島田裕巳のレビュー一覧

  • 「日本人の神」入門   神道の歴史を読み解く

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    著者の島田裕巳は、一般向けの書籍も多数発表している宗教学者。
    本書は、日本の神の性格、皇祖神、神仏習合、人を神に祀ること、神仏分離など、日本人にとっての「神」を、「神道」の歴史から網羅的に考察したもの。特に、最後段に示される、日本人(皇室を含め)の神とのかかわり方が明治に入った時点で根本的な変化を被ったという点は、その後の日本現代史に少なからぬ影響を与えたに違いなく、改めて注目すべきものとも言える。
    主な内容は以下。
    ◆日本の神は、遍在している一神教の神とは異なり、特定の場所にしか祀られることがない。古代の日本人は、特定の山や岩や石を神に出会うのに相応しい神聖な場所としたが、そこには元来社殿な

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    2016年06月12日
  • 宗教消滅 資本主義は宗教と心中する

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     好著です。
     「資本主義の終焉と歴史の危機」という本で我々が当たり前、と思っている資本主義は(特に日本で)すでに終焉し、次のパラダイムを探している、という指摘がされました。
     それを全く別の角度、「宗教」という切り口で見ると新しい世界感が浮かび上がります。
     宗教的には日本は無神論者が多く、多神教ということもあり他の国とは違う、という分析がされてきました。しかし…日本を含め各国「共通に」、
     『経済成長期に宗教(特に新宗教、キリスト教に置ける福音主義など)は勢いを伸ばす」
     「低成長期に入ると宗教は停滞・衰退していく」
     と主張します。
     日本において神は神社にいる。神と日常的に接点を持とう

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    2016年03月15日
  • 葬式は、要らない

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    葬式の是非についての記載に留まらず、日本を中心とした仏教史を古代から現代に至るまで、分かり易くかつ葬儀を民俗学、宗教学といった側面から、日本人の死生感と信教の関わりを紐解いた素晴らしい書籍。自分にとって葬式とはどの様な意味を持つのか?そもそも、本当に葬式が必用なのか?戒名の習慣と戒名料の疑問等、読み進むうちにお寺と権力者の繋がり、近代から今日までの庶民の見栄と欺瞞が見え隠れする。そもそも、私を含め一般の日本人の大半は、宗教に無関心であるのに、他国と比べ逸脱して葬式にお金を掛け贅沢に行うのか?こういった点からも疑問を持つべきだと思う。また、お坊さんの殆どが本来の仏教の戒律を破戒し、結婚や飲酒その

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    2016年01月22日
  • 世界はこのままイスラーム化するのか

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    ■ジハードはイスラームを驚かす異教徒に対する戦いであり,ムスリムの義務とされる。
    ■ワッハーブ派の創始者であるムハンマド・イブン・アブドルワッハーブは,イブン・タイミーヤから大きな影響を受けた
    ■一般にイスラーム原理主義とみなされるサラフィー・ジハード主義は,イブン・タイミーヤから始まったといっても間違いはない。
    ■サラフィー主義とはクルアーンとハディースに基づいた初期イスラームの時代への回帰を目指す立場。
    ■スンナ派はハナフィー派,マーリキー派,シャーフィイー派,ハンバリー派の四つの法学派に分かれるが,サラフィー主義はこうした法学派が生まれる以前のイスラーム世界を理想視する。
    ■田中智学が唱

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    2015年12月19日
  • 葬式は、要らない

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    そろそろ、自分の葬式やお墓の事を考え始めていた頃、書店で見かけて速購入。
    何となく不安に思っていたが解消される一冊。

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    2015年04月08日
  • 葬式は、要らない

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    戒名の仕組みについてが何より興味深かった。
    葬式と仏教、神道、キリスト教など宗教との関わり、現在の葬式仏教の成り立ちなどが手軽に分かる。
    たしかに200万300万かける葬式などしたくないし、されたくもないのだが、いざ身近な人間が亡くなった際に実行できるかどうか。。。地方の村社会にいる人やそこで育った世代に対して理解を求めるのは現実的には難しいそうだ。。
    ただ当事者になる前にしっかり考えておくことが大事という意味で良い本だと思う。

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    2014年09月04日
  • 0葬 ――あっさり死ぬ

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    日本では火葬が99.9%と広まり、遺骨を墓に納骨することが普通になっている。しかし、寺の檀家としてつきあいきれないことや墓を管理する者がいなくなっている現状がある。筆者は家族葬や直葬など葬儀の簡素化をめざしている。究極は0葬、マイ自然葬を推進している。

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    2014年08月09日
  • 世界の宗教がざっくりわかる

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    本書は宗教間の関連性を知る上で、多くの方に読んでいただきたい良書。
    世界史を学んだ方なら、その宗教と他の宗教がどの様に影響しあっていたか、まさに国の勢力図の変遷が浮かんでくる。
    あまりにざっくりながら、それでこそ気づいていなかったことを容易に理解できるようになる。
    本書にはそのような多面性がある。

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    2014年07月12日
  • プア充―高収入は、要らない―

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    とても共感できる点が多かった。
    話題だし読みやすいので3時間あれば読める。
    時間があるなら一度は読んでみるのをすすめる。

