渡辺優のレビュー一覧

  • 自由なサメと人間たちの夢

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    人生のベストエンドに詰んでる人達がグッドエンドかもしれないルートを進んでいく様を見守るようなお話でした。どうしようもないけれど確かに救いがあると感じました。自分の事をゴミ屑だと思っているような人間ほど突き刺さる話であるような気がします。全てのお話に共感ポイントがあって1冊まるごと好きにならざるを得ませんでした。

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    2020年03月04日
  • 行きたくない

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    ネタバレ

     どうしても行きたくないときだって、ある。を綴った6人の作家さんの物語。

     内容紹介:誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。 ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。 ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。 僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。

     こちらの著書を購入したきっかけは、作家の一人の住野よるさんの作品が載っててそれで読んでみたいと思って購入したんですが、読んで見るとどの話も良かったです。特に心に残ったのが

     阿川

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    2019年09月23日
  • ラメルノエリキサ

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    「姉は私をこう名付けた―復讐の申し子と」。

    復讐が生き甲斐でハンムラビ法典を愛好するマザコン女子高生が、警察に先んじて自分を切り付けた通り魔に復讐せんとする痛快爽快青春小説。あるいは復讐娯楽エンターテイメント。

    主人公や周囲のキャラがかっとんでて楽しい。

    「私は自分が好きだから、大好きな自分のためにいつでもすっきりしていたい。復讐とは誰かのためじゃない。大切な自分のすっきりのためのもの」

    「痴漢やひったくりを恐れて音楽を聴くのを我慢するということは、痴漢やひったくりに音楽を聴く楽しい時間を奪われるということだ。それは痴漢やひったくりに遭わずして痴漢やひったくりに害されているのと同じ事」

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    2018年02月27日
  • ラメルノエリキサ

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    復讐をモットーにしてる女子高生のりな。夜の帰り道で刺されて、復讐のために犯人捜しを始める。
    復讐をしないと気が収まらない病気のような性格を除けば、思い遣りもあって明るい女の子。主人公りなの周りを含めて、軽やかに狂ってて面白かった。

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    2018年02月27日
  • 女王様の電話番

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    人それぞれに、こちらからは見えない事情がある。
    主人公から見えていたのは、誰のこともほんの一部にすぎなかったのだと気づかされる。
    風俗好きには見えないお客さんも、寄り添っているようでどこか自分勝手な星先輩も、元不登校だった歌さんも——。
    お互いを完璧に知ることなんて、きっとできないのだと思うと少し切ない。

    けれどその中で、美織さんだけは別格だった。
    主人公と同じように、私も美織さんをもっと知りたくて一気に読み進めた。
    そして辿り着いたのは、「全部自分のため」という潔さ。
    世間体でも誰かのためでもなく、徹底して自分のために動く姿が最高にかっこよかった。

    そして最後に、主人公もまた自分のために

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    2026年02月26日
  • 女王様の電話番

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    読んでいて
    自分がマジョリティであること、
    そのことにかなり無意識に生きてるなぁと意識した
    途中までは自分と主人公の嗜好の違いを感じてばかりいたが
    作中のある一文に出会ってから
    みんなそれぞれ、何かしらあるよね。
    と腑に落ちた。
    「あの人」は「この人」は、というよりは
    世の中の「みんな」それぞれにもがいて生きてる、そうだよねぇ、としみじみ

    登場人物それぞれ、納得のいく生き方に向かうような雰囲気があって読後感はすっきり。

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    2026年02月21日
  • 行きたくない

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    作品紹介・あらすじ

    誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。
    ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。
    ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。
    僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。

    *****

    6人の著者による、「行きたくない」をテーマにした短篇集。「とりあえず気楽に暇つぶし程度に読めそうだな」と手にとったのだけれど、そんな安易な気持ちはいい意味で裏切られた。

    ●加藤シゲアキ「ポケット」
     アイドル・グループ「NEWS」のメ

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    2026年02月19日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    SMのデリバリーの受付をする女性が主人公
    彼女はセックスができない
    それがどんなに好きな人であっても
    彼女は中年のSM女王様に惹かれる
    その女王様は破天荒で自由で誰にも縛られない個性を持つ
    この女性2人と、デリバリーの顧客や他の女王様、受付担当を交えて物語は進む
    結局何がテーマだったのだろう?
    正直いうとよく分からなかったが、面白い作品であったのは間違いない

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    2026年02月18日
  • 女王様の電話番

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    多様性や愛、孤独についてすごく考えさせられる作品。性的思考に偏見はないつもりだけど、本質的には理解はできてないような気がする。

    アクセシュアル。この本を読むまで知らなかった。
    知らないからいいわけではないし、理解したつもりもダメな気がする。

    自分の思考や知識について改めて考えさせられる。


    難しいテーマでも、心の描写がすごく細やかで読みやすい!

