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ユーザーレビュー ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う 阿部公彦 / 沼野充義 / 納富信留 / 大西克也 / 安藤宏 / 東京大学文学部広報委員会 だいぶ前から気になっていた、読解力と注意力の関係。自分が教えながら感じていたことが、やっぱりそうだったんだと再認識できた。 Posted by ブクログ ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う 阿部公彦 / 沼野充義 / 納富信留 / 大西克也 / 安藤宏 / 東京大学文学部広報委員会 大学入試改革で「論理国語」と「文学国語」を分けていることから、文学は論理的ではないと国や経済界は思っているのではないかと感じる。 しかし、文学(小説)を解するためには徹底的に論理的に読む必要があり、文学に論理性がないとは到底いえない。また論理国語とされる試験問題からは、文章の意味は一義的に定まるとい...続きを読むう考えが読み取れるが、そもそも人間の用いる「ことば」というものは複雑で、文脈や時代の情勢を織り込まないことには意味が正確に取れず、また受け手側のスタンスによっても意味の取り方が変化しうる。 そのため、文学を取り出して囲い込むことは幾重にも間違った政策判断であるように思える。 以上が本書を読んだ感想である。 Posted by ブクログ ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う 阿部公彦 / 沼野充義 / 納富信留 / 大西克也 / 安藤宏 / 東京大学文学部広報委員会 経済優先の世の中では数値化できないものが切り捨てられていく。そんな恐ろしさを新・大学入試共通テストのプレテストから感じてしまう。 恐ろしさを感じると同時に、ここで語っている東大の5名の教授の言葉には胸を打たれるものがあり一筋の希望が見えてくるようだった。 ことばの危機はことばだけの問題ではないことを...続きを読む改めて気付かされる一冊。 Posted by ブクログ ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う 阿部公彦 / 沼野充義 / 納富信留 / 大西克也 / 安藤宏 / 東京大学文学部広報委員会 英語も国語も実用重視という気持ちは分かるが、 若者たちの何ができていなくて、 今後何を期待したいのか政府も企業側も明確に分かっていないから迷走するのではなかろうか。 若者たちだからこそ持つ力やリテラシーには 簡単に甘えて労働力にするけど 昔ながらの仕事のこなし方に順応しなかったり 政府や企業が期待...続きを読むする方向性にハンドリング ができないから 実用的な力がないんじゃないの、 というのは違う気が... Posted by ブクログ 東京大学文学部広報委員会のレビューをもっと見る