島田裕巳のレビュー一覧
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さらっと読める、新宗教解説本の新書版という位置づけだろうか。後述でのせておくが、200ページの新書にいれるために、1宗教20~30ページにして、導入部分を読者の生活のなじみのある部分からしているために、内容が浅薄になるのは仕方ないと思う。むしろ、このページでうまくまとめていると思う。
新宗教の概要を全体的につかみたい人には良い本だと思う。10大宗教に漏れてしまったものも多いので、続とかであと10大宗教を追加してくれるといいなと思うのだが。また、あとがきにも書いてあるように、カルトと新宗教の境目が難しいと思った。
天理教
大本
生長の家
天照皇大神宮教と璽宇
立正佼成会と霊友会
創価学会
世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
PL教団
真如苑
GLA -
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宗教を専門とする筆者が一人で死ぬことは、悪くない、長生きをして死ぬまで生きられれば良いとしながら、なぜ無縁社会となったかについて述べている。
無縁社会以前の有縁社会は稲作が大きく関係し、お互いに助け合わざるを得ない状況があった。冠婚葬祭も大きな役割を果たす。
日本人は海外に移住した際に信仰を持っていかない。先祖信仰はあるが、二男、三男は位牌を持っていけないため、物理的にできなくなる。
ガラスの導入は家の中に光をもたらし、一家が光の下に集まるという人の暮らし方を変えた。
悟った人ほど人の死に直面して動転しない、悲しまない。
都会に出てくる次男、三男は会社に所属して村社会に属することができた人もいれば、学歴が低く、日雇で過ごした人もいる。
女性のおひとりさまは消極的なもので、わずらわしさから逃れるため。
新興宗教は都市における新たなつながりを作る一つの手段として拡大。
創価学会は、20世紀初めにでき、日蓮の流れを汲んだものだった。所属のほとんどが庶民であり、そのためエリートと利益が対立するため、エリートの確保が難しいという点がある。 -
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〇プア充
面白い本でした。本書は、「人生と仕事」というテーマを考える上で、とても有益な視点を提供している本だと思います。
資産をウン億も持っているくせに(実際に公言していた)、年収300万円で生きるとか120万円で生きるなどという本を出して、内容はどこかで聞いたような政策批判と、ハウツーレベルの生活サバイバル術を書き散らしている、どこかの眼鏡をかけた丸っこいコメンテーターに比べたら、この本はとても真摯で、かつ地に足がついています。
本書の言いたいことのポイントは、
(欲望関係)
・欲望には際限がない、不安感もどんどん増すだけ
・単なる節約、ケチではなく、余裕がない生活で生まれてしまうムダ(疲れたからマッサージ、急いでいるからタクシー、時間がないから外食)を省くだけでずいぶん違う
・無理をし過ぎない規則正しい生活が、生活と精神を安定させ、幸福度も高くなる
・日本は豊かで、親切な人が多く、社会インフラも充実しているので、実はそんなにお金がなくてもちゃんと生きていける国
・毎日が「ハレ」ではつまらない。普段欲望のままに域内生活をしているからこそ、たまの禁欲からの解放が楽しいのである
(仕事関係)
・若い時に、自分のキャリア・人生をじっくり設計せず、周囲や社会の意見に振り回されて進路選択すると、生き方に合わない会社に入ったり、ひどい時には使い捨てられたりする
・古くてダサい会社が意外にいい。仕事にやりがいを求め過ぎず、会社に振り回されない、自分の生活を大事にする生き方ができる
(人間関係関係)
・お金を稼ぐために人間関係を築く時間を持てないと、寂しいことに
・仲間が大事。仲間がいれば幸せに生きていきやすい
・お金がないからと言って結婚しないのはもったいない。結婚して子どもを持つことで、家族で助け合えるし、人間関係も広がり地域社会でも助け合えるネットワークが持てる。
