渡辺優のレビュー一覧

  • ラメルノエリキサ

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    「姉は私をこう名付けた―復讐の申し子と」。

    復讐が生き甲斐でハンムラビ法典を愛好するマザコン女子高生が、警察に先んじて自分を切り付けた通り魔に復讐せんとする痛快爽快青春小説。あるいは復讐娯楽エンターテイメント。

    主人公や周囲のキャラがかっとんでて楽しい。

    「私は自分が好きだから、大好きな自分のためにいつでもすっきりしていたい。復讐とは誰かのためじゃない。大切な自分のすっきりのためのもの」

    「痴漢やひったくりを恐れて音楽を聴くのを我慢するということは、痴漢やひったくりに音楽を聴く楽しい時間を奪われるということだ。それは痴漢やひったくりに遭わずして痴漢やひったくりに害されているのと同じ事」

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    2018年02月27日
  • ラメルノエリキサ

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    復讐をモットーにしてる女子高生のりな。夜の帰り道で刺されて、復讐のために犯人捜しを始める。
    復讐をしないと気が収まらない病気のような性格を除けば、思い遣りもあって明るい女の子。主人公りなの周りを含めて、軽やかに狂ってて面白かった。

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    2018年02月27日
  • 女王様の電話番

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    全くあらすじ見ていなくて、読み始めるまでイギリス王室のお話しだと思っていた。
    女王様ってそっちね。
    サスペンス寄りなところもあって、スルスル読めてしまった。ただ本題としては主人公のセクシュアリティなのかな。
    美織さんは、自分の持ってる正義を罪の意識なく他人に押し付けそうな感じがして、こういう人怖いなと思った。

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    2026年09月16日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    土砂崩れにより孤立した山奥のお屋敷という、絵に描いたようなクローズドサークル。特定の探偵、ワトソンではなく、巻き込まれた複数人の視点で描写されているのが面白い。大学ミス研二ノ宮の思考が気持ち悪い。視点が入れ替わるので、誰が探偵役になるのかもわからず、最後まで読者を安心させない。二度読みすると面白いかも。

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    2026年09月13日
  • 虚弱と歩く

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    めっちゃ分かる…共感しかなかった。

    不調で病院行くのに、だいたい原因不明だったり。フルタイム無理だから、在宅の仕事に行き着いたり。

    虚弱でも生きれる社会がきてほしい。私が元気にフルタイムで働けないからと後ろ向きになってしまう世界が変わってほしい。切に願う。

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    2026年09月12日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    賛否はあると思うけれど、私は美織さんのことは好きだと思った。
    食事の約束をスケジュール帳に「メシ」と書く、その一点だけで好き。

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    2026年09月11日
  • 虚弱と歩く

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    私も子供の頃から虚弱体質だから、この本でいろんな仲間を見つけた気分。
    体調の悪い人にこの言葉は使ったらいけないのは分かっているけれど、それがうれしかった。

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    2026年09月09日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    恥ずかしながら、アセクシャル、という方々の細かい状況を知りませんでした。
    この本が全てでは無いのでしょうが、身の回りの今までの出来事で、納得できる事が沢山ありました。
    全てをジャンルで分けて考えることは危険だと思うけれど、知ることは大切なことだと改めて感じます。
    私は自分から勉強しに行く事はあまりしないので、せめて小説から、色々と知ることが出来るのはありがたい。
    でも、知っているから良い訳じゃない。
    本人がアセクシャルと伝えていながらも、分かると言っておきながら了解していない人々。
    知っているという意味は広すぎる。
    美織さんが、きっとよく分かんないのに単純にお笑いとか進めちゃうのとか、こりゃあ

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    2026年09月08日
  • 女王様の電話番

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    女王様ってそっちのか!笑
    1行目から何事と思って。
    風俗店の電話番アルバイトを始めたアラサー女性のお話しでした。
    アセクシャルに思い悩んでいます。
    目からビーム出るのわかる笑

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    2026年09月07日
  • 悪い姉

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    家族を巡る青春ヒューマンドラマ

    サスペンス的なあらすじに、姉を殺す夢という不穏すぎる冒頭。そこから一転、恋する乙女の小説が始まって驚いた。ところが全体を通して読んでみると、これはヒューマンドラマだった。主人公の麻友による、女子高生らしい軽やかな地の文が小気味いい。
    本作の姉・凜は、半端なく邪悪な女の子だ。妹やクラスメイトを肉体的・精神的に傷つけることに積極的。そのくせ、器量がよいうえに立ち回りがうまくて罰せられずにいる。麻友が殺意を覚えるのも無理はないだろう。

    「家族」というのは解くのが難しい呪いだ。繋がりの強い他人。親やきょうだいは自分で選べない。
    例えば麻友は、邪悪な姉の存在に対して

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    2026年09月01日
  • 女王様の電話番

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    直木賞候補だったのか、芥川賞かと思った。(先入観なく読むのでこういうことがままあります)

    女王様がマッサージをする風俗の受付兼手合い係のような電話番に就いた女性が主人公で、自分を性的なことをしたくないアセクシャルではと思っている。
    ※手合い係は将棋で誰と誰が対局するか組む人のこと。

