島田裕巳のレビュー一覧

  • 日本人の信仰

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    自分が宗教を信じているのかと問われると首肯しがたく、かといって信仰心がないのかと言われると素直にうなずけない、そんな気持ちからこの本を手に取った。このあたりの主題について知りたいと思っていたので、そのとっかかりにいい本だったと思う。
    いわゆる一神教が信じられている国々と日本では何が違うのかということや、日本人は無宗教だと自称する傾向にあるが本当にそうなのか、またその傾向はどこから来ているのかということを検討するあたりは読んでいて興味深かった。
    もっと深く掘り下げたりデータを示してほしいと思ったところもいくつかあるが、新書である以上致し方ないし、より詳細に論じているものを読みたいと思える内容だっ

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    2020年06月06日
  • イスラム、ヒンズー、ユダヤ教…… 宗教別 おもてなしマニュアル

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    イスラム教を中心に、ビンズー教やユダヤ教といった、仏教、キリスト教以外の宗教を信仰する人たちの世界を描く。

    教科書や字面からは理解しづらい、感覚の部分に踏み込んでいるところが、本書を“使える”一冊にしている。

    まったく勘違いしていたのが、イスラム教における「断食」の意味。仏教における断食は、修行、苦行のイメージだが、それとは印象が異なる。むしろ心待ちにするイベントなのだ。日が暮れると食べられる、くらいの知識はあったが、その背景はよく理解できていなかった。本書を読めば、むしろ普段より、豪華な料理が食べられるなど、「イベント」としての断食の意味がよくわかる。

     食習慣に非常に多くのページが割

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    2020年05月31日
  • 仏像鑑賞入門

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    いつもながら、島田氏の本は、適度な専門性がありつつ、大胆な単純化がされているので分かりやすい。仏像は、飛鳥奈良が至高というのは、賛否両論ありそうだけど、それも一つの見方だとは思うし、そこを基準に各時代の仏像をみていけばよいと思う。個人的には快慶が一番好き。

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    2020年05月23日
  • 神社で拍手を打つな! 日本の「しきたり」のウソ・ホント

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    意外に何故そのしきたりが存在しているのか、何故続いているのか分からないしきたりも存在する。

    商業主義から生まれたしきたりも、そこそこあるようだ。

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    2020年05月21日
  • 親が創価学会

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    ネタバレ

    池田大作氏の存在感の低下、二世、三世学会員の割合増加に伴い、今後、影響力が減少していくであろうことがわかった。

    つまり、公明党の影響力はいつまでも続かないのではないか、ということだ。
    政策的には国民に寄り添っている部分もあるのだろうけれど、特権階級に優しい自民党にも寄り添っている政党だからね。

    創価学会では、自分の姿勢を変えるのではなく、折伏をして相手を変えようとする、というのがわかりやすかった。

    払ってもいい金額:600円

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    2020年05月05日
  • 葬式は、要らない

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    ネタバレ

    葬儀は、誰のためのもの?葬儀は、残された者が故人への感謝と気持ちを切り替えるためのもの。

     父は90歳と高齢であったため、。告別式だけの1日葬(参列者11人の小さな家族葬)でした。葬儀は故人のためというよりも、残された者が故人への感謝と気持ちを切り替えるために必要な儀式なのだと思いました。

    ◆葬儀屋さんは、事前に決めておこう…
     父の葬儀に際しては、スマフォで検索した!にわか仕込みの知識しかなくて、ほとんどの事を葬儀社の担当者に助けられながら決めたのですが、簡素にするにしても仏式で葬儀を行うのであれば、少なくともこの本に書かれていることぐらいは、知っておきたかったと思いました。
     生前に何

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    2020年05月02日
  • ブッダは実在しない

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    ・日本で定着しているのは、ブッダの没後に生まれた大乗仏教で、伝承に関った宗派の宗祖たちは、ブッダの存在すら知らなかった?という説は、葬式仏教しか知らない私のような人にとって、驚きでしょう。

     この本の目的は、仏教という宗教の特徴を明らかにすることにある、とのことです。

     島田裕巳さんは、様々な資料を読み解き「ブッダは実在しない」と考えた方が自然だ、と説いた後で「仏教は、つねに発展を続けていく宗教であり、開かれた宗教なのである。」と締めくくっている。仏教は、破滅に向かう暴走列車のような世界を止めることができるだろうか?

