【感想・ネタバレ】ヴィンランド・サガ(6)のレビュー

北欧を舞台にしたヴァイキングの物語。主人公・トルフィンの少年時代は、殺された父親の仇を取ることだけが生きがいでした。少年ながらに、侵略・略奪・戦争を繰り返し、その過程で人を傷つけることを平気に感じてしまう。そんな彼が、戦って、成長して、失望して、希望を見つける過程が、ゆっくりと描かれていくマンガです。
「世の中から……戦争と奴隷を失くすことは、できないもんかな…」
いつしかトルフィンは、そんな夢を口にします。
ヴァイキングとしての過去の過ちを悔いながら、殺してしまった多くの人の魂を背負って夢に進むトルフィン。彼を通じて「本当の強さとは何だろう」という問いに対する答えが、あるいは願いが、丁寧に丁寧に描かれている傑作です。

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混沌

2022年06月05日

善も悪も、愛も憎悪も、平和も戦いも、生も死も、一切が混沌として、淡々と描かれる。日常の感覚では読めない世界。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月29日

ヴィリバルド神父の言葉により、クヌート王子は王者として覚醒する。
トルフィンとトルケルの決闘が佳境。
負傷したトルフィンにトルケルが語るトールズの過去。
覚醒したクヌート王子が彼らの戦いを仲裁する。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年05月19日

激動の6巻だった。
人を愛することは他者を差別しているということ。という言葉には1本とられた。
物語は加速してゆく。面白い。

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