ティグリスさんのレビュー一覧
レビュアー
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有名なバンドのとある曲に、「命が終わる要素は数えきれないほどあるが、命が始まるきっかけはひとつしかない」という旨の歌詞があるのですが、それを思い出すような漫画でした。文字通り人生は人の数だけあり、また死に方もひとえに「○○死」といっても千差 万別なのだということ。死ぬときに本当の自分の価値が炙り出されるということ。死は生と断絶されることであり、死んでしまえばもう一切現世に関われないこと。生死というのは作者の自己満足と面白さのバランス感覚が試される題材だと思いますが、作者の主張と物語の面白みとがしっかり両立できている作品だと思いました。続いているのにネタ切れ感のまったくないところも、その人の人生
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浦沢作品が電子化されておらず、ずーっと待ってました!今現在、舞台のドイツに転勤で住んでいるので読みたくて読みたくて!コミックス持ってくる訳にもいかず、嬉しい限りです! あとは、マスターキートンが電子化されるのを待つばかりです!漫画の世界観に引き込まれて全巻を1日で読破してしまいました。 この漫画のモンスターは、時代が引き起こした人間の狂気なのか、洗脳によりモンスターにさせられた子供なのか、双子の母親なのか、それら全てなのか、読み終わった後でもわからない。モヤモヤ感が残る。 モヤモヤの答えは読者に委ねられているのだろうがやっぱりモヤモヤする。 続編を是非描いてほしい。
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原作及びもう一つのコミカライズも読んでいます 私はこちらのコミカライズの方が好きです 原作を元に再編しているので話の流れが自然で読みやすい また、漫画家さんの過去作が中華ものだったことや、中国へも何度も取材に行っているので舞台装置や小物がしっかりしています 原作から改変されている箇所が多いのですがちゃんと調べて考えて変更したのだなという感じがし、安心して読めます (1話でドングリ、五倍子などのそばかすの染料を拾っている。パンを花巻に変更。小屋1件とガラス製の金魚鉢の価値が釣り合う世界なので、遊郭でだす酒器をガラス製から陶器製に変更。原作では金魚鉢に模様があるがレンズの役割を果たさなくなるからか
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いけめん俺様ヒーローの王道ものかとおもいきや、これ、俺様モンスターどころか、ただただヒーローが子どもでさらにこじらせた反抗期じゃないかと可愛く思えてきました。室長さんにあからさまに妬いてるのもwww そして素敵な会長さんですが、結構な狸じゃないですかねw見事に会長さんの掌の上で転がされてる感じが良いですw ヒロインはがむしゃらで無理してでも頑張ってしまうタイプ。室長さんも会長さんも彼女のことは可愛くて仕方がない感じで、恵まれて良かったね、と母親のような気持ちになります。 さて、室長さん。優しさの権化のような態度で彼女に接していて、彼女も絆されそうになっていましたが、「男」として向き合ったとき彼
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良くあるヤンキー漫画と思って読み進めたが、良い意味で期待を裏切ってくれた 画力があり、描写の迫力が伝わる!そしてなんといっても見やすい! ストーリーだが、オーソドックスではなく、読者を飽きさせないような展開となっていて、目が肥えたヤンキー漫画ファンでも非常に楽しめるだろう! 特に良い点は登場人物全員が魅力で溢れているところで、主人公だけに視点が置かれていないところだ。 また、おそらく、著者か原作者の体験が散りばめられていることで、内容もよりリアルに感じる。 私は関西出身で、ストーリーの舞台となっている千葉のことは全く分からないが、関東近郊に住む人や地元の方に取っては、興奮するような場面がたくさ
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彼らの愛と国を守る気概は、周りのものを納得させるには十分なもので、素晴らしい結末に感動を覚えました。 そして、幾つかの外伝では可愛らしいエピソード、また目を背けたくなるエピソードと色々あり、それは知りたくなかったなと思う事も、知って良かった事もあります。 何より、タタラ達が去り、新たな国を目指し各地のトップが揉めてまとまらない話に驚愕でした。一つのまとまった国を目指して闘って来たはずなのでは?何の為に、揚羽は命をかけてタタラを守り、何の為に命を捧げて礎になったのだろうか…罪のない多くの命が奪われたのは、何だったのか…もう、言葉になりませんでした。運命のたった一人の女の為に生きた揚羽は、見事な生
