みなとさんのレビュー一覧
レビュアー
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下巻、時間の許す限り一気読みしました。ブレイディがホッジスに入り込み、周囲を巻き込んでゆく最悪のシナリオも想定しました。
何か、昔見た「ツインピークス」の映像と重なるイメージもあり、キングお得意の心理ホラーではありましたが、摩訶不思議な、私には忘れられない強烈な作品でした。
三部作ともなると、登場人物にも親しみと愛着が湧いてきます。
控えめな表現ながらも、ホッジス、ホリーの深い情緒に感動しました。
ブレイディを通しても、人間存在の計り知れない深部を垣間見せてくれたと思います。ブレイディがどこに行ったのか、本当に謎。
できればもっともっとホッジスとホリーのコンビを楽しみたい -
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ホッジスとブレイディの闘い、ホッジスとブレイディの念力の闘いに、最初からいきなりグイグイ引き込まれました。
「ミスターメルセデス」が強烈すぎ、「ファインダーズ キーパーズ」で、ホリーの変貌ぶりに驚き、「メルセデス」の壮大に輝く残照のようなストーリーにわくわくしましたが、「任務の終わり」のキング流の展開、すごいです。
どうしたらブレイディのような存在を描けるのだろう。
ホリーのような女性だって、絶対どこかにいるはず。
ブレイディはホッジスを乗っ取る?
こういう事ってあるの? そう、あるかもしれない。
そう思いながら引き込まれ続け、時間の許す限りひたすら読み続けました。後半 -
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キングの短編はけっこう読んでいますが、この作品集では、なんとも言葉では言い表せない緊迫感でぐいぐい迫ってくる「N」が圧巻でした。
ストーリーとしてだけでなく、本当にこの世のどこかにこうした現象が起こっているような気もします。「N」の場合にはギリギリ正気を保った良心的な登場人物でしたが。
不可視のものを見つつ、危機迫る中、それをただの狂気や怪異でなく、高貴なまでの作品に仕上げてゆく、キングならではの作品。胸にズシンと響きました。
「ニューヨークタイムズを特別割り引き価格で」もよかった。泣けました。
こうした事も、想像だけではないのでしょうね。
何度も読み返せる作品集です。 -
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モリスの出所で、少年ピートが犠牲になるのか、家族が犠牲になるのか、展開がわかりませんでしたが、ホリーが素晴らしい名脇役になっていました。前作の後半からでしたが、ホリー、光っています。
下巻は筋のテンポが早く、集中しました。
キングならではのどんでん返しあり、緊迫感続きました。
モリスの最期! 圧倒されました。こんな事になるとは。
そしてさらに、最後の「かたん」で、鳥肌立ちました。ブレイディ。
脳組織の再配置をされたブレイディ。看護士の自殺。かたんと写真立ての落ちる音。
「一見したところ死んだような、だがその下に人と思われないようなものが潜んでいる」
キング流最高の終わりと、始 -
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作成の技術などは無知なのですが、高橋留美子先生の作品はどれもスマホでの読みやすさも最高です。
絵やセリフの密度が高すぎると小さい画面では読みずらい。
サクッと見れないし、一気読みもできない。
その点、MAOでもなんでも、高橋先生のものは、抜くところは抜いて、描くところはしっかり描いて、さりげない表情、個々のシーンの笑いや緊迫感がこの上なく絶妙。
仕事の合間の息抜きに最適で、しかも何度読み直しても読めちゃう。
もちろん、ストーリーもキャラも一品です。
妖が生き生きと描かれていて、なんだか人間より楽しそう。私も妖になりたいなあ。
今はまおの出生の謎が気になります。師匠(御 -
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