あらすじ
仏教について学ぶ。
それが、この本の目的です。
「宗教、とくに仏教について学んでおく必要があるのではないか」
多くの日本人は、年齢を重ねることで、そのように考えるようになります。
では、仏教についてどのように学んでいけばいいのでしょうか。
この本では、仏教を学びたいと考えている人たちに、宗教学者の島田裕巳先生に、どう学んでいけばいいのかを解説していただきました。
仏教の世界は広大であるため、その全貌を伝えることは難しいのですが。
仏教が宗教の一つとしてどういった特徴を持っているのか、理解しておかなければならないことは何か、そこから解説します。
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Posted by ブクログ
タイトルの通り仏教の入門段階を知るに非常にわかりやすく書かれた好著。特に日本における仏教とはどういうものかを日本人なら知っておく必要がある。この本は、信仰を深く持たない現代人にとって仏教を教えてくれるもの。
本の最終部分においては、日本の仏教が大きな曲がり角に来ていることを指摘している。人口が減る時代、死後の世界への不安を持たないで生きられる時代と寿命の短い、医療の無い、災害の多い、疫病に苦しめられる昔の時代とでは死後の世界を案内する仏教の役割、それへの期待は当然大きく変わるものと。
Posted by ブクログ
「仏教とはどういう宗教なのか」から始まり、仏教の成立ち、広まり方、変化などを分かりやすくまとめられた1冊。
なぜ仏教発祥の地であるインドでは仏教が衰退していったのか、日本で受入れられるようになったのかが良く分かった。
これからの仏教の立ち位置の提案は、今の時代だからこそ必要なのかもしれないと思わされた。