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    2026年02月17日
  • 女王様の電話番

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    いやー凄かった…

    アセクシャル。
    多分私もそうなんだよなぁ
    主人公と全く一緒って訳ではないと思うけど、気持ち悪いとか嫌悪感とかは抱いてしまう。
    結婚とかは無理だと分かってるし、主人公ほどそれに対して絶望感とかはないけど、人間ってめんどくさいなとは思ってしまう。

    なにをしたら地獄だとか考えて生きるより、
    何をしてたら天国って考えて生きる方がいいよね。

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    2026年02月10日
  • 女王様の電話番

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    よかった。

    主人公とともに美織の行方を探す中で彼女の本当の顔はなんなのか怖さとともに引き込まれた。

    また、主人公は自分のセクシャリティを探りながら孤独を抱えながら葛藤しながら自身と向き合っていくが、その様子が物語の主軸としてぶれずに描かれていて作品の中に深く入り込めた。心動かされた。刺さった。
    私と主人公では性格もセクシャリティも全部違うのに、主人公の幸せを願っていた。

    サスペンス的な側面とドラマとが組み合わさり最後まですらすら読めたし、ラストも私好みだった。
    ☆4.2

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    2026年02月07日
  • 女王様の電話番

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    この世界はスーパーセックスワールドだ。
    から始まる、え?なに?ってどんどん興味を惹かれた。

    主人公の志川さんが、マッサージ店の電話番のバイトをしながら出会う人のことや過去にあったことが少しずつわかっていく。

    電話番での出来事がずっと綴られているわけじゃなく、女王様がいなくなったことによってわかる人間関係とか、いろいろ場面も変わって面白かった。
    アセクシャルは初めて聞いた。

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    2026年02月06日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    この世はスーパーセックスワールド!!!

    最初読んだ時
    なんだっけ?なんでこの本選んだんだっけ?
    セックスワールド?なんの話?って思ったけど
    読めば読むほどこの世はスーパーセックスワールド!!!

    そもそも生き物が誕生するために性行為は必須。
    食欲、睡眠欲、性欲!!!
    ってなんで人間の三大欲求に性欲が入るんか、私には疑問です。

    だからなのか?生き抜くための本能なのか?絶滅しないためなのか
    人間には性行為が必要とされる。
    異性愛でも、同性愛でも恋人や夫婦やパートナー
    恋だの愛だのが関係している者同士では
    おそらく必然とされる。

    だけど、この作品は
    その違和感について、ずーっと問いている。

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    2026年02月06日
  • 女王様の電話番

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    性愛のない愛を求める人に送りたい一冊

    性の欲がよく分からないことってある

    女王様も主人公も完全には分かること出来ないけど、そもそも私ってわたしのこと分かってるっけと我に帰った。

    恋愛至上主義?!いやだ!と思う時に読みたい

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    2026年01月29日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    直木賞候補になっていたので気になって読んでみた。
    初めて読んだ作家さんだったが、面白かった。

    タイトル通り派遣型マッサージ店で「女王様の電話番」として働く主人公が、自らの性自認(アセクシャル)と向き合いながら話が進んでいく。
    女王様が失踪し、彼女の手がかりを求めて色々なお客さんなどにも接触していくのだが、やり取りがテンポよく展開していくので楽しく読めた。
    アセクシャルというのも知識としては知っていたが、当事者目線での葛藤にはなるほどと感じられることも多かった。
    主人公のまっすぐさと素直さは時に不自然なぐらいたが、ひたすら彼女の視点で語られるので、いつの間にか応援するような気持ちで読んだ。

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    2026年01月29日
  • 女王様の電話番

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    新感覚
    「スーパーセックスワールド」と、ちょっとピンク感たっぷりな書き始め。
    女王様を探すストーリーと、自分の生き方と性を探すストーリーが絶妙に重なるセキララな書きぶりにひきつけられました。性自認と悪魔の証明の難しさ、共感。

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    2026年01月24日
  • 月蝕島の信者たち

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    新興宗教のプロモーションのために絶海の孤島に集まった運営と参加者。そこで繰り広げられる連続殺人。これは相当面白い。それぞれが持つ信念や信仰、思惑が絡み合い、不可解な状況はさらに折り重なっていく。次第に狭まっていく犯人の選択肢。正直、過去何作かを読んだ著者からして、ここまで正統派なミステリーを予想していなかった。もっと天の邪鬼な、ひねくれた物語を予想していた。その一点をして、少し拍子抜けしてしまった感はある。しかし普通にミステリーとして十分に面白かった。最初の登場人物紹介の連鎖はとても映像的で上手かった。
    しかし連続殺人ミステリーっていうのは、納得できる動機の創造が最高に難しいんだろうなあ。とい

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    2026年01月23日
  • カラスは言った

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    カラスが話す不思議な設定を取り込んだ小説かと思ったら違った。近未来的な要素がもっと盛り込まれるかと思ったら違った。人間がずっと昔から悩みつづけている人と人との繋がりや係り方の話だった。舞台は船上や名古屋、東京、長野と移り変わるが、手に汗握るというよりは穏やかな印象の話だった。それでも、一気読みできる楽しさがあった。

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    2025年12月14日
  • カラスは言った

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    表紙とあらすじで気になり購入。
    突然喋るカラスが現れて、そのカラスの目的とは?ってお話なんですけど、部外者って言葉たくさん出てくるんですけど、本当に、人間ってそうだよなって。

    誰かの事を信じるってことは、その誰かが自由に考えたり感じたり行動する能力があるってことを否定してる。他人を信用しないっていうのは、他人の人格を認めることだ。

    俺は自分の意志を持った自由な人間だから、嫌いになったら縁を切る。


    そういう考えもあるのか!と思いました。

    2つ目の文章はわたしも通ずる所があり、とても共感しました。

    誰かに寄りかかって責任やら全てを崇拝、目標とすることはいい時もあるけど、される側は重責と

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    2025年12月13日
  • カラスは言った

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    初めて読む作家さんでしたが、キャラが薄めの伊坂幸太郎みたいな感じの小説でした。

    終盤近くまでかなり面白く読んでいたのだけど、横山とのくだりがいまいち盛り上がらなかったように思う。あとズッキーニをもうちょっと掘り下げて欲しかったな。

    主人公は主体性なさすぎてどうしようもないやつだけど、カラスの方は読んでいてどんどん愛おしくなってくる。

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    2025年12月07日