渡辺優のレビュー一覧

  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    近年話題のアセクシャルについての話。

    自分と違う性的指向について完全に理解をするのは難しい。「わかるよ」なんて軽々しくは言えない。だから、いちいち理由や理屈を求めず、そういうものだとただ受け入れるのが大事だなと思った。

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    2026年02月28日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    犯人の動機や行動には、納得も共感も同情もできなかった。

    に、しても各人、殺人が起きているけれど、土砂崩れが起きて道が塞がっているけれど、通信手段が絶たれているけれど。
    何故かあまり悲愴感や緊迫感を感じない。

    集まった人達は曲者揃い。
    自殺志願者、前科者にジャンキー、サイコパス、他諸々。

    探偵役がいないから、誰もが推理を披露していく。
    そんな都合良く探偵役が鉢合わせるものか?と、思う事もあったけれど、その探偵役がいないだけで、これほどガチャガチャしてしまうのか、と感じた。

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    2026年02月28日
  • 女王様の電話番

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    多様な性に関するテーマでありつつ、
    どこまでも普通を見出そうとする自分の物語でもあると感じされられた。
    普通なんてないと思っているのに、マジョリティにいる安心感に縋りたい願望は捨てきれない。
    最期を想像して、孤独を恐れる気持ちは
    志川のようにほどけるのだろうか。

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    2026年02月27日
  • 女王様の電話番

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    志川は不動産会社を退職し、SMの女王様をデリバリーする風俗店の電話番に転職。志川はそこで出会った美織女王様に惹かれるが、突如美織が音信不通になってしまう。志川は美織の常連客らを伝手に、失踪した美織の行方を捜し始めるが…

    「この世界はスーパーセックスワールドだ。」

    開幕からこのパワーワード。「女王様の電話番」という稀有な設定も相まって、のっけからハートを鷲掴み。
    どちらかと言うとヘテロセクシャルで“スーパーセックスワールド“寄りな私は、無性愛、アセクシャル、ビアンなどなどLGBTQ+には馴染みが無く、こんな価値観もあるんだなと、学びになった。

    恋愛と性愛と性欲への価値観。
    「他人に対して性

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    2026年02月28日
  • 女王様の電話番

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     アセクシャル→美織さんの失踪→石原さんの死亡→展開が思った方向ではない❢

     星先輩とはパッピーエンド?

     チョット考えさせられました❢

    「私がおかしいのかな?自分がおかしいかおかしくないか、皆どうやって判断をつけているのだろう。」
     「ひとにはひとの天国が。私には私の、あなたにはあなたの、それぞれの天国がちゃんとある。」

    「人は皆、愛に生きている」

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    2026年02月27日
  • ラメルノエリキサ

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    『ラメルノエリキサ』
    え?なにそれ?から始まり、一気に駆け抜けた。

    主人公の、りな、凄いな。
    通り魔に遭って、走り去っていくその背中に「お前絶対ぶっ殺すからな!」随分とパンチの効いた子。
    たしかに高校生の時って、不思議な無敵感がある気がする。
    でも、この主人公、ちょっとベクトルが違う。

    あくまで自分ファーストな復讐劇。
    犯人は割とわかりやすい。
    だから私にとってこの本は、危なっかし過ぎるりなを、温かく見守る時間だった。

    同じく自分ファーストな姉だけれど、りなにとっての最後の防波堤であり唯一の良心なんだろう。

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    2026年02月24日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    この本のメインは殺人でも推理でもなく、人は誰でも相手に合わせたキャラを演じてるってことだと思う。雨目石の孫3人は特に。
    杏花だって見ず知らずの人がいる席で胸のあいたドレスなんて着たくなかったかもしれない。
    まあ田中の正体は予想外だった。

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    2026年02月24日
  • 女王様の電話番

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    朝井リョウさんの正欲という小説に出てくる主人公と同じ悩みを持ってる人が主人公でした。
    ミステリー要素もありつつヒューマンドラマ的な要素もありつつ、、
    最後主人公がモヤモヤと感じていた感情の原因?がわかった時は少し感情的になりました。
    「そうか、そういう気持ちからくる発言や行動だったのか…」と切ない気持ちになりました

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    2026年02月23日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    (良)直木賞候補作、初めて読んだ作家さん。最初の一行のパンチが強すぎる!主人公アセクシャルの志川さんと周囲の人々との噛み合わなさを存分に楽しみました。自分は一歩引いて噂話や知人の恋愛話をこそこそ聞いているような感覚。彼氏の浮気も友人の不倫も自分に害がなければいいような。元同僚吉野ちゃんにはこちらから絶縁状を叩きつけてやったらいい!!著者さんの言葉がいい感じにツボに入ってくすくす笑えました。

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    2026年02月23日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    またまた、変な人の話に遭遇してしまいました。

    う〜ん、なんだろう。


    まあ、ちゃんと最後まで読み終えたので特別面白もないけどつまらなくはなかったです。

    感性が合わなかっただけ。

    人は皆、悩みながら生きていくしかないのだな。

    無理する必要はないけど、頑張って生きていきましょう。

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    2026年02月19日
  • 月蝕島の信者たち

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    新興宗教×ミステリーという自分にとって新しいジャンルの1冊だったので手に取ってみた。
    宗教を絡めていたものの、内容としてはそこまで宗教じゃないと成り立たない、といった内容がなく感じたのが残念であった。