    芥川賞かと思ったのは新しいなと感じたから。
    LGBTQやそれに類することを扱った本は本当に多いけどアセクシャルは初めてで、でも新しいのはそれでなく、主人公が「普通」が何かをしょっちゅう気にしてたから。

    若い人が特に「浮いてないか」と気にするのは昔からのことだけど、最近の1ミリもはみ出したくない!かの風潮は異様

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    2026年08月14日
  • 女王様の電話番

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    性風俗の話かと気軽に読み始めたら、思わぬ深いところまでLBGTQに言及していた。アセクシャルの理解のされなさ、ないことを証明するいわゆる悪魔の証明…。自分は本当に世界をフラットに見ているのか?ちょっと苦しくなる本。

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    2026年08月12日
  • 女王様の電話番

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    初めてのアセクシャルに触れた作品。知らなかったので、勉強になりました。全体的に社会の風刺を感じさせる。SMの女王様的な内容はほぼないのでそこを感じたい人向けではないけど、美織女王様を追っていくのが楽しかった。風俗関係の仕事のノリってこうだよね。そうじゃなかったら生きていけないもの。でもそれをとっても軽く書いてるところが好き!事件なのか?!と追ってついつい先を読んでしまった笑
    わたしも美織様に気づいたら惚れていたのかしら?

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    2026年08月09日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    読み始めは視点がコロコロ変わり読みづらいなと思ったが、読み進めるうちに気にならなくなった。面白かった。
    それにしても二ノ宮にはムカつかされたw

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    2026年08月06日
  • 女王様の電話番

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    アセクシャルの人々が性的サービスの電話番だったら。ないことを証明することはとてもとても難しいし、不可能に近い。証明が難しいそれを、必要とされる社会になっていると思う。


    p.17 長く生きているぶん世の中に対してなあなあになっているタイプのご老人を知っているつもりだったのに。これが性風俗店の予約電話だという意識が影響しているのだろうか?性風俗を利用するお客さんというものに偏見をもっているせいだろうか?もし私が女王様の電話番ではなく、健全なマッサージ師の電話番だったなら、こんなイライラは感じていなかっただろうか?

    p.189 私、アセクシャルなのかもしれない」
    大学時代にはじめてその言葉

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    2026年08月07日
  • 女王様の電話番

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    評価が難しい本。3と4の間ぐらい。
    まず、一気に読み進めてしまった程、読みやすい本だったけれど登場人物のほぼ誰にも共感できなかった。

    それはきっと私の「当たり前」と登場人物(主人公だけに限らず)の「当たり前」が著しくズレていたから。
    私が「人として美しくないよね」と思うことをしちゃうのが私には受け入れられなかった。
    そういう「当たり前」のズレを浮き彫りにする作品だなと感じた。

    ただ、「好き」だと思っていた美織さんの失踪を通して、自分の性自認や自分の「当たり前」と他者の「当たり前」を考えていく過程、他者に理解して貰えない、自分が異質であると感じるが故の「大丈夫」という言葉は軽いように見えて重

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    2026年07月29日
  • 女王様の電話番

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    「ない」ことを証明するのは、悪魔の証明だ。
    もしかしたらまだ見ぬピンクのひつじに出会えるかもしらないのに。
    「ない」というのは世界中全てを探して、ようやく「ない」と言える。

    おばちゃん探しは途中から飽きてきたけど、ノンセクシャルについてはいい本

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    2026年07月26日
  • 女王様の電話番

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    直木賞候補作と言うことで読んでみました。

    タイトルから「英国の女王様」とかを想像していたら、そうじゃなくて・・・あっ そっちの女王様ね?!

    知らない世界のお話しだけれども、主人公は普通の人に感じすらすら読み始めたら、「アクセシャル」と言う言葉が。
    セクシュアリテァな言葉で、曖昧で誤解されやすく人に説明しにくい。

    アクセシャルな自身に戸惑いながら生活していく主人公。
    あまり今まで読んでこなかった感じの本でしたが、読みやすく楽しかったです。

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    2026年07月23日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    この世界はスーパーセックスワールドだ。
    …そんなキャッチーでインパクトある最初の一文に釘付け、首ったけ。

    性愛を抱かないアセクシャル、主人公の志川は、自分がそうなのかもしれないと思っている。
    でも性的な欲求が「無い」と証明するのは、自分自身に対してだって難しい。
    異性愛や同性愛、様々な性愛が取り上げられるこの世界で、
    取り残されたような寂しさがなんとも妙なリアルさで描かれているなあと思った。


    何度も出てくる「大丈夫」のワードが印象に残っている。
    「一方的に呼び出してきた待ち合わせの相手が席で二人してカレー食べていたら」、
    呼び出された人はどう思うのか。
    日常の些細な言動の中にも、人それぞ

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    2026年07月20日
  • 女王様の電話番

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    疑問に感じているのに、人には聞けなかったこと、誰にも教わらなかったことを、作者がズバリ書いてくた!
    私は女友達とも、面と向かって話したことがない。でも友人らも本当は疑問に感じたり悩んだりしてるんじゃないか、と思った。
    好きという気持ちだけじゃダメなのか…?
    多様性、マイノリティーの奥まで切り込んだ内容だった。

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    2026年07月18日