渡辺優のレビュー一覧

  • 行きたくない

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    ネタバレ

     どうしても行きたくないときだって、ある。を綴った6人の作家さんの物語。

     内容紹介:誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。 ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。 ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。 僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。

     こちらの著書を購入したきっかけは、作家の一人の住野よるさんの作品が載っててそれで読んでみたいと思って購入したんですが、読んで見るとどの話も良かったです。特に心に残ったのが

     阿川

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    2019年09月23日
  • ラメルノエリキサ

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    「姉は私をこう名付けた―復讐の申し子と」。

    復讐が生き甲斐でハンムラビ法典を愛好するマザコン女子高生が、警察に先んじて自分を切り付けた通り魔に復讐せんとする痛快爽快青春小説。あるいは復讐娯楽エンターテイメント。

    主人公や周囲のキャラがかっとんでて楽しい。

    「私は自分が好きだから、大好きな自分のためにいつでもすっきりしていたい。復讐とは誰かのためじゃない。大切な自分のすっきりのためのもの」

    「痴漢やひったくりを恐れて音楽を聴くのを我慢するということは、痴漢やひったくりに音楽を聴く楽しい時間を奪われるということだ。それは痴漢やひったくりに遭わずして痴漢やひったくりに害されているのと同じ事」

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    2018年02月27日
  • ラメルノエリキサ

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    復讐をモットーにしてる女子高生のりな。夜の帰り道で刺されて、復讐のために犯人捜しを始める。
    復讐をしないと気が収まらない病気のような性格を除けば、思い遣りもあって明るい女の子。主人公りなの周りを含めて、軽やかに狂ってて面白かった。

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    2018年02月27日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    美織さん
    思ってた悪い想像と異なり、爽やかな人でした

    この世の中は、スーパーセックスワールドで、みんなが当たり前に見つける「ニコイチ」に、自分はなれないと感じたことが
    若い頃あったと
    その時は、分かっていなかったけど、そのフレーズ読んで、シックリきました
    年齢重ねてよかったのは
    ニコイチになれないジブンも、受け入れられることかなーと

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    2026年03月28日
  • 女王様の電話番

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    主人公はSMの女王様を斡旋する店の電話番
    憧れの女王様が失踪し彼女を探し始める
    群像劇+ミステリーで一気に読み進めてしまう

    特殊なセクシャリティが他人に伝わらない噛み合わなさが読みどころ
    人は他人を全部理解などしえない。誰しも自分の価値観でしか物が言えない

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    2026年03月27日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    個人的にめちゃくちゃ当たりだった。
    小説ってこういう作品に当たることあるからやめられねえよ!

    主人公のことを好きになれたし、美織さんのことも好きだなと思った。
    私は風俗の電話番より友達が不倫を笑い話で披露してくる方が無理だし、彼氏が元カノとセックスしてたらどんなに良い彼氏でも良い彼氏ではなくなる。それが私にとっては普通。
    でも、これは別に誰かにとっては普通じゃないし、そもそも共通の「普通」なんて存在しない。と読む中で何度も思った。

    それにしても、吉野ちゃん無理すぎる。
    自分の安心のために人のセクシャリティにずかすか入り込んだ上に、それを告げ口するとか、気持ち悪すぎる。相手を目の前にして、よ

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    2026年03月23日
  • 女王様の電話番

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    この世はスーパーセックスワールド。そこからはみ出たアセクシャルな私。たしかにいろんな人がいるから自分の周りにもヘテロじゃない人がいるはず。自分の娘や友達に彼氏できた?って聞くのも決めつけだよな。美織さんみたいにただ抱きしめることができる人になりたい。

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    2026年03月19日
  • 女王様の電話番

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    人には、それぞれの地獄がある。
    人には、それぞれの天国がある。

    私にも、私自身のことは、完全には理解できない。
    その理解できなさを大事に抱えながら、自分だけの天国を探していきたい。

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    2026年03月17日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    序盤から「スーパー〇〇〇ワールド」が、連呼されていた。

    官能的な表現が苦手だから、一瞬読むのを躊躇ったけど、それが完全に杞憂だったことに気付いた。

    なぜかというと、この作品のテーマは「ジェンダー」だったから。ノイズにならないようにか、風俗が登場するのに、性描写は一切描かれていなかった。そのおかげで、この作品はすごく読みやすかった。


    ホステス経験があるから、水商売の描写に違和感を持ってしまうことが多かったけど、この作品は夜の世界がすごくリアルで驚いた。

    福利厚生はブラックだけど、無理やり勧誘されたり、ヤクザが出てきたりしない。綺麗に美化されることもなく、かと言って地獄のようでもない。夜

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    2026年03月11日
  • 悪い姉

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    渡辺さんの小説を読んでいると、ああ、俺今小説を読んでいる!という気分になる。なんか、これこそが小説だよな!という気分になる。これ、ちゃんと褒め言葉になってますかね?どうやったらこんな設定が思い浮かぶのか?作家さんの頭の中はどうなっているのか、本当に不思議な気持ちになってしまう。この人にはジャンル分けなんて関係ないんでしょうね。
    悪い姉に支配された世界からの脱出=生まれたときからの憧れだった姉からの精神的な自立、な物語。いわゆるストレートな親殺しのテーマなのだと思った。日常生活の中で麻友ちゃんの脳内で沸き起こる煩悶や苦悩や一喜一憂が軽快なリズムと言葉でひたすらに語られ続ける。いったいこれは何なん