     ブッダ(ゴータマ・シッダールタ)が、悟り、教えを説いたのは、2500

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    2020年04月29日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    社数の多い神社11系統のそれぞれについて歴史と特徴を解説した一冊。情報の羅列が目立ち、そのため説明の重複が多く、各神社の違いが分かりづらい面があります。必要な部分を拾い読みするだけでいいかもです。

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    2020年02月23日
  • 二十二社 朝廷が定めた格式ある神社22

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    2020年9冊目

    22社とは、天変地異が起きたときに国が神前に供物を捧げた22の第一級神社のこと。
    京都や畿内を中心とした22の神社を解説。伊勢神宮という天照を奉る天皇家に縁のある神社。藤原家に縁のある春日大社を中心とした奈良の神社など。時の権力者たちの庇護を受けた神社たちも多いけど、北野天満宮のように藤原道真を沈める神社もあり、改めて日本の神社の神話や歴史に面白さを感じます。

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    2020年01月29日
  • ブッダは実在しない

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    ゴータマ・シッダールタという人が実在したのは、したらしい。しかし、いわゆる仏教開祖としての個人、ブッダは存在しなかった。と、古い経典や周辺の文献などを追いつつ明らかにする、びっくり仰天の本。

    つまり、城の4つの門外で4つの苦しみを見たとか、出家や苦行を経て、菩提樹の下で悟りを開いたとか、食中毒で死んだとか、一人が辿った生涯として伝えられているのはいずれも後世の付会・・・であるらしい。

    多くの人の手を渡って来た遠大な思想である仏教に価値がないわけではないと思うけど、それをいささか問題視する筆致なのは、ある人間の極限的体験である「悟り」が出発点でないという辺りか。

    一方、キリスト教やイスラム

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    2019年07月01日
  • 浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 仏教宗派の謎

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    副題にあるような「仏教宗派の謎」というものでもないように思うけど、日本における仏教宗派の成立、歴史と現在のポジションを概観する本。


    浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか (幻冬舎新書)
    いわゆる南都六宗から天台・真言、浄土系、禅系、日蓮と現代に通じる宗派にももちろん一通り触れられていて、それぞれの開祖や中興の祖のエピソードも添えられている。仏教って何?くらいの単純な関心を抱いて読むオレなんかにはありがたい内容である。

    新書ということで話をかいつまんであるだけに、その業界地図や変遷はかえってわかりやすくなっている。偉い開祖が亡くなると、宗派も千々に分かれて乱れ再習合していく様子も、いたって

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    2019年06月18日
  • 葬式は、要らない

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    葬式をテーマにしてますが、最後はどのような人生を送るか、人生の延長線上に葬式がある、と人生観でまとめてます。
    ・葬式は贅沢
    ・墓も贅沢
    ・戒名はいらない。自分でつけることも可能。檀家関係なければ完全自由。
    ・戒の無い僧侶から戒名もらうのはおかしい
    ・最期をいかに生きるか
    ・故人の死により会葬者同士が久しぶりに再会することもある。それは故人の人徳。

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    2018年12月30日
  • 神社崩壊(新潮新書)

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    富岡八幡宮で起きた宮司殺害事件を導入部分に置き、神社経営の実態や神社間の格差の問題、そして、神社本庁を中心とする神社神道の体系の問題点にまで問題を掘り下げていく。神社神道は日本の伝統的宗教と思っていたが、実は、明治維新を境にして大きく変容したというか、それ以降に創られてきたものであるらしい。そして戦後、戦前の国家神道への回帰を目指す神社本庁の戦略は民心と離れ、政教分離の原則が根付いた現在は、もはや絵に描いた餅に過ぎない。そんな歴史も含め、神社への人々の自然な信仰さへ薄れ、まさに崩壊の危機に立っているのではないかという著者の訴えは現実味を増している。

