納富信留のレビュー一覧

  • ソクラテスの弁明

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    「無知の知」という言葉だけは知っていたものの、ソクラテスという人物についてはほとんど知りませんでした。

    読み始めた頃は、正直「ひたすら質問を重ねて相手を追い詰める人」という印象が強く、どこか現代の討論家のような雰囲気も感じていました。

    しかし読み進めるうちに、その印象は大きく変わりました。

    ソクラテスが問い続けたのは、相手を言い負かすためではなく、「善く生きるとは何か」を考え続けるためだったのだと思います。そして、自分が正しいと信じた生き方を最後まで曲げず、命よりも信念を選んだ姿には深く心を動かされました。

    「知らないことを知っている」という姿勢や、自分自身を問い続ける生き方は、2500年以上経った今でも色褪せない価値を持っていると感じます。

    哲学書というと難しい印象がありましたが、この作品は一人の人間の生き様に触れる物語としても非常に読み応えがありました。

    西洋哲学の原点と呼ばれる理由を、少しだけ理解できた気がします。

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    2026年07月10日
  • ソクラテスの弁明

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    岩波文庫版に比べると解説が豊富でわかりやすい。『ソクラテスはなぜ死んだのか』を読んだ後なので色んな事を考えながら読むこともできた。ソクラテスは何を思いこの弁明をしたのだろうか?ソクラテスを告発した人間たちは何を思っていたのかな?色々知りたいことが増える。もっと楽しんで読書して勉強して行きたいな〜。

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    2026年05月04日
  • プラトンとの哲学 対話篇をよむ

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    ネタバレ

    プラトンの作品を分かりやすく説明してくれている。特に前半は元々の内容も理解しやすい作品なんで分かりやすい。後半になってくると「ある」とか宇宙とかソフィストとかちょっと理解しにくい話になってくるので…。まだまだ勉強が必要だ。岩波文庫でも光文社古典新訳文庫でもいいからプラトンの作品を全部読めるようにして欲しいな。できれば新訳のほうで。

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    2026年05月04日
  • ソクラテスの弁明

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    ネタバレ

    知恵があると思う人がいたら探し求めて、知恵があると思われなかったら、知者ではないことを示すって、当たり前に怒られるでしょ!って思わずにはいられなかった。現代で考えてもちょっと怖いと思われそう。

    だけど、死刑を前にしても正直で自分の考えを貫き通すところに、ソクラテスの偉大さを感じた。死んだ先でも、すでになくなっている知者を吟味しようと言っているのだから、相当すごい自己探究心だ。

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    2026年03月08日
  • ソクラテスの弁明

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    無知の知。
    時代背景や解説が充実。

    ・死から逃れることは難しいことではないが、劣悪さを免れることはずっと難しい

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    2026年03月07日
  • 扉をひらく哲学 人生の鍵は古典のなかにある

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    いい本ではあります。それぞれの分野で文句のつけようのない優秀な研究者、解説者を集め普遍的な悩みに古典を援用し、大人が読めば感心するような回答を出しています。ただ、本書が目的としている、10代の読者に、古典の世界へと興味を持たせたい、読ませたいという点で見るとちょっと「大人視点」すぎるのではないかと思いました。

    どういうことかと言いますと、確かにそれぞれの思想の研究者が親との関係やなぜ生きるのかといったよくある悩みに、思想研究の観点からきれいに光を当てているのですが、きれいすぎて立派にすぎるのです。

    若い読者が哲学というものに興味を持つうえで、立派すぎて別の世界のように見える人たちの言葉がどれほど的確でも立ち止まってくれるでしょうか。そういう点ではもっと砕けた文章と発想がそれぞれに求められたはずです。些細なことですが親ガチャとか少しガラの悪いミームを使って解説を試み、自分の専門の儒教すら疑うことを促した小倉紀蔵氏の解説が本書の中では模範例だと思いました。むしろ大人が読む分にこそ優れた入門書でしたね。

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    2026年01月29日
  • ソクラテスの弁明

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    死についてや、「無知」について考えることができた。
    自分がはっきり「知らない」という自覚を持つ場合にだけ、その知らない対象を「知ろう」とする動きが始まる。
    「知らないこと」を自覚していない状態こそが、最悪の恥ずべきあり方であった。

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    2025年12月09日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    哲学の起源であるギリシア哲学(紀元前6世紀〜6世紀)から中世(5世紀〜15世紀)を経て、世間的には軽視されがちなルネサンス時代の哲学(14世紀〜16世紀)までの歴史を主要な登場人物とその主張を、現代の研究家と対話形式で辿りながら読み進められる入門書です。

    対話形式という形を取っているのと、丁寧に説明してくれているので非常に読みやすく面白かったです。(当然一読程度では理解出来ませんでしたが…)

    読んでいていつの時代の哲学者達も古典(この場合はギリシア哲学)に立ち返ることを必須としていて、それがさらに進むと現代の私達も古典から学べることは多いということなんだろうなと感じました。

    さすがに私達がギリシア哲学まで立ち返る必要は少ないかもしれませんが、、、

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    2025年11月24日
  • ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う

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    コミュニケーションは本来わからないものである。意味だけでなく、社会、時代背景なども、含む、ことば観は今後胸に留めておこうと思う。

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    2025年10月15日
  • ソクラテスの弁明

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    ソクラテスだよと思ってたらソクラテスについてプラトンが書いたなんと創作物みたいなやつだった!だからこれは実質プラトンかも!!!

