島田裕巳のレビュー一覧

  • 人は死んだらどこに行くのか

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    世界的宗教の死生観の比較。インド発祥のバラモン教や仏教(釈迦は否定していたが…)が輪廻をベースにしていて日本人には割と親しみやすいのかもしれないが、イスラム教やキリスト教も輪廻を否定していない。その他世界各地の原始的宗教にも輪廻は当然の如く認められているので輪廻という響きに古今東西の人類はどこか惹かれるのだろう。人から人への輪廻なら記憶もあるいは引き継がれるのかもしれないが、人から記憶する脳がないウィルスへの転生だと記憶はどうなるのだろうか。

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    2017年12月27日
  • 日本の10大新宗教

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    内容が内容だけに、冒頭の断りに30頁近く割いている。

    新興宗教というと、ネガティヴなイメージが付くため、本書では新宗教と記されている。

    さて、新宗教と見聞きするとオウム真理教が思い浮かぶ。宗教やカルトの範疇を超え、テロである。その他、ライフスペースなんてのもありました。シャクティパッドという、頭をパチパチ叩いて、数百万の祈祷料だかお布施だか名目は知らんがお支払。
    法の華なんてのもありました。教祖の「最高ですかー!」に帰依する門徒の「最高でーす!」のコールアンドレスポンス。
    パナウェーブ研究所なるものもありましたね。白装束の彼ら。一時、メディアを騒がせました。白いワゴンで跋扈し、全身白づ

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    2017年10月10日
  • キリスト教入門

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    キリスト教を知るには参考になる本ではあるが、宗教学者にしては間違った記述もあり誤解して理解される可能性がある。

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    2017年09月16日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    「なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか」幻冬舎新書 2013年 島田裕巳さん。

    軽いタッチで書かれた読み易い本です。新書ですものね。
    宗教学者の島田裕巳さんの本は、寺社巡りが好きなので時折愉しく読ませて貰っています。これは、八幡神社とか、諏訪神社とか、そういう「どこにでもある身近な神社」がそれぞれどういう謂われがあるか、というのをまとめた読み物です。
    こういうの、電子書籍で持っておくと、どこでもいつでも読めるし検索も出来て便利です。

    細かい情報は備忘するにも煩雑すぎるので、ここに書きませんが。読み終えて、どの神社の歴史も、「伝説レベルの歴史」と「証拠が残っている歴史」とを突き合わせてみると

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    2017年08月12日
  • 冠婚葬祭でモメる100の理由

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    冠、婚、葬、祭について、Q&A形式で語られる。婚、葬についてが殆ど。
    『葬式は要らない』の著者でもあり、あの時も納得だらけだったけども、今回もだな。
    現在の葬式の形式って、江戸時代の寺請制度からってのは、戒名諸々で大分知ったけど、地方から都市化、さらにグローバル化で色々と変わってゆく今を改めて読むと新たな発見も。

    結婚ね。家。生い立ち。環境ね。
    伝統、しきたり、習わし。
    ね。
    納得の一言に尽きる一冊でした。

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    2017年07月05日
  • 世界の宗教がざっくりわかる

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    確かにざっくりわかった。ただ、ざっくり過ぎて、キリスト教なんかについては知ってることの方が多かったし、あんまり知らないヒンズー教については物足りなかった。もうちょい深入りした本も読みたい。

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    2017年06月10日
  • 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 仏教宗派の謎

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    仏教は日本では国家主導で広まり、都が藤原京に移った696年、試験に合格した者だけが正式な僧侶とみなされる年分度者の制度が生まれた。最澄、空海が亡くなった後に、天台宗と真言宗にも年分度者の定員が認められ、それぞれ宗派としての独立を高めていく。

    中国で天台宗を開いた天台智?は釈迦の教えを整理して、大乗仏典のひとつである法華経を最高位に位置付け、誰もが仏になれると説かれている点を強調した。日本の法華信仰は法華義疏に遡るが、これは聖徳太子の著作ではない可能性が高い。天台本覚論の核心にある草木成仏の思想は、あらゆるものに霊魂が宿っているとする日本古代のアニミズムを背景として、徹底した現実肯定の思想に発

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    2018年10月31日
  • もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない

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    ネタバレ

    死生観に触れる本はよく読むけれど、この本はいわゆるジャケ買い。
    「親を断捨離」なんていう強烈な帯をもっていて面食らったが、読んでみるとそれ程非道な内容でもなく、なるほどなと思える。幸い、僕の家は自動的に断捨離されているので、正直「ふうん」というような印象になってしまった、苦笑。それでも、「物忘れは死への恐怖を軽減させる」は今までにない考え方で、あっと思わされた。

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    2017年04月26日
  • 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 仏教宗派の謎

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    仏教系私学の建学の精神についての基本的な理解をするために本書をとった。これまで知らなかったことが多く非常に勉強になった。

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    2017年04月22日
  • 反知性主義と新宗教

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    反知性主義について、大まかな概念を容易に理解できるとともに、日本の新宗教を対象にしながら反知性主義について論じている点が非常に興味深かった。

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    2017年04月12日
  • もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない

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     この社会では寝たきり老人を増やして平均寿命を伸ばしている。
     長寿国・日本。
     本当にその長寿が幸福につながるのだろうか。

     殺人件数は減りつつも、介護殺人は増加の一途をたどる。
     介護疲れからの殺人を、この国は仕方がないものと容認しているようにしか見えない。
     今後の超高齢化により、介護はますます負担を増す。

