桑原水菜のレビュー一覧
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南の島を舞台に、失意の中島を訪れたアレックスと、島のガイドのスライ、そして二人にとって因縁の男バイスとの愛憎物語でした。
アンデルセンの『人魚姫』をモチーフにした人魚伝説を織り交ぜ、ミステリアスな儀式や島や海の情景などが妖しくも美しく描かれ、まさにロマンあふれる映画を観たような気持ちにさせられました。
なんと言ってもあの桑原先生の作品で、石田要センセが超美麗なイラストを描かれていて、それだけでもすごいのですよ…
なので、ちょっと期待しすぎちゃった感もあるんですけどね。
ステキだったのですが、何しろ雰囲気重視の話なので、主人公たちの切ない心情や苦悩があまり描かれていないせいでとても感情移入が難 -
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遺跡発掘師・西原無量シリーズ、4作目。
震災後の東北の地での発掘現場で、無量は三本指の右手の骨を発掘する。それに伴い、出土品の盗難事件が。発掘されたその右手はその地方に伝わる悪路王(阿弖流為?)のものなのか。
朝廷に抵抗した蝦夷や義経の伝説などが絡み、今作も歴史的ロマンに擽られてしまう題材。悪路王と呼ばれる賊が蝦夷の首領である阿弖流為であろうとの推定は私でも容易に想像できたが、その手の持ち主の正体がまさかあの人だとは思いもつかず。無量たち、レギュラーメンバーのキャラ設定は相変わらずラノベ全開だけれど、歴史ミステリとしては思わずゾクゾクしてしまった。
にしても、今回、ここで次作に続く、、、な -
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表紙カバーにやっと萌絵ちゃんが登場。今度は3人で描いて欲しい。
さて前回気になる所で終わっていたので次どうなるか?という展開。
話の流れが1作目の「ほうらい~」同様スケールが大きくなっていった印象。アテルイ・蝦夷・百済・桓武天皇・幕末期の奥羽越列同盟・戦後の台湾等々…。
百済・新羅・高句麗と日本との関係も含め。
その上人間関係が複雑に入り組んで来る為少し読みにくかった。(頁数はそんなにないけれど)
なので3人のやりとりがほっとした場面になっていた。(箸休め的な)
無量の実父・藤枝の存在、祖父との関係。忍とJKの関係は?まだまだ話は続きそう。 -
- カート
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試し読み
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ネタバレ勝ち取るために戦うこと、踏みにじられないために戦うこと、
虐げられないために戦うこと
高耶の言葉は、
守られたり平和ボケしたりしている現代日本人にとって
耳が痛いし、とても大切だと思った。
高耶の言う「生きる資格のない人間などどこにもいない」という言葉を一度は肯定しつつ
「だが生きていても意味のない人間はいる。
己の人生に意味が見出せない、生きていても意味がない。
そんな理由で自殺を選ぶような輩は
生きたくても生きられない人間にその命を譲ってやるほうがいい」
という 信長の目指す世界、言う言葉も、全くの間違いには聞こえないのだ。
だがこれに対する高耶の回答がまた頷ける。
「生存本能とは肉