島田裕巳のレビュー一覧

  • 無宗教こそ日本人の宗教である

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    外国人と話すとき、日本人が最も自分の意見を持っていないテーマとして「宗教」や「思想」、「倫理観」といったものがある。

    海外の人間とビジネスをする際にもこれらは尋ねられることが多々あると聞いて、自分なりの宗教観、倫理観を養おうと考えて読んだ一冊である。

    本書のテーマである「無宗教」を日本人が信仰するに至った背景を歴史的に説明しながら、多数の宗教が混沌と存在する現代の世界の中で「無宗教」を掲げる日本人に対する期待を込めて著者は本書を記しており、その中には共感できるものも多かった。

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    2009年10月21日
  • 無宗教こそ日本人の宗教である

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    ●無宗教と公言する日本人が、実は宗教に対して強い関心を持ち、ある意味熱心に宗教活動、信仰活動を実践している、、、56
    ●現代の日本人は、結婚式を神道で行い、葬式は仏教で行うことを、いいかげんで無節操なことだと、自嘲的に語る傾向がある。 しかし、そうした慣習の背景には、神仏宿合という、長い歴史を経て形成されてきた信仰のあり方がある。決してそれは、いいかげんなものでも無節操なものでもない。それは、日本人なりに、日常の生活に合う形で、独自に形を作ってきた信仰のあり方であり、卑下する必要は全く無いのである。76
    ●自分たちの宗教は何かと問われたとき無宗教と答えるしかないと感じながらも、無宗教だと公言す

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    2009年10月07日
  • 無宗教こそ日本人の宗教である

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    日本人の宗教、あるいは宗教性について「無宗教」という言葉でアプローチをはかった一冊。

    一つの宗教だけを守ろうとしない無節操さ
    宗教コンプレックス(劣等感):日本人は宗教を大切なものと考えながら、今の自分たちが、宗教に真摯な態度で臨んでいないことを嘆かわしく思っている。
    ⇒自嘲的に「無宗教」
    ある特定の宗教を信じるということは、他の宗教や信仰を認めないことであり、排他性や排外主義に結びついていくと考え、特定の宗教を信奉するよりも、無宗教であることに価値を見出す。
    ⇒強い誇りを持って「無宗教」

    「日本人が無に求めてきたのは、私という小さな存在の限界を超えることである。もっと広い世界、もっと豊か

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    2009年10月04日
  • カルロス・カスタネダ

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     1998年4月27日にカルロス・カスタネダはカリフオルニア州ウエストウッドの自宅で肝臓ガンのため死去したという。彼が世に紹介されたのは1968年・UCLAで人類学を学ぶ学生だった時のドクター論文だそうだ。
    小生が彼の著作を読んだのは、先に記したチベットのモーツアルトでの紹介からで、1984年だった。「ドンフアンの教え」カスタネダの最初の著作がアメリカで刊行された16年後の事になる。1968年は原子力空母・エンタープライズ寄航問題・東大闘争・三億円事件・・などの年だ。
    60〜70年代の「ニューエイジ運動」のゴットファーザと称されたカルロス・カスタネダの著作シリーズと真木悠介氏の「気流の鳴る音」

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    2009年10月04日
  • [増補版]神道はなぜ教えがないのか

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    神道について、仏教等と比較しながら、「ない」という特徴を挙げて歴史的に解説

    人間は得てして自分が眼にしたものについて昔からずっと伝統があって確たるものであるような幻想を持ってしまうが、神道についてぼんやり持っていたイメージを崩すこと助けとなった
    「ない」という性質も不思議

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    2026年02月14日
  • お経のひみつ

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    お経のことについて知る入門書。お経が山ほどあることからビックリ。それぞれの宗派に属するお経、意味は分からなく聴いてるお経、ありがたいのかどうなのか?自分を磨かねば。

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    2026年02月03日
  • 公明党vs.創価学会

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    公明党といえば長く政権与党自民党と共に、国政を牽引する側の立場としてのイメージが大きい。私の住む街は公明党地盤と言って良いから、国政選挙では自民党議員が出馬せず公明党候補が長く当選してきた。その公明党が最近何かと話題になっている。長く協力体制にあった自民党を離れ、まさかないだろうとは思っていたが、民主党と新しい政党「中道改革連合」を成立させた(正にその当日、結党大会が行われた日に本レビューを書いている)。まさかと書いたのは、地方に強い自民党と都市部に強い公明党はお互いの弱い地盤を補完し合うという意味で利点があったものの、立憲民主も同じく都市部の若者を支持基盤とするから、候補の食い合いになるので

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    2026年01月22日
  • 帝国と宗教

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    世界の歴史をつかむのにぴったりでした。

    技術革新などが頻繁ではない状況では
    土地を増やして税を多く取ることしか
    国としての収入を増やす方法はない、という説明はとても納得がいきました。

    権力のない民はどういった治世だと
    結局一番幸せなんだろうかと考えるきっかけになりました。

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    2025年11月17日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

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    イラストと見開きワンテーマの構成で読みやすかった
    宗教についてざっくり把握したい人にはおすすめです☺

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    2025年10月16日
  • [増補版]神道はなぜ教えがないのか

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    神道とは何かを、記録と他の宗教との関わりの中から特異性を確認できる本。知っているようで知らないし、日本人が無宗教と答えてしまいがちな背景にも繋がる。ない事を受け入れることは足るを知るともまた違い、受け入れる事なのだろう。

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    2025年10月15日
  • 男の死にざま

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    だいぶ昔に、「葬式は、要らない」を読んだ。
    その頃は、まだまだ普通のお葬式が当たり前の時代だった。

    この本は、ちょうど、コロナ禍に突入したばかりの頃。
    コロナ感染で亡くなった方が、お別れもできずに火葬されたりした。
    家族葬が一気に増えた時代でもあり、
    自分の親戚も家族葬で、少人数で行った。

    男の死にざま・・・・かっこつけようが何だろが、
    人は平等に死に至る。
    老衰だろうが、事故だろうが、病気だろうが、
    原因がなんであれ、それまでの人生を一生懸命過ごしていれば、誰しも、大往生!

