島田裕巳のレビュー一覧
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『葬式は、要らない』のつぎの段階に進んでいる現在を、島田先生の視線でまとめたのち、その先を見ようとしている本。
葬儀や墓が「めんどうなもの」になったのは、結局は資本の論理によるものであるということ、そこにつけこまれるのは「世間体」とかいうあやふやなものにとらわれているからであるということ、仏教式の葬儀はもともと修行途中に死んだ若い雲水のために行われたものに発したのちに俗人に応用されるようになったこと、墓参りはモータリゼーション発達によるあたらしい習慣であることなどが平明に語られてゆく。そのうえで葬儀の簡略化は時代の必然であり、自然葬はますます広まるだろう、そして究極的には「火葬場で遺骨を引き -
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高校生の子供が読んでるのをみて、さらりと読み始めました。エッセイと感じ違いしましたが、フィクションでした。
結論をいうと、進学校に通い、これから大学受験をする自分の子供が読むのはどうかと思いました。
小さな幸せをこの様に感じるなら、今、勉強を頑張るという説明が親でありながらできなくなります。
というのも、私自身が主人公のようにお金じゃないものの大切さを日々感じながら、金銭的にはどうかわかりませんが、心豊かに暮らせてるからです。
以前は、自分の時間を会社に使ってもらい、年収という形で反映してもらいました。それが全てだったし、なんの疑問ももちませんでした。
今の様な考え方になったのは、海外での生活 -
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ネタバレ確かに最近、人に迷惑をかけちゃいけないという風潮は強い。迷惑・面倒をかけあうことで、人間関係が築かれる。そしてそれが財産。成人式・結婚式は自分のためじゃなく周り(親、お世話になった人)のためにやるもの。
仕事にやりがいを求めなくていい、生活の手段として割り切っていいというのは、そういう考え方もあるんだねと感じるが、やっぱり若いし求めちゃう。
それに昔からの古くてダサい会社、もこれからの時代は大して安定してると言えなくなってくるのでは?
知り合いが、ストレス解消や残業で生じた心や体の不具合を治すために高いお金払っているのでは、何のために働いているのかわからないと感じると言っていたが、まさにそれ -
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ネタバレ愛読しているセミリタイヤのブログで紹介されていたので借りた。これ流行ったよな。やっぱ言葉にインパクトがあるからかな。でも宗教学者の人が提唱していたとは知らなかった。まぁ足ることを知るってのは言われてみれば宗教的なのか。日本文化みたいな感じもするけど。内容は既に実践隅と言うか、取り立てて目新しいことはなかった。IT企業とかベンチャー企業でバリバリ働く、なんて到底できないし。しかし自炊がこれほど強く推奨されているとは。まぁお金もかからず、健康に直結するしね。最近のシュークリーム生活は確かに心も満たされないわ。ちゃんとしたご飯が食べたい。規則的な生活は仕事柄難しいけどな。人との縁も少ないし。今の年収
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さらっと読める、新宗教解説本の新書版という位置づけだろうか。後述でのせておくが、200ページの新書にいれるために、1宗教20~30ページにして、導入部分を読者の生活のなじみのある部分からしているために、内容が浅薄になるのは仕方ないと思う。むしろ、このページでうまくまとめていると思う。
新宗教の概要を全体的につかみたい人には良い本だと思う。10大宗教に漏れてしまったものも多いので、続とかであと10大宗教を追加してくれるといいなと思うのだが。また、あとがきにも書いてあるように、カルトと新宗教の境目が難しいと思った。
天理教
大本
生長の家
天照皇大神宮教と璽宇
立正佼成会と霊友会
創 -
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宗教を専門とする筆者が一人で死ぬことは、悪くない、長生きをして死ぬまで生きられれば良いとしながら、なぜ無縁社会となったかについて述べている。
無縁社会以前の有縁社会は稲作が大きく関係し、お互いに助け合わざるを得ない状況があった。冠婚葬祭も大きな役割を果たす。
日本人は海外に移住した際に信仰を持っていかない。先祖信仰はあるが、二男、三男は位牌を持っていけないため、物理的にできなくなる。
ガラスの導入は家の中に光をもたらし、一家が光の下に集まるという人の暮らし方を変えた。
悟った人ほど人の死に直面して動転しない、悲しまない。
都会に出てくる次男、三男は会社に所属して村社会に属することができた人もい -
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〇プア充
面白い本でした。本書は、「人生と仕事」というテーマを考える上で、とても有益な視点を提供している本だと思います。
資産をウン億も持っているくせに(実際に公言していた)、年収300万円で生きるとか120万円で生きるなどという本を出して、内容はどこかで聞いたような政策批判と、ハウツーレベルの生活サバイバル術を書き散らしている、どこかの眼鏡をかけた丸っこいコメンテーターに比べたら、この本はとても真摯で、かつ地に足がついています。
本書の言いたいことのポイントは、
(欲望関係)
・欲望には際限がない、不安感もどんどん増すだけ
・単なる節約、ケチではなく、余裕がない生活で生まれてしまうムダ -
Posted by ブクログ
今を生きること
欲望に惑わされないこと
給与=労働×時間
その分仕事に費やしている など
必要以上の欲を持たない
という考え方は共感できた。
欲=不安・嫉妬・劣等感など
マイナス感情を満たすものだとすれば
不安を感じたり、無理したり
そうゆうことはできるだけしないで
いかに心の余裕を保つかということが
1番必要なことなのだろう。
ただ、仕事に対して
やりがいを求める必要はない
というところは共感できなかった。
人生で実現したいことは
プライベートだけじゃない。
もっとより良い社会にしたい
そんな想いからくる仕事に対するモチベーションは、賞賛されるべきもの。
給与
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