真名兎さんのレビュー一覧

歪んだ愛情の顛末

性欲を持て余すSEX依存症のような男が2人ーでもそうなったのには、互いに過去に深い傷があったという、読み応えのある作品だった。最終的に得たものは読んでからのお楽しみに♡

至ってよく有りそうなストーリー

決して悪くはないと思うけれど、特筆するような点も無かった。ストーリー的にもよく有りそうな流れで、個人的に心に残るものが無かった。

BL史上最高のリバとまでとは

ちょっと言い過ぎな感はあったけれど、主人公が惹かれていく気持ちとバイの彼の欠損した心が、ビリビリした感じで縮まっていくのは良かった。

虐められ体質は変わらない

まさかの黒歴史本人との再会！から始まる、卑屈癖が抜けない主人公と、高圧的な物言いしか出来ない男。原作があったからか、いつもの木下さんの作品よりドタバタ感があって活きいきしていて良かった。

切なく愛おしいファンタジー

表題作は2作品。これが切なくて愛おしくなるファンタジー。何度読み返しても飽きない。他同時収録は、恋になるまでのすったもんだが楽しい。

透明感が眩し過ぎる

清廉という言葉が合うかどうかだが、表題作他作品全体に透明感があり過ぎて、人間の生々しさや匂いの感覚が全くと言って良いほど無くて、物足りなかった。BL初心者には向いているかもしれない。

好きだなぁ、このカップルも。

再度書くが、倫敦巴里子さんの長年付き合っているカップルにまつわるエピソードは秀逸だ。ずるずる付き合っているようで互いへの奥底の想いは変わらない。ゲイカップルの理想だろう。

長年カップル描かせたら絶妙

倫敦巴里子さんの描く、長年付き合っているカップルのエピソードが大好きだ。惰性のようで惰性じゃない、そこにしっかり愛がある。同時収録の2話も大好き。

一途な想いはハンパない

無口、無表情、根暗の三拍子揃った男が恋に落ちたら、やる事は想像に難くない。思いがとんでもない形でバレてギクシャクしながらも距離を詰めて行く2人が何ともいじらしい。

きっかけは何であれ

誰かから何故か好きになられて、夢中に求められたら絆されてしまうものなのかもしれない。大輔の何かが春日に反応したのだろう。ペットと飼い主、下克上が面白かった。

情愛には満ちている

全体を通して情愛に満ちた作品集だと思うけれども、BLの範疇に収めていいものなのか読みながら戸惑った。漫画だからと曖昧になっている部分にも若干引っ掛かりを覚えた。

駆け引きで始めて

ゆるゆると深みにハマっていく過程が良い。一つ一つに理由やその先を読みとって冷めた姿勢を貫く遊良の孤独が妙に染み入った。

ややダークなトーンが良い

三編収録中、二編はウリ業界に関するのストーリー。人間の欲望が生々しく現れる世界だけに、薄暗い雰囲気が流れている。特に二編目はエロスも生々しい。

記憶に刻まれた狂気的劣情

1人には胸に刻まれた劣情、1人には忘れがたい苦い記憶。その２つが偶然に絡み合ったときから、狂気めいた日々が始まる。互いにどんどん浸食されていく流れに読み応えがあった。

トロトロに溶かされて

シリーズを読んでいたので、光くん、タチだったのか〜が第一印象ながら、オープニングからエロスたっぷり。意外と天然の秋山が可愛い。すれ違いの多そうなカップルだけど仲良くやっていけそうなほんわかさ。

