島田裕巳のレビュー一覧

  • 「ひいき」の構造

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    ひいきとは何かを考察した本。 言葉の定義について、歴史を遡って考察する。
    著者は歌舞伎や相撲などを事例に構造を説明しているが、少々わかりにくかった。「いきの構造」や「甘えの構造」という過去の名著に倣って書かれているけれど、これを読んだことない人にはピンと来ないと思う。 自分の感覚では、贔屓とは単純にファンのことであって、著者のように深く考察して言葉を使い分けするほどのことでもなさそうな気がする。
    自分の傾向として、スポーツなどで応援する人やチームには、判官びいきのバイアスが掛かる。小林一茶の俳句「痩蛙負けるな一茶これにあり」。弱い方を贔屓する方が楽しめるのだ。 また、えこひいきするのは嫌なもの

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    2022年08月04日
  • 葬式は、要らない

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     世間体、見栄、名誉などは気にしないようにして生きています。特に退職後は。死後についてはなおさらです。戒名不要、葬式不要、墓不要で、直葬、手元供養(自宅供養)か樹木葬でお願いしたいと思っています。10~20万円位で済ませて欲しいです。島田裕巳「葬式は、要らない」、2010.1発行。

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    2022年07月31日
  • 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 仏教宗派の謎

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    曹洞宗や臨済宗といった禅宗の場合には、不立文字と言うように、教えを文字にして表現することを戒める傾向が強く、他の宗派を批判したり、攻撃する事はなかった
    戦前の昭和15年に、現在の宗教法人の前身となる宗教団体法が制定されるが、それ以前の段階では13宗56派が存在した
    宗教法人は認証されるものであるにもかかわらず、多くの人たちは認可されるものと誤解している
    比叡山が10世紀末以降、支配下に置いたのが祇園社、つまり今の八坂神社である
    南都北嶺は兵僧を抱え、武力を所有することで、独立性を保っていた
    織田信長の比叡山焼き討ちや豊臣秀吉の検地や刀狩りは、寺社勢力から領地や兵力を奪い、世俗の権力の支配下に置

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    2022年05月31日
  • いつまでも親がいる~超長寿時代の新・親子論~

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    タイトルに惹かれて手に取った。最初のほうはそうそう!そうなんだよ!と楽しく読みすすめたが、宗教の話が絡むあたりは少し飛ばした。
    自分の子どもがようやく自立してくるのと逆行して、徐々に親に手がかかるようになる。
    捨てられない世代の家の片付けから日常生活の細々したことまで、更年期に突入した世代には辛い時もある。
    自分が歳を取った時には、子どもが負担に思い始める前に、惜しまれつつ死にたいものだとつくづく思う。

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    2022年05月31日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

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    世界の宗教がサクッとわかります。マンガも多く、とても読みやすいです。世界宗教の歴史や戒律、違い等のさわりだけ知りたい人にはおすすめです。
    日本に住んでいるとほとんどの人が仏教徒で、たまにキリスト教の人にあう程度で、他宗教に触れる機会はありませんが、世界的には稀な地域になるかと思います。私も他宗教についてはまったく知識がないため、この本はとても参考になりました。
    西洋宗教と東洋宗教、一神教と多神教、ユダヤ、キリスト、イスラム教の違い等がサクッとわかり、宗教について興味が湧きました。

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    2022年05月22日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

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    かなり網羅的に詳しく書いてくれていた気がしますが、全く予備知識が無かったのでやや説明不足の感がありました。ただ、世界では未だに政治と宗教がこれほど密接に関係しているとは思わなかったのでそれが分かったのが一番の収穫です☆

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    2022年05月18日
  • 京都がなぜいちばんなのか

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    京都に行きたい!
    どの章も面白かったけど、特に興味深かったのは金閣寺の章。
    焼ける前の金閣寺って、金ぴかではなかったんですね。
    国宝指定を解除されたため、修理費用は援助してもらえなかったけど、修復内容に口をだされることはなかった。
    どちらがいいのか、わからないですね。
    でも、援助なしで再建できた金閣寺がスゴイ!

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    2022年05月04日
  • 『人間革命』の読み方

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    『創価学会』その名前は皆が知っている。しかし、どんな宗教団体なのか、知っているだろうか。学会のバイブルである『人間革命』。大層なネーミングであるが、どんなことが描かれているか、知りたくはないだろうか。創価学会とは何を目指した宗教組織であるか。『人間革命』を客観的な視点から読み解き、創価学会を理解する本である。

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    2022年04月24日
  • 葬式は、要らない

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    一人の人間が生きたということは、さまざまな人間と関係を結んだということ。葬式には、その関係を再確認する機能がある。その機能が十分に発揮される葬式が、なによりも一番好ましい葬式なのかもしれない。

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    2022年03月06日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

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    島田先生は これからSNSの普及によって

    どんどん宗教離れが進むって

    見解でしたけど どうなのかなぁ

    宗教紛争が増えている背景には

    人心が離れていってるからなのか



    しかし 宗教に代わって

    人を良き方向に

    律するものって なんなんでしょうね

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    2022年02月25日
  • なぜ日本人は神社にもお寺にも行くのか

