島田裕巳のレビュー一覧

  • 日本の10大カルト

    Posted by ブクログ

    『日本の10大新宗教』の続編とも言うべき書籍。
    前著に引き続き、いろいろな宗教教団についてざっくりと知識が得られます。

    宗教=カルトではないし、カルト=反社会的活動をしているというわけでもないとのこと。
    キリスト教を始めとしたどんな宗教もはじめはカルト的な性格を持っていますし、宗教とは関係ない集団でもカルト的な性格を持つことがあります(ブラック企業とか部活とかね)。
    線引きが難しい世の中を生きていくうえで、カルトについて考えることは避けて通れない問題なのかもしれません。

    旧統一教会、オウム真理教、エホバの証人、顕正会、浄土真宗親鸞会、幸福の科学、サイエントロジー、ライフスペース、パナウェー

    0
    2024年09月23日
  • 日本の10大新宗教

    Posted by ブクログ

    いわゆる「カルト」とは考えられていない(と著者が考えている)10の新宗教について取り上げて、その成立を簡単に解説しています。

    このような新宗教に関わっている人と知り合い、それについてちゃんと知りたいと思って手に取りました。ネットには悪い噂しか書かれず、アレルギー的に「宗教はすべてダメ」という話ばかり目に入ってきて不安が募るばかりでしたが、こちらの書籍は比較的中立的に事実を述べていて、冷静に考えることができるようになったと思います。

    新宗教に何らかの興味(ネガティブであろうと好奇心であろうと)を持っている人がある程度ざっくりと知識を得るうえでは役に立つ本だと思います。

    以下に取り上げられて

    0
    2024年09月23日
  • [増補版]神道はなぜ教えがないのか

    Posted by ブクログ

    およそ宗教というものに必要なものが「ない」神道。「ない」が故に仏教など外来の宗教とぶつかり飲み込まれることもなく古代から現代に至るまでその形を保ってきたという事がよく分かった。神社に行きたい。

    0
    2024年07月23日
  • 「日本人の神」入門   神道の歴史を読み解く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    神は、空間的に閉じられたところにこそ現れる
    天照大神は、自分の言うところに従わない天皇を、自分の子孫であるにも関わらず、殺してしまった。仲哀天皇は自らの祖先神によって命を絶たれたのである
    神道13派
    神道大教、黒住教、神道修正派、出雲大社教、扶桑教、實行教、神道大成教、神習教、御嶽教、神理教、禊教、金光教、天理教
    日本の神々の世界には、世界を根底から破壊するような強力な神は存在しない

    0
    2024年07月04日
  • 日本の10大カルト

    Posted by ブクログ

    旧統一教会
    オウム審理教
    エホバの承認
    顕正会
    浄土真宗親鸞会
    幸福の科学
    サイエントロジー
    ライフスペース
    パナウェーブ研究所
    法の華三法行

    宗教はおしなべてカルトとして始まるが、広まるにつれカルト性が薄れ社会に定着していくもの。ここに取り上げたものは、この先どうなるんだろ?

    0
    2024年07月03日
  • 宗教対立がわかると「世界史」がかわる

    Posted by ブクログ

    数日間かけてじっくりと調べながら読んだ。
    ゆっくりじっくり読めば、中学までしか世界史を習っていない私でも理解できるものだった。
    個人的には入門レベルのこと+α載っていて、とてもちょうどいい塩梅。
    各宗教の成り立ちから対立している理由まで、わかりやすいかは個人差だと思う詳しさで載っていて良かった。
    アメリカ文学やフランス文学で読んだことあるような事柄もあったり。
    また読み直したいし、聖書とかコーランとかも気になるなあ。

    0
    2024年06月04日
  • 人はひとりで死ぬ―「無縁社会」を生きるために

    Posted by ブクログ

    村の信仰と冠婚葬祭から離脱する
    サラリーマン化とともに低下する結婚圧力
    企業という名の村共同体
    すべての死は、無縁死である
    いくらあがいても、死なないことができないし、ひとりで死んでいくのを避けることはできない

    0
    2024年05月26日
  • 日本の10大カルト

    Posted by ブクログ

    日本の新興宗教10団体がコンパクトにまとまった書籍。本屋で平積みになっており注目の一作か。新書らしく平易な書きぶりとなっており入門書としては最適かな。

    0
    2024年05月18日
  • 日本人の神道 ――神・祭祀・神社の謎を解く

    Posted by ブクログ

    神聖とされた磐座(いわくら)から山のような巨大なものが祭壇になり、社殿が建てられることで神職の立場を守るとともに神を閉じ込めた。逆に磐座は開かれたものとなった
    社殿がない時代は沖ノ島で天照大神と須佐之男による誓約(うけい)が再現されていた

    八幡宮は当初は渡来人が祀っていたが、15代天皇応神天皇を祀るようになった。その後に源家が氏神として祀ることで武士の神となった

    仏教は解脱は可能だが、祟りを収めることができない主教であったため、菅原道真(雪冤の神)などの祟は神道で収めている。また、徳川家康などの特の高い人物や靖国の英雄なども神道で祀っていた。靖国神社は現在は政教分離の影響から浸透ではなくな

    0
    2024年05月29日
  • 葬式は、要らない

    Posted by ブクログ

    葬式と墓、コロナ禍後大きく変わってしまった。
    11年前の父の葬儀は必要以上に費用をかけてしまった。立派な葬儀をすることが残された家族の努めだと思っていた。
    コロナ禍の2020年の母の葬儀は、限られた身内だけで自宅で行なった。
    今度は自分の番となり、葬儀と墓について考えざるを得ない。
    この本は良い道標となりました

