あらすじ
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。
粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、
まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―――
そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」の
ユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。
アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、
東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!?
将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、
ここから急速に回り始める!!
「試合中にこんなことを考えているの?」「これが選手の視点?!」「この動きにそんな意味が?!」
このマンガを読んだことでサッカーの見方が180度変わった。サッカーはこんなにも奥深い。
主人公の青井葦人は、愛媛の熱いサッカー少年。苦い中学最後の試合後、プロのユースチームの監督である福田達也にスカウトされる。「世界へ、連れていってやる。」と。胸を高鳴らせながら東京に行った葦人だったが、待っていたのは入団試験だった。愛媛では一目置かれた少年も、所詮井の中の蛙で…。
マンガらしい派手な描写はあまりないかもしれない。だが、その分リアルで、葦人やライバルのサッカーにかける汗臭い情熱が真摯に伝わってくる。葦人はシングルマザーの家庭で裕福ではない。それでも夢を応援してくれる母親や兄、仲間など温かい人たちに胸を打たれる。
サッカー非経験者でもわかりやすいように、サッカーのルールやポジションごとの役割を解説してくれる。戦略や選手の動きはこう見るのか!という発見もあり、実際の試合を見たくなること間違いなし!
感情タグBEST3
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ビジネスパーソンにもお勧め
本作はこれまでのサッカー漫画とは異なる切り口が魅力である。主人公は一見して考えなし、猪突猛進タイプのサッカー大好き人間の様な人物像に描かれていながら、その実成長過程において見立てる、仕立てる、動かすという自分に備わった先天的な能力に気がついていく。ある種、マネジメントや戦略、戦術を生業とするビジネスマンにとっても楽しめる作品に感じた。
Posted by ブクログ
【熱いひたすら熱い】
【ヒロインに感情を揺さぶられる】
39巻まで読破済み。
毎回一言で作品を表そうとするが、好きすぎてまとめ切れなかった作品。
アシトの葛藤や成長を目の当たりにすると思わず走りたくなってしまうし、自分の好きなことを突き詰めて何かを得たいと思ってしまう。
アシトの成長は周りに支えられている。人の繋がりも感じられる作品。
熱量が詰まってて読み始めるとページをめくる手が止まらなくなる。
高校生の多感な時期に過酷なユースの世界で過ごす子どもたちはみんな大人びて見える。
33巻の花ちゃんは漫画誌に残る1ページだと思う。今までの悩みやすれ違いがここで昇華されて涙と鳥肌が止まらなかった。
スポーツ漫画だけど恋愛模様にも目が離せなかった。
サイドバックにコンバートされるシーンはアシトの失望にこっちの心まで痛くなった。
読みました
「アオアシ」は、リアルで緻密なサッカー描写と人間ドラマが魅力的です。青井葦人の成長と仲間たちとの絆、挫折や成功の過程が心を打ちます。個々のキャラクターが深く描かれ、競技の奥深さと努力の大切さを実感できる作品です。
匿名
主人公の性格が良かった。
主人公がおバカな感じが、少年漫画って感じがして、読みやすかったです。主人公が持っている才能も強すぎないのが良かったです。
匿名
面白い
サッカー漫画、スポーツ漫画今まで結構読んできたけど、やっぱり主人公ががむしゃらに頑張っているストーリーって読んでいて気持ちがいい。
はじめての
はじめてこの漫画を読んだ時、斬新、新しいなって思いました。
まだまだ展開が読めなくてウズウズするけどここからどうなっていくのかすごく楽しみ!
