真名兎さんのレビュー一覧

話はなかなか面白いが

田舎の高校生らしく方言を使っているのだろうが、そのせいで読みにくいのが残念。
また、絵があまり美しくないのも残念。

自己愛と受容のバランス

表題作は、歳の差カップルのハートフルかつ、ややヤンデレ気味な日常のストーリー。他２作品は正に「自己愛と受容」で歪に結ばれた者同士の話。
なかなか面白いが、やや粗さがある。
絵は柔らかな線と確かなデッサンで好感が高い。

アイスクリームのご用意を

続編ながら、謎解きもあり、僅かなすれ違いが2人の気持ちを更に強くする逸話もあり、四コマでいろいろな過程の話ありと、甘さたっぷりな幸せのお裾分け。
前巻もだけれど、アイスクリームが食べたくなるのでご用意を。

なかなかのヒット作

この作品はかなり評判が高かったらしいが、実際読んでみて、私の中でもヒット作。
何か言いたげなのに台詞の無いカットに少なめのモノローグが、揺れ動く2人の気持ちをダイレクトに表現している。ギャップの高い濡れ場も良い。

悪くないし読み返すけど

シンプルなストーリー展開で、何となく読み返すこともあるけれど、特筆するような秀でた点も特に無いので、評価は普通。

可愛い「花」はイジケ虫

表題の一連の作品他、一作品収録されているが、どちらも主人公がイジケ虫という共通点があったように感じた。
やや線が硬い作者さんの癖で、それが際立っていたように思う。
ストーリーはしっかりしていて面白かった。

やっぱり楢崎さんは外さない

「ふしだらな」主人公のビッチぶりは絵面にあまり描かれていなかったものの、ストーリー展開の中でその偏った思考や行動がしっかり描かれている。
やっぱり楢崎さんは外さない。

後半までかなり良かったけれど

後半まではかなり良い感じの拗らせ方で、ありがちな幼なじみものでも結構面白く読めていたが、ラストに近づくにつれて、やや雑なストーリー展開だなぁと思った。

絆されすぎ

表題作他２作品とも、いとも簡単に絆されていて、登場人物に葛藤が弱過ぎる。ストーリーが安っぽい。
絵はとても良いので、もっと人物像を掘り下げて描くことが出来たら、良い作家になると思う。

「恋は盲目」を実感

主人公の憧れの存在になれるなら、その姿でいいから近づきたい、恋愛対象として見られたい。
それは虚しさも孕むことだけれど、「恋は盲目」そのものを実感させられた。グッとのめり込んで読めた。

大切なことが詰まっている

「蛍は〜」から10年後の話だが、題名どおり、大切なのは2人が満ち足りている〜enough〜生活が出来ているかどうか、だと思い知らされた。

面白かった！

「恋人になってから」がコンセプトのストーリーなので、くっ付くまでのあれこれは読者の想像に任されている。
くっ付いた後のゴタゴタと一段落を丁寧に描かれていて、エロさも含めてハートウォーミングな作品。

タイトルの重み通り

どんな思いを込めて付けられたのだろうと、読みながら考えていた。
見事にすれ違う2人が、歯痒くもあり苦しくもあり、ドキドキと最後まで読み進んだ。
表紙に「1」とあったが、続きはあるのだろうか？

なかなかの目っけもの

「レンタル彼氏」ものは数々出されているだろうが、レンタルから始まらない恋というのは面白かった。絆される過程がやや省略気味だが、めげない攻めに軍配あり。
　もう一作はレンタルから始まるが、2人が右往左往する様が面白かった。

第二弾はやや色調替えか？

初指名に緊張するレンタル彼氏クンと謎の女装男子、元レンタル彼氏クンと気の荒い彼氏クン、前巻でめでたく結ばれた2人のその後の三本立て。
ストーリーがやや雑な感はあったけれど、面白かった。

お買い得だった！

　序盤試し読みして、とりあえず的に購入してみたが、当たり作品だった。
　ストーリー内容に強烈な斬新さがある訳では無いが、絵と良く合っていて飽きない。絡みもかなり濃い目。

