島田裕巳のレビュー一覧
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基本的に格上の神社とは、古事記·日本書紀に登場する神社。
本書に掲載される神社とその祭神は、
伊勢神宮 アマテラス
氷川神社、八坂神社 スサノオ
出雲大社 オオクニヌシ
大神神社 オオモノヌシ
浅間神社 コノハナサクヤビメ
宗像大社 宗像三女神
神社の形態の第1段階は、磐座などで祭祀を行っていた。第2段階では、磐座が鎮座する神体山が信仰の対象となる。大神神社では三輪山、伊勢神宮では朝熊山がそれにあたる。第3段階になると、神体山の前に、俗界と区別するために鳥居が建てられる。第4段階で拝殿を建てられ、最後の第5段階で本殿が建てられる。
との変遷があるようだ。
何気に訪れる神社に、このような歴史 -
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宗教はどこからどのようにして生まれてくるのか。特定の人の内面からある日突然発生(降臨)することもあるだろうし、周りで生活する人々の状況が後押しする事で成長していく。生まれも育ちもそれぞれだと感じるが、何かしらの悪意に近い意図を持って近づくこともできてしまう。
本来的な宗教が生まれた意味を教義として実践している間は理解できる(破壊活動など人を傷つける行為は理解しない)が、その道を外してしまった時、仮に心が縛られてしまった人たちが抑えられない力になってしまう危険性を感じた。
近年騒がれる団体だけでなく、どの様な歴史背景から様々な団体が生まれてきたか、わかりやすく書かれていた。
票の獲得や就職に利用 -
Posted by ブクログ
簡素化、消滅へと進む葬式のこれまでとこれからについてエッセイのような感じで解説。
今のような仏教式の葬式の原型は曹洞宗の葬式で、それは儒教の影響を受け、教団を経済的に支えるというビジネス的な背景のあるものだったということなど、葬式についてこれまで知らなかった知識や最近の流れをいろいろ知ることができた。
個人的には、高額な戒名や故人と直接関係のない人を大勢呼ぶような大規模な葬式はいかがなものかとは思うが、遺族として気持ちを整理する、故人との別れの場として、従来の仏教式の葬式も悪くないと思っているので、葬式消滅に向かう流れには、一抹の寂しさを感じる。 -
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Posted by ブクログ
島田裕巳(1953年~)氏は、東大文学部卒、東大大学院人文科学研究科博士課程満期退学、放送教育開発センター(現・メディア教育開発センター)助教授、日本女子大学教授、東大先端科学技術研究センター特任研究員等を経て、東京女子大学非常勤講師。宗教学者として、宗教に関連する一般向け書籍を多数執筆。
私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、本書はその中の一冊である。
章立て及び内容は以下の通り。序章:「無宗教」は恥ではない!、第1章:日本人は本当に「無宗教」と思って
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