島田裕巳のレビュー一覧

  • 「日本人の神」入門   神道の歴史を読み解く

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    ネタバレ

    神は、空間的に閉じられたところにこそ現れる
    天照大神は、自分の言うところに従わない天皇を、自分の子孫であるにも関わらず、殺してしまった。仲哀天皇は自らの祖先神によって命を絶たれたのである
    神道13派
    神道大教、黒住教、神道修正派、出雲大社教、扶桑教、實行教、神道大成教、神習教、御嶽教、神理教、禊教、金光教、天理教
    日本の神々の世界には、世界を根底から破壊するような強力な神は存在しない

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    2024年07月04日
  • 日本の10大カルト

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    旧統一教会
    オウム審理教
    エホバの承認
    顕正会
    浄土真宗親鸞会
    幸福の科学
    サイエントロジー
    ライフスペース
    パナウェーブ研究所
    法の華三法行

    宗教はおしなべてカルトとして始まるが、広まるにつれカルト性が薄れ社会に定着していくもの。ここに取り上げたものは、この先どうなるんだろ?

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    2024年07月03日
  • 宗教対立がわかると「世界史」がかわる

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    数日間かけてじっくりと調べながら読んだ。
    ゆっくりじっくり読めば、中学までしか世界史を習っていない私でも理解できるものだった。
    個人的には入門レベルのこと+α載っていて、とてもちょうどいい塩梅。
    各宗教の成り立ちから対立している理由まで、わかりやすいかは個人差だと思う詳しさで載っていて良かった。
    アメリカ文学やフランス文学で読んだことあるような事柄もあったり。
    また読み直したいし、聖書とかコーランとかも気になるなあ。

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    2024年06月04日
  • 人はひとりで死ぬ―「無縁社会」を生きるために

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    村の信仰と冠婚葬祭から離脱する
    サラリーマン化とともに低下する結婚圧力
    企業という名の村共同体
    すべての死は、無縁死である
    いくらあがいても、死なないことができないし、ひとりで死んでいくのを避けることはできない

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    2024年05月26日
  • 日本の10大カルト

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    日本の新興宗教10団体がコンパクトにまとまった書籍。本屋で平積みになっており注目の一作か。新書らしく平易な書きぶりとなっており入門書としては最適かな。

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    2024年05月18日
  • 日本人の神道 ――神・祭祀・神社の謎を解く

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    神聖とされた磐座(いわくら)から山のような巨大なものが祭壇になり、社殿が建てられることで神職の立場を守るとともに神を閉じ込めた。逆に磐座は開かれたものとなった
    社殿がない時代は沖ノ島で天照大神と須佐之男による誓約(うけい)が再現されていた

    八幡宮は当初は渡来人が祀っていたが、15代天皇応神天皇を祀るようになった。その後に源家が氏神として祀ることで武士の神となった

    仏教は解脱は可能だが、祟りを収めることができない主教であったため、菅原道真(雪冤の神)などの祟は神道で収めている。また、徳川家康などの特の高い人物や靖国の英雄なども神道で祀っていた。靖国神社は現在は政教分離の影響から浸透ではなくなった

    天理教は中山みきの神憑かれによって始まった
    昔の参拝は地面に頭をつけてしていた。浸透の場合は参拝中に特定の神を考えることがない

    大化の改新以前に国造として任命さてていた出雲国造は、現人神として存在している

    伊勢神宮は天照大神を祀っているが、祟を起こすほど強大な力のため天皇に参拝されていなかった





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    2024年05月29日
  • 葬式は、要らない

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    葬式と墓、コロナ禍後大きく変わってしまった。
    11年前の父の葬儀は必要以上に費用をかけてしまった。立派な葬儀をすることが残された家族の努めだと思っていた。
    コロナ禍の2020年の母の葬儀は、限られた身内だけで自宅で行なった。
    今度は自分の番となり、葬儀と墓について考えざるを得ない。
    この本は良い道標となりました

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    2024年05月05日
  • 完全版 創価学会(新潮新書)

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    創価学会のことをほとんど知らないかったので一般知識入門書として面白かった。宗教は内から、外からで全く違う表現になると思いますが、本書は極力ニュートラルに淡々と事実を述べていると思うので、なるほどそうだったんだと勉強になりました。

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    2024年04月13日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

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     信仰が薄い僕には、宗教とはどういうものかを理解したくて読んだが、理解に苦しむ。

     逆にそこまで思い込めるのが羨ましくもある。

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    2024年03月28日
  • 葬式は、要らない