お節介から恋が拓く

息子のゲイ傾向を心配のあまり監視していたら、ミイラ取りがミイラになって…お節介したくなるほど危うく放っておけない聖の色気がたまらない。

出来過ぎ感満載

始まりから終わりまで、あまりにも上手く行きすぎ、簡単にことの運びが出来過ぎていて、淡々と読んでいたら終わってしまった。

萌えるいかがわしさ

長年の不仲も吹き飛ばす「据え膳」に、気付く気持ちより先に身体が動くのは、さすがの若さ。いかがわしい設定に萌え度はかなり高かった。

愛憎ひっくるめて育つ恋

偶然拾ったボロボロの少年は、自分と無関係ではなかったー互いに憎しみを抱える相手との繋がりが、2人を揺さぶる。ストーリーの下地は面白かった。

無自覚の恋心に萌えなかった

どうしても気にかかって、どうしても世話を焼いてしまう幼馴染。それが積もり積もって恋情に変わっていくというのは、有りそうな話ではあるんだけれど、今一つピンとこなかった。

αを喰らうΩ

通常のΩバースとはかなり毛色が違う本作。唯一ずっと好きだったαを番にする為に取った、あずさの執念と方法が凄い。こういう流れも有り⁈と驚いたがエロスも堪能出来て良かった。

題名に惹かれて

第一話を読んでから、その後が気になっていた。運命的な出会いというのは、直感かもしれないと読みながら思った。エロスはほとんど無い分、心理描写が際立って良かった。

☆3.3ということで

憧れと恋情は似ているところがあるから、決して無理は無いストーリーなのだけれど、イマイチ深みが足りないのが惜しい。次作に期待。

絵が好き

ひたすら一途に想い続けていた隆史のいじらしさが、切なく愛おしさを感じた。初BLということもあってか、ベッドシーンなど硬さがあるが、全体的には上手くまとまっていると思う。

すぐに女が悪くなる

BLにありがちなパターンだけれど、しょーもない女絡みで2人の仲が接近するというのは、女の立場から読んでいてあまり気分の良いものではない。

ちょっと面白そう

始まりの騒々しさ、ベッドシーンの省き方は引っかかるけれども、先を読みたくなるような魅力はある。ちょっと面白そうな気配はする。

稲妻が走った恋の末

「これが愛だとするのなら」を先行で読んで、そのやり取りから2人のなり染めを知ろうと読んだ。
「これが愛〜」は後日談なので穏やかな雰囲気があったが、本作はかなり波乱万丈。飯田を好きになった時点で柳はノンケでは無いが(バイだろう)、振られたショックで取った行動がはちゃめちゃ。その本気度に☆5。

段々とほのぼのラブに

「これが愛だとするのなら」を先行読みして、過去の出来事を知りたくなって読んだ。
「これが愛〜」登場の柊くんとは様相が全く異なる、ほのぼの感あるDKラブストーリーで、少し戸惑った。

なんだか惜しい

題名に惹かれ購入して読んでみたけれど、思っていたより内容が浅かった。
いろいろ細かくても重要なポイントがしっかり描かれていない。なんだか惜しい作品だと感じた。

一途な奴とはコイツのことだ

いろんなワンコ系を読んできたけれど、正真正銘「一途な奴」を本作で読んだ気がする。
ストーリーの大筋はよく見かけるパターンだが、肉体のぶつかり合い

さらっと読んでしまったが

読み終えてみると、実はかなり重い設定だったと気付いた。
極道ものは好きじゃないけれど、本作は別格。人の闇を背景に、泥沼にはまったように恋に堕ちていく2人が良い。

期待に反しない面白さ

黒木えぬこさんの作品は、まずハズレが無い。かなり濃厚なエロスを描いていてもいなくても、作品全体から色気が立ち昇っている感じがする。
本作はかなりエロスが濃い目だけれど、ちゃんと心情が後からドドッと伴ってくる。
読み返すのも楽しみだ。

記憶に残る一作。

表題作の他、2作品収録。
表題作は非常に強く印象に残った。シチュエーション的に無理なはずの設定は、全く無理のない結末へ導かれる。
その先の2人がどうなったか想像が膨らむ。このカップルがたまらなく好き。
BLの真骨頂の一つが描かれていると思う。