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他のありきたりのストーリーとは全く違っていて、すごく面白い!自分の好きなこと=薬の調合に夢中になって、モテ男の好意に全く気がつかない、というのはよくあるパターンかもしれませんが、ナメクジを見るような目で見るのはなかなかないかも。後宮という女の園=魔宮が舞台なので、それなりにドロドロしていますが、笑える部分もたくさんあります。少女マンガに分類されている方の作品も1巻無料で読みましたが、同じ話でも詳細に書かれている部分が違うんですね。こちらが3巻無料だったのもあり、こちらで買い足しました。 すごく読みごたえがあって面白いです。割引クーポンでまとめ買いして次々読みました。まだ最新まで買ってないけど気
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①筋トレや格闘技やってもその域は無理な超人的な未成年者が多すぎ。②死人や行方不明者が多すぎ。③未成年で死体処理業とか謎すぎる。④無敵のキン肉マンニカクが古傷でいきなり死ぬのも謎。⑤足を巨石で潰して再起不能な後遺症負わせる殺人未遂級の再犯して目撃者もいるのに少年院出所直後の弦巻が警察に捕まらないのが謎。⑥簡単な喧嘩では少年院いかないので六代目の先輩らを罠に嵌めて幹部の皆様を揃って少年院に送るのは無理すぎる。などなどこの種の漫画ならではのツッコミどころが多いが、丹沢や要ら秀逸なキャラ設定・セリフや意外性のあるストーリー展開、喧嘩シーンの高い画力など圧倒的な面白さがあり、文句なく☆5に値する作品。
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今日が仕事休みで良かった……レビューの評価の高さが判ります。お若い方が多く少女マンガだったので躊躇していましたが、いやはや、もっと早く読むべきでした。少女マンガ侮り難し! 感想は、まずは『トップが無能だということはそれだけで罪だ』という台詞が終盤にあるのだが、今の椅子取りゲームばっかりしている政治家達や社会的地位のある人達に義務として読んでほしいわ! 次に、大作の割に早く読めました。登場人物が多く、名前と特徴をメモしておいたのが良かったと思います。キャラクターも個性的だし、ビジュアルもバラバラだからすんなり頭に入る。 戦闘モノなので、残虐かつ哀しい場面が多く泣けるシーンが多いです…… 救世主の
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大変今さらながら、田村由美さんの著作を初めて手にとりました。 舞台は、現代の文明が崩壊した未来の日本。 ただ村人たちを助けたいだけだった更紗が、王族を追放し新しい国を作る、という大きな流れの中で、"運命の子供"として民を率い革命を起こすことを期待され…。 たった15歳の少女が背負うには、あまりにも重い運命。 何度も壁にぶち当たり、理想と現実の差に打ちのめされながらも成長していく更紗の幸せを祈るようにぺージをめくりました。 多くの魅力的な登場人物の中でも、とにかく揚羽の生き様がかっこよすぎてしびれます…! 奴隷として育った過去がありながら、いやだからこそ、気高く崇高な揚羽の魂
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ネタバレとなりますので、ご注意下さい。 ただいま、職場で懐かしの漫画ブームが沸き起こっています。そしてBASARAの無料版に歓喜!3月6日日まで4巻無料となっています。懐かしい〜。親の敵と知らず、恋に落ちた更紗と朱里の悲恋に胸を痛めた若かりし頃の記憶。 リアルタイムで読んでいた当時、強烈なインパクトの四道の死。朱里と更紗の恋に気づき、剣を立てる事をためらった四道。朱里への思いを馳せ、断末魔の叫びに号泣しました。そして何より、千手への最期の想い。「わたしの死が彼女に優しく伝わればいいけど」この台詞。嘘みたいに今でも丸々記憶に残っていて、自分でも驚きました。もう涙しかありません。それほど四道の死は
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世代なのに当時はりぼんっ子だったので全部読んだのは初です。 途中までは「ほえ〜」とか「はにゃ〜ん」とか独特な描き文字とかに引いてしまっていましたが(確か当時もそうだったw)、だんだん一生懸命頑張るさくらちゃんを応援していました。可愛い! 古 さを感じさせない絵や物語ですが、自転車二人乗りは当たり前にやってるし小学生と付き合う教師だったり薔薇から百合から逆年の差(?)など色んな意味で女児向け雑誌に似つかわしくない自由な恋愛が描かれていたりと、現代では無理そうな感じではありますw 個人的に月のビジュアルや性格がすごくツボでした…それだけで★5になります(*´Д`)