サッカーがわからなくても
サッカー漫画なのですが、サッカーがわからなくても面白く読めます。主人公が真っすぐな性格で、色々困難があるのですがそれを乗り越えていく姿に惹かれます。家族や仲間が主人公を支えていて、主人公がそれを感じて頑張っている姿をみるとますます応援したくなります。主人公が東京に行くシーンでは泣けました。
アオアシ最高
昔からサッカーをやっていたっていうのもあり読み始めたのですが、とても面白いマンガだと思います。
主人公の思いとは裏腹に監督やチームの指針でポジションが変わったりしたりしながら、でもその中での必死な葛藤が描かれていたり、どんどん主人公が成長していきサッカーが上手くなっていくという、見ていてとても引き込まれる展開で楽しいです。
未熟なサッカー少年の、成長記。
まず画力に驚きました。スポーツ漫画にそれがないのは言語道断なのでしょうが、躍動感あります。
さて、主人公は破天荒で型破りな、社会不適合少年。サッカーは天才的。しかし当然ながらチームプレイが出来ないので、周りから理解されません。
設定は昔ながらで、読みやすいです。この先破天荒な彼が、精神的に成熟しチームを引っ張る存在になってゆくか、それをどう描くのか、楽しみに読み進めたいと思います。
サッカー好きもそうじゃない人も
「アオアシ」は週間漫画「スピリッツ」に掲載されている漫画です。サッカーに情熱をかける少年と彼を見守る人達、共に切磋琢磨するライバル達を、それぞれ登場人物を魅力的に丁寧に描いています。普通、サッカー漫画やアニメと言えば一番目立つFWの選手を描きがちですが、この漫画はSBの選手(守りの選手)の活躍を描いています。主人公の少年は自分がFWの選手として活躍するのを目標に頑張ってきたのですが、ある日突然守りのポジションであるSBを任されるようになります。それに伴う主人公の心の葛藤があります。そしてやがて彼は葛藤を打ち破り、やがてゲームをメイキングすることができる「司令塔」へと成長していきます。「好きな仕事」を仕事にできる人は少ないです。彼を見ることを通して、望む場所ではなくとも、道を切り開いていく強さを感じることができます。
鬼気迫るユース世代の切磋琢磨。
現実のユース世代におけるリアリティな実態と、漫画における空想性がうまく融合されている作品と言える。
主人公がタダの点取り屋のまま物語が展開していかない所が良い。
視野が広く、ゲームコントロールもできる超攻撃的サイドバックとか胸熱。
ジュニアユース上がりの同世代選手とのレベル差に苦しみながらも、一つ一つ壁を突破していく様が丁寧に描かれていて、突破した瞬間の爽快感を読者に感じさせる作品。
今後の展開に期待。
主人公の成長と居場所が絶妙
ストライカーになるべく地方から東京にきてクラブチームに入る主人公の「葦人」。
ストライカーとして活躍できる場面もあるのだが、ポジションチェンジを余儀なくされます。
ポジション関係なく活躍できるスキルに目覚めて行く姿がかっこいいです。
ここで大きな変化がある中で今後どのようにそのポジションで活躍してくれるのか楽しみでしょうがないです。
Posted by ブクログ
「仲間、根性、熱血」みたいなのがスポーツ少年漫画の王道だけど、ユースを題材にしたサッカー漫画だからこそひと味違うのがすごく良かった。
どれだけ努力しても、どれだけいいやつでも、結果が出なければ意味が無いという無慈悲な環境の中で、少年たちが仲間ともがく姿がとても感動した。
そんな環境にいると忘れがちだけど、別にプロにならなくても幸せになれるし、どんな人生が幸せなのかは人それぞれ。結果がすべての究極の環境でも「勝利への執着」や「仲間を思う心」がひとつも無くなるわけではない。こういう理想と現実の折り合いの付け方の描き方もすごく丁寧で、リアルで、でもただのハッピーエンドでもなくて、上手く表現されていると感じた。
物語を読み切ったときに、葦斗、大友、冨樫がAチーム、そしてプロへの道を歩む中、内部昇格組以外の中で自分だけが遅れをとる橘のことを考えると胸がぎゅっとなった。現実は甘くない。でも、橘が可哀想だとは思わない。橘には橘の幸せがある。
サッカーのプロというのはお金をもらってプレーしている、つまり仕事としてプレーしているので、社会人が読んでも共感できる葛藤やしがらみがあった。少年だけじゃなくて社会人にもぜひ読んでほしい。
Posted by ブクログ
珍しいサッカーユースを舞台にした漫画。
漫画としてのフレームはほぼSLUM DUNK。
特にスラダンと比較しやすいポイントとして、
・主人公はスポーツ知識がなく、作中を通して読者と一緒に学んでいくストーリー
・主人公にはとびきりの才能があり、努力を怠らない
・わずか1年間での急成長
が挙げられる。
スラダンにない要素として恋愛要素や家族との関係性、海外サッカーと日本サッカーの違いに深く触れていること、コーチ陣の指導や葛藤など。この辺りは大人ほど共感しやすいエピソードの種になっている。