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    2018年12月09日
  • 日本の10大新宗教

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    ここで扱われている10大宗教とは、以下の通り。

    01 天理教
    02 大本
    03 生長の家
    04 天照皇大神宮教と璽宇
    05 立正佼成会と霊友会
    06 創価学会
    07 世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
    08 PL教団
    09 真如苑
    10 GLA

    漢字変換が大変。
    それはともかく、「大本」教について書かれた「大地の母」という小説は、とんでもないものらしい。著者によると、
    「そこでくり広げられている物語は、想像を絶するもので、物語のあまりにもドラマチックな展開に、私は全十二巻を一気に読み終えた。『邪宗門』よりもその内容ははるかに強烈で、圧倒的だった。…全編を通して繰り返されるのは、神話的なドラ

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    2018年09月19日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    記紀神話に登場する神は367柱。その他、神仏習合で出てきたり、廃仏毀釈、神仏分離で勧請したりで、新たに生まれたり、中世から近代になると故人が神に昇華する、と。乃木神社の乃木希典のような軍神だったり。
    寺については、学問が絡むので、書物など歴史を紐解くものが残っているが、神社については、歴史書はとても稀有だ。
    しかし、八幡様は元々、韓国の神だったのか。神様分けたり移したりってのは知っていたが、八幡様を戦時中に軍神として崇めていたのは既知だが、よもや朝鮮半島からだったとは。
    渡来人から諸々入ってきたから当然ちゃ当然だけども。
    日本人が、各国の文化を何でも咀嚼してものにするってのは、太古から変わらな

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    2018年08月07日
  • 京都がなぜいちばんなのか

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    タイトルは下世話な砕けたものだが、内容はかなり専門的な部分まで突っ込んだ真面目な本です。
    京都は千年の歴史の積み重ねがある。それは散歩がそのまま歴史探訪となるということにも繋がる至福の街でもある。
    「京都がなぜいちばんなのか」というより、どうやって京都は今の京都になったのかを探る歴史書であり案内書であり、京都の神社仏閣の中でも代表的な伏見稲荷神社、八坂神社、清水寺、苔寺(西芳寺)、金閣寺、銀閣寺、平等院などの歴史を細かく辿っている。

    特に、京都第一の名所である金閣寺(鹿苑寺)に関しては、執拗なほどページを割いていて、消失前の金閣寺と今の金閣寺の違いを述べている。
    具体的には消失前の金閣寺に比

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    2018年07月31日
  • 葬式格差

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    火葬代の東西格差などなかなか気づかない驚きの
    データなどもあるにはあるが、中身としては
    宗教学者と言うよりは宗教ライターの本といった感じか。
    最近適当な新書ばかり出してるような気がしますw
    それでも読みやすくはあるのでついつい手に取って
    読んでしまうし、専門的な内容を書かれても
    理解できないのですがw

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    2018年05月14日
  • なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 【最強11神社】八幡/天神/稲荷/伊勢/出雲/春日/熊野/祗園/諏訪/白山/住吉の信仰系統

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    引越し先近くに、春日神社があり、祀られている神様の名前が書いてあった。
    天児屋根命(あめのこやねのみこと)って書いてあるが、初めて聞いたぞ、何者だ?
    ということで、この本で調べてみました。
    調べて納得、神社に祀られている神様の多くが、古事記・日本書紀では登場しないということだ。これだけで、驚き。
    身近な神社について、調べてみるとおもしろいかと。

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    2018年04月28日
  • 芸能人と新宗教

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    結構、新宗教と芸能人の結びつきが多いのを初めて知った。芸能人にとっては新規ファン獲得の要素は無いというのも理由を知ると納得できる。

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    2018年04月04日
  • 教養としての日本宗教事件史

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    事件を取り上げたというよりも、宗教の通史っぽく感じた。
    なんやかや宗教雑学が詰め込まれていて勉強になる。
    仏教と神道の違いの一つに、偶像崇拝をするか否かがあるとかね。確かにそうだよなー。

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    2018年02月11日