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素晴らしい傑作です。試し読みした後、止まらなくなる確信があったので実は一年くらい読み始めるのを迷ってました。確信は当たり、一気読みで読了。田村先生の漫画は人生に爪痕を残すくらいのエネルギーがありますが、今作も本当に凄かった。特にナツの性格が、自分と重なる部分が多く、彼女は一体どう成長するのだろうと気になりながら読みました。自分は今大人になり、表面的には社会に馴染めるようになりましたが、ある時仕事で疲れ悩んだ時に、読み始め、毎日心揺さぶられながら読み切りました。今作も人物描写が素晴らしい、短所も長所も読むのが辛くなるくらい鋭く描きながら、突き抜けるような感動がある。ナツをはじめ、皆が変化していく
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ミステリから入った読者さんもいるし、巴から読んでる古参のファンの方もいる…レビューを読んで何だか嬉しくなりました。まず、長編を完走されたことに拍手。未完結のまま作者逝去や、ゴールが果たして来るのか?という大作も多数ある中、最終回を読めたことに感謝。この作品を振り返ると、あの時こういう状況でこんな精神状態で読んだなぁ…と人生の振り返りにもなってしまうんです。そんな風に寄り添ってきた本はやっぱり特別だし、この作品の持つパワーはほんと凄かったなと思う。各チーム約7人として、30人超のキャラを操る田村さんはまさにマジシャン。最終章のみ、さすがにダレてしまったかな?とは思いましたが。一番印象深いのは、シ
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巴がゆく!で子どもの頃田村さんの作品にハマり、BASASAのスケールの大きな世界観に惹き込まれ、この作品の完結に作者の器の大きさを感じました。最後の外伝については賛否両論ありますが、この後に続くミステリと言う勿れ を読むと、作者の「性暴力や力で捩伏せることに対する怒りと本当の意味での反発」を感じます。花は安居を赦すことはできない、暴力という事実は決して絆されていいものではない、それでいいんだと納得しました。とはいえ個人的感情からいえば、花と嵐のカップルは非常に自己中心的厨二的で、しかもそれに周囲まで巻き込む…いるよね、実際こういう人。周りをいつも振り回して騒いでケロっとしてる人。と、どうしても
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テレビでやってたのであらためて読んでみたけど最高だと思います(*´ω`)バサラもよかったけどミステリもいいけどこれも名作!!実際に地球が滅んだらこういう感じで危険ともてさぐりでやっていくしかないんだなといろいろ勉強しないとすぐしぬなって感じですね(;'∀')ぞっとする部分も感動も全てこの漫画の中にあり。途中でこのキャラひどいなと思う部分もあれば後半でいろいろとあったり。涼君とまつりちゃんがくっついて良かった(;'∀')しかしあゆさんがももたを薬品実験してたわりにあゆさん謝ってないよね??っていうあんごとりょうくんだけはぶられてふびんだったような気がしない
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とても緊張感があるサバイバルものでおもしろくひきこまれる。キャラクターが多いが、それぞれのストーリー(性格や生い立ちなど)がしっかりしている。これだけの話を完結させるのはすごい。ただ、読後感は少しもやもやする。読み初めは没入するまで少し忍耐が必要。当初はサバイバル慣れしておらず気弱なナツの視点で描かれていて、ナツに感情移入して読んでいると、実際の主役は花と嵐の生き別れカップルで、そこでアレっと裏切られたようになる(花にはあまり共感できなかった)。また、あまりに先が見えず、暗く、無力感を感じる。実は何度か挫折したが、高評価のため再度挑戦して読み進めたらおもしろくなってきて今度は止まらなくなった。
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お互い好き合ってて、そこは安心して読めるのにお互い相手の気持ちに鈍感すぎてやきもきする。こう書くと少女漫画としてはありふれた感じなのに、妙に続きが気になる…。主人公が自分を漫画の悪役と重ねていたりヒロイン役の当て馬()がすごくいい味出してたり、あとは主人公が仕事に対して結構きちんと意識を持って望んでいる感じが良かったです。でも3年間も婚約したまま結婚せずにいるって…そしてその間は致しちゃいけないって…それを主人公に伝えない婚約者って…なんかコミュニケーションエラーが非現実的なレベルかも。2人が結ばれるまでの期間、三年間じゃなくて半年間くらいなら理解できるんですけど、そのあたりは読み手の倫理観を