肯定される不安について

というのが、表題作と同時収録作の共通点だったように感じた。健気な攻めというのも同様。
読み終えてハートフルな気分になる一冊。

おバカで健気なΩが可愛い

初恋の相手はβと思い込み、ビッチなΩらしさを精一杯振る舞おうとする純情なΩが主人公だか、全編かなりエロティックシーンで占められている。
ストーリーは単純だか、エロさとほのぼの感が良い感じ。

愛されたがりの臆病さ

まだ雑さはあるが、読ませる力のある作品だと思う。派手な服装も態度も、愛されたがりの臆病さの現れが象徴的によく描かれていて、対比がハッキリしている。

表題作にヒネリはないが

他の短編には魅かれる部分もあった。
表題作があまりに平凡な内容なのが残念。布石を生かしきれていない。
今後に期待の☆２つ。

…レベル低い。

これだけのページを使って、こんなに浅いとは思わなかった。
内容は不出来なTLとしか言えない。ガッカリさせられた。

王道っぽいストーリー

絵が愛らしいというか少女漫画系で、テンポといいストーリーといい、とても美化されている感が強い。
主人公の葛藤がサラサラとポジティブになっていく様子には好感が持てた。

葛藤が恋になるまで

「本当に好きな人とは一緒になれない」という巷の伝説は嘘か真か、それは何事も初めの一手を打つか打たないかで変わるものかもしれないと、読了後にふと思った。

一度失う必要

大事なものは見えていない場合が多々ある。
この物語も、そうした積み重ねが描かれている。
好きであればあるほど、自己防衛の警鐘が鳴る主人公の痛みが突き刺さった。

存外、マイヒット

割引でポチッと購入して、あーまたやらかしたと思いつつ読んだら、面白かった。買って良かった。
クチさがないというかワガママ放題の男に翻弄される幸薄い男の話、というだけではない。
ケンカップルのその後も読んでみたくなった。

これほどまでに愛したい、と、

そして愛されたいと思った。
一生に一度、人生でただ一人だけとの掛け替えのない恋愛には、誰しも憧れるだろう。
それがどれほど苦難に満ちていても、想いがすれ違うことがあろうとも。
非常にシンプルに、そんな憧れと苦みを描いた作品。

残酷から愛しさが生まれる

柔らかいタッチで描かれている物語は、とても残酷だ。けれども、その中で生まれる愛は、捻れていても真っ直ぐでありたいと足掻いている。そんな印象が残った。

柔らかく重く暗く

ストーリー的には表題作他２篇もダークな内容が含まれているのに、柔らかな絵のトーンがそれらを包み込んで一気に読ませる。
一読で語るには消化不良。

恋は盲目、天然は迷惑

受けが健気過ぎて不憫になりつつも、肝心なことを伝えない臆病さにムズムズした。
また、ここまで傍迷惑な天然(攻め)はなかなか見ないキャラクターだったので、面白かった。

作者は知ってか知らずか

ヤンデレを描くのが上手い。
と言うより、私が読んできた市梨作品には、ヤンデレ要素が必ず含まれていると言って過言ではない。
本作はそれが全面に描かれている。

お気に入りカップルのその後

優×朝日のラブラブな後日談。
本編の後は気になっていたので、ショートバージョンでも読むことが出来て嬉しい。
若干古い作品だが、続編を望んでいる。

鬱屈した欲望の先

Ωバースとしては、新鮮な内容だった。
最後に明かされる鬱屈した欲望が引き起こした展開は、2人にとって幸福だったのか、その先は読者の想像に委ねられるだろう。

叙事詩のように

強い熱量を抑えつつ描かれた、叙事詩のような内容だった。
紡がれるモノローグも、淡々としているようで、じわりと胸に刺さるところがある。
また読み返す気がするので☆4。