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    2014年07月11日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    神道の神社を系統ごとに説明した一冊。様々な種類があることについて疑問を持ち始めたら、その解決にはうってつけな内容。

    メインで紹介されているのが、国内に多いものを中心に、小見出し順に、八幡、天神、稲荷、伊勢、出雲、春日、熊野、祇園、諏訪、白山、住吉。しかし、白山の項にて日吉、浅間、日光など一連の山岳関係信仰が、住吉の中に宗像、恵比須、金比羅など海神系が含まれるなど、小見出しよりも豊富な内容になっている。

    一冊の新書にしては内容が豊富であるため、事実の列挙のような書かれ方になっているようなきらいがある。

    稲荷、春日、祇園など、普通はその縁起は触れることはないのではないか。義務教育の中でようや

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    2014年06月11日
  • キリスト教入門

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    キリスト教徒ではない著者による解説本。キリスト教を客観的に観察、評価している非常に説得力ある本。キリスト教を知りたい方、「ダヴィンチコード」をより深く理解したい方、などにオススメします。なるほど!と膝を叩くでしょう。

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    2014年10月08日
  • プア充―高収入は、要らない―

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    プア充、最高。

    解説本かと思いきや、本文は小説チックに書かれており、非常に読みやすかったです。

    ただプアに生きるということだけではなく、その根底にはしっかりとした思想が横たわっているのを感じた。

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    2014年01月28日
  • プア充―高収入は、要らない―

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    小説仕立てなので、上手くいきすぎてるだろ、というツッコミはあるが、「お金が全てじゃない」という意識付けを考えるにはとっつきやすい一冊。

    残業ってなんのためにしているのか、とふと思う。

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    2013年11月03日
  • 無宗教こそ日本人の宗教である

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    カトリック信者として向かいつづけてきた違和感の正体を代弁してもらったような気がする。
    「特定の神」を私たちは意識していない。それを意識させられることに一種の戸惑いも感じていたし、それを口に出すのは何か特定の宗教の色を持つようで自由を狭めてしまうとも。
    むしろ、向かう神云々よりも向かう心の清さが問われている。
    宗教のしがらみを持つよりも、神と言われる何かに無意識のうちに向かう心の明るさ清さが日本人的な在り方だと感じる。

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    2013年10月14日
  • プア充―高収入は、要らない―

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    チェック項目8箇所。東洋の宗教では、世間のなかで出世してお金を儲けるのではなく、欲望を抱かず満足して生きる「小欲知足」という考え方があったらしい、プア充は、その「小欲知足」の思想を、現代の日本に適した形にアレンジしたもの、収入が低いからこそ、豊かに安定した生活ができて、楽しく幸せに生きられるという考え方なんだ。この本を読みながら、ちょっと立ち止まって一緒に考えよう、今の生活を続けた未来に、何が待っているのか、定年後、死ぬまでの間、仕事なしで何を楽しみに生きていくのか。「会社というのは、株主に利益をもたらすためにあるものだから、株式会社である限りは、成長という使命からは永遠に逃れられないだろう、

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    2013年08月24日
  • キリスト教入門

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    「ないのであれば、そう考えた人間が書くしかありません。」
    という言葉の通り、キリスト教徒ではない人が抱く、素朴で根本的な疑問を分かりやすく解説してくれている。聖書の書かれた順番、イエスは実在したのか、三位一体とはなにか等。信者の人にとっては禁忌?そうでない人には興味の尽きない話ばかりだ。

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    2013年08月09日
  • 世界の宗教がざっくりわかる

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    ほんとざっくりしていて助かった。

    数ある宗教の特性と、その宗教が生まれた背景、ひいてはそれらの比較など、とても分かりやすくて勉強になる。
    宗教の法典に込められたメッセージから原理主義者の行動を説明されていて、なぜ自爆テロがおきるのか?と言った基本的なことを理解できたので良かった。

    昔から宗教なんかでなぜ戦争が起こるのか全く理解できなかったが、この本で少しは理解できた。
    これほどまで古い歴史を帯びて浸透しているもの、心の底から信じているものを否定することは自分には到底できないなと思った。

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    2013年06月15日
  • 日本人の神はどこにいるか

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    目から鱗の連続だった。「わたしたち日本人は、神を信じることができない。そんな常識がまかりとおっている。」僕もまさしくそんな常識にとらわれていたことを何度も実感させられた。自分は無宗教だと思っている日本人に是非読んでほしい一冊。

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    2013年04月16日
  • 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 仏教宗派の謎

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     まず、タイトルのネーミングが悪い。そもそも、タイトルの問いについてがメインの本ではない。むしろ、日本の仏教、特に日本仏教の各宗派についてコンパクト且つ分かりやすく概説している本である。ちなみに、タイトルの問いの答えは「おわりに」に書いてある。
     仏教に関する概説本は多いが、日本仏教宗派に関する適当な概説本が無かったので、むしろ貴重な一冊。特に、奈良仏教~鎌倉新仏教の各宗派の教義を知るのに非常に立つ。

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    2012年12月29日
  • 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 仏教宗派の謎

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    コンパクトかつ内容も適切にまとまった日本仏教概論とも言える超良書。

    南都六宗、真言宗、天台宗、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗ができた背景、流れが非常にわかりやすい。

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    2012年10月19日