島田裕巳のレビュー一覧

  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    詳しく書いてあるところと、簡素な説明で終わっているところがあり、少し物足りなかった。が、各章ごとに参考図書が書かれているので、深掘りはしやすくなっており、評価できる。

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    2014年12月09日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    ネタバレ

    遠足の事前学習②。諏訪大社つながりで読み始めたが、八幡神社のことが学べた。源頼朝のせいだな。


     諏訪大社のことはほとんどなし。寺田鎮子さんの本で詳しく読んだので、再確認にもならない程度の情報量。

     この本の肝はそこではなく、八幡神社とか稲荷神社とかのほうであった。そっちについては詳しく、わかりやすく、勉強によくなった。

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    p5 『浄土真宗はなぜ日本で一番多いのか』
     この人の別著。今度読もう。ちなみにうちは曹洞宗だ。

    p22 阿佐田神
     麻雀小説家の阿佐田哲也が稲荷山に祀られている。麻雀の神として新日本麻雀連盟が祀っているらしい。こんな風に日本では個人を神にできる。東郷神社

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    2014年11月10日
  • 予言の日本史

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    予言と言えば、私などにとってはノストラダムスの大予言等が連想されるのですが、本書はその予言、しかも日本社会と予言の関係をテーマにしています。
    内容は古事記から安倍晴明、仏教の弥勒菩薩信仰、幕末の予言獣、聖徳太子の「未来日記」に隠れキリシタンの終末論と言った過去から、内村鑑三の再臨運動や大本及びそこから派生した各種新宗教、高度経済成長期の所得倍増計画にオウム真理教と言った近現代までを取り上げおり、それぞれを予言と言うキーワードで解説しています。
    前半部分は過去を取り上げていることもあってか、予言と言うキーワードと解説している内容がよく合っていたのですが、後半になるにつれ、例えば、新宗教団体につい

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    2014年11月02日
  • 葬式は、要らない

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    今の日本のお葬式のルーツを、さらっと触ることができた一冊。祭壇が豪華であるのが、平安時代の極楽浄土の思想がルーツであることが知れたのが、私にとって一番の収穫だった。

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    2014年10月15日
  • プア充―高収入は、要らない―

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    お金を稼がないことによって逆に人は豊かに暮らすことができる。小説タッチのため若干うまく行き過ぎているきらいがあるが、現代にサラリーマンに響くメッセージがある。

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    2014年08月21日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    日本に多い神社の、由来、祭っている神様等のそれぞれを解説する。神様はやおよろずで無数に存在しており、神社もそれぞれ祭る神が異なり、由来もいろいろであることがわかる。
    登場する神様や神社の名前がむずかしく読む気を削がれるが、名前は忘れて先にするめばいい。筆者の知識量には驚く。

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    2014年08月09日
  • プア充―高収入は、要らない―

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    よくあるエッセイものかと思いきや、ベンチャーIT企業に勤務する青年が主人公のストーリー仕立てになっていて、とても読みやすかった。「毎日がハレではつまらない」とか「いい人間関係を築きたいなら迷惑をかける」とか、すごく当たり前のことが書かれていて、これが当たり前でない今の世の中の方がおかしい気がした。内容的にはおおむね同意ですが、「仕事にやりがいを求める必要はない」という主張は、ちょっと淋しい気がした。(物語の部分では仕事についても、もっと肯定的に描かれていますが…)。

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    2014年07月03日
  • 人はひとりで死ぬ―「無縁社会」を生きるために

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    無縁社会はメディアが報じているような、強い寂寥感を伴うものとは必ずしも言えない。に賛成。

    地方の村社会にあるような、有縁社会のしがらみよりは、都会の干渉しない生活の方がいいなーと思った。

    孤独であるということは、縛られないということ。

    途中読みにくくて、流し読みしたが、新興宗教がなぜ広がって行ったのかも分かったので面白かった。

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    2014年06月18日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    それなりに面白かったけれど妙に読むのが大変な本だった。
    楽に読める部分と大変な部分と混在しているように感じ
    なぜか?と振り返ってみたら、予備知識のある部分は楽なのだった。
    人名・地名・年代等々、次々出てくるので、今まで興味も予備知識もなかった人は大変かもしれない。
    手軽な入門書ではないと思う(研究書という風でもないけれど)

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    2014年05月22日
  • 葬式は、要らない

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    島田さんのベストセラー?みたいなので読んでみたが、意外と「目からうろこ」度が低かった。本の裏の紹介文と目次で大体予想のつく内容。
    葬式や死にまつわる経済的な側面、民族学や社会学的な側面、の話が中心で、心の問題はほとんど語られない。
    戒名の付け方を教えてくれているのが面白かった。この著者は「戒名は自分でつける」というような書名の本も出していたと思うが、この部分を一冊分書いてるのか?それともこの本とほぼ同内容?

