
jokkoriさんのレビュー一覧

レビュアー
-
ネタバレ
世界観は好き
第3部 DIOを討ち滅ぼす物語
第4部 杜王町を守る物語
第5部 ギャング組織のボスの座を奪い取る物語
第6部 父を取り戻す(ついでに裏から茶々入れてくるラスボスを追いかける)物語
第7部 大陸横断レースを踏破する物語
それぞれ少なからず寄り道はあれど、最終的な目的地ははっきりと描かれている。
どの作品も、とても少年誌的で熱いストーリーだと思う。
一方のジョジョリオンは、ジョジョ世界の中ではストーリーがかなり特異、というか平凡である。
定助のルーツ、東方家、SBRからの連続性、ロカカカ、岩人間、ラスボス、・・・
関連がなさそうで関連があるような細かな情報が飛び交って、最終 -
購入済み
メディアミックスの良い点が出た
漫画数巻分のボリュームを使って語られる物語。原作およびアニメ映画になっている傷物語にあたるパートで、主人公・阿良々木暦と羽川翼、それから吸血鬼とその他(モブ)ハンターたちが織り成す、春休みの間の物語。
長いし重いです。
けど、重いなりに主人公のおちゃらけ感が随所に散りばめられているので、それなりに安心して読み進めることができます。
また、一つ一つの描写が丁寧で奥が深いです(そのせいで長くなってるわけですが)。
アニメはアニメで楽しめましたが、描写が常に悲劇的で主人公の良さが半減していたので、繰り返し観返すには重すぎました。 -
購入済み
本編のエピローグに肉付け
以前、少年エースの予約限定購入だった『(オリジナルアニメDVD同梱)未来日記リダイヤル』。
電子書籍化されたんですね。
内容は、三周目世界の由乃が雪輝を迎えに行くまでの話です。
ザックリと言えば単にエピローグに肉付けしたものですが、本編ではほとんど語られていない、12人の参加者たちの三周目世界でのHAPPY ENDが強調されており、二周目世界の救われなさを知っている読者からすれば、かなりグッとくるものがあります。
また、三周目世界であっても、二周目世界を記憶しているキャラが複数人配置されており、それによって「あの凄惨な二周目世界から共に抜け出してきた盟友」感を彼らと共有 -
ネタバレ 購入済み
アニメ版と比較して…
最終巻。
以下、アニメ最終回のネタバレあります。
7/28 4:50
ユッキーが自分を刺せって言ってきた
よ。
私は私を刺したよ。
― ――――――― ― ――― ―
―――――― ――― ―――――
― ―――― ― ――― ―――
――― ― ―― ――― ―――
――――――― ―― ――― ―
――― ――――― ―― ――――
ユッキーと最期のキスをしちゃった。
私に居場所が出来た・・・。
嬉しい。嬉しい・・・
7/28 5:00
我妻由乃は自殺する。
DEAD END
2nd我妻由乃の最期の日記。 -
購入済み
だんだん面白くなってくる
特徴的な柔らかい絵柄の芸術系の日常系4コマ漫画です。
正直、1巻~3巻くらいまでは、登場人物が多いのもあって名前も覚えられず愛着も湧かなかったですが、キャラクターを掘り下げるエピソードが積み上げられるにつれて、だんだんと登場人物の相関図が整理されてきて面白さが感じられるようになりました。
また、この手の日常系漫画って、だんだんとネタ切れ等でテーマから遠ざかった話が増えてくるものだと思っていたのですが、最終巻までブレなく「芸術」を中心に話を展開しているのがとても好感が持てるというか、安心して読み進められる理由のひとつなのかもしれません。
ただ、作画はとても見やすい一方で、解説などで -
ネタバレ 購入済み
冗長な戦闘シーン
山あり谷あり、ストーリー濃厚なバトル漫画です。
ギャグ要素がふんだんに散りばめられている一方で、特に中盤以降はかなりダークな物語に突入します。
「陰謀に巻き込まれ、幸せを壊される人々」「死の直前まで苦しみ抜く人生を送るが、最期の最期に報われて笑顔で死亡するヒロイン」「味方になり、願いを叶えて破壊される敵キャラ」etc…
マサル周囲のサーカスメンバーを除き、多くのサブキャラは読者を感動させる代償としてこの世から去ります。
ある意味ご都合主義ともとれるけれど、まぁこの構図は昔から王道だし、実際泣けるので文句はありません。
勿体ないのは、不要と思われる登場人物やサブストーリーが -
購入済み
微妙
前半は筋・骨格の解剖、後半は人体ポーズのスケッチ・筋の透視に対して一言コメントを加えるという構成です。
「とりあえず様々な人体ポーズを載せとくので、よく観察してそこから先は自分で考えてください」という感じの本。
How to/補助線があまりに少なすぎるし、重心位置、パーツ分け、面取りなどもできれば欲しかったですが、それ以前に、美術解剖学を謳うのなら、最低限、体表に膨隆する重要な筋・骨格についての補助線やコメントは必要だと思います。
以上のことから、前半の解剖はともかく、後半部分(65ページ以降)にはほとんど汎用性を感じず、オマケ程度と捉えています。
Go○gleでモデルを画像検 -
ネタバレ 購入済み
ヤンデレ界隈に影響力大。
神を決めるバトル・ロワイヤル・ゲームに参加した12人。
その中の2人が主人公とヒロインで、なんやかんやあって2人(+α)が生き残ります。そこからが本番です。
初見の方は、あまり難しいことを考えずに“ヤンデレ可愛い由乃ちゃん”、“カッコ可愛いみねね様”に注目しつつ読み進めたら良いと思います。
・・・
●とにかく不穏、不穏、不穏…
一癖も二癖もある難しい問題を抱えたキャラクターばかりです。
活躍キャラと死にキャラの差が大きめの作品かもしれません。
●世界観は、やや複雑な要素があるものの、意外と理屈が通っています。
(よく解らなければ、解説本を読んだりネットで調べてみたり -
ネタバレ 購入済み
主人公の髪色が・・・
アニメCharlotte、第1話から炸裂した主人公のゲスっぷりに、一気に作品に惹き込まれました。
ただ、物語後半から一気に状況が二転三転して、最終的には、何だかまとまりがない作品だったなぁという印象に終わったのを覚えています。兄周辺のサブキャラに愛着が湧かないし。
この漫画は、そんなアニメ原作の良い点を伸ばし、悪い点を多少修正したものになっていると思います。
なにより、作画が上手いので、イラスト集感覚で何度も読み返したくなります。
不満点もあります。
ひとつは、やはりアニメでも気になっていた「場面転換の多さ・唐突さ」。
学校からプールへ、地下へ、工場廃墟へ、病院へ… -
購入済み
人生の考え方、生き方が変わる
幸福の追求、他者との交流、生きるということ・・・
今まで何気なくこなしてきたけれど、少しずつ歯車が噛み合わなくなってきたこと。
ついに、つまづいて転んでしまった。立ち上がり方も分からず、その場にうずくまる。
そんなときに、立ち上がるための手立てを教えてくれるのが、倫理というものなのかも。
この漫画は、倫理という学問を解り易く要約している…と思う。登場人物の背負う様々な問題と、その解決を目指す物語。
そして、それらの問題は、人間にとって身近だからこそ共感できるし、気持ちよく解決されていく様子を見ると勇気が湧いてくる。
中高生には少し難解な作品かもしれない。なかなか一筋