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「東京大学文学部広報委員会」の「ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「東京大学文学部広報委員会」の「ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
大学入試改革で「論理国語」と「文学国語」を分けていることから、文学は論理的ではないと国や経済界は思っているのではないかと感じる。
しかし、文学(小説)を解するためには徹底的に論理的に読む必要があり、文学に論理性がないとは到底いえない。また論理国語とされる試験問題からは、文章の意味は一義的に定まるという考えが読み取れるが、そもそも人間の用いる「ことば」というものは複雑で、文脈や時代の情勢を織り込まないことには意味が正確に取れず、また受け手側のスタンスによっても意味の取り方が変化しうる。
そのため、文学を取り出して囲い込むことは幾重にも間違った政策判断であるように思える。
以上が本書を読んだ感想で