島田裕巳のレビュー一覧
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神社は、とっても身近な存在なのですが、それゆえか、その存在について、あまり疑問を持ってきませんでした。
が、タイトルを見て気になったので、読んでみました。
名称に「神宮」が入っている神社は天皇にまつわる神社であること、神話に基づく神社の存在、実在の人がまつられた神社の区分など、神社についてあいまいだった知識が、かなり整理できました。
また、「伊勢神宮」の本当の名称は単に「神宮」であることや、神社の本殿は後付け、とか、神道は教えを持たない、とか、改めて得られた知識もいろいろとありました。
この本を読んで、神社や神道と日本人の相性のよさを感じました。
仏教との共存(神仏習合を含めて)が可能な -
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宗教、そして世界史についてちゃんと学んだことがなくて、最初は知らないことも多かったけど、最初から読み通すと最後には納得できた!用語も多いけど、面白かった。イスラム教は教団など組織がなく、説教を行うイマームも俗人、入信するには洗礼などもない。戒律の強制や罰することなどもないため、ゆるいといえる。啓典の民(同じ神を信仰するユダヤ教徒とキリスト教徒のことを仲間として捉える)は「ジズヤ」という人頭税さえ払えばイスラム教が支配的な地域でもユダヤ教やキリスト教の信仰を持ち続けても構わないとされる⇆キリスト教
→キリスト教が広まった地域に住み、迫害を受けていたユダヤ教徒は、自分達の信仰を守るために、イスラム -
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ネタバレつるりとした御影の墓石を頂く○○家先祖代々の墓。あれは実は代々受け継がれてなどいなくて高度成長期に広まった文化の一種なのである。そもそも代々続かないのは当然であり、必要以上に重く考える必要などない、だから安心して墓じまいをというのが著者の立場。なるほどと思った。確かに、誰でもみんな建てるようになり建てて一人前とされたものがやがて次代で・・という点で郊外のマイホームみたいなものなのかもしれない。深刻に悩んでいる人にとっては少しは気が楽になれる本だと思う。
P33 これから長い年月が経てば、いつかは私を知らない子孫が出てきます。わたしは忘れ去られて、その時ようやく「ご先祖さま」とひとくくりで呼ば -
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キリスト教・イスラム教・仏教などには、「経典・教典」がある。
しかし神道には「経典・教典」がない。
だから仏教を取り入れるがで一部争いはあったものの、日本の土着宗教である神道の中に、概ね大きな争いはなく仏教は溶け込んでいった。
というのは、なるほど、と思った。
僧侶や親など、人づてに「教え」が受け継がれていったものの「教典」がないから解釈違いで争いがないし、時代に合わせて柔軟に変わっていくことができる。同じ宗教に属していながら異なることを言っていても、納得できる理由があるならそれでいい。
今、「禅」や「マインドフルネス」などが一部でブームだが、仏教ではなく、このような日本民族宗教と仏教とが流合 -
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ネタバレ<感想>
本を読む前から、現代では宗教はあまり必要とされていないだろうという感覚はあったが、様々なデータからどのように宗教を取り巻く環境が変化しているのか知ることができた。
本書のタイトルに「日本人の末路」という言葉があったため、宗教を捨てたことによる悪影響を主張する本なのかと思っていたが、特別そういったことはなかった。
本書のメインである「死生観が変化している」という主張については、非常に納得感があった。これまで宗教が必要とされていたのは、「いつ死ぬかわからない」という病や死への恐怖のためであり、それらが解消されつつある現代に宗教離れが起こるのは至極当然とも思える。
寿命が長くなってしまっ -
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ネタバレ日本の10大新宗教 2007
数々の新宗教をざっくりとつかめる良書
2015年7月4日記述
宗教学者の島田裕巳氏による著作。
2007年出版。
新宗教について解説している。
しかし多くの新宗教があるのだなとそれだけでも勉強になる。
1.天理教
2.大本
3.生長の家
4.天照皇大神宮教と璽宇
5.立正佼成会と霊友会
6.創価学会
