な貴族の恋愛模様をご堪能ください。
  • 二つの世界を結んで
    -
    住む世界が違うと言って拒む彼を、なんとしても説得したいとキャシーは思った。■マシュー・カーライルは私生児として生まれ、大富豪の父から息子として認められず、苦労して成長した。しかし必死に働いた結果、現在のマシューは広い牧場の所有者だ。愛する母を二年前に亡くし、彼は結婚することを真剣に考えはじめた。天涯孤独の身であるがゆえに、愛する家族が欲しかったのだ。忙しくてデートする暇もない彼は、花嫁募集の新聞広告を出した。そのころ偶然マシューに出会ったキャシーは、ひと目で彼に惹かれる。裕福な実業家の一人娘だが、彼女もまた親の愛情を受けずに育ち、愛情あふれる家庭を築くことが夢だった。だが思いきって花嫁募集に応募したキャシーを、マシューは拒絶する。二人の住む世界はあまりに違うし、都会育ちの彼女に田舎の暮らしは無理だと言って……。
  • 花嫁になれる日
    完結
    -
    ジリアンは窮地に陥っていた。おじの遺言で、警察署長のセオドアと結婚しなければ、今住んでいる牧場を手放さねばならないのだ。子供の頃から知っている彼のことは好きだけれど、恋人同士という関係を飛び越していきなり結婚なんて…。実は21歳だというのに、ジリアンは男性とつきあった経験がなかった。それに彼女には、かつておじの雇い人に襲われかけたいまわしい過去があった。男性に心の底から恐怖する私が、本当に花嫁になれる日なんて来るのかしら…。
  • 十八歳の許嫁
    完結
    2.5
    18歳の誕生パーティーでイゾベルの唇を奪ったラファエル。彼は傲慢で血も涙もない実業家。そして、家に強要された許嫁だ。「君は実に都合のいい花嫁だ」彼の狙いは家名だけ。ひきかえに彼が支払う大金がないとイゾベルの家は破産してしまうが――愛のない結婚なんて! イゾベルは家を捨て社交界から逃げ出し、パリでタンゴを教えながらつましく暮らし始めた。けれど、約束の21歳の誕生日。突然、教室に現れたラファエルは彼女の手をとり、ダンスをリードして…!?
  • 嘘つきな恋愛事情たち
    3.0
    VIP専門の結婚相談所主催のお見合いパーティーに、キャビンアテンダントを装い参加した知里。参加者の男性とは二度と会わないと思っていたのに、本業であるスーパーで働いていたとき、パーティーにいた敬一郎と偶然にも再会する。知里に騙されたといって怒る彼に、許してもらうかわりになんでもすると約束させられたけど、いったいなにをさせられるのだろう。彼に身体を求めらたらどうすればいいの──?※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
  • 逃げた天使
    完結
    3.7
    トリシュの初恋の男性は16歳年上のアダム。でも彼に愛されるはずはないと、トリシュは身をひいた。4年後、彼の婚約披露パーティーでふたりは再会した。アダムはいっそう魅力的になっていて、寄り添う婚約者は彼に釣り合う大人の女性。あの時彼から逃げていなければ、今、隣に立っているのは私だったのかしら。トリシュは未練がましい自分を惨めに感じ、想いを断ち切るように故郷の島に帰る。だがひと安心したのもつかの間、アダムが彼女を追うように島にやって来て…!?
