島田裕巳のレビュー一覧

  • 日本の10大新宗教

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    日本の10大新宗教 2007

    数々の新宗教をざっくりとつかめる良書
    2015年7月4日記述

    宗教学者の島田裕巳氏による著作。
    2007年出版。
    新宗教について解説している。
    しかし多くの新宗教があるのだなとそれだけでも勉強になる。

    1.天理教
    2.大本
    3.生長の家
    4.天照皇大神宮教と璽宇
    5.立正佼成会と霊友会
    6.創価学会
    7.世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
    8.PL教団
    9.真如苑
    10.GLA(ジー・エル・エー総合本部)

    率直に言うと天理教、創価学会、PL教団くらいしか認識が無かった。
    天理教は日本史で学んだ記憶がある。
    開祖中山みきは人物名も教科書か何かで覚える機会があ

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    2021年12月23日
  • なぜ日本人は神社にもお寺にも行くのか

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    神社、お寺について調べるために読んだ本。教科書で習ったけれど今一つ理解できなかった神仏習合、本地垂迹説がのがよくわかった。

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    2021年11月05日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

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    世界の5大宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教)をそれぞれ、テーマごとに見開きでカラーイラストや表なども交え初心者にわかりやすく開設した本。

    最近(2021年)もイスラエルとパレスチナの交戦、アメリカのアフガン撤退によるタリバンの興隆等、地政学的観点よりも、宗教的観点から見た方が状況を理解しやすい情勢がある事からも、本書を読むだけでそれらもめ事の理解のための基礎知識は得られるのはありがたい。

    もちろん、本書はあくまで入り口部分の基礎知識が主たる内容なので、より深い理解ためには他の書を多く当たる必要がある。

    私もそうだが、普段宗教とは無縁で生活している人が多い日本にお

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    2021年09月02日
  • もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない

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    親捨ては必要。
    昔は都会に出て就職したり、若くして結婚するなど必然的に親離れしていたから、わざわざ捨てる必要もなかったし、日本人も短命だったから介護する前に旅立っていた。
    長寿になり、夫婦でも老々介護、さらに子供とはいえ老人が老人を介護しなければならない事態に。
    また、都会生まれの子供が増加するに従って生涯未婚率もあがった。40歳を超えても結婚せず親と共に実家生活をしているのは共依存。精神的に親離れするのは親殺しという親を乗り越える上で必要な儀式。

    「子供に迷惑をかけたくない」は高齢者のキーワードだが、自分の死後の後始末は死んだ本人にはできない。綺麗事にすぎない。歳を取れば人に迷惑をかけない

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    2021年08月13日
  • 人は死んだらどこに行くのか

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    最近読んでる系の本の中では硬かった
    そして、本によって各宗教の解釈が異なる
    これも、伝わっていく中で変化していく様を表しているのかなぁー

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    2021年06月04日
  • 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 仏教宗派の謎

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    日本の仏教宗派について詳しく解説している本。
    教祖から複雑に枝分かれしているのでとても覚え切れない。
    ・全部の派を合計すると1,200万人の信徒 26%の寺院数 北陸、広島は殆ど
    ・真言宗は、高野山で空海が弘法大師として広める。
    ・単独では、曹洞宗が700万人で1位だが真宗大谷派(東本願寺)等の宗派を合わせると、門徒の数は1200万人に及ぶ。
    ・近東光と瀬戸内寂聴が天台宗
    ・日蓮は、伊豆と佐渡2回流罪となる。他の宗派を激しく攻撃。
    ・日蓮正宗が1700万人いたが、創価学会員を破門にした為小規模となった。創価学会員が出したお金が創価学会を通らず大石寺(静岡県富士宮市)に渡ったことに対する不満蓄積

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    2021年05月09日
  • 捨てられる宗教 葬式・墓・戒名を捨てた日本人の末路

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    宗教は話のかかりであって、メインとなるテーマは死生観の変化。人が生きて行く上で、寿命が延びることによる影響は計り知れない。

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    2021年03月30日
  • 大和魂のゆくえ(インターナショナル新書)

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    大和魂とは何ぞや、とここまで真面目に考察した本はない。「日本人の心」と言うと誰もが使う言葉で、誰もが意味を定義せずに使う。改めてこのように解析されると定義が揺らいでくる。そして今後の日本に必要な「心」とは。

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    2021年01月13日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    宗教学者島田裕巳著
    武士に愛された八幡さん
    菅原道真さんの祟り雷天神さん
    豊年祈念のキツネお稲荷さん
    最強アマテラスを祀る神宮お伊勢さん
    国づくり得意出雲さん
    藤原氏威厳ありあり春日さんなど
    神社参拝のちょっとしたウンチクに
    いいかもですよ。

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    2021年01月03日
  • 八紘一宇 日本全体を突き動かした宗教思想の正体

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    2015年3月16日に三原じゅん子(元コアラの嫁)が衆議院で、戦時中に日本の海外進出を正当化する役割を果たした「八紘一宇」ということばを持ちだすという出来事あった。

    この言葉について宗教学者の島田裕巳氏が解説した本。

    軽い気持ちで読み始めたら、田中智学から日蓮主義、そして日蓮主義者であった宮沢賢治や満州事変の首謀者である石原莞爾へと話が進み、読むのをやめられなくなった。 そして血盟団事件や2.26事件などへも話は展開していく。

    戦前の日本で日蓮主義がいかに力を持っていたかや、日蓮の教えを基礎として創価学会など、三原じゅん子はどこへやらで日本の近代史を学べてとても面白かった
    。 

    創価学

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    2020年12月21日
  • 神社で拍手を打つな! 日本の「しきたり」のウソ・ホント

