【感想・ネタバレ】京都がなぜいちばんなのかのレビュー

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Posted by ブクログ

京都の有名な寺社仏閣等の古今東西について書いた本です。

江戸時代に描かれた京都の絵図と現在の状況を照らし合わせ、京都の有名な寺社仏閣等の古今東西について書いた本です。

江戸時代に描かれた京都の絵図と現在の状況を照らし合わせたり、歴史的な史実などから、寺社がどのように移り変わってきたのかを具体的に書かれています。

かなり歴史的な時代背景や、宗教の移り変わり等の話も入ったりするので、斜め読みにしないと、正直進まない時もあります。

ただ、昔の風景は今とは全く違ったものではわけですが、どのように今に面影を残しているのかを知る手がかりにもなります。
観光で訪れてみる時にも、また違った一面を知っていると違った風景に見えてくるのではないでしょうか。

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2019年03月03日

Posted by ブクログ

金閣寺について詳しい記述が楽しめた.確かに薄い金箔を張ったのでは、風雨ですぐに剥がれてしまうだろう.今のような金ぴかの様子が保持されていることの真相が理解できた.厚い五倍箔を使用した由.銀閣、さらに銅閣のあるようだ.明治政府の出した神仏分離令で多くの資産が廃棄されたことは、非常に嘆かわしいことだ.当時は国会がなく、行政だけで物事が進められたことは、現在でも次第にそれに近い形になりそうなので、監視が必要だと感じる.

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2018年12月30日

Posted by ブクログ

京都に行きたい!
どの章も面白かったけど、特に興味深かったのは金閣寺の章。
焼ける前の金閣寺って、金ぴかではなかったんですね。
国宝指定を解除されたため、修理費用は援助してもらえなかったけど、修復内容に口をだされることはなかった。
どちらがいいのか、わからないですね。
でも、援助なしで再建できた金閣寺がスゴイ!

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2022年05月04日

Posted by ブクログ

タイトルは下世話な砕けたものだが、内容はかなり専門的な部分まで突っ込んだ真面目な本です。
京都は千年の歴史の積み重ねがある。それは散歩がそのまま歴史探訪となるということにも繋がる至福の街でもある。
「京都がなぜいちばんなのか」というより、どうやって京都は今の京都になったのかを探る歴史書であり案内書であり、京都の神社仏閣の中でも代表的な伏見稲荷神社、八坂神社、清水寺、苔寺(西芳寺)、金閣寺、銀閣寺、平等院などの歴史を細かく辿っている。

特に、京都第一の名所である金閣寺(鹿苑寺)に関しては、執拗なほどページを割いていて、消失前の金閣寺と今の金閣寺の違いを述べている。
具体的には消失前の金閣寺に比して、再建された金閣寺には、消失前には金箔が貼られていなかった箇所にまでキンキラキンに金箔が貼られている謎を追う。
全焼により国宝の指定が解除され、比較的自由な発想の元に現在の金閣寺が出来上がったのではと推測する。
悪く言えば成金趣味だが、見方を変えれば、もし再建前の建物であれば、金閣寺は果たして京都のシンボルになり得ただろうかと結ぶ。

京都の歴史の細部にまで興味のある方には、お勧めの本ですが、観光都市京都にしか興味のない方にはお勧めできません。

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2018年07月31日

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