  • 希望と名づけた愛の証
    4.0
    あなたにだけは知られたくなかった。 愛以外の理由でこの子が生まれてくることを。 身重のミアは、大切な友人の葬儀に参列していた。遺族席に目をやると、厳しい表情の彼がいた。友人の兄イーサン・カーヴェル──ホテル経営で巨万の富を得た、傲慢きわまりない億万長者だ。7年前、ミアとイーサンは出会い、ひと目で激しい恋に落ちた。だが彼はある誤解から彼女を捨てて、一方的に去っていったのだ。そして今、ミアのおなかの子の父親が弟だと聞きつけると、彼女を詐欺師呼ばわりし、財産目当てと決めつけて責め立てている。もし真実を告げたとしても、きっと彼は信じないだろう。私が純潔を捧げた人は、あとにも先にも彼一人だということを。
  • 愛の形見を胸に
    4.0
    婚約を一方的に解消したわたしの胸に、今も揺れるのは彼からの指輪。■幼いころに両親を亡くしたセリーンは、祖父母の屋敷で育てられた。祖父ジェラルドは友人とともに土地開発の会社をおこし、その友人の孫息子であるガイを会社の後継者とみなしていた。鋭いビジネス感覚を持ったガイはたちまち社内で頭角を現し、そんなガイを、祖父はお気に入りの孫娘セリーンと婚約させた。セリーンは心からガイのことが好きだった。しかし、ずば抜けて優秀な彼に自分はふさわしくないと思い、婚約を一方的に解消して祖父の家を飛びだしてしまう。そして三年後、自立して生活する彼女のもとに祖父の訃報が届いた。故郷に帰ったセリーンを出迎えたのは、独身を通していたガイだった。二人の仲を裂こうとする悪意ある者の存在も知らぬげに、セリーンの胸元には、今も婚約指輪がチェーンの先で揺れていた。
  • 涙の手紙
    2.0
    楽しく過ごしていた毎日を、一通の手紙が変えてしまった……。■ブライアナは養女だが、愛情深い養父母のもとで幸せに育った。二十一歳になったある日、弁護士事務所から手紙が届く。要領を得ない内容が気になったブライアナは、受付として働いている病院を抜け出して事務所を訪れた。現れたネイサン・ランドリスは、若いのに尊大な冷血人間。しかもはぐらかしてばかりで、何も教えてはくれない。さすが弁護士ね――でも、笑った顔は驚くほど魅力的!役に立てないと言うネイサンにブライアナはいらだつばかり。ここまで来たのに結局何もわからないなんて!いったいどんな用件なの? ネイサンは何を知っているの?ネイサンの父に実の母親のことだと告げられたブライアナは、やがて驚くべき事実を聞かされることになる……。
  • たどりついた愛
    -
    社交に明け暮れる母の企みにより、ジュヌヴィエーヴは有力な一族の御曹司と結婚させられようとしていた。だが、結婚式の前日になって、自分が本当に心を寄せている相手は、幼いころからずっと見守っていてくれたブレーンであることに気づく。式を中止にしたい。もともとこの結婚に反対だったブレーンに相談すると、彼は思いもかけない行動に出た。
  • スペインから来たドクター
    -
    夫の手ひどい裏切りにあい、離婚を決意したハリエット。深く傷ついた彼女を支えてくれたのは同僚の医師シーロだった。ふたりは強く引かれ合うようになるが、ある日ハリエットは彼が自分に嘘をついていたことを偶然知ってしまう。打ちのめされた彼女はシーロに別れを切りだす。
  • スペインの情熱と絆
    4.0
    幸せだったあの頃に戻りたい。 この思いは彼に届かないの? 1年前、スペイン人の夫サヴの運転する車が衝突され、 アイラは4歳の息子ケーシーを失った。 その後、サヴは罪悪感から心を閉ざし、 彼女に冷たい態度をとるようになっていった。 背中を向け合って眠りにつく日々が続き、 やがてアイラは離婚しかないと考えるようになる。 そのために仕事への復帰を決める彼女だったが、 皮肉にも、サヴと同じ職場を選ばざるをえなかった。 仕事場では気さくで、魅力的で、部下からの信頼も厚い彼。 妻の自分には見せてくれない顔に、アイラの心はさらに沈み……。■仕事を通じてお互いへの考えを見直し始めるサヴとアイラ。再び心 を開き合い、久しぶりに情熱の一夜を過ごした矢先、アイラが離婚 を考えていたことがサヴに知れてしまい……。彼を愛しているのに うまく伝わらない切なさが涙を誘う、感動的な愛の再生物語です。
  • 誘惑は復讐のために〈愛を知らない男たち II〉
    完結
    -
    ギリシア人投資家ニコの個人秘書として、シャーロットは土地開発者ザンダーに連絡を取ろうとしていた。多忙なザンダーと電話連絡が取れたとき、彼女は我知らずときめいた。なんてすてきな声の持ち主なのかと。それからは彼との電話が、病気療養中の母親の介護を続けていた彼女にとって、いつしか唯一の救いになっていた。ある日、直接ザンダーと交渉することになった彼女は、彼の姿を見て驚く。なんと彼女のボス・ニコと外見が瓜ふたつだったのだ!
  • 愛を捨てた大富豪
    完結
    -
    兄夫婦亡きあと懸命に幼い甥マイケルを育てていたブリンの前に、突然現れたスペインの大富豪アレハンドロ。彼が傲慢にも実父として親権を主張したせいで、マイケルはブリンから奪われることになる。なんて卑劣なの! 昔つきあっていた義姉を捨てたくせに…。ブリンは彼を許せなかったが、マイケルの付き添いとして彼の豪邸で過ごしていたある日、互いに理性を失くす一夜が訪れた。けれどヴァージンを彼に捧げたことは、このうえなく愚かなことだった。

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