引きずる痛みは経験したから

主人公のモノローグと塞いだ表情、あやふやになりがちな言動などが、人間の弱さや脆さを痛烈に描き出している。それが柔らかくじわじわと胸に染み入って来る。
不思議な穏やかさと熱を持った作品だと感じた。

京山あつきさん独特の世界観

一読でストンと入って来るかと問われると、正直言葉に詰まるけれど、「普通」とか「イマイチ」では無い、強い心象が残る作品。
スローテンポからハイスピードに転化する恋情に、何故か焦がれる思いを抱いた。

自分を愛せない人の恋模様

表題作他、鋭利な刃物で切り付けてくるような内容の作品集だと感じた。全く設定が異なるものが収録されているが、全てに共通しているように思えたのは、主となる人物が「自分を愛せない人」だということ。それが胸に刺さったのかもしれない。

快楽から執着、恋へ

思いの外ヘビィな内容だったけれど、一度知った快楽が他では埋まらず、どんどん深みにハマり、執着心が恋慕へ変わって行く様は、まさに「恋は堕ちるもの」を表現していて面白かった。

個人的に珍しいDK作品で◎

倫敦巴里子さんは、かなり好きな作家さんなので何冊か持っているが、長編DK作品は個人的に珍しかったし、
正直どうなんだろうと読むまで不安があったが、蓋を開ければめちゃくちゃ面白かった。

上手く運び過ぎ

あまりにもあり得ないシチュエーション。盛り上がりどころも分からないような、出来過ぎた話の流れ。絵もレベルが低く、全てが残念。
頑張ってください。

話の内容は良かったけれど

ストーリーの筋立ては面白いと思ったが、これだけの分量を使ったにしてはメリハリが無くダラダラ描かれていて、最後は中途半端な終わり方になった感が強くて残念。

大事な過程が抜けている

どういう流れで一緒に暮らし始めたとか、最初に肌を重ねたときのこととかが、はしょられているからかストーリーが軽くなっていると感じた。

題名に惹かれて購入したけれど

ストーリーの流れ方が宜しくない、つまりネームが宜しく無いのだと個人的に思う。コマからコマへの移り方が雑で、心理描写が活かされていないと思った。

初コミックスにしては上出来

絵が丁寧で好感が持てる。主人公2人の豊かな表情も良い。マイペースな乙メンも、恋に落ちていく様子も無理なく描かれている。
読んで、気持ちがほっこりする。

スピンオフが大変良かったので

スピンオフ「それでもやさしい恋をする」が大変良かったので、元作を読んでみようと購入。
一読目は「それでも〜」ほど響くものが無かったけれど、改めて読み直して、秀作だと感じた。

絵は綺麗

絵は綺麗だが、デッサンが固いとうか！キャラクターが充分に活かしきれていない。ストーリーもぎこちなさと都合良さ過ぎる設定が残念。

コスパかなり低い

この薄っぺらい内容で、この価格は無いと思う。何よりBLなのに、事に及ぶ過程が雑過ぎる。いとも簡単にアナルSEXに持ち込むのは、BL読者に対する冒涜だと思う。。

初コミックスと思えない出来映え

表題作を途中まで試し読みして、気になっていたので購入。独特の世界観がある。
別途読み切り、オムニバス、表題作その後が収録されているが、これが初コミックスとは思えない出来映え。

☆4.5レベルにかなり良い

「愛しのオオカミくん」のスピンオフだが、本作の方がストーリー、人物及び心理描写など全てにおいて、元作より大変よく作られている。
狼男設定を揶揄とすれば、人間関係の複雑なもつれとも読み込める秀作。

スピンオフが良かっただけに

スピンオフ入りで本作を読んでみたけれど、情緒描写が乏しく、設定頼り気味で、ピンとくるものやキュンとするところが個人的には無かった。

いくらファンタジーでも

アナルSEXはそんなに簡単には出来ないでしょう、という無理が多い。雑なTLのよう。ストーリーも、それぞれの人物の動き方、心理描写がジェットコースター級で、読み手の気持ちが入る余地が無い。