あらすじ
Aチーム昇格のかかった試合で見事 活躍したアシト。
しかし試合後、福田監督から突如サイドバック転向を告げられてしまう。
「なんだよそれ! 俺は世界一のフォワードになりたくてここに来たんだ!!」
反発するアシトだったが、福田監督の意志は固く--!?
はたしてアシトの運命は!?
”急転”の第7集!!
「試合中にこんなことを考えているの?」「これが選手の視点?!」「この動きにそんな意味が?!」
このマンガを読んだことでサッカーの見方が180度変わった。サッカーはこんなにも奥深い。
主人公の青井葦人は、愛媛の熱いサッカー少年。苦い中学最後の試合後、プロのユースチームの監督である福田達也にスカウトされる。「世界へ、連れていってやる。」と。胸を高鳴らせながら東京に行った葦人だったが、待っていたのは入団試験だった。愛媛では一目置かれた少年も、所詮井の中の蛙で…。
マンガらしい派手な描写はあまりないかもしれない。だが、その分リアルで、葦人やライバルのサッカーにかける汗臭い情熱が真摯に伝わってくる。葦人はシングルマザーの家庭で裕福ではない。それでも夢を応援してくれる母親や兄、仲間など温かい人たちに胸を打たれる。
サッカー非経験者でもわかりやすいように、サッカーのルールやポジションごとの役割を解説してくれる。戦略や選手の動きはこう見るのか!という発見もあり、実際の試合を見たくなること間違いなし!
感情タグBEST3
みんなすごすぎ!
ほんと、高校生とは思えない。何かを切磋琢磨している人は、こんなにも深く考えたり、人間として成熟していくものなのか? 一から教えてください、と頭下げるって、すごくすごく難しいことをまっすぐやっているアシト… ほんと、すごいよ。
Posted by ブクログ
主人公をDF、それもサイドバック(SB)に起用するという発想に純粋な驚きを覚えた。当然、エースストライカーになるものと思い込んでいた。しかし「止めて、蹴る」という基本的なレベルからのスタートを考えると、ストライカーは確かに無理があった(これまでの感想でも懸念していた通りだ)。
アシトの天賦の才能である「広い視野と高精度な動き予測能力」に、戦術面と選手個々の力量についての理解を連動させていくと、確かに「司令塔」的役割が見えてくる。それにしても杏里が主張するように、通常なら攻撃的MFかボランチを選択するところだ。それをSBに据えるとは驚いた。
確かに、リバプールのアーノルドやマンチェスター・シティのカンセロのような花形SBは存在し、彼らを戦術的に理解することは現代サッカーの醍醐味といえる。しかし、この設定は尖りすぎていないだろうか。週刊ビッグコミックスピリッツの読者層に、どこまでこの展開が受け入れられるのか気になる。
また「SBは中央(MFやCB)の補佐という思い込み(中央が上位という偏見)はサッカーの可能性を制限している」というメッセージには刺さった。現代サッカーでは「偽ナンチャラ」が流行っているが、これは相手チームの戦術や選手の固定観念に対して虚を突く戦術だ。この自由度の高さこそが、サッカーの面白さなのだ。
ちなみに「絞る」という戦術用語を初めて知ったくらい、攻守の世界観が全く異なることを理解していなかった自分に気づかされた。だからこそ、SBの視点からサッカー戦術を学ぶという展開にワクワクする。
匿名
ここから!
ずっと違和感あった葦人のFW。主人公の性格が気になって嫌なのかと思ってたかど、なるほど最初からDFに転向させる伏線だったのかと。
ここからが本題で面白くなる予感が伝わってくる。
脳と体では体の方が実は反応が早い。
それでも考え続ける事の重要性を教えてくれる。
落ちこぼれから這い上がる展開もアツく理屈など
並べなくても面白いマンガだとわかる。
前
少しずつ、仲間の力を借りて前を向き出した。
考えること、それはどんなことをしていても凡人で終わるか、成長するかの分かれ道だと思う。
わかっていても、それを続けることができる人は少ない。
前を向くしかない!
そう思い戦う姿がとても好き
おもしろい
突然のサイドバック転向を告げられて戸惑いながらも、少しずつ成長していく姿が見ていてあつくなれるし、めちゃくちゃカッコイイ!!
