あらすじ
サイドバック転向後、初めての公式戦でスタメン落ちしてしまったアシト。
しかし落胆はせず、「試合に出られないのなら、プロデビューしている先輩・栗林が試合中頻繁にやっている首振りを身につけよう」と決意を固める。
首振り練習を続ける中で、アシトは「すごいものをつかみかけてる気がする」と感じて--!?
日本のサッカーに革命をおこす少年の”覚醒”が迫る第8集!!
「試合中にこんなことを考えているの?」「これが選手の視点?!」「この動きにそんな意味が?!」
このマンガを読んだことでサッカーの見方が180度変わった。サッカーはこんなにも奥深い。
主人公の青井葦人は、愛媛の熱いサッカー少年。苦い中学最後の試合後、プロのユースチームの監督である福田達也にスカウトされる。「世界へ、連れていってやる。」と。胸を高鳴らせながら東京に行った葦人だったが、待っていたのは入団試験だった。愛媛では一目置かれた少年も、所詮井の中の蛙で…。
マンガらしい派手な描写はあまりないかもしれない。だが、その分リアルで、葦人やライバルのサッカーにかける汗臭い情熱が真摯に伝わってくる。葦人はシングルマザーの家庭で裕福ではない。それでも夢を応援してくれる母親や兄、仲間など温かい人たちに胸を打たれる。
サッカー非経験者でもわかりやすいように、サッカーのルールやポジションごとの役割を解説してくれる。戦略や選手の動きはこう見るのか!という発見もあり、実際の試合を見たくなること間違いなし!
感情タグBEST3
24時間サッカー漬け!!
何かに夢中になれる時間が持てる人は幸運だ。それが、アシトのように高レベルでの環境ならなおさら。そして、その環境をちょっとも無駄にせず、目一杯やり抜いてるアシトはやっぱり特別。恵まれてる環境を生かす人ばかりじゃないからね。すごい。そして、すごく羨ましい!
サッカー少年の成長物語といえば、古くはキャプテン翼、オフサイド、近年ではBE BLUES!~青になれ~などがありますが、本作品はユースに入りプロを目指すという目的のもとに、主人公がどう練習で成長するかという新鮮な視点で描かれます。作者の良く取材し練り込まれたストーリーと、そのリアリティがたまらない一作となっています!
匿名
やっぱり、プロの世界は厳しいですね。成長がするって、楽しい反面・・・めちゃくちゃ苦しくて辛い・・・でも、いつも前向きでカッコイイ。
匿名
試練
今まで試合で活躍していたのが急にベンチになることは環境が変わった時とかに経験することでかなり辛いだろうけどそれでも落胆せずに頑張り続け出てかっこいい
DF
どうなるかと思われた葦人のDFとしての試合…課題はまだまだ山積みだけど、一歩踏み出した感がとてもわくわくしました!!
大友や花ちゃんの力は大きいし、ユースの仲間も力強い。
次巻武蔵野戦に向けてのスタート…楽しみです!!
アシストまでの流れが完璧ですな
タイトルの話は正直置いておいてとりあえず武蔵野に行った二人はちゃんと見返せるくらい頑張ってるってのは好感持てるな。ただ、完全に戦意喪失してたやつが人のせいするってのはいただけないかな
アシトの成長がすごい
アシトがどんどん成長していってるのがわかる。
アオアシは、登場人物みんなが徐々に成長していく系なのでリアル感あるしやっぱり読みやすい!
いいひねり!