逆に削そがれている部分としては、主人公チーム以外の試合がほとんど描かれないこと。選手人数が多いサッカーだから仕方のないことだが、相手チームに関しては各チーム2-3人しか目立った見せ場が無いし、名前を認識する必要すらない。
その代わりにチームメイトそれぞれに見せ場があり、それは苦悩からの成長だったり活躍だったりする。とはいえ、主人公だけがトントン拍子でステージを上げていく中でしれっと消えていくような仲間も当然出てくる。あえてここにフォーカスしたエピソードはないが、これに気付くと結構残酷。それこそ作中でややネガティヴに描かれたスペインの育成システムに近いものを感じてしまう。
作中の時間ではほぼ1年間しか経っておらず、田舎のサッカー少年がバルサユースと戦い勝利するまでの急成長はさすがに漫画すぎるとは思うものの1試合ごとに明確な課題をみつけ、挫折し、立ち上がり、成長するというサイクルを高速で繰り返すストーリーは中だるみがなく最後まで一気に読みたくなる構成になっている。
ラスト3話で一通りの気になる要素を一気に回収してくれたので、星1つ追加。これは1話から読み続けてきた人にだけ与えられるご褒美だと思う。
なお、私はサッカーについては門外漢であり作中の戦略や思考が現実のそれとリンクしているのかどうか判断できなかった。
王道のサッカー漫画
オーソドックスなサッカー漫画です。Jリーグの傘下チームで主人公が成長していくお話で王道の展開を楽しめますね。作画は自分好みからは少し外れますが、じっくり読めるサッカー漫画として良作です。
匿名
サッカーのルールとかいまいち詳しくなくても解るようなストーリーです。育成選手をスカウトするところから始まりますが、監督との浜辺のところが特に感動しました。
お気に入りの作品
スリリングな展開と魅力的なキャラ。読みやすい構成と良いところは沢山あれど、やはりお話を読んでいて胸が高鳴り熱くなる何か根っこの力を感じます。
地元漫画
サッカー漫画にはいる精神的に未熟でテンション高い主人公。いつもだったら同級生キャラクターでよくありそうな人物が主人公。これからどのように成長していくのか楽しみです。他のサッカー漫画にはないような面白さがあると思います。ぜひ皆さんも一度手にとって見てみてはいかがでしょうか。
サッカー好きなら読むべし!
この漫画の主人公は、サッカーがとても好きで、回りの友達に比べても上手い方でした。ある日、プロサッカーのユースに入団できるチャンスを獲得し、見事入団することができました。しかし、そこには主人公よりもサッカーがうまい子達がたくさんおり、力の差に圧倒されてしまいます。主人公は負けず嫌いなので、もう一度基礎から練習を始め、どんどん上達していくのですが、監督から衝撃的な指示がでます。サッカーがとても好きな主人公ですが、監督の指示に従うことができるのか注目です。
サッカー少年の成長
主人公はFWでサッカーがとてもうまかったのですが、中学最後の試合で相手チームの暴言により耐え切れなくなって暴力行為をはたらいてしまいます。主人公はひょんなことからユースの監督にチームに誘われるのですが、そこからどうやってプロになっていくのだろうかと楽しみであります。サッカー漫画にありがちな必殺シュートなどはなく現実世界のサッカーって感じになっています。
スポーツ好きにはたまりません。
もともとサッカー漫画が好きだったので気になって読みました。
感想ですが、ずば抜けた得点力を持つ主人公がガンガン点を取るところは爽快ですね。しかし主人公のエースストライカーのみ強くチームメンバーは主人公の補佐をしていることを相手チームに指摘され葛藤が出だす主人公が暴挙に出ます!
そのせいでチームが負けてしまい、今後主人公はどうやってメンタル的な強さを得ていくのか楽しみです。
実はサッカーがうまくない主人公
よくあるサッカー漫画のように主人公がたぐいまれなるセンスの持ち主の漫画ではありません。地元ではヒーローだった、そんな試合を見ていた有名ユースチームの監督からの声掛けによって話は始まります。しかし、主人公のスキルは普通ぐらい?そんな中、自信の努力と自分でも気づいていない素質でプロに向かっていくお話です。
主人公の成長物語
主人公に天才的な能力があるサッカーの物語で一つずつ試験を突破しながら成長していきます。その天才的な能力もいつでも出来る程ではないのでだからこそ試合の過程が面白く感じます。1巻だけでは伝わらない場面もありますが読んでいくうちに伏線などあり続きが気になっていきますのでスポーツ物が好きな方は是非いかがでしょうか。
いい意味でうらぎられた!
主人公の葦人は、ユースの監督に誘われてユースのセレクションを受け、ユースに所属することになります。そこで、今までとは違うサッカーに出会いフォワードとして順調に成長していきます。しかし、そんな時に監督からサイドバックにポジションチェンジしろと言われます。点を取ることにこだわっていた葦人は今後どうなってしまうのか、目が離せません。