Posted by ブクログ
自分で自分を、追い込んじゃダメだ。
「やめるわけにはいかない」とか、
あんな目をして言っちゃダメだ。
あたしはサッカーのことわからないけど、
つらいことたくさんあるんだろうけど、
キミの場合、ちょっとだけこう思ってほしい。
「たかがサッカーじゃないか」
Posted by ブクログ
サイドバック=守備陣への転向を言い渡された。「FWとして続けた場合…全国高校サッカーの1〜3回戦レベル。」「アジリティー俊敏性がない。敵の間を縫って走る…すばしっこさを感じさせるプレーが皆無。それとショートスプリント力。最高速はあるが、最初の10メートルのダッシュ力がない。これは本当に致命的。」
「これは努力ではどうにもならない、生まれつきのものだ」高松で出会ったときから監督の構想にあったという。
門限を過ぎてバス停でうな垂れる葦人を、花が見つけた。彼女は葦人の母に電話した。「だめだったら帰ってきていいよ」と言われ動機づけられた。
葦人はどうしてもプロになって母を楽にせねばならない。「守備のこと、何もわからないので教えてください」
(富樫)「まず覚えねばならないのは『絞る』ということだ」
Posted by ブクログ
サイドバックへの転向を命じられた葦人。
現実に直面し、自分の想いとは違うことを求められ
受け止められずにいるところに
「仲間」の存在が、少しずつお花に水をあげるがごとく
心に溶け込ませるような媒介となって、
一旦、命じられたことを遂行してみることに。
この「仲間」の存在が大きい。
そして大きなものを背負い、背水の陣として
戦場にいるものとしての重荷を察した、
花の「たかがサッカー」という言葉の深み。
ストライカーとして希望は捨てずとも
与えられた場所で、花を咲かせようとする姿勢は
まさに青春。
「ここは自分のいるべき場所じゃない」
そう思っているうちは吸収できるものはなく成長はない
まずはそこで真摯に向き合うことで
開ける世界がある。
嫌いなサイドバック
フォワードの点取り屋として、ゆくゆくは世界一のフォワードになるべく大きな夢を抱いて上京したアシトが 自分の居場所とは とても思えないサイドバックで 困惑しすぎの姿が わかるし、歯がゆいし、でもわかるし…といった感じ。 でもそこからどう打開していくのかが面白そう。
Posted by ブクログ
感想
スポンサーの娘がここに来てクローズアップ。
監督を目指しているらしい。
あらすじ
DFに変更して絞りをマスターするように言われるが、全然出来ない。
福田がアシトをDFに変更した意図は、司令塔を期待してのことと、冨樫は予想する。
サイドバックとして成長するために首振りの練習をする。
本当に面白いです。 こんだけスポーツ漫画にハマったのはSLAM DUNK以来です。 また、スポーツ漫画にありがちな必殺技のようなものがなく、他の作品とくらべるとかなり現実的な作品だと思います。しかしながらキャラクターも個性があり魅力的です。 サッカーの戦術面でも楽しめるし、主人公は挫折したり覚醒したり胸が熱くなるような展開多いです。 主人公にありがちなポジションがFWですが、作中でFWからSBに転校させられます。主人公は技術は未熟ですが、視野が広いという能力がすぐれていて、そこをいかしていく点など、斬新で良いです。また、阿久津という悪役で登場したキャラクターとの辛みが見どころで主人公とのからみが作品を面白くしてると感じました。 あとヒロインのはなちゃん可愛い。 ブルーロックも人気みたいですが、個人的にはアオアシ派。
Posted by ブクログ
DFに転向して思うようにプレー出来ないもどかしさが伝わってくる。それでも折れずに研究して練習するアシト。頑張れ!!
そのアシトをフォローしてくれる大友、めっちゃいいヤツ(≧∀≦)
それとは逆に、阿久津がメッチャ嫌なヤツ(-_-;)
Posted by ブクログ
特殊能力を元に、最下層からどんどんのし上がっていく物語のアレか、と思ったら、ポジション変更ときた。一筋縄でいかない展開の予感。戦略者目線から見たサッカーということなら、既にジャイキリがやっている訳で、当然、あと出しの本作には違った何かが求められる。その答えが少し垣間見えた感じ。
匿名
世界一のFWになるために来たのなら、ポジションチェンジは主人公にとって大きなダメージだろうけど、まだ高校生なんだし、これを機会にDFとして気づきを得て成長してほしい。