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    2014年05月16日
  • プア充―高収入は、要らない―

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    ■「プア充」のよい面ばかりで,片手落ち感がある。
    ■「プア充」的なライフスタイルが今の流行り
     なんでしょうね。
     個人的には嫌いではないけど。
    ■パトラッシュ,もう馬車馬のように働くのには
     疲れたんだよ。

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    2014年03月31日
  • ウチの母が宗教にハマりまして。 ~My mom is addicted to religion.~

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    宗教というと非日常のように感じるが、日本人は神と共に生きてきた。日本の行事や習わしは神道に通じている。重いテーマだが漫画はそこまで重くなくむしろ、父と母の話には少し感動した。不安などの心の問題が人を宗教などに引き込むのだと思う

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    2014年03月19日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    *八幡、天神、稲荷、等々、全国の神社のうち数の多い11系統の神社をとりあげて、由来を解説した本。タイトルと内容は、あまりマッチしていない。
    *個人的には、やはり古事記がらみの、伊勢や出雲の話が面白かった。
    *全体的に、明治より前の日本では仏教と神道はごたまぜになっているのが普通で、明治の廃仏毀釈を経て、信仰のありかたは相当変わった、というのが、とても雑にまとめると、著者の主張。その辺は別の本で詳しく述べているらしい。
    *その別の本とやらを読んだらスッキリするのかもしれないが、「○○は○○の神と習合し、」という説明が頻出するものの「習合する」とはつまりどういうことなのかについては説明がない。

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    2014年03月09日
  • 日本の10大新宗教

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    信仰心は全くないけど、この方面には多少興味があって呼んでみた本。あと、本著者の葬式は要らない本が面白かったっていうのもあって。まあこれは、週刊誌を流し読む程度のものでした。宗教(特に新興)に対する拒否反応があって、ここに出てくるうちの過半数は知らない宗派だったけど、なんとなくの流れが分かりました。依然、信仰心が沸かないことには変わりないけど。

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    2014年02月21日
  • 世界の宗教がざっくりわかる

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    代表的な宗教について、知識ベースなところを要約している本だけど、その客観性ゆえに、そもそも宗教ってなんで興ったんだろうとか、宗教と文明の共存についてとか、考えることができる本でした。

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    2014年02月16日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    国内を旅行すると、何気なく寺社仏閣を訪れることあがあるが、寺と神社の違いを意識したことはなかった。仏教には根拠となる仏典があり宗祖があるため相対的に分かりやすいが、神道の祭神は実在したかどうかが曖昧なものもあり、神としての性質も変遷している。八百万の神がいる日本に住む者として、そうしたことを意識してこなかったことに恥じ入る。最近の靖国参拝の問題も同様。実在した人間を神として祀るというのも神道の特殊性だろう。
    八幡・稲荷は日本書紀には登場しない渡来人によるもの。天神は菅原道真を祀った者だが、最初は祟りの神で、徐々に善神に変わってきた。伊勢は天照大御神を祀り、天皇と農業に強いつながりがある。春日は

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    2014年02月09日
  • 日本の10大新宗教

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    宗教関係の島田氏の著作は前々から気になってはいたのだが、
    彼のオウムに対する総括とでもいったものを一度きちんと調べ
    オウム関係の著作を読んでからでないと、他の著作にはちょっと
    手が出しづらいなと思っていた。その、着手するには少々気が重い
    作業が億劫で今まで手にしていなかった著者の本を読んだのは
    単に古書店で105円という安さで売っていたからだ。安直で申し訳
    ない。

    で、この本の感想だが、読み物として実に面白いものに仕上がって
    いると思う。まず何よりもこれらの新宗教をまとめて取り扱うと
    いう著作自体が珍しいのではないだろうか。それだけでも一読の
    価値はありそうだ。

    気になったのは著者の視点が

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    2014年01月05日
  • ウチの母が宗教にハマりまして。 ~My mom is addicted to religion.~

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    ネタバレ

    自分にとっての宗教って、自分と近いようで遠いようで、理解できなくて理解してみたくて…という矛盾する存在。
    信じる人に会うたび、少しの嫌悪感と少しの羨ましさを覚えるのです。「いいなあ、信じることができて」と。

    宗教をいまいち信じられない自分は、不条理や悲劇などに遭っていない、祈るという行為が発生する事態に遭っていない、ぼんやりと幸せを享受している人間なのだろう。

    でも、最後の最後には、わたしも祈るのかもしれない。
    自分ができる術をなくしたとき、最後の最後に自分でできることが「祈ること」というのは納得。


    著者の宗教に対するあたたかい視点を感じられる作品。むやみに肯定するでも否定するでもない

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    2013年12月29日
  • ウチの母が宗教にハマりまして。 ~My mom is addicted to religion.~

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    これを読んで、現実に宗教絡みで困ってる人の何かが解決することはないんでしょうけど、こういう収め方もあるんだ、という点で興味深いものでした。
    家族の誰かが、ある日、共通の日常から逸脱したときに、その逸脱が許容範囲内かどうかってかなり重要だよな…と思いました。
    この作者さんは、成人してから・比較的穏やかな形で、の母親の入信だったからこそ、時間をかけてでも家族の形が落ち着いたんだろうなと。
    島田さんの解説が所々に入っててわかりやすいです。


    あ、宗旨がどうあれ、小さな子を布教に連れて歩くような宗教を私は一切信用しません。

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    2013年12月26日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    柳田国男の本を読んでから、八幡神に疑問があった。新聞の広告で知った本書を手に取る。
    新書でさっと疑問解明ができるとは期待していなかったが。

    東大寺建立に協力した八幡神が、各地の国分寺に勧請されたとのこと。これも八幡神社が増えた理由の一つなんだろうな。
    出雲の大国主と三輪山の大物主は別の神だったものが習合したもの。成程。
    住吉社への話の中で、安曇氏が志賀島で祀っていたのが底津小童命、中津小童命、表津小童命を祭神とする志賀神社とある。海神が子供とする信仰があったわけだ。中沢新一の「大阪アースダイバー」には朝鮮半島からの海民達の日神に仕える女神達の信仰が語られていたが、日光感精の神話は北方の新羅の

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    2014年01月01日