島田裕巳のレビュー一覧
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我が家の宗派は真言宗だが、日常意識することもない。父母の葬式は無宗教で済ませた。とは言えおおまかに真言宗については気になる毎に少しは調べているのだが、近親の宗派が浄土真宗が多く、そちらの思想なりを調べるたび、真宗の考え方に興味と共感を覚えることが近年多くなってきている。正直、もう少し信心深かったなら、真宗に改宗しようかとも思うだろう。
先に読んだ『日本の10大新宗教』と比べるととりあげる範囲も広く、そのため用語も多岐にわたり個々の言葉を記憶するだけでもひと苦労してしまう。そのぶんひと通りの宗派はこれ一冊でほぼ概要を知ることができるのだと思うが。ここから興味を持ちより深く理解するためには各々が調 -
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ネタバレ日本の葬式のあり方、そして今後について考える一冊。
葬式とは一体何のためにするのか。
葬式はそれほどにお金をかけなければいけないのか。
内容のメモ
日本の葬式は高い
葬式費用が高いのは式の費用と戒名が主
葬式は特権階級のもの。
豪華にすることで極楽浄土を現世に表そうとした(平等院鳳凰堂しかり)
僧侶が行っていた葬式を庶民で行うため修行中の僧の様式で葬儀を行ったため、戒名が必要になった。
寺領が上知令により取り上げられて、収入がなく、戒名等で寺を運営しなくてはならなくなった。
死んだら健康保険から埋葬料がもらえる。
豪華な葬式もいいけど、結局は遺族の気持ちの問題だということ。 -
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いわゆる日本の「新興宗教」に関して、その創設や変遷の背景を踏まえながら、その特徴を明らかにするべくまとめられている本。新興宗教とうのはなかなかいろいろな意味で刺激的なもので、そういうものに対して概観がつかめるようになるこの本のような存在は非常にありがたい。
個人的に面白い信条を持っているなと思えたのはPL(あの野球のPL学園の!)で、「人生は芸術だ!」なんていかにも若者受けしそうな信条を掲げているのが興味をそそる。
ちなみに最近一番元気があるように見える幸福の科学はここでは収録されておらず。幸福の科学関連本はいろいろあるけれども、こうやって複数の新興宗教を同列に扱った本の中でどのような描か -
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島田裕巳氏の比較的最近の著作。日本の主だった新宗教を10選び、それぞれを概括的に解説している。さすがに宗教学者だけあってよく勉強しているなという感を覚えた。キリスト教以外の宗教についての知識が殆どない小生にとっては、日本全体の宗教的様相を改めて考察するいい材料となった。なお本書を、小生はマーケティングの見地からも読んでいた感がある。成功している新宗教は、いずれも日本の歴史的ニーズに対応しており、その結果として多くの信者を獲得している。なお、これはべつに宗教は多くの信者を集めるのが良いという意味ではなく、あくまでも精神的消費者としての大衆のニーズをつかむことに成功しているという意味である。その意
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ネタバレ題名のとおり、世界の代表的な宗教を、ざっくりと説明してくれています。
第1章では、西側のユダヤ教、キリスト教、イスラム教を中心に、2章ではアジアの宗教、バラモン、仏教、ヒンズー教、儒教、道教等、そして3章では、日本の宗教について。
それぞれの宗教がどのように影響を与え合ってきたかということも、ざっくりと説明。
で、そのざっくりさ加減が絶妙で、知的好奇心を刺激します。
特定の宗教について、もっと知りたくなった方には、あとがきで詳しい本をおすすめしてくれています。
前に読んだキリスト教についての本がイマイチだったからか、この本の印象はとてもよかった。
宗教を分析するのではなく、淡々と、歴史的に流
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