渡辺優のレビュー一覧

  • 女王様の電話番

    Posted by ブクログ

    スーパー◯◯◯ワールド。何回と出てくるワードなんだけど始めはギャグみたいで笑えていたけど、大事な言葉に感じてくる。
    アセクシャル、今まで知らなかった。そして他にも知らないマイノリティーな人等がいるのだろう。
    当然の様に異性を恋愛の対象とする大多数、当たり前に考えてしまうのも仕方ない気がするが、改めて色んな人がいる事を認識しないとな。

    一般的でないと将来も不安になるって気持ちもよく分かる。大丈夫って言葉も多用されているが、ホントに少数派は多数派に押しつぶされてると思う。

    それでも人は人の温もりを求めているのが共感できた。必要なんだ。

    悪魔の証明ってなるほどと思わされた。そりゃないものの証明

    0
    2026年05月22日
  • ラメルノエリキサ

    Posted by ブクログ

    面白いほんとに面白い・・・「女王様の電話番」に続いて読みましたが、
    この高校生のりな・・・大好きです。
    もっと読まなければ‥‥この文庫本は○○オフで手に入れました‥‥よかった

    0
    2026年05月18日
  • 女王様の電話番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルから「性風俗ものかぁ…」と少し躊躇ってしまった。
    躊躇う=偏見だよな、と気づいた。私のなかにも偏見がバッチリあった。でも読んでみたらめちゃくちゃ刺さりました。
    特に最後の「人には人の地獄がある」「人には人の天国がある」がズドンときた。
    私は私の天国と地獄を大事にしよう。
    誰かに理解されたいんじゃなくて、自分自身がそれを理解してればいい。そう思えた作品です。

    0
    2026年05月07日
  • 女王様の電話番

    Posted by ブクログ


    自分だけの地獄と、お気楽な天国
    最近、『女王様の電話番』という本を読んでいて、ハッとする言葉に出会った。
    「人には人の地獄がある」
    ……。
    あぁ、もう、本当にその通りである。
    今までの私は、あろうことか「みんなが抱えている地獄なんて、だいたい似たようなもんだろう」なんて、おこがましいことを思っていたのだ。
    そのせいで、「あんたの地獄はこれだろ? だったらこうすればいいじゃない」なんていう、余計なお世話を焼きまくっていたのである。今思えば、顔から火が出るほど恥ずかしい。
    本の中では、別の登場人物がこうも言っている。
    「人には人の天国がある」と。
    これまた、膝を打つような名言だ。
    私は自分の地獄

    0
    2026年04月20日
  • アイドル 地下にうごめく星

    Posted by ブクログ

    感動した。最後は泣きそうになった。華やかなステージはやっぱり夢のようで、でもそこを離れればやっぱり厳しい現実があって、でもやっぱり夢を見ていたくて、みんなにも夢を見てもらいたくて、打ちのめされそうになりながらも続けることはやっぱり簡単ではなくて、でもステージにはやっぱり夢のような瞬間がたくさんあって。
    僕はいわゆる現場オタクではなかったけれど、かつてNGTの中井りかさんと小越春花さん、ももクロの有安杏果さんに魅了されていた時期がありました。もしかしたら、それがこの物語に深く感情移入できる片鱗になっているのかもしれません。
    渡辺さんの小説は、いつも思いがけないところから思いがけない言葉が飛んでく

    0
    2026年03月15日
  • ラメルノエリキサ

    Posted by ブクログ

    小説すばる新人賞作品。
    すごく好きだった。
    とにかくキャラクターと文体が良い。ミステリー要素をからめた青春エンタメですね。大好きでした。

    主人公は強烈な自己愛と、やられたら1.2倍返しくらいでやり返す、復讐の権化という、普通なら決して好かれることない設定。なのに軽快でポップな文体と、あまりにも清々しく素直な行動原理に心惹かれてしまう。

    文体はポップなんだけど、描写はしっかりしていてライト過ぎないのもまた良い。さすが小説すばる新人賞。

    立川、完璧なママ、お姉ちゃんのキャラもすごく好き。

    0
    2025年11月17日
  • 月蝕島の信者たち

    Posted by ブクログ

    新興宗教と孤島の掛け合わせにテンション上がりつつ読んでいたら序盤で大勢の死が示唆されてクローズドサークル開幕!期待が高まる。金持ちの親戚がいる大学生がいなくても、ファンタジー要素入れなくても孤島クローズドサークルってできるんだ、と感動した。
    トリックもロジックも綱渡り部分があって緩めだけどしっかり作られてて、まさかそれが伏線ってところもあって面白かった。ミステリ部分も盛り盛りで好きだけど、自分の変化を嗤うような犯人の独白が刺さった。登場人物の描き方が好きなので、またこの著者の作品を読んでみたい。

    0
    2025年08月26日
  • ラメルノエリキサ

    Posted by ブクログ

    強烈な個性を持つ主人公に少しでも感情移入できるかで、評価が大きく分かれる作品だと思う。
    倫理観全無視、自分が正義の主人公の言動に、まともな感性を持つ人は嫌気がさしてしまうかもしれない。
    だが私個人としては、自分の機嫌は自分でとり、決して悲観的にならない(そんな負の感情を持たせた奴を決して許さない)スタンスはとても推せる。私は大好きだ。文章も勢いがあり、一気に読み切ることができた。登場人物としては、姉も重要な存在で物語の後半にかけて魅力が増していく。
    最後の〆の一文は清々しく、お気に入りの一冊になった。

    0
    2025年02月08日
  • ラメルノエリキサ

    Posted by ブクログ

    思い込みが激しくてヤバい主人公に加えて、冷静な感じを装ったこれまたヤバいお姉ちゃんがたまらなくいい。面白かった!