7.世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
8.PL教団
9.真如苑
10.GLA(ジー・エル・エー総合本部)
率直に言うと天理教、創価学会、PL教団くらいしか認識が無かった。
天理教は日本史で学んだ記憶がある。
開祖中山みきは人物名も教科書か何かで覚える機会があ -
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世界の5大宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教)をそれぞれ、テーマごとに見開きでカラーイラストや表なども交え初心者にわかりやすく開設した本。
最近(2021年)もイスラエルとパレスチナの交戦、アメリカのアフガン撤退によるタリバンの興隆等、地政学的観点よりも、宗教的観点から見た方が状況を理解しやすい情勢がある事からも、本書を読むだけでそれらもめ事の理解のための基礎知識は得られるのはありがたい。
もちろん、本書はあくまで入り口部分の基礎知識が主たる内容なので、より深い理解ためには他の書を多く当たる必要がある。
私もそうだが、普段宗教とは無縁で生活している人が多い日本にお -
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親捨ては必要。
昔は都会に出て就職したり、若くして結婚するなど必然的に親離れしていたから、わざわざ捨てる必要もなかったし、日本人も短命だったから介護する前に旅立っていた。
長寿になり、夫婦でも老々介護、さらに子供とはいえ老人が老人を介護しなければならない事態に。
また、都会生まれの子供が増加するに従って生涯未婚率もあがった。40歳を超えても結婚せず親と共に実家生活をしているのは共依存。精神的に親離れするのは親殺しという親を乗り越える上で必要な儀式。
「子供に迷惑をかけたくない」は高齢者のキーワードだが、自分の死後の後始末は死んだ本人にはできない。綺麗事にすぎない。歳を取れば人に迷惑をかけない -
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ネタバレ日本の仏教宗派について詳しく解説している本。
教祖から複雑に枝分かれしているのでとても覚え切れない。
・全部の派を合計すると1,200万人の信徒 26%の寺院数 北陸、広島は殆ど
・真言宗は、高野山で空海が弘法大師として広める。
・単独では、曹洞宗が700万人で1位だが真宗大谷派(東本願寺)等の宗派を合わせると、門徒の数は1200万人に及ぶ。
・近東光と瀬戸内寂聴が天台宗
・日蓮は、伊豆と佐渡2回流罪となる。他の宗派を激しく攻撃。
・日蓮正宗が1700万人いたが、創価学会員を破門にした為小規模となった。創価学会員が出したお金が創価学会を通らず大石寺(静岡県富士宮市)に渡ったことに対する不満蓄積 -
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2015年3月16日に三原じゅん子(元コアラの嫁)が衆議院で、戦時中に日本の海外進出を正当化する役割を果たした「八紘一宇」ということばを持ちだすという出来事あった。
この言葉について宗教学者の島田裕巳氏が解説した本。
軽い気持ちで読み始めたら、田中智学から日蓮主義、そして日蓮主義者であった宮沢賢治や満州事変の首謀者である石原莞爾へと話が進み、読むのをやめられなくなった。 そして血盟団事件や2.26事件などへも話は展開していく。
戦前の日本で日蓮主義がいかに力を持っていたかや、日蓮の教えを基礎として創価学会など、三原じゅん子はどこへやらで日本の近代史を学べてとても面白かった
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創価学 -
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いつのまにやら「二礼二拍手一礼」とやらをみんながやるようになって、神社の参拝にやたらと時間がかかるようになった。そんなことは昔はやってなかったのに、いつのまにやら伝統とか正式にはこうだとかいう顔をするようになった。あほくせ、と思っていたが、島田裕巳がちゃんと解説してくれていて、清々した。要するにコレ「神社本庁」が広めている似非マナーじゃないか。神社本庁といえば神道政治連盟を関連団体に持ち、自民党の議員にも大きな影響力がある宗教団体。そしてこいつらの主張と言えば、天皇男系維持、東京裁判の否定、夫婦別姓反対といった「反動的」なやつばかり。神社本庁系の神社には賽銭だってビタイチ払いたくない自分にとっ
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