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    p4
    神社は神道の施設でお寺は仏教の施設である
    神社には鳥居があるけれどお寺にはない
    ミシュラングリーンガイドジャポンに山では富士山と高尾山だけが三ツ星となっている。
    高尾山には薬王院と言うお寺があり真言宗に属している仏教寺院がある。ところがそこには本社あるいは権現堂と呼ばれる神社があってその前には鳥居が立っている

    鳥居の立つお寺は各地にある。
    鳥居のない神社もある。

    第1章 神のための場と人のための場
     釈迦よりも宗祖を尊ぶ日本仏教
     神社特有の分霊と勧請(かんじょう)
     神社は神のための場所だから人が住めない
     仏の場としてのお寺と修行のためのお寺

    第2章 神社の歴史
     神社におい

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    2022年02月24日
  • 教養として学んでおきたい仏教

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    教養としての仏教なので幅広い割にある程度少ない文量でまとめてあって入門としてはよい。
    各宗派の話をもう少ししりたい!とはなる。

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    2021年12月25日
  • 日本の10大新宗教

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    日本の代表的な新宗教の歴史と概要について、客観的な視点でまとめられています。
    有名なところでも、この手の話はあまり知らなかったので、ためになりました。
    いろいろと問題のある場合もありますが、人それぞれの価値観や信仰があるので、ざっくりとでも知っておいて、損はないと思います。
    偏見を助長するような内容ではありません。

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    2021年11月14日
  • 「オウム」は再び現れる

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    宗教学者である著者によりオウム事件について、宗教学術的視点で解説されています。他書にある裏社会との関係には否定的見地を取っておられます。教団内部の教義による問題として責任を取らない体質があり、それらが犯罪に繋がったと分析されています。またそれが故の断らない風土による結果であり、もし同様の思想を持つものが現れれば、現代において再発する可能性を示唆されています。また自分自身がそこに居たとしたら、断ることができたのかを、問われていて熟考させられるところでした。

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    2021年11月06日
  • 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 仏教宗派の謎

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    p9
    南都六宗>法相、倶舎、華厳、律、三論、成実。
    天台宗>
    法華系……日蓮宗→日蓮正宗
    禅系…曹洞宗、臨済宗→黄檗宗(おうばくしゅう)
    浄土系…融通念仏宗、浄土宗→浄土真宗、時宗

    p20
    奈良時代、僧侶が官僚の時代で宗派は学派に近かった。
    国の試験で正式な僧侶に。持統天皇時は10名。
    奈良の東大寺は南都六宗+天台真言の「八宗兼学」の寺。

    p23
    鎌倉時代。
    法然が浄土宗を起こす。念仏以外の教えや実践を聖道門と呼び、念仏で極楽浄土を目指す浄土門を目指した。
    法然を批判した日蓮が法華経への信仰以外を否定。
    禅宗の曹洞宗や臨済宗は不立文字(ふりゆうもんじ)と言うように教えを文字にし

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    2021年10月23日
  • 教養として学んでおきたい神社

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    明日神社を直しにいく。
    ちょっとその前のinputとして読んでみた。

    神道は、「ない」宗教 (創唱者、教え、経典がない)
    日本の民族宗教というのは確かに言われてみれば新鮮だった。

    また、仏教と一時期は融合して、明治に神仏分離が起こったことも書いてあった。(確かに歴史の授業でやった気がする)
    他の国の自然宗教、民族宗教が世界宗教に飲み込まれていていったものが多いなか、日本に神道が残ったのは大変興味深い。

    別件だが、クリスマスはヨーロッパの土着宗教がキリスト教に与えた影響だというのは知らなかった。

    (神宮と名がつくのは、伊勢神宮を始め皇室関係の寺院を指すことも知らなかった。)

    「神社の境

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    2021年09月19日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

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    思った以上にカラフルでしたが、世界を知るには宗教を知らないといけないと思い読んでみてとても良かったです。
    宗教から見えてくる世界は面白い!

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    2021年08月12日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

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    絵があってわかりやすかったです!
    簡単に宗教の振り返りができました
    特に現代政治と宗教の解説が面白かったです。

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    2021年08月12日
  • スマホが神になる 宗教を圧倒する「情報革命」の力

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    宗教学者によるスマホ社会の考察。スマホはイスラム教との相性が良いらしい。メッカの方向や祈りの時間など必要な情報が簡単に手に入る。意外な感じもするが、イスラム教で大切なのは型を実践することであり、他の宗教のような忠誠心が必要ないというのは知らなかった。 著者は、ポケモン GO を事例として考察しているけれど、ポケモンをやらない人や知らない人には、あまり良く分からない考察かもしれない。 ポケモンの話だけで1/3くらいのページを使っている。もっと鋭い洞察を期待したが、大体ニュースなどで知っていることが多かった。 本の厚さ同様、中身も薄い。

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    2021年08月02日
  • 教養として学んでおきたい仏教

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    文章が簡単なようで頭に入ってきづらかった。

    仏教の変遷と時代背景がよく分かる。

    今後、仏教に求めらるのはブッダの教えをもとにした、社会にあった新たな死生観。

    たしかに死生観については学んでみたい。

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    2021年06月21日