    濡れ衣着せられたソクラテスですが結局死刑になっちまったよ〜な話 書いてるのは弟子のプラトンね。ソクラテスを陥れた奴は結局何かを得れたのかな。

    自分はそんなことしてないけど、あれこれ言い訳すんのもアレだし、己を貫き通して死にすら殉じるぜ!みたいなのよくこの界隈で見る気がする。己の矜持や誇りがすごくて、かっこいい生き様ってこういうのを言うんだろうな〜と思ったりした。私もこうなりたい!

    あとびっくりしたんだけどプラトンとソクラテスってめちゃ歳が離れてるんだね。
    プラトンが20代の時にソクラテスは70歳で死刑になっちゃうし。でもプラトンが12歳の時にソクラテスと知り合ったらしいから、そこから素晴らし教えや影響を受けていたのかな〜と思う。

    私も色々読んで哲学を味方につけたいなと思う。

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    2025年09月16日
  • ソクラテスの弁明

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    この本を読んでいるあいだ、私はまるで紀元前のアテナイにいて、法廷の片隅からソクラテスの言葉を傍聴しているような気持ちになった。論理や言葉の力で彼が人々に語りかける姿に引き込まれ、ページをめくる手が止まらなかった。

    解説を読みながらでなければ理解できない部分もあったが、それでも彼の思想の核は強く響いてきた。とくに印象に残ったのは、「知らないことを恐れる必要があるのか?」という問い。人は死を恐れるが、それは“死”を知らないからであって、本当に恐れるべきことなのか? もしかしたら、死は良きものかもしれない――そんな風に、未知を恐れずに、自らの信念に従って生き抜く姿勢に心を揺さぶられた。

    ただの哲学者の言葉というよりも、「命を賭けて真理を語る人間」の言葉を目の前で聞いたような、そんな読書体験だった。

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    2025年07月18日
  • ソクラテスの弁明

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    有名すぎる本作、ようやく手に取って読破。
    無知と不知の違いについては目から鱗だった。日常において、知らないことを知らないと自覚する事は、実は現代人の私たちも大多数が出来ていないように感じる。
    インターネットが普及し簡単に事物を調べられるからこそ、この本の価値が増しているように思う。

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    2025年07月15日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    とても読みやすくて面白いです!
    個人的に納富信留さんのソクラテスの「不知の自覚」の解説の部分(75p)は特に興味深く納得しました。
    哲学の歴史をざっとおさらいできてオススメです。
    IIとIIIも読みたいと思います。

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    2025年05月09日
  • ソクラテスの弁明

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    別の書籍で取り上げられており、以前から読みたかった本。少し背伸びして読みましたが、解説も丁寧になされているので、思っていたよりは読みやすい。知を追求することの本質が書かれていて、もう少し理解を深めたいと感じた。

    プラトンの別作品も読んでみようと思っています。

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    2025年04月17日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

    購入済み

    他の哲学史の本などには書いていない、先生方独自の解釈なども紹介してくれており、とても為になると感じました。
    次の巻なども読みたいです。

    #タメになる #深い

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    2025年04月10日
  • ソクラテスの弁明

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    ソクラテスが口語っていうのもあるし、注と解説が潤沢だから疑問をすぐに解決できる
    本の話をすると、ソクラテスがただ負け惜しみ言ってるだけなのかなーって思ったらサラッと大切な考え方言ってきたり、その考えが今でも通用することがすごいと思った

    結局は知ったかぶりをするなということなんだと思う
    死に対する恐れにせよ、それが「人間的な知恵」に反するものとして論駁するところとかは感動した

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    2025年02月22日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    なんとなく有名な哲学者は聞いたことがある、程度の初心者でも理解できた。
    哲学の歴史と世界の歴史を踏まえてこの思想はこの思想から影響を受けている、というのが非常にわかりやすい。
    超入門として非常にいいのではないかと思った。

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    2025年02月16日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    従来のものと違いインタビューからの聞き書き哲学史で、読みやすいけども取り扱われる時代の要点は逃さずに精細さも取っているのが素晴らしいと思った
    それぞれの分野の日本における第一人者ならではの、彼らの研究の経緯と云ったようなのも見れて面白かった
    「西洋哲学はプラトンの注釈である」という言葉の通り、しかも時代がまだ近いからかプラトンの影響をもろに受けた時代だから、彼の哲学をしっかり理解しなきゃ全く理解できないので、納富さんがプラトンやその他古代ギリシアの哲学についてとても分かりやすいし深く解説してくれてありがたかった

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    2025年01月02日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    古代ギリシアはついていける。納富さんはソクラテスの弁明を翻訳した方だったので見覚えあり、しかし、中世哲学、ルネサンス哲学をちゃんと読むのはほとんど初めてだった。とても理解できたと思えないけど、存在と本質、キリスト教との関係は頭の体操のようで面白い。

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    2024年11月24日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    学者へのインタビュー形式というのが面白かった。
    古代ギリシャの話に関しては、改めて勉強になることがあった。
    中世は難しい。歴史的経緯はなんとなくわかって来たが肝心の思想や哲学についてはどうも腑に落ちなかった。

    各先生オススメのブックガイドがついているのが良かった。
    これを参考にして興味のある年代を深掘りしようと思う。

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    2024年11月22日