    0
    2024年05月05日
  • 完全版 創価学会(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    創価学会のことをほとんど知らないかったので一般知識入門書として面白かった。宗教は内から、外からで全く違う表現になると思いますが、本書は極力ニュートラルに淡々と事実を述べていると思うので、なるほどそうだったんだと勉強になりました。

    0
    2024年04月13日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

    Posted by ブクログ

     信仰が薄い僕には、宗教とはどういうものかを理解したくて読んだが、理解に苦しむ。

     逆にそこまで思い込めるのが羨ましくもある。

    0
    2024年03月28日
  • 葬式は、要らない

    Posted by ブクログ


    葬式の文化や背景を紐解きながら、データを交えていて見やすい構成でした。
    本書を見て、自身が死んだ時も葬式は必要最低限にしようと決意できました。

    0
    2024年03月02日
  • 葬式は、要らない

    Posted by ブクログ

    仏教、儒教、葬式、檀家等の前提知識が必要でちょっと葬式初心者(?)には読みづらい点もあったけど戒名は自分でつけられる、とかそもそも戒名とは何かとかお金がどのくらいかかるのか、とか基本的なことを抑えてくれていて大変勉強になった。読みづらいけど。

    0
    2024年02月17日
  • 完全版 創価学会(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    増補版ということなので、基本的に既刊に加筆されたもの。最初の方だけが新たな文章なのはわかっていたが少し残念。批判でも礼賛でもなく、組織や歴代会長を分析しており、そういう意味では古さはあまり感じない。日蓮正宗とはもともと相互関係があったが寄進による【堕落】と資金を自分たちに使いたいという思惑から、檀家から離れて葬儀をできなくなるデメリットをおして決別した経緯が理解できた。一つの見方かもしれないが。
    文化会館が多数建設されてるのも、以前の大石寺への寄進がなくなったことを考えたら納得。
    会長とは著者は会ったことはないそうだが、色々な角度から人物像に迫られており興味深く読むことができた。
    最後に戦後社

    0
    2024年02月14日
  • 宗教にはなぜ金が集まるのか

    Posted by ブクログ

    お布施や戒名料も献金のひとつ。実は身近で献金をしているのでは?
    一神教の世界では「利子の禁止」が大きな問題となってきた。旧約聖書では、神は同胞から利子を取ってはならないと命じているから。その命令がとても重要なことになった。商品経済が発展し、貿易が盛んになっていくと、多額の資金が必要になり、徴利の是非が問題として浮上するようになる。キリスト教はユダヤ教にはない原罪の教えがあり、その罪を賄うために教会に通った。原罪がなければ、賄罪の必要もない。利子が禁止されているとはいえ、経済活動が活発になれば、どうしてもそうした神の意識に従っているわけにはいかなくなる。そのため、キリスト教では神学が鍛えられ、利

    0
    2023年12月26日
  • 葬式は、要らない

    Posted by ブクログ

    法外な戒名料にお布施。

    日本の葬式費用は優に
    諸外国の十倍以上。

    これを異常値と言わず
    に何と言うのでしょう。

    当事者たる日本人にも
    葬式仏教を疑問に思う
    人は少なくありません。

    かく言う私もその一人
    ・・・

    だった、というべきか
    本書を読んで目から鱗。

    多くの寺院は葬式以外
    に収入源がない実情。

    現代のこの状況を考え
    れば葬式仏教化は必然。

    そして住職は毎日本尊
    の前で、

    檀家の故人たちの冥福
    を祈り読経しています。

    そう、私たちは檀那寺
    に対し御先祖様の供養
    を委託しているのです。

    私たちにはその自覚が
    足りません。

    足りないが故に高額の
    戒名料やお布施に不満
    を感

    0
    2023年11月11日
  • 帝国と宗教

    Posted by ブクログ

    帝国主義と密接に関わる宗教。ときに国をまとめ、ときに分裂し支配し支配されてきた歴史。帝国は滅亡しても宗教は世界中に分布し諍いや分断、支配を生んでいる。

    0
    2023年10月06日
  • 日本人の神道 ――神・祭祀・神社の謎を解く

    Posted by ブクログ

    神道とはいったいなんなのだろうか、その謎に挑むのが本書である

    ・いったいいつ生まれたのか
    ・だれが始めたのか
    ・そもそも教義などはない、
    ・そして、聖典なるものもない、それに代わるものとは、古事記や日本書紀に記された神話である。

    現在、その問いに応えることができるものはいない。
    歴史に見え隠れする、神道とは、本当に宗教なのであろうか。

    気になったことは以下です。

    仏教伝来は6世紀とされる、されば、それまでに神道はすでに成立していたのか
    仏教と神道は融合して、神仏習合となった。儒教や道教も日本に伝わったが、独立した体系としては日本に定着することはなかったが、仏教や神道に影響を与えた。

    0
    2023年08月26日
  • 芸能人と新宗教

    Posted by ブクログ

    ●やはり島田先生は安定感があって読みやすい。
    ●不安定な芸能人ほど、宗教にはまりやすいのか
    ●周りにはあんまりいないからあれだけど、やっぱり警戒してしまうし、隙が多いんだろうなあ
    ●とはいえ、こういう中間団体を排除してしまうと、そこから溢れてしまった人の行き場、吸収先がないから、それはそれで大問題。孤立よりはまだましなんかね、知らんけど

    0
    2023年08月13日