最初は天才肌の主人公が名門に入り…という王道のスポーツ漫画のような雰囲気で始まります。ただ、途中でケガをするのではなく、盛大なポジション移行という転機が来るのが、この漫画の面白いところだなーと感じました。
今回も読みごたえがありました
不慣れなサイドバックでのプレーに戸惑いながらも、時折見せる、DFとしてのかくせしたプレーの描写が秀逸です。
今後、どんなタイプのサイドバックになっていくのか、とても気になります。
Posted by ブクログ
お嬢様・杏里が葦人に与えたアドバイスは「栗林がプレー中に何気ないようでいつもしている動作に注目しなさい」。それが「首振り」であると見た葦人は実戦2試合で試みるが、気を取られ目の前のボールホルダーに抜かれたりなど「プレーに精彩を欠く」とベンチ入り。
一ヶ月後、葦人に(スカートでリフティングしながら)「ボールが空中にある時に(首を振り)左右を見る」(トラップした)この時、ただ首をふるのではなく、そこに見えるものなにか1つを注視してください」と練習方法のアドバイス。「わかった、それ1万回やる」
その間、チームは東京都リーグ(ユースと高校)で4連敗。望監督は「危機的状況」と活を入れる。無得点が続き、FW橘総一朗は焦燥。
お嬢様は早起きして手ずから弁当を重箱に詰め保冷容器で持ってきていたが、(葦人らが練習後すぐ武蔵野戦を見に行って)空振りだったので、富樫にそれを与えた。
Posted by ブクログ
試合の中で成長する葦人。
診えているという強みを活かしたレベルアップの渦中、
仲間である橘が、その良さを発揮できず、もがき苦しんでいるこの巻。
さて次の試合は、
その因縁の相手である武蔵野。
Posted by ブクログ
サッカーで重要なのは、ボールホルダーを潰すことではなく、スペースを潰すことだ。
選手は点(ノード)であり、3人以上が集まって初めてスペース(面)が生まれる。言い換えれば、3人がスペースを作らない限り、それぞれは点でしかない。そしてスペースを潰すのも、チームで連携して行う。
つまり、注目すべきはボールではなく、人の動きなのだ。それもボールを持っていない人たちの動き(オフ・ザ・ボール)。
視野が広ければ広いほど、スペースは見つけやすくなる。チームが相手のスペースを潰すために連動するようコーチングする必要があり、それも自陣の攻撃スペースがよく見渡せる後方(DF)からの指示が攻撃において効果的となる。
怪我で調整中の一軍エース義経が2軍にやってきた。彼は圧倒的な実力で一人で相手DFを引き付け、FWにスペースを作り出す。メッシのような存在だ。しかし、そんな絶対的ストライカーの義経から「お前が羨ましい」とアシトは言われる。自分は誰よりも得点を決める自信があるが、それは11人の中の一人としての役割に過ぎない。彼が嫉妬するのはアシトと栗林だ。なぜなら、この二人は単なる11人の中の一人ではなく、コーチングとキラーパスという武器で11人、いや相手チームを含めた22人全員を動かす力を持っているからだ。
ここへ来て、司令塔、それも攻撃的なDFの司令塔というポジションがフォーカスされた。
少し変化のきざし
エスペリオンユースで なんとか生き残っていくには DFでやっていくしかないのか、自分の中での葛藤がありつつ毎日サッカーに励むアシト。自分が蹴れるシーンでパスを選択したシーンは なんだか少し変化があった気がする。
Posted by ブクログ
感想
花ちゃんとアシトは恋の予感か?
あらすじ
アシトが出ないユースBは4連敗。
5連敗を避けるべく、望監督はアシトをSBで起用する。
首振りとスペースを潰すために周りを使うことを覚えて守備が安定する。
ユースBは久しぶりの勝利を掴む。
橘は結果が出ない中で、古巣との対戦に気持ちが後ろ向きに。
葦人は新しいポジションに慣れようと奮闘中。
誰しも悩みを超えた先に新たな世界が待っている。
主人公の成長が僅かに感じる
DFとしての徹底的な特訓が始まるかと思いきや、いっこうに始まらず、首振り練習していてほんとに大丈夫かなあと心配になってきていました。DFに生まれ変わるには時間はかかります。まあ当分スタメンはないな。普通なら1年ぐらいは練習かなあと。いやいや、本巻でも成長してきましたよー。
匿名
四連敗で後がないエスペリオン。アシトもまだまだなれなくて先発落ちが続いていたが5連敗を阻止するため起用される。だんだんと思考し始めているアシトがいい。
ユースという位置付けをイマイチ理解していない自分にも、面白いなぁと思える漫画でした。学生スポーツに感動できるのは、負けたらそこで大会が終わってしまうからだと思っていたんですが(トーナメント前提?)プロの試合より、学生の試合の方が純粋でドラマ チックだと思っていた考えを改めさせられました。ユースの子も学生だけど^^; その体一つでお金を稼ぐためにスポーツをやる覚悟とか、難しさとか、怖さとか。プロになることが目的のサッカーをすることが、シンデレラストーリーだけではなくリアルに感じて面白いです! 絵は結構すきです。女の子も可愛いし。この作家さんスラムダンクのファンかなと勝手に思ったけど、そこも好印象ポイントでしたけど。違うかしら(*´`*)
Posted by ブクログ
4連敗中で絶不調のユース
気晴らしに食事に行こうとなる
橘の地元の店に行こうとするも橘は乗り気じゃない
そこであったのは現在得失点差+17とプレミア1位の武蔵野ユースのメンバー
実はセレクションで落ちた2人
特にFWの金田はアシトに対して敵意むき出し
アシトが首振りの成果を活かしたコーチングをすることで守備が良くなる
義経が守備の向上に呼応して圧倒的な個人技を見せて1点奪取するも,橘は義経との圧倒的な差に凹む
後半になってシステム変更してアシトと富樫は攻撃参加を命じられる
いい感じで攻めてアシトのアシストで富樫がゴール
橘はその瞬間にオフサイドラインを割っていたことを指摘される
試合終了後福田に褒められる
橘は次戦で自分を使わないよう進言