渡辺優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ不動産会社を辞め、女王様のマッサージ店の電話受付を始めた志川。ごはんに行く約束をした女王・美織が無断欠勤し、仕事に来なくなった。美織の行方を追うが…
色々な人との付き合い方が書かれています。結婚していることを隠してW不倫している友人。彼氏が元カノと会うのが許せない友人。元風俗で働いていた友人。嬢を派遣してもらう老人。そして志川自身は…。
直木賞の候補作で、『女王様』というキーワードなので、もう少しドロッと性的なものを想像して読み始めたものの、性的な表現はなく、とても読みやすい。これから恋愛をする世代向けです。
人間そんなものだ、とおばちゃんの私は思うのですが、志川は人を疑いません。
小説の -
Posted by ブクログ
何が「普通」で、何が「普通じゃない」のか。
どうして「好き」の先には、
いつも身体の関係がある前提で語られてしまうのだろう。
『女王様の電話番』渡辺 優
「多様性」という言葉を、
最近は本当によく耳にするようになった。
朝井リョウさんの『正欲』を読んだときと同じで、
分かったつもりになっていただけで、
自分は何ひとつ噛み砕けていなかったのだと、
この物語を読んで思い知らされた。
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主人公の志川は、アラサーの女性。
世の中では、結婚や出産を
意識し始めるのが「当たり前」とされる年齢だ。
けれど彼女は、自分がアセクシャルであることを
静かに受け止めながら生きている。
風俗店で電 -
Posted by ブクログ
この世界はスーパーセックスワールドなのに性行為ができない主人公。
面白かった。
けど直木賞には弱いかも知れない。登場人物の描写がどうも薄く感じてしまった。
自分自身がLGBT当事者でそこそこ詳しいのでスッと入れたけど、知識がないヘテロの人が読んだら横文字に苦戦して没頭できなそう。どうなんだろ。
他の読者さんの感想を聞いてて違うんだよなぁと思ったのは、説明が圧倒的に足りないのかと。
アセクシャルもLGBTQの【Q】である。
登場人物の会話がアセクやノンセクはLGBTQじゃないと思わせてしまう気がした。実際にそこは複雑なのだけど。
あとSMクラブではなく、【SMの女王様のコスプレをした女性 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大企業の会長と孫たち、使用人、ミステリー研究会の大学生、取材に来た雑誌編集者、そして偶然居合わせた2人の客。11人の人々がかつて殺人事件が起きた館・私雨邸に集まった。土砂崩れで麓への道が閉ざされ、屋敷の主・雨目石昭吉が殺された。客たちはそれぞれ推理を披露し犯人を特定しようとするが…。
タイトル通り私雨邸の殺人が各自の視点から描かれている。各自が探偵役となり、それぞれの推理を披露していく。ハズレ推理が二転三転。
ミステリー研究会の大学生・二ノ宮が、初対面とは言え招待してくれた人が殺されてるのに不謹慎すぎて不快。そして殺人に至る動機が今ひとつ理解しがたい。学生時代にクラスメイトとか友人に憧れるっ