渡辺優のレビュー一覧

  • ラメルノエリキサ

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    復讐をモットーにしてる女子高生のりな。夜の帰り道で刺されて、復讐のために犯人捜しを始める。
    復讐をしないと気が収まらない病気のような性格を除けば、思い遣りもあって明るい女の子。主人公りなの周りを含めて、軽やかに狂ってて面白かった。

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    2018年02月27日
  • 女王様の電話番

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     生と性が密接に結びついているこの世界の対極的な2つの孤独の物語のように感じた。
     また、失踪した一人の女王様の謎が少しずつ明らかになるミステリー仕立てにもなっており面白く読めた。
     主人公が見ている世界は、性風俗産業の中にいるにも関わらず現実味に欠けており、まるで仮想空間のように感じた。また、登場する人物も彼女にとって善人だけであるという点や好きな人と肉体的に繋がれないという主人公は、ネット空間あるいは仮想空間上の存在を思わせる。その世界が「スーパーセックスワールド」という空間なのだろう。 
     女王様を探すためコンプライアンス違反を簡単におかしたり、次々と明らかになる女王様の別の顔を知っても

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    2026年05月23日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    ネタバレ

    読みやすく登場人物の皆に個性があって面白い小説でした。
    ラストの驚きや探偵不在は楽しめました!
    広げた風呂敷が回収できてないんじゃないかと思えてしまった、特にお兄ちゃん。

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    2026年05月20日
  • 女王様の電話番

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    少しだけ、黄色い家を思い出す。
    消えた美織女王様を探すのだけれど、その過程の葛藤や恋愛、性に対する考えが新しくて息苦しい。恋愛至上主義へのアンチテーゼでもあるけど、こういう物語、もっと一般に流布して欲しい。

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    2026年05月19日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    クローズドサークルものを、登場人物の各々の視点で掘り下げる形で進行させるストーリ運び。
    特殊な状況下で死生観を改め直す人物、本格ミステリのような状況にワクワクする人物などなど様々な観点で事件を見つめるのが新鮮だった。

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    2026年05月19日
  • 女王様の電話番

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    多様性。孤独の形も人それぞれ。みんな違う人間で完全にわかりあうことはできない。特に人生に大きく関わることに関してもこれは一緒で、難しいと思う。
    お互いがそのことを理解して妥協し合う、しかないけど夢はない。

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    2026年05月13日
  • 女王様の電話番

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    新卒で就職した不動産会社を退職し、女王様をデリバリーするお店で電話番をしている志川の物語です。

    人間好きで大胆不敵。そしてアセクシャルな女の子が主人公。何だかNHKドラマにもなった『恋せぬふたり』を思い起こさせるストーリーでした。

    そんな要素もありつつ、ある日突然音信不通になり、姿を消した『女王様』美織さんを探していくというミステリー要素もあり2倍に楽しめました(*´꒳`*)
    馴染みのない風俗という世界で志川が予想外の行動でズンズンと進みながら美織さんを探していきます。
    その過程で、ふと自分を振り返り、何故美織さんにここまで執着してしまうのかという想いを突き詰めていきます。

    最後まで志川

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    2026年05月11日
  • 女王様の電話番

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    「アセクシャル」初めて知ったワード。なかなか生きづらいことがあるんだろうと想像。

    普段接することのない職業だけど、興味深く、読みやすくて、主人公の「大丈夫」や揺れる気持ちにも共感しながら、私にしてはなかなかの一気読み。

    美織さんの考え方はぶっ飛んでるように思えるけど、しっかり軸があってブレてない。結局、天国も地獄も自分の中の定義で決めるんだな、他の人の評価や基準を気にしてもしょうがないよね、とポジティブに受け止められる。

    この方の他の作品も読んでみようかな。

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    2026年05月12日
  • 女王様の電話番

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    衝撃的な結末とかもなく話が終わった。
    石原さんだけが美織さんの本性というか性格を正しく理解していたのかなという印象的。
    全体的にドロドロとはいかなくても暗い印象の話の中で志川の嗜好は話の中でいるのか?とは思った。そのせいで話が美織さん探しから反れた印象。それがなくてただただ推しの女王様を探すって方が読みやすいのにな。

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    2026年05月07日
  • 女王様の電話番

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     世の中にはいろんな女王様がいるが、ファッションマッサージの女王様という存在は想像もしなかった。さらに、その電話番が顧客と女王様をマッチングさせる役割を担い、互いのニーズを汲み取りながら成立させている重要な仕事であることも、はじめて知った。
     この仕事に就く志川はアセクシャルであるがゆえに、恋愛はできても結婚には至らず、将来にも不安を抱えている。周囲のさまざまな志向をもつ人々に触れる中で、自分もまた数ある在り方のひとつなのだと受け止めていく過程が描かれていた。
     一方で、志川が美織に対して「その年齢でその仕事をしていて恥ずかしくないのか」と詰め寄る場面は強く印象に残った。それに対して、美織が仕

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    2026年04月26日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    すごく好きなお話だった。
    美織さんが姿を消し、その理由や行方を捜すミステリ的な要素もありつつ、主軸はセクシャルマイノリティである志川の心の鬱屈や葛藤とそれらからの解放。

    私は本当にLGBT関係に疎くて、アセクシャルという言葉に初めて触れました。
    『自分はLGBTに偏見はない』と思っていましたが、物語の中でそれを言うのはマジョリティ側で、その発言自体がマジョリティとマイノリティにはっきりと線を引いているんだということを自覚させられた感覚で、ちょっと、頭をガンとやられた気分でした。
    そもそも、性への欲求なんて千差万別でマジョリティもマイノリティもないのかもしれないけれど、目