     もう親を捨てるしかない。
     子が生き残るためには、もはや親を捨てるしかない時代に突入している。


     孤独死、下流老人、老々介護、介護殺人。
     高齢化社会から見えてくる現実は問題だらけなのに、それらの問題が家庭の問題として、自己責任とされている。
     介護を放棄すれば罪になり、介

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    2017年03月20日
  • 人は死んだらどこに行くのか

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    一般向けの書籍も多数発表している宗教学者・島田裕巳が、宗教の本質的な部分を構成する“死生観”について、神道、仏教、キリスト教、イスラム教等がどのような特徴をもち、他の宗教とどの点で共通し、また異なっているのかを考察したものである。
    論旨は概ね以下である。
    ◆死という必ず巡ってくる出来事を前提として、いかに生きていくのか、それが死生観の本質である。死生観は、死後の世界についての考え方を含みこむことで、個々の宗教が世界をどう把握しているのか、即ち、それぞれの宗教の世界観に密接に結びついている。
    ◆神道には開祖が存在せず、教えも聖典もないため、死生観も曖昧で、死後に赴く場所も必ずしも明確になっていな

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    2017年03月20日
  • スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力

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    「スマホが神になる」角川新書。2016。島田裕己さん。

    タイトルほどの衝撃性は無かったです。ちょっとハッタリ...。
    でも、宗教とスマートフォンを巡る蘊蓄というか、ふむふむエッセイとして、読み易く楽しめました。



    ここ数年、著作を愉しんでいる宗教学者・島田裕己さん。
    別段、何かの宗教の魅力を語るのではなくて、むしろ実は寺社仏閣を見物的に愉しむガイドのような読み方も出来る人です。
    (真面目な宗教学の著作もある方なんでしょうが)

    この本も、特段、すごく大きな期待もせずに(失礼)ふらっと読んでみました。

    #

    ●スマートフォンがとっても普及しています。

    ●ネットも出来て、ゲームも出来て

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    2017年03月07日
  • 0葬 ――あっさり死ぬ

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    死とどう向き合うか、葬式とどう向き合うか、というよりも、
    宗教とどう向き合うか、仏教とどう向き合うか、という話だったように思う。

    かつて死は今より身近にあって、いつもそばで私達を見ていた。
    元々は、いかに肉体の苦しみを和らげるか、ということが医療の目的であって、いかに精神の苦しみを和らげるか、ということが宗教の目的だった。
    それらは「死を遠ざけること」と「死の恐怖を克服すること」のためにあるのではなくて、「死を受け入れること」のためにあった。だから医療と宗教は密接で、寧ろ同義だった。

    けれどいつの間にか、医療の目的は「死を遠ざけること」に変わってしまった。死は忌むべき、克服すべきものとされ

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    2016年10月09日
  • もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない

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    エッセイに近いが、島田裕巳は個人的な事情を書けば書くほど面白く、この本もその成分が高くて良かった。私小説書いてくれたら、中沢新一批判並みの傑作をものにするに違いない。

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    2016年06月20日
  • 0葬 ――あっさり死ぬ

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    今の葬式って禅宗が始めたのかー、知らなかった。

    基本的な論旨は同意なんだけど、残された生者の側から見た葬儀の意味について、もっと深く掘り下げてほしかったなあ。そこがないと、一般の人たちに向けた説得力はいまいち欠けるように思う。

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    2016年06月19日
  • 「日本人の神」入門   神道の歴史を読み解く

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    著者の「なぜ八幡神社が日本で一番多いのか」は読んだが、さほど記憶に残っていない。本書の方が古代史好きの僕には刺激的な本だった。

    でも皇祖神とは誰だったのか、という問いの前に皇祖神とは何かという定義が必要なのでは。
    素人考えを云わせて貰えば、元々男神アマテルが持統天皇の時に女神アマテラスに性転換しているぐらいだから、本来の皇祖神であるはずがない。
    本書では高御産巣日神が皇祖神ではと云う民俗学者や古代文学者、古代史家の説に触れている。

    恐らく、纏向で多数の氏族で出来上がった揺籃時期のクニで、共同で祀られたのが太陽神だったと思う。疫病をきっかけに土地の神、大物主が復活するが、この土地の神と太陽神

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    2016年07月02日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    どなたかも書いているが、読むのにやたら骨が折れ時間がかかった。ルビの問題は大きいと思う。何せ初出にしかうってない。あと日本の神様ってやたら別名がいっぱいあるのね。これ全部覚えてわかる人尊敬します。

    本書では、夫々の信仰の概略を丁寧に解説してあるのだと思うが、当方の理解力がないせいか、読み終わっても何も残ってない。日本に山のようにある神社仏閣を少しは理解した上で参拝できればと思い読み進めたが、結局は、現地の解説板に頼るしかないか。

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    2016年05月07日
  • 0葬 ――あっさり死ぬ

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    時代を追って葬式の在り方について、または、死者の葬い方について考察する内容。告別式の発祥中江兆民や、葬式の発祥曹洞宗、日本各地の葬儀の在り方がそれぞれ違うこともリポート。

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    2016年05月05日
  • 世界はこのままイスラーム化するのか

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    キリスト教文化圏の価値観でしか世界を見ていない我々は、今一度頭をリセットして世界そして宗教を見直す必要がある。
    一見危なそうに見えた中田氏だったが、至極全うな学者であり、宗教者であった。
    島田氏もそのキャパシティの大きさにより、うまく論点をひきだしすことに成功している。

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    2016年01月18日