登場人物が広がって

更に登場人物が増え、パワーアップした本巻。輝をはじめとした純粋な子ども目線に、気付かされることも盛り沢山。ますます面白くなってきた。

何度読んでも飽きない

「ただいま、おかえり」の続編だが、前巻よりシビアな内容になっている。登場人物についてより深く掘り下げられている。設定は架空ながら私達の実生活にも反映されるような問題が指摘されていて、何度読み返しても飽きない。考えさせられる。

何度も読み返してほっこりする

Ωバース×育児という稀な作品だが、それがまた良い。夫夫愛、家族愛、連鎖する人との温かい繋がりに、読み返すたび気持ちがほっこりする。
そして何より、ひーくんか可愛い！

未消化感が残る

着想とストーリー展開は、なかなか面白いと思った。ただページ数の関係からか、作者独特のコマ割りの仕方からか、表題作ほかも読了後に未消化感が残った。

絵は好み

絵が好みだったので購入。表題作ほか二作品とも読みやすかったが、ストーリーにやや雑な感があった。また濡れ場シーンも、とてもエロティックではあったが、リアリティ感がどうかなぁと思った。

足掛け3年待ちました

上巻が出てからずっと、どうなるのか、どうするんだろうとヤキモキしていた思いが、やっと昇華した。
一コマ一コマに凝縮された、雪溶けのような感情の解放の道のり。
「錆びた〜」から一連の作品は、最上クラスで押しです。

そしてまた糸は絡まり出す

「錆びた夜でも恋は囁く」「ほどける怪物」からの、"かんちゃん"と"弓"の、離れたはずの人生が再び交差する。
「錆びた〜」では語られなかった重く居た堪れない傷に、胸が苦しくなる。次巻が待ち遠しかった。

気になる2人が登場

表題作ほか３作収録されているが、そのうちの１作が他の単行本の2人⁇と気になった。
作者が別本で「１作につき5〜6本はネームをダメにしている」と話していたが、それだけ練られたストーリーが面白くないはずも無い。

Ωバース中上級者向け

ビーボーイ設定のΩバースについて、ある程度理解がある人向けのラインナップだと感じた。気になった作品もあったので、製本版を購入検討中。

ラブラブ感がたまらない

本編からの、文月くんへの重たい愛と、それを受け止める文月くんの健気さがギュッと詰まっていて、読みながらニヤニヤが止まらなかった。

恋とは摩訶不思議なもの

ノンケとは、生理的に同性を恋愛対象として全く受け入れられない人のことを指して使う言葉だと、本作を読みながら改めて考えた。
全体的にトーンが綺麗。王道BLに入ると思う。

即席カップルお幸せに

小悪魔に翻弄されると思いきや、半分天使な子を拾ったLOVEなストーリー。甘々な生活の中、即席で成立したゆえの心の揺れが胸キュンを誘う。
同時収録作は、2人の始まりがとても気になった。

ノンケが本気になるまで

異性愛者が同性を本気で好きになるとしたら、悠のようになってしまうのが現実的だと思った。
話のテンポも程よく、主人公2人の心情も上手く描かれていて良い。

題名に惹かれて

買ってみたけれど、展開が早過ぎて「おとし方」になっていない気がする。
いろいろ省き過ぎていて、アラが目立って勿体ない。

言葉がキラキラしている

セリフといい、モノローグといい、全編にわたる言葉がキラキラしていて、読み心地が良かった。
感情の機微も明瞭で、特殊な人物像もストンと入ってくる感じ。
個人的には、身体が絡み合う場面に、もう少しリアリティが有れば☆5つ。

ちょっと急ぎ足

表題作含む３作のサラリーマンもので、どれもストーリーの骨格は面白い。
ただ、それぞれもう少し丁寧に描いて欲しかったなぁというのが個人的感想。
折角の着眼点が、勢いでまとめられた感がある。

他の作品も読んでみたい

他の作品も読んでみたいと思ったので☆４。
もう少し突っ込んだ部分まで描いて欲しかったとか、簡略化が多かったなど感じるところもあるが、キャラは魅力的に描かれているので好感触。