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    2026年04月25日
  • 女王様の電話番

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    亡くなった人の家に不法侵入して、部屋をあさる人の心理は全くわからなかったけれど、そこ以外は割と面白く読めた。

    ないことの証明って難しい。
    できないの証明も難しい。
    「悪魔の証明」は難しい。

    みんな「私はアセクシャルです」って公言してないだけで、アセクシャルが流行れば「実は私も〜」って人多いのではないかと、私は思っている。

    「普通」なんてあるのかな。「普通」に合わせて生きるって幻想だね。

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    2026年04月22日
  • 女王様の電話番

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    すごくおもしろかった。
    スーパーセックスワールドっていうなんかふざけた言葉がしょっちゅう出てくるんだけど、最初はおもしろがっている軽い言葉だと思ってたのが、だんだん深い意味があるような、ないような感じになって、あらためて自分が知っているつもりの「普通」とか「常識」とかの実態が分からなくなった。

    性愛、性欲、性交とかいろいろ…考えるほどに分からなくなった。
    主人公のセクシュアリティについてよく理解できたわけじゃないけど、彼女の将来に対する不安や悩みはとても共感できるもので、まだ20代の彼女がこれから歳を重ねながらたくましく乗り越えて、幸せになってほしいなと思った。

    シリアスでダークな切り口で

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    2026年04月20日
  • 女王様の電話番

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    【『人は皆、愛に生きている』
    私はそこに、『おまえ以外は』というメッセージを見た】 美しい広告看板が志川にはそう映る

    「理解したよ」「まったく偏見ないんだ」
    吉野はそう言いながら「でもさ」と続ける
    「あのとき言ったこと、ぜんぶ間違ってたとは思わない」
    結局、何ひとつ納得していない彼女に読みながらいらいら

    『へぇ?本当にないのか?ちゃんとよく探したか?
    悪魔の証明に挑戦するくらい、くまなく探したか?』
    偏見がないと言う吉野に志川が心の中で問う

    『電話C。私は彼女の中で、そんな無味乾燥とした記号的な存在だったのか?』
    『私たちだって、女王様たちのことを商品として見ている。年齢やスリーサイズや

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    2026年04月19日
  • 女王様の電話番

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    冒頭一文目の破壊量が強い。
    後半にははその言葉が押し寄せてきて、少し笑ってしまった。
    人には人の地獄があるってるいうのは、本当にそうだなと思った。
    性志向がノーマルの人にもそれぞれ地獄があるよなぁと思いながら読み終えた。

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    2026年04月09日
  • 女王様の電話番

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    冒頭の一文、『この世界はスーパーサックスワールドだ。』ちょっと衝撃的な感じで始まる。
    好きな人なのに性的欲求、性的魅力を感じない触れられたくないという、アセクシャルな志川。
    自分が何者なのかわからず葛藤し、探していく話。

    この仕事に関してはまったく知らない世界でした。
    ジメジメしか感じもなく明るく淡々とこなしていく志川。女王様の美織さんに惹かれるが、突然彼女は失踪。危険な目に遭いながらも探していく。途中、ミステリー?って感じもあり、ドキドキしながら一気読みしました。
    結果、わかったようなわからないような、スッキリとはしなかったのですが、なるほどねー。といった感じでした。

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    2026年04月04日
  • 女王様の電話番

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    ふーむ、なかなか面白かった。
    私は、何が「大丈夫」で、何が「大丈夫」じゃない人なんだろう?
    そして、周りからは、どんなことが「大丈夫」って思われているんだろう?
    自分のなかの線引きについて、またその線引きについて、自分と他人との間にある(もしくは、ない)落差について考えた。
    ストーリーも、ほどよいミステリー要素があってぐんぐん読める。
    そもそも、「女王様の電話番」っていうお仕事は、これまで読んだことがない職業で、お仕事小説としても面白かった。
    出てくる人は、みんな何かしら問題を抱えているようで、すっきりした読後感というわけではないけれど、読んで良かった。

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    2026年04月01日
  • 女王様の電話番

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    この世の中、異性間の恋愛が当たり前って前提で物事が行われていることが多すぎる。こちこちの硬い頭をやわらかくしたい。

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    2026年04月01日
  • カラスは言った

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    なんとも妙ちくりんな友情を描いた作品で、めちゃくちゃ盛り上がるわけでもハラハラするわけでもなく、きっとたくさんの人に読まれて話題に上るような作品ではないと思うけど、結構好き。

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    2026年03月31日
  • 悪い姉

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    渡辺さんの小説を読んでいると、ああ、俺今小説を読んでいる!という気分になる。なんか、これこそが小説だよな!という気分になる。これ、ちゃんと褒め言葉になってますかね?どうやったらこんな設定が思い浮かぶのか?作家さんの頭の中はどうなっているのか、本当に不思議な気持ちになってしまう。この人にはジャンル分けなんて関係ないんでしょうね。
    悪い姉に支配された世界からの脱出=生まれたときからの憧れだった姉からの精神的な自立、な物語。いわゆるストレートな親殺しのテーマなのだと思った。日常生活の中で麻友ちゃんの脳内で沸き起こる煩悶や苦悩や一喜一憂が軽快なリズムと言葉でひたすらに語られ続ける。いったいこれは何なん

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    2026年03月05日