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    葬式の文化や背景を紐解きながら、データを交えていて見やすい構成でした。
    本書を見て、自身が死んだ時も葬式は必要最低限にしようと決意できました。

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    2024年03月02日
  • 葬式は、要らない

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    仏教、儒教、葬式、檀家等の前提知識が必要でちょっと葬式初心者(?)には読みづらい点もあったけど戒名は自分でつけられる、とかそもそも戒名とは何かとかお金がどのくらいかかるのか、とか基本的なことを抑えてくれていて大変勉強になった。読みづらいけど。

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    2024年02月17日
  • 完全版 創価学会(新潮新書)

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    増補版ということなので、基本的に既刊に加筆されたもの。最初の方だけが新たな文章なのはわかっていたが少し残念。批判でも礼賛でもなく、組織や歴代会長を分析しており、そういう意味では古さはあまり感じない。日蓮正宗とはもともと相互関係があったが寄進による【堕落】と資金を自分たちに使いたいという思惑から、檀家から離れて葬儀をできなくなるデメリットをおして決別した経緯が理解できた。一つの見方かもしれないが。
    文化会館が多数建設されてるのも、以前の大石寺への寄進がなくなったことを考えたら納得。
    会長とは著者は会ったことはないそうだが、色々な角度から人物像に迫られており興味深く読むことができた。
    最後に戦後社会の戯画と総括、日本の高度成長期に都市部に流入したインテリではない庶民が、学生運動と同じような熱狂の中で拡大してきたものとした。

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    2024年02月14日
  • 宗教にはなぜ金が集まるのか

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    お布施や戒名料も献金のひとつ。実は身近で献金をしているのでは?
    一神教の世界では「利子の禁止」が大きな問題となってきた。旧約聖書では、神は同胞から利子を取ってはならないと命じているから。その命令がとても重要なことになった。商品経済が発展し、貿易が盛んになっていくと、多額の資金が必要になり、徴利の是非が問題として浮上するようになる。キリスト教はユダヤ教にはない原罪の教えがあり、その罪を賄うために教会に通った。原罪がなければ、賄罪の必要もない。利子が禁止されているとはいえ、経済活動が活発になれば、どうしてもそうした神の意識に従っているわけにはいかなくなる。そのため、キリスト教では神学が鍛えられ、利子を合法化する理論を構築していったため、経済学が発展した一因といえる。利子の禁止はイスラム教も同じだが、法学が重視されたのでそこまで発展しなかった。キリスト教における利子禁止の戒律が神学を鍛え上げ、その結果経済学を生み出すことになった。
    近代以降、宗教に土地が寄進されることはなくなっていく。経済基盤を失った宗教は、信者からの献金に頼らざるを得なくなる。信者にとってはどれだけ献金したかが教団に貢献した証となり、教団側は、莫大な献金で巨大建造物をつくるようになる。巨大建造物ができれば、信者はそれを歓迎する。自分たちの信仰が目に見える形を取ったことで自信になる。
    キリスト教がもっとも大事な概念(利子)を突き詰めていって前途が開けた。イスラム教は場当たり的な対応で凌いできた。現実と戦うのが学問であると理解できる。

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    2023年12月26日
  • 葬式は、要らない

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    法外な戒名料にお布施。

    日本の葬式費用は優に
    諸外国の十倍以上。

    これを異常値と言わず
    に何と言うのでしょう。

    当事者たる日本人にも
    葬式仏教を疑問に思う
    人は少なくありません。

    かく言う私もその一人
    ・・・

    だった、というべきか
    本書を読んで目から鱗。

    多くの寺院は葬式以外
    に収入源がない実情。

    現代のこの状況を考え
    れば葬式仏教化は必然。

    そして住職は毎日本尊
    の前で、

    檀家の故人たちの冥福
    を祈り読経しています。

    そう、私たちは檀那寺
    に対し御先祖様の供養
    を委託しているのです。

    私たちにはその自覚が
    足りません。

    足りないが故に高額の
    戒名料やお布施に不満
    を感じ批判する。

    本当にそれでいいのか。

    故人を偲ぶこと二の次。

    世間体という見栄欲に
    振り回され金額の多寡
    にこだわる。

    そんな葬式は要らない。

    たしかにそう思います。

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    2023年11月11日
  • 帝国と宗教

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    帝国主義と密接に関わる宗教。ときに国をまとめ、ときに分裂し支配し支配されてきた歴史。帝国は滅亡しても宗教は世界中に分布し諍いや分断、支配を生んでいる。

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    2023年10月06日
  • 日本人の神道 ――神・祭祀・神社の謎を解く