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どのキャラもちゃんと性格が立っていて、人間が生きてる姿を描かれてるって感じがとてもいいと思います。 最初「なんだこいつ…」って思ったキャラも、理解が深まると応援したくなる魅力を持っているし、何より自衛隊というテーマなので、下劣な行為の不快感がなくていい。 もしかするとあまり馴染みない方は初期のやや暴力的な指導に引いてしまうかもしれないけれど、かなり初期だけなので安心してください。 とにかく自分は坂木さんが好き。こんな言い方をするとちょっとあれですが、某兵長の優しさを少し分かりやすくして、下の子達にもちゃんとそれが伝わってる感じです。慕われる理由が納得できるし、後輩たちや妹との関係がすごく微笑
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千葉教官がとにかく格好いいです。あんな人と働きたい!! 千葉教官が出てくる前までは壮大な前振りだとしても納得の千葉教官のかっこよさです。もう格好いいしか言葉が出てこない!! 全然関係ない話をしますが、今の時代的に、ヘブンズランナーアキラで描きかけていたLGBT的な要素をなんとか描いてもらえたら…サンデーでそれをしたら物凄く意義深いのでは…いわゆる腐向けなどではなく、アイデンティティ、家庭環境などと絡ませながらのストーリーを描いてもらえたら…と思っているのですが、舞台的に難しいのでしょうか…教育系出版社としての小学館の矜持をみせてほしいと勝手に期待しています。。 この作者さんは、家庭というものを
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久能 整(くのう ととのう)は特異なキャラ設定された大学生。生育環境も訳有り、バイトをガンガンしてなさそうだが学費はどこから出てるのか、親の姿も帰省もないで、独り暮らしはいかにも訳有り。現在の彼自身を形成した諸要素は、こま切れに匂わせ程度に 提示されるのみ。快適といえない回想。 人と密着した関係を築きたがらないかと思ったら、意外な位に時に人との距離をグッと寄せてきて、踏み込んだ言葉で、寄せた相手に自分の見解をズバリ、虚をつかれた相手は久能くんの観察力と分析にぐうの音も出ない。 トリビアだけども博学才穎で、かつ他人が看過することを情報として蓄積して重視、それなのにどこか狭い孤独の塔にひっそり生き
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- カート
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- カート
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購入済みコミック版の内容ですが、他の浅見先生のハーレクイン作品もそうですが、原作に比べてかなり淡白になっています。原作はヒロインもヒーローも凄く情熱的で激しいキャラで、全編を通してお互い愛も憎しみも全力でぶつけ合うのですが、コミック版はそこがあっさり風味になっていますし、原作ではかなりのツンデレ高飛車キャラだったヒロインもコミック版ではほぼデレ一辺倒になっています。おかげで基本ストーリーは原作とそう違わないのに作品の印象はかなり別物です。それから『シンデレラを拒んだ秘書』のヒロイン、ポピーの出番が全部カットされたのも何だか残念でした。ヒーローがヒロインの素性と結婚のことを知るのは原作通りポピーが伝える
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絵がとても魅力的なのに残念な仕上がり。ジェネビーブの事象にページを割きすぎです。結局のところキットもジェネビーブの息子達もアパートの住人達も本筋には関わってこないのだからこんなにも詳しく描く必要なし。このせいで、じっくり読ませるべき部分をト ントン拍子で進むような展開になってしまっていてとても残念。物語は前サー・ラナルドの妻アデールの妬みでサー・ニコラスには愛人がいると告げられたキャロラインが親密そうなバネッサとニコラスを目撃し逃亡したところから始まっている。逃亡から1年後という間隔は納得のいくものだが、「生活が苦しければ僕のところへ戻ってくる」という物言いはその後の展開とはチグハグでモヤモヤ
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期間限定読み放題で何巻か読んだら続きがどうしても気になって、結局最終巻まで一気読み。主人公の女の子がとにかくモテすぎなのと、なんか主人公の二人が、お互いの気持ちを尊重しているように見せてるけど、尊重していると言うよりは、勘違いとか、勝手に決めつけて。勝手に完結的な感が強く、もう少し口に出せばもっとすんなり行ったり、周りを振り回さないのにとは思うのですが。それでも最終巻まで楽しめました。マンガだからありなんだろうけど、現実だったら怖い。東雲さんの事を知ったら普通は嫌いになるだろうし、小野さんの事も嫌いになるでしょう。そこまでするのって思いながら読んだよ。知り合いの次って言うのも…周りに次から次へ
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