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    2025年10月02日
  • 教養として学んでおきたい神社

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    神道を学ぶにあたり初手で読むには苦しいが、1-2冊読んだ上で望めば楽しく読める。

    神仏習合・分離のくだりは知らなかったので非常に勉強になった。人では到底敵わない神も、時代の流れの中で人間のエゴに振り回されているというのが分かったり、時代は変われど、神を扱えど、ビジネス的な感覚で統制を図ってこられたというのも知れてよかった。

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    2025年09月09日
  • [増補版]神道はなぜ教えがないのか

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    神道の歴史が気になって読んでみたけれども、個人的関心と遠い内容が多く読み飛ばしてしまった部分もあった。
    キリスト教は民族宗教を圧倒してきたが、神道は「ない宗教」であるゆえ仏教と競合することなくここまで来た、とのことだが、宗教の特徴だけが理由でなく、それぞれの宗教が人格形成に与える影響も関係してるのではないか、と、思い、日本人の性格に与えた影響も気になった。

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    2025年08月21日
  • 0葬 ――あっさり死ぬ

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    そろそろ終活に向けて墓をどうするか、とか自分の葬式について考えたくて借りた。昨日叔父の葬式に参列してきたばかりでもあり、色々と参考になる。
    ただ、2014年の本なので、最新情報は自分で調べてみたいと思う。

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    2025年08月20日
  • 葬式消滅 お墓も戒名もいらない

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    宗教の変化、時代ごとの生活の変化に合わせて、進化してきた葬式。
    また現代ではビジネスとしての側面も強くあるけれど、宗教的な意味合いも合わせ持つので疎かにしにくいという心理も働く、葬儀関連の諸々。

    親が死んだ時、簡素な葬儀にした事に、後ろめたさを感じたりもしたけれど、やっぱり間違ってなかったと思えた。
    しきたりにこだわり、形式だけの葬式にずっと疑問を抱いていた。司会の人の悲しそうな話し方にも白々しさを感じていた。
    仏教徒でもないのに戒名つけられるより、生まれてからずっと使ってきた名前でいい。
    近場ならまだしも遠い場所まで墓参りも面倒。
    こんな風に考える私でも、大切な人の死は寂しいし、本棚の隅に

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    2025年08月03日
  • サクッとわかる ビジネス教養 宗教と世界

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    本書自体はとってもわかりやすく、体系立てて説明してあって、導入には良書だと思いました。
    ただ、私の理解力のせいでまだまだサクッとではあるけれど、すみわけみたいなものは少し理解。
    それぞれが独立している間はいいけれど、信じるものの違いや強さで、正義と悪が表裏一体となる怖さは感じれたかな。
    対外でお仕事される方は、こういう知識が必須だろうなぁ。

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    2025年06月06日
  • プア充―高収入は、要らない―

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    年収300万で十分だよ、と宗教学者島田先生が説く小説仕立ての本。うーむむ、子供の教育費を考えると300万じゃとても足りないと思うのだが・・・
    ま、森永さんとか色んな人が「年収300万」とか200万っと吹いていた頃の本なのでその辺は少し甘めにみましょう。

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    2025年05月09日
  • 日本の10大カルト

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    他者に迷惑をかける行為はいけないけど、なんかあった時にこうやって宗教が心の安定をもたらすならいいよねと単純に思った。(無宗教すぎてその感覚がわかんないけれど)2世の問題とか献金問題とかのバランスは難しいよね。2世なんて信教の自由ないようなものだからね。
    こういうカルトハマらないために前例を知っておくことは大事だと思った。

    この本読んで、世間から受け入れるために、教義の内容を変えるとかあったけど、(統一協会の場合は反共から和平路線に)それって神からの啓示を受けているとは言えないし、それって宗教ではなくない?その時点でカルトなんじゃない?と思った。(カルトの定義は曖昧なので一概には言えないけど)

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    2025年04月27日
  • もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない

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    タイトルにもあるが最終的な結論はここに到達するんだろうなとしか思えなかった。
    00年代の初頭であれば何言ってんのこの人、だったかもしれないが、今、恐この現実にこの言葉がしっくり来ている。
    介護離職から家庭が崩壊した、などという家族のケースは食い入るように読んでしまった。読んだからといってどうなるわけでもなく、現実は依然としてそこにあり続けるわけなので、どうしようもないのだが。

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    2025年04月18日
  • [増補版]神道はなぜ教えがないのか

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    宗教といえば教えや経典があるものと考えがちだ。日本古来の神道には明確な教義がない。島田裕巳は『神道はなぜ教えがないのか』でその理由を探る。神道は自然への畏敬と日常の中で神と共にある感覚を重んじる。教えよりも「感じる」信仰なのだ。決まった掟がないからこそ時代や地域に応じて柔軟に姿を変え人々の暮らしに溶け込んできた。変わらぬ神社の風景や祭りの賑わいにそれは息づいている。教えがなくとも心に根づくものがある。神道は日本人の無意識の中に今も生き続けている。

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    2025年04月11日