【感想・ネタバレ】ヴィンランド・サガ(23)のレビュー

北欧を舞台にしたヴァイキングの物語。主人公・トルフィンの少年時代は、殺された父親の仇を取ることだけが生きがいでした。少年ながらに、侵略・略奪・戦争を繰り返し、その過程で人を傷つけることを平気に感じてしまう。そんな彼が、戦って、成長して、失望して、希望を見つける過程が、ゆっくりと描かれていくマンガです。
「世の中から……戦争と奴隷を失くすことは、できないもんかな…」
いつしかトルフィンは、そんな夢を口にします。
ヴァイキングとしての過去の過ちを悔いながら、殺してしまった多くの人の魂を背負って夢に進むトルフィン。彼を通じて「本当の強さとは何だろう」という問いに対する答えが、あるいは願いが、丁寧に丁寧に描かれている傑作です。

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脇役の息子の友達が核心を突く

2020年12月29日

初期の頃に悪役的に登場した脇役が、ずっと志を持って行動していたことがわかります。
その脇役を尊敬している息子が、同じ志を持ちながらも父親とは違う方法を探し始めます。
いろんな種類の人が登場しますが、それぞれの行動に納得できる背景があり、とても考えられた漫画だと思います。

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別の意味で緊張した。

2019年11月22日

新巻が出るたびに最初から読み返していますが、この巻に収録されているのが23冊目にして最も緊張感のないエピソードです。あまりに気が抜けていて、トルフィンが船団を率いて帰ってきた場面では、てっきりこのまま終わるのではないかと気が気ではありませんでした。心臓に悪いです。そういうドキドキハラハラは要りません...続きを読む
次巻からの新展開を期してのタメだと思えば我慢できますが、アニメ化したところで失速した印象の強いプラテネスの前例がありますので、読者としてはまったく安心できません。

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Posted by ブクログ 2020年02月13日

 バルト海戦役の後始末編であり、いよいよ始まる開拓編の序幕となる23巻である。
 約束されたシグやんドンマイ展開からの、彼の帰郷における顛末が描かれた一巻であるが、驚くべきはそこから二年後に物語が進んだ点だろう。
 ミクラガルド(コンスタンティノープル)での商売に成功したトルフィンはハーフダンへと報...続きを読む告に戻り、おそらくいよいよ始まる事業への先付のような形でハーフダンから支援を受けてグズリースとの婚姻の宴を開いている。

 本編の物語展開よりも、やはりメインは成長したシグルドが父と対峙し、自らの意志を示して見せた展開だろう。
 この物語では思いがけず成長を遂げるキャラが多く見られるが、彼は間違いなくその筆頭。
 第二夫人にして聡明で頼れる女・ハトルゲルドに支えられながら、彼はハーフダンの息子という役割を捨て、遠方の地へと旅立った。
 その顛末のコミカルさとエモーショナルさは素晴らしい。あと美人で幼馴染なハトルゲルドの迫力ある顔芸も素晴らしかった。(笑)

 合間の巻でありながら、充実した一巻だった。星五つで評価したい一冊である。
 どうでもいい余談だが、前巻でどんまいシグやんと声をかけたのはどうやら勇み足だったらしい。お前、すでにしっかり者の奥さん居るじゃねーか。

 なお、巻末には本作連載以前掲載の短編「さようならが近いので」が収録されている。
 晩年の沖田総司(漫画的美化はされてない)の死去の折のエピソードをエンドに描かれた生と死を描く物語で、死の間際にありながら真実に気が付きかけ、そのまま世を去った総司の姿は読後に余韻を残している。
 決然たる近藤勇の斬首姿と対比的で、意味性を見出せる人も多いだろう。良作だと思う。

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Posted by ブクログ 2019年11月28日

親子の話は良いなぁ。今回は何の心配もなく読めた。
イブニングの読み切りは読んだはずだなぁと思って読んでたけど最後の方になるまで結末思い出せなかった。良かった。

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アニメはどこまでやるんですかね

2019年11月25日

現在大きく分けるとアニメ放送中の第1部復讐編、第2部、第3部あって
現在進行中の第3部が一番好きです。いや...やっぱり全部好き...
第1話が試し読み出来たので読んでみたらドハマりして、
当時確か16巻くらいまで出てたんだけど全巻まとめて買いました...

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しぐやん

W
2019年11月24日

しぐやんもハーフダンさんも優しくかっこいい。
戦がないことに勝る豊さなどない。
名言ですね。
オレの息子だから当たり前だ。

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シグやん

2019年11月23日

シグやん優しい、ほんと憎めない。あの後何処へ行ったのかすごく気になります。どうかハトちゃんと幸せになって。

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よい

2019年11月27日

さいこう

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2度目の帰還

2022年08月31日

ヴィンランドへの移住を前に、新しい家族を連れて故郷に再度帰還。血腥い闘いの物語も、一旦は平和な日々を迎えた。仮初めの平穏か?

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Posted by ブクログ 2021年12月21日

2年がたち、トルフィンたちはミクラガルトから帰国。いよいよヴィンランド開拓が始まりそう。トルフィンはグズリーズと結婚!

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Posted by ブクログ 2021年11月13日

シグやんかっこよすぎるやろ……
かっこ…よすぎる…やろ………
まじで………

この作品中で一番男気あるよ
侠気あるよ
侠気のトルフィンより侠気あるよ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月03日

血湧き肉躍る傭兵団の跡目争いから一転、シグルド、ハーフダン親子のホームコメディ。
シグルドと愉快な仲間たちの行く末に幸あらんことを。
あっさり2年後に飛び、トルフィンの行商はうまくいったらしい。
ようやくヴィンランドへ出航かな?

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Posted by ブクログ 2019年12月12日

面白い方の海賊漫画。
後始末、後始末なのかな?
グズリーズが嫁かぁ。

2年後トルフィンの表情の隈のなさ。
面白い。

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Posted by ブクログ 2019年12月01日

なかなか良いエピソードだった。いきなり2年後、なんだけど、まぁそうでもしないと物語が進まないかもしれない。彼女の気持ちというのは、どうなるんだろうねぇ。まぁトルフィンを殺すという名目でそばにいるわけだから、単純な恋愛物語にはならないとおもっていたけど。そういう方面には進まないか。今後はクヌートとのか...続きを読むらみとか出てくると、物語が大きく動くんじゃないかな。
 
 巻末の新撰組の話も良かった。こういう考えさせてくれるマンガって、滋養がある感じで好きだね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月09日

シグルドが作者にとって筆が乗るキャラなのは何となくわかるけれど、丸々1冊シグルドスピンオフになっているのは流石にやりすぎだと思う。
主人公たちの結婚式もシグルドへの感謝の話でほぼ終わってしまったし…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年12月04日

矢継ぎ早で発売されててビックリ
そしてトルフィン帰還しててビックリ
まぁ確かにあれを納めたのなら後の工程もこなせたやろうけど
ヒルダが何を見てきたのかがすごく気になる

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