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Posted by ブクログ
日本にいながら様々な場面でキリスト教に私的にも公的にも触れる機会があり、根本的な理解を始めるために本書をとった。
そもそも聖書における翻訳の問題や、キリスト教における神を大日と表現し、大日如来とほぼ同一視していたことなど非常に興味深い記載があった。
また、未読ではあるが遠藤周作の「沈黙」に触れながら、日本におけるキリスト教は、本来のキリスト教から、日本の測りえない文化的・社会的・宗教的受け入れ能力である「底なし沼」に飲み込まれ、全く異なるものに変質してしまっているという記載にも興味を感じた。
また、日本においてキリスト教の布教率が0・8%にとどまっていることは、戦後においてインテリ層には浸透したが、市民社会には浸透しなかったためであろうという仮説にも非常に深い興味を感じた。
人口12億人を抱える中国という国家を隣国にしている現状の中、中国には国教ともいえる宗教が存在しない中で、キリスト教の影響が強く出てきていると一説では言われている。そのような現状を踏まえて、キリスト教について理解を深めて、再考していくことは、21世紀に活発に動くであろう巨象を横にしての十二分な準備になりうると考える。
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