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    2026年03月05日
  • 女王様の電話番

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    人それぞれに、こちらからは見えない事情がある。
    主人公から見えていたのは、誰のこともほんの一部にすぎなかったのだと気づかされる。
    風俗好きには見えないお客さんも、寄り添っているようでどこか自分勝手な星先輩も、元不登校だった歌さんも——。
    お互いを完璧に知ることなんて、きっとできないのだと思うと少し切ない。

    けれどその中で、美織さんだけは別格だった。
    主人公と同じように、私も美織さんをもっと知りたくて一気に読み進めた。
    そして辿り着いたのは、「全部自分のため」という潔さ。
    世間体でも誰かのためでもなく、徹底して自分のために動く姿が最高にかっこよかった。

    そして最後に、主人公もまた自分のために

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    2026年02月26日
  • 女王様の電話番

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    読んでいて
    自分がマジョリティであること、
    そのことにかなり無意識に生きてるなぁと意識した
    途中までは自分と主人公の嗜好の違いを感じてばかりいたが
    作中のある一文に出会ってから
    みんなそれぞれ、何かしらあるよね。
    と腑に落ちた。
    「あの人」は「この人」は、というよりは
    世の中の「みんな」それぞれにもがいて生きてる、そうだよねぇ、としみじみ

    登場人物それぞれ、納得のいく生き方に向かうような雰囲気があって読後感はすっきり。

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    2026年02月21日
  • 行きたくない

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    作品紹介・あらすじ

    誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。
    ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。
    ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。
    僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。

    *****

    6人の著者による、「行きたくない」をテーマにした短篇集。「とりあえず気楽に暇つぶし程度に読めそうだな」と手にとったのだけれど、そんな安易な気持ちはいい意味で裏切られた。

    ●加藤シゲアキ「ポケット」
     アイドル・グループ「NEWS」のメ

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    2026年02月19日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    SMのデリバリーの受付をする女性が主人公
    彼女はセックスができない
    それがどんなに好きな人であっても
    彼女は中年のSM女王様に惹かれる
    その女王様は破天荒で自由で誰にも縛られない個性を持つ
    この女性2人と、デリバリーの顧客や他の女王様、受付担当を交えて物語は進む
    結局何がテーマだったのだろう?
    正直いうとよく分からなかったが、面白い作品であったのは間違いない

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    2026年02月18日
  • 女王様の電話番

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    多様性や愛、孤独についてすごく考えさせられる作品。性的思考に偏見はないつもりだけど、本質的には理解はできてないような気がする。

    アクセシュアル。この本を読むまで知らなかった。
    知らないからいいわけではないし、理解したつもりもダメな気がする。

    自分の思考や知識について改めて考えさせられる。


    難しいテーマでも、心の描写がすごく細やかで読みやすい!

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    2026年02月17日
  • 女王様の電話番

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    いやー凄かった…

    アセクシャル。
    多分私もそうなんだよなぁ
    主人公と全く一緒って訳ではないと思うけど、気持ち悪いとか嫌悪感とかは抱いてしまう。
    結婚とかは無理だと分かってるし、主人公ほどそれに対して絶望感とかはないけど、人間ってめんどくさいなとは思ってしまう。

    なにをしたら地獄だとか考えて生きるより、
    何をしてたら天国って考えて生きる方がいいよね。

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    2026年02月10日
  • 月蝕島の信者たち

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    新興宗教のプロモーションのために絶海の孤島に集まった運営と参加者。そこで繰り広げられる連続殺人。これは相当面白い。それぞれが持つ信念や信仰、思惑が絡み合い、不可解な状況はさらに折り重なっていく。次第に狭まっていく犯人の選択肢。正直、過去何作かを読んだ著者からして、ここまで正統派なミステリーを予想していなかった。もっと天の邪鬼な、ひねくれた物語を予想していた。その一点をして、少し拍子抜けしてしまった感はある。しかし普通にミステリーとして十分に面白かった。最初の登場人物紹介の連鎖はとても映像的で上手かった。
    しかし連続殺人ミステリーっていうのは、納得できる動機の創造が最高に難しいんだろうなあ。とい

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    2026年01月23日
  • カラスは言った

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    カラスが話す不思議な設定を取り込んだ小説かと思ったら違った。近未来的な要素がもっと盛り込まれるかと思ったら違った。人間がずっと昔から悩みつづけている人と人との繋がりや係り方の話だった。舞台は船上や名古屋、東京、長野と移り変わるが、手に汗握るというよりは穏やかな印象の話だった。それでも、一気読みできる楽しさがあった。

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    2025年12月14日
  • カラスは言った

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    表紙とあらすじで気になり購入。
    突然喋るカラスが現れて、そのカラスの目的とは?ってお話なんですけど、部外者って言葉たくさん出てくるんですけど、本当に、人間ってそうだよなって。

    誰かの事を信じるってことは、その誰かが自由に考えたり感じたり行動する能力があるってことを否定してる。他人を信用しないっていうのは、他人の人格を認めることだ。

    俺は自分の意志を持った自由な人間だから、嫌いになったら縁を切る。


    そういう考えもあるのか!と思いました。

    2つ目の文章はわたしも通ずる所があり、とても共感しました。

    誰かに寄りかかって責任やら全てを崇拝、目標とすることはいい時もあるけど、される側は重責と

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    2025年12月13日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    R7冬直木賞候補

    この世界はスーパーセックスワールドだ。
    から始まる女王様マッサージのデリヘル店の電話番の話
    アセクシャル
    好きだけど、触れ合うことはできない。
    そんな自分は異端者なんだろうか。

    時代って言えば時代の本
    美織さんを軸に進んでいく
    どちらかと言うと、相当ややこしいこじらせちゃってる女子向けの話

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    2026年03月02日