    0
    2024年03月16日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

    Posted by ブクログ

    ほんタメのオットリしたイメージのまま読み進めたら脳がバグって…。
    本でこんなに声をあげて笑ったのは記憶がなく。なんでクワガタなんだよ、とかw
    渡辺優センセイが大スキになるエッセイ集!

    0
    2024年02月24日
  • 自由なサメと人間たちの夢

    Posted by ブクログ

    ずいぶん前に読みました。
    サメの話が好きでした。スタンド・バイ・ミーのエンドロールと同じくらい泣きました。個人的な体験なので、その程度がどれほどかが誰かに伝わるかは、わからないですけど。
    記憶もおぼろげです。自分にもサメがいれば良いなと思ったはずです。色々順応していくことに疲れたときに、何がダメで何が良いかもわからなくなったような人間をぺちんと叩いて顔を向かせて、話を聞いてやる姿勢を見せてくれるような感じがしました。
    学校帰りに時間を潰している時、古本屋で背表紙に惹かれて手に取りました。この題名が気にかかるような人の多くはそもそもきっとこの本に特別な思い入れを持てるような性質をしているんだろう

    0
    2024年02月01日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

    Posted by ブクログ

    最高におもしろかった!続きを出してほしい気持ちでいっぱいです!
    共感できるところとただただ笑えちゃうところと、とにかく最後まで楽しく読めました。

    0
    2023年06月03日
  • 悪い姉

    Posted by ブクログ

    私自身、ここ数年家族関係に悩むことが多かった。自分とは考えが合わず揉めてしまった時には、周りから「家族なんだから大切にしないと」というように、家族はこの上なく素晴らしいものであるかのように言われてきた。しかし、この作品に出会って、少し肩の荷が降りた気がする。私は家族のことが本当に大好きでありたい。だから自分の中での家族の理想像を、勝手に現実に重ねて落胆してしまっていたのだと思う。でも、時には協力し、時には距離を取るという家族の形も許されるし、むしろそれが当たり前のような気がした。

    0
    2022年08月25日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

    Posted by ブクログ

    仲がいい友達のおもしろい話をずっと聞いてるみたいで、たのしい。我慢しても終始フススッて笑っちゃう。イラストも最高にかわいい。

    0
    2021年02月11日
  • 行きたくない

    Posted by ブクログ

    読んでみたかった加藤シゲアキ先生初読み
    『ポケット』は不可思議な女子に振り回される男子
    勝手に恋愛してくれよ と叫びたくなるわ
    お気に入りの阿川せんり先生
    『あなたの好きな/わたしの嫌いなセカイ』
    は まさに面倒くさい女子がぐいぐいくる嫌さが
    伝わってきて 誰が読んでも
    「行きたくない~」と思えるものでした

    0
    2020年09月28日
  • アイドル 地下にうごめく星

    Posted by ブクログ

    だいすき。ものすごくすき。

    元々この手の題材は、ファンではなくアイドル当人の心持ち、打ち込み方、熱狂の仕方にとても共感をするからすきだ。
    華やかな世界を覗き見ることが楽しいのはもちろんのこと、他の青春的題材よりも感覚としてかなり頭抜けて自分を重ねられるので、贔屓してしまう。
    卓越した技術云々よりも自分の身を使った全身全霊の体当たり感が、ある意味では近しく感じられる隙で、でも気持ちは物凄く熱くて、その燃え盛り様が良い。
    すきなことって、そういうものだ。

    とはいえ本書では四十代半ばにして電撃的に地下アイドルにハマってその日のうちにプロデューサーに乗り出す夏美の視点に一番親近感を抱いてしまって、

    0
    2020年05月11日
  • 自由なサメと人間たちの夢

    Posted by ブクログ

    夢がテーマの短編集ですがどの切り口も今まで読んだどの本にも属さない斬新さを感じました。当初は巻頭の「ラスト・デイ」の毒気に当てられて読み進めてよいかどうか迷いましたが杞憂でした。「彼女の中の絵」のほっこり感、とても心地よかったです。

    0
    2020年04月05日
  • 自由なサメと人間たちの夢

    Posted by ブクログ

    人生のベストエンドに詰んでる人達がグッドエンドかもしれないルートを進んでいく様を見守るようなお話でした。どうしようもないけれど確かに救いがあると感じました。自分の事をゴミ屑だと思っているような人間ほど突き刺さる話であるような気がします。全てのお話に共感ポイントがあって1冊まるごと好きにならざるを得ませんでした。

    0
    2020年03月04日
  • 行きたくない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     どうしても行きたくないときだって、ある。を綴った6人の作家さんの物語。

     内容紹介:誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。 ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。 ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。 僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。

     こちらの著書を購入したきっかけは、作家の一人の住野よるさんの作品が載っててそれで読んでみたいと思って購入したんですが、読んで見るとどの話も良かったです。特に心に残ったのが

     阿川

    0
    2019年09月23日
  • ラメルノエリキサ

    Posted by ブクログ

    「姉は私をこう名付けた―復讐の申し子と」。

    復讐が生き甲斐でハンムラビ法典を愛好するマザコン女子高生が、警察に先んじて自分を切り付けた通り魔に復讐せんとする痛快爽快青春小説。あるいは復讐娯楽エンターテイメント。

    主人公や周囲のキャラがかっとんでて楽しい。

    「私は自分が好きだから、大好きな自分のためにいつでもすっきりしていたい。復讐とは誰かのためじゃない。大切な自分のすっきりのためのもの」

    「痴漢やひったくりを恐れて音楽を聴くのを我慢するということは、痴漢やひったくりに音楽を聴く楽しい時間を奪われるということだ。それは痴漢やひったくりに遭わずして痴漢やひったくりに害されているのと同じ事」

    0
    2018年02月27日