・人に迷惑をかけるな、というのは人が孤立し始めた現代人の妄想。困ったときはお互いに迷惑をかけてよい。迷惑をかけあってこそ本物の人間関係が持てる。周囲に迷惑をかけ借りを作る、そして自分も下の世代を助け、支える。それでよい。「情けは人のためならず」。それが人間関係。
私は頑張る人もいていいと思いますし、そういう人間がいなければ、iPS細胞や難病の特効薬も生まれないでしょうし、世界的な感染症を防ぐこともできませんし、紛争国の武装解除も進みませんし、事故や急病に遭遇した時に病院に行っても助けてもらえないことになります。素晴らしい映画や小説も楽しめませんし、そもそも私たちが普通に生活するだけで必要な数々の品々も、やはり誰かが頑張っておられるから、安価で安定して供給されているわけです。
頑張っている人がお金だけのために頑張っているか、頑張っている人は皆高収入を求めているかというと、それは違うわけですし。
ですが、無駄に欲望の充足を追い求めたり、無理に頑張ったり、皆が頑張らなくてはならないという風潮になったり、というのは不健全なのだ、むしろ逆に非効率な社会なのかもしれないという指摘は重要かと思います。
一見アホくさい本に見えるかもしれませんが、なかなか深いテーマですよ。ぜひ読んでみませんか? -
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今を生きること
欲望に惑わされないこと
給与=労働×時間
その分仕事に費やしている など
必要以上の欲を持たない
という考え方は共感できた。
欲=不安・嫉妬・劣等感など
マイナス感情を満たすものだとすれば
不安を感じたり、無理したり
そうゆうことはできるだけしないで
いかに心の余裕を保つかということが
1番必要なことなのだろう。
ただ、仕事に対して
やりがいを求める必要はない
というところは共感できなかった。
人生で実現したいことは
プライベートだけじゃない。
もっとより良い社会にしたい
そんな想いからくる仕事に対するモチベーションは、賞賛されるべきもの。
給与は、その結果だったりする。
お金のために働くのではなく
逆に給与が低くてもいいという考えでもなく
世のため人のため働いていたら
お金がついてきた
必要以上の分は困っている人に寄付
そんな生き方ができたらいいな
と、個人的には感じた。 -
Posted by ブクログ
我が家の宗派は真言宗だが、日常意識することもない。父母の葬式は無宗教で済ませた。とは言えおおまかに真言宗については気になる毎に少しは調べているのだが、近親の宗派が浄土真宗が多く、そちらの思想なりを調べるたび、真宗の考え方に興味と共感を覚えることが近年多くなってきている。正直、もう少し信心深かったなら、真宗に改宗しようかとも思うだろう。
先に読んだ『日本の10大新宗教』と比べるととりあげる範囲も広く、そのため用語も多岐にわたり個々の言葉を記憶するだけでもひと苦労してしまう。そのぶんひと通りの宗派はこれ一冊でほぼ概要を知ることができるのだと思うが。ここから興味を持ちより深く理解するためには各々が調べていくものとなる。この一冊はそのための入門書、と捉えるべきなのだろう。 -
Posted by ブクログ
いわゆる日本の「新興宗教」に関して、その創設や変遷の背景を踏まえながら、その特徴を明らかにするべくまとめられている本。新興宗教とうのはなかなかいろいろな意味で刺激的なもので、そういうものに対して概観がつかめるようになるこの本のような存在は非常にありがたい。
個人的に面白い信条を持っているなと思えたのはPL(あの野球のPL学園の!)で、「人生は芸術だ!」なんていかにも若者受けしそうな信条を掲げているのが興味をそそる。
ちなみに最近一番元気があるように見える幸福の科学はここでは収録されておらず。幸福の科学関連本はいろいろあるけれども、こうやって複数の新興宗教を同列に扱った本の中でどのような描かれ方をするのか興味があったので、そこだけ少し残念だったかもしれない。
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