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    いつのまにやら「二礼二拍手一礼」とやらをみんながやるようになって、神社の参拝にやたらと時間がかかるようになった。そんなことは昔はやってなかったのに、いつのまにやら伝統とか正式にはこうだとかいう顔をするようになった。あほくせ、と思っていたが、島田裕巳がちゃんと解説してくれていて、清々した。要するにコレ「神社本庁」が広めている似非マナーじゃないか。神社本庁といえば神道政治連盟を関連団体に持ち、自民党の議員にも大きな影響力がある宗教団体。そしてこいつらの主張と言えば、天皇男系維持、東京裁判の否定、夫婦別姓反対といった「反動的」なやつばかり。神社本庁系の神社には賽銭だってビタイチ払いたくない自分にとっ

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    2020年12月19日
  • 葬式は、要らない

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    宗教学者 島田裕巳が日本の葬式について論じた2010年の著作。タイトルはセンセーショナルですが、海外の葬儀に比べて、非常に高額となる日本の葬儀について、宗教史を紐解きながら解説しています。内容はいたって論理的です。これからの葬式の在り方についても触れられています。誰もが必ず通る道だけど、全然知らないというか、知る機会がないお葬式について考える機会になるのは非常に有益だと思いました。

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    2020年07月17日
  • プア充―高収入は、要らない―

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    今の仕事が辛い人にオススメ出来そうな本.
    小説のように進むので読みやすいです.

    言いたいことは「年収300万円あれば結婚も出来るし一軒家も住めるし不安に思う必要ない」ということ.


    この本だけで行動に移すことは難しいですが,きっかけに出来そうです.

    ここからさらに調べるとしたら,会社以外の集団に混ざる方法と人に頼る技術,老後プラン,安く楽しむ方法,プア充劣等感を克服する客観視かな…

    【印象に残ったこと】
    ・プア充を目指すなら古くてダサい会社.
    ・仕事にやりがいを見出さなくていい.生活のための手段と割り切る.
    ・生きていく上で「使い捨てられないこと」が大切.そのためには自分の時間をいかに

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    2020年08月17日
  • 神社崩壊(新潮新書)

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    「こんぴらさんが離脱するという神社本庁ってなに??」と思っている方がもしいたら、この本を読むといいかもしれない。
    この本は今(2020年6月)からちょうど2年半前の、富岡八幡宮宮司殺害事件を受けて宗教学者の島田裕巳によって書かれた、神社界の現状と課題を解説する新書だ。


    まずは基礎知識として下記のことがわかった。


    ・「神社本庁」ってまるで役所みたいだけどそうじゃなくて、いち宗教法人(ただし役所かのように思わせたかった意図はありそう)。


    ・宗教法人には「(1)単位宗教法人(=神社や寺院や教会のように礼拝の施設を備えているもの)」と「(2)包括宗教法人(=宗派や教派や教団のように(1)単

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    2020年06月14日
  • 親が創価学会

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    自分自身はそうでないが、身近なところの話題なので、タイトルに興味を持って購入。

    創価学会/公明党の歴史、そして現在の創価学会員の実情がわかるという意味では収穫があった。
    なお、著者と創価学会との関係性からか、批判性は薄い。

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    2019年12月01日
  • ブッダは実在しない

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    我々が知っているブッダの教えは、本当にブッダの教えなのだろうか。インドで布教した原始仏教と、中国経由で日本に入ってきた大乗仏教とはだいぶ違いがある。すると、日本にはブッダの教えは実在しないのではないかと考える本。

    刺激的なタイトルとは内容は異なるけれど、なかなか面白かった。

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    2019年07月31日
  • 教養としての宗教事件史

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    記録に残るレベルでは遡るほど宗教と生活が密接していたが、その前は?
    人が人たる思想を持つ前のいつから自然や神など人智の上にあるものにヒトは気づいたのか。
    というところを読んでます。

    ゾロアスターとツアトゥストラが同一人物だったとは?!
    少し前に読んだ怖い絵でルーサロメとニーチェの話を読んでいたので突然繋がったのが愉快でした。

    まだ半分以上残っていますが続きが楽しみです。

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    2019年08月16日
  • ほんとうの親鸞

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    北陸は真宗王国と言われますがその宗祖親鸞についての本。そもそも親鸞は宗祖になるなんて思ってもいなかった、あくまで法然の教えである念仏信仰を究めよう、広めようとしていたにすぎないんじゃなかろうかと。越後流罪も悪人正機説も後から作られた話なんじゃないかと、いう話です。真偽は、まあどうでもいいんですけど、この本にあるような親鸞像、悩み、揺れながらも信仰を究めようとし、偉ぶりもせず人柄により人に慕われていくような人だったのなら、良いじゃないか、と思いました。

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    2019年05月21日
  • 親が創価学会

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    教義内容や政治活動その他の組織運営といった学会の特殊事情を除外すると、どこの教団でも同じように抱えている課題が並んでいると思う。そして著者も言うように伝統芸能や農業等の家業についても同様の課題がある。言われてみれば、その通りだと感じた。
    なんとなく、そうなんじゃないかなと思っていた事が学会という組織のあり方を通して普遍的な事象として認識、理解できた、と自分では思っている。

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    2019年04月16日
  • 宗教消滅 資本主義は宗教と心中する

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    宗教学者の島田裕巳が、宗教の衰退を分析する一冊。

    現在、日本の宗教は衰退しているらしいが、これは日本に限らず世界的な傾向であり、同時に現世利益的な宗教が台頭してることがよくわかった。

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    2019年04月07日