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    神道とはいったいなんなのだろうか、その謎に挑むのが本書である

    ・いったいいつ生まれたのか
    ・だれが始めたのか
    ・そもそも教義などはない、
    ・そして、聖典なるものもない、それに代わるものとは、古事記や日本書紀に記された神話である。

    現在、その問いに応えることができるものはいない。
    歴史に見え隠れする、神道とは、本当に宗教なのであろうか。

    気になったことは以下です。

    仏教伝来は6世紀とされる、されば、それまでに神道はすでに成立していたのか
    仏教と神道は融合して、神仏習合となった。儒教や道教も日本に伝わったが、独立した体系としては日本に定着することはなかったが、仏教や神道に影響を与えた。

    もともと日本にあった神道を、惟神(かんながら)といい、古道などともいう。

    日本の神を定義したのは、江戸の国学者、本居宣長であった。漢意(からごころ)を排することで本来の日本人の精神性を取り戻すことができると説く。

    神道とは、非常にゆるい宗教である。神をまつる自由が確保されている。

    宣長はさらに言う、人、鳥獣、草木、海山などであっても、優れた徳のあるものは、全て神である。

    禍つ神、神は悪をもたらすもの、天照大神も悪をもたらす神であったからこそ、都から遠ざけれた、伊勢に遠ざけられた。

    神道には、祈りの言葉はない、神にまいるときは、何もいわず、何も考えないで、手を打ち、頭を下げる

    神の本性、ご神体は、岩であったが、山となり、その山を代表する宮が作られて、神社へと変遷していく。もともと神社には社がなかった。

    玄界灘に浮かぶ、沖ノ島、そこで、古代から、秘密の祭祀が行われてきたことはまぎれもないことである、が、その内容は今日まで伝わっていない。
    沖ノ島に命がけで島に到達して祭祀をしてもどる、命を賭してまで行ったものは何か、それはわからない

    魏志倭人伝の卑弥呼、神がかり、の巫女。神の言葉を継ぐのは、シャーマンであり、それは、ユダヤ教などにもあった。

    宇治上神社が、なぜ、世界遺産なのか、それは、本殿が最古の神社建築であるから。
    厳島神社の由来は、推古元年、今の形になったのは、平家が氏神となってから。
    登呂遺跡にのこされた高床式の建物、それは、伊勢神宮の正殿をもとにしたものであることは明らかであるといっている。

    目次
    はじめに
    第1章 神とは何か
    第2章 祭祀に現れる神
    第3章 神はいつから神社に鎮座しているのか
    第4章 神宮の式年遷宮はいつはじまったのか
    第5章 出雲大社の生き神・国造
    第6章 神道と仏教の戦い
    第7章 社殿のない神社
    あとがき

    ISBN:9784480074867
    出版社:筑摩書房
    判型:新書
    ページ数:240ページ
    定価:860円(本体)
    発売日:2022年06月10日

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    2023年08月26日
  • 芸能人と新宗教

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    ●やはり島田先生は安定感があって読みやすい。
    ●不安定な芸能人ほど、宗教にはまりやすいのか
    ●周りにはあんまりいないからあれだけど、やっぱり警戒してしまうし、隙が多いんだろうなあ
    ●とはいえ、こういう中間団体を排除してしまうと、そこから溢れてしまった人の行き場、吸収先がないから、それはそれで大問題。孤立よりはまだましなんかね、知らんけど

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    2023年08月13日
  • 葬式は、要らない

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    ネタバレ

    『世界のすごいお葬式』(ケイトリン・ドーティ)を読んで、

    「自分の葬儀は簡素にしてほしい。面倒な手続きもいらない」と思ってた時に見つけた『葬式は、いらない』(島田裕巳)。

    葬式の流れを読んで、「直葬でいいし、お墓はいらない。何なら散骨してほしい」という思いが強くなった。

    自分のためにお金がかけられる事が馬鹿馬鹿しい。

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    2023年07月26日
  • 新宗教 戦後政争史

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    新宗教というものがどう生まれどう変遷してきたのか、ザッと知ることができた。
    統一教会だけが問題なのではなさそうだ。

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    2023年05月31日
  • 葬式は、要らない

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    ネタバレ

    いつになるかわからぬが、将来の自分の葬式を考えるに大変参考になった。遺された者に良かれと思う限り、宗教、形式まして費用にこだわる必要は全くないのだと。高額の戒名料に頼らざるを得ない葬式仏教寺院の背景や破戒僧が戒名を与えることの矛盾などは特に興味深く読んだ。

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    2023年05月21日