    通常のミステリーとして読んでいただくことをオススメする。

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    2026年02月19日
  • 女王様の電話番

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    第174回直木賞候補作。
    受賞作含む候補作の中で読むとしたらこれかなぁと、なんとなく思っていた本と新刊の棚で出会えた。
    飛んだ美織女王様を探していくうちに、彼女像のような物のカタチが変わっていく。
    最終的に美織女王様が悪い人ではなくて良かった。
    そして自身のセクシュアルと向き合うにつれ、少しずつハッキリとカタチが見えてくる感じ。
    積もる違和感や周囲からの「普通」の圧だったり、善意のズレや理解されるされないことへの曖昧さのモヤモヤだったり。
    アセクシャルについて、とりあえず感覚として触れられる距離感みたいなものとして、300ページくらいの小説はちょうど良かった。
    テーマというか物語の芯になってい

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    2026年02月17日
  • カラスは言った

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    自分の確固たる判断力を持たず、流されるままにふらふらと生きる平和ボケな現代人(?)日本人(?)への痛烈な皮肉のこもったロードムービーな1冊。
    他人の意見や感想を聞いては「なるほど」とそれに共感し、また別の意見や感想を聞いてはそちらにも「なるほど」と共感する。ほめられれば喜び、けなされれば怒る。ネットや端末に情報だけでなく、感情までもを依存する僕らは深く考えることもなくただ当たり前に生きているけれども、その主体性とは何か、と問われたような気持ちになった。
    サメへの憧憬はあんなに前向きに描かれていたのに、カラスへの依存はこんなにも辛辣に描かれ、思わずカラスに同情してしまった(笑)

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    2026年02月09日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    主人公の志川は前に勤めていた会社で大好きな先輩と付き合う寸前に性的なことは無理と思ってしまい、人間関係がこじれて辞めてしまった過去を持ちます。その後、資格を取るために勉強をしながらバイトを始めます。それが女王様マッサージ専門店「ファムファタル」の電話番です。風俗にそれほど偏見がない志川はわりと楽しく仕事をしていたのですが、憧れの女王様の美織が突然音信不通になったことを心配して —— 。

    他人に性的な興味を持たないアセクシャル、自分がそうかもしれないと気付いた志川。でもそれを他人に理解してもらうのは難しく、前職ではそれが元で大好きな先輩も友達も失いました。
    突然会いたいと連絡してきたその友達の

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    2026年02月08日
  • クラゲ・アイランドの夜明け

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    近未来的な物語。
    殺人、傷害、性犯罪、交通事故、違法薬物、違法労働、自殺者がゼロの海上コロニー
    ―――通称《楽園》。
    SF系はあまり読んだことが無かったので新鮮でした。

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    2026年02月08日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    ネタバレ

    推し活に興味があって読んだけど、推されてる側のアイドルになろうとしてる子達の話が面白かった
    翼くんのお母さんがニートにはなるなと何度も言うので色々と厳しい考えの人なのかと思いきや翼くんの女装姿を見たときはなんてこと無い反応と返しw面白かったです
    天使ちゃんの家庭環境がキツすぎて、妹のリスカ場面は読んでて辛くなった
    あまり期待せず読んだので特に面白く感じた

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    2026年01月31日
  • カラスは言った

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    あらすじに惹かれて購入。

    ファンタジー要素多めかなと思ったけど
    しっかり現代的な話でサクサク読めた!
    面白かった〜。

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    2026年01月25日
  • きみがいた世界は完璧でした、が

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    ひたすら続くオタクの一人称悲喜劇。ゲームキャラの理想像を現実の女性に求めるも、現実は儚く、あっけなく破れる。しかし、それでもなお、それを信念としてすがり続けて先へ進むオタク。
    なんなんだこれは(笑)!
    ぬるっとした関係性の中で進む日常生活。自己完結の中で循環する行動原理。単細胞の幸福。
    決して憧れはしないけれど、それはある意味たくましく、ある意味うらやましいような気もした。

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    2026年01月22日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    クローズド・サークルとなった豪邸で起こった殺人事件を、滞在者の視点から推理していくタイプの作品。
    屋敷の滞在者は所有者の一族の他、怪我をして偶然迷い込んだ人、ミステリマニアの大学生等、一癖も二癖もある人ばかり。皆なんかズレています。特に大学生のキャラが鼻について、好感が持てませんでした。

    犯人を当てて終わりではなく、後日談的なパートもあったのが個人的には良かったです。推理してもしなくても楽しめる作品でした。

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    2025年11月28日
  • カラスは言った

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    ある日、カラスが話しかけてきた。

    人違い。そして、謎のワードを告げるカラス。

    いつの間にか、カラスと旅をしている主人公。

    最後まで不思議な話のまま、幕を下ろす。

    よく、「他人事」の対義語のように「自分事」という言葉が使われる。
    「自分事として受け止めなさい」みたいな。
    でも、自分の外側で起きた出来事に対して、他人事と自分事の境界ってどう設けたらいいのだろう。
    結局は、興味を持ちなさいという話なんだろうか。

    作中にある「死」に対する態度もそうかもしれない。
    真正面から写真や動画で撮って流すことが冒涜なのだとしたら、その場を見て見ぬフリをして後にすることが正しい態度なのだろうか。

    見た

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    2025年11月22日