渡辺優のレビュー一覧

  • ラメルノエリキサ

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    ネタバレ

    16歳の女子高生・小峰りなのモットーは、どんな些細な出来事でも自分にとって不愉快であれば、絶対やり返すということ。
    付いたあだ名は『復讐の申し子』
    そう、彼女は復讐に取り憑かれているのだ。
    ある日、りなを襲う通り魔事件が発生。
    何者かが、夜道を歩く彼女を背後から切り付けたのだ。
    りなは犯人を追いかけるも
    激しい痛みと怒りで意識が混濁し、逃げられてしまう。
    犯人が残した唯一の手掛かりは
    『ラメルノエリキサ』という謎の言葉。
    怒りに燃えるりなは、退院後、自らの手で犯人を捕まえ復讐するため、独自の捜査を始める。
    そして、彼女がたどり着いた事件の真相とは…。
    第28回小説すばる新人賞受賞の、痛快青春ミ

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    2019年03月04日
  • ラメルノエリキサ

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    おもしろい。
    楽しい。
    充分にたのしめる、愛の話だ。これは。

    必然性がたかいことは物語の質が高いことだろうか。
    ただ余白はない感じ。
    木下半太が好きな人はきっと好き。それよりもよく練られているような感じはする。
    映画とかにしやすそうだな。読後のまとまりがすごい。

    「復讐」は誰にだって甘美で、後ろめたい。

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    2018年09月01日
  • ラメルノエリキサ

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    これは面白かった。主人公とお姉さんの性格のぶっ飛び方が小気味いい。これはなんだかお姉さんの方が将来的にはやばい感じがします。
    復習がテーマの話だけど、ドロドロした感じはないし、意外にさらっとしてる。文章のテンポもいいのでさらりと読めますね。

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    2018年03月13日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    思ってたよりも、そこまで驚きが薄かった印象でした。 もっと仕掛けがたくさん含まれているのかと感じたのだが、まさにタイトルの通りに登場人物たちそれぞれの心理描写がより濃く反映されていた。
    こんな事を言ったらミステリファンの方に怒られるかも知れないが、館ミステリは仕掛けとか伏線回収が大事だと私は感じていて、読者に悟られずに、犯人を探すところにミステリの醍醐味があると感じています。
    渡辺さんの作品のイメージとしては、ミステリの
    印象があまり無かったので、少し私は、合わなかったなという印象です。

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    2026年05月24日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    謎のリアリティがある作品。

    当事者なのにどこか他人事、SNSの心配、心の中で愚痴を連発、穴だらけの推理で犯人だと指名する。
    自分が何人も出演してるのかと思えるくらい普通の人たちの集まりで中盤はぐだり気味な印象。

    それでもミステリーらしさは充分にあり、予想外の真相、解決パートの爽快感、オチは割りと好みで、それなりに楽しめました!

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    2026年05月21日
  • 女王様の電話番

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    無いことの証明は難しいですよね。それにいつか無くなることもあるみたいですし。その時は証明を求められない気がするし。

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    2026年05月17日
  • 女王様の電話番

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    昨年(2025年)下期の直木賞候補作。意外に推理小説やったんで驚いた。私に取っては出てくる人が変な人たちばかりで付いていけなかった、途中まではそうでもなかったやけど・・・

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    2026年05月03日
  • 女王様の電話番

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    性的行為が大好きな人と淡白な人、年上が好きな人と年下が好きな人、異性が好きな人と同性が好きな人。対立的に言えばそうですが、実際にはその中間やミックスもあるはずで、究極的には個人ごとに嗜好はそれぞれなのだと思います。そういった究極多様性を語った物語かと思いました。ストーリーの展開や登場人物の行動に、やや突飛な印象を受けたところもありましたが、盛りだくさんの内容で面白く感じました。星3つといたしました。

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    2026年05月03日
  • きみがいた世界は完璧でした、が

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    一言で表すと、デブなオタクの恋愛一人相撲ですかね。全然共感できない主人公でしたが、話のテンポ感がいいので読めてしまいました。現実にいる挙動が不審な人って、中身こんな感じなのかなあ。。

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    2026年04月24日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    美織さんがいなくなったくだりはドキドキしたけど、結局アセクシャルを知って欲しいって内容だったのかな?

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    2026年04月21日
  • 女王様の電話番

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    オーディブルで。この世界はスーパーセックスワールドだ。この定義だけで、この小説は勝ちだ。本当に、男女が集うところであれば、セックスが絡まない場所はない。ないふりしてても、ビームが出ているのだ。この人とつがいになりたいという。でもその欲求は人間も動物であるために、しごくまっとうなもの。それが、ない、と自覚した女性が、この小説の主人公。「そういうキャラづけ、いいって」と、信頼をおいていた同僚に唾棄され、前職を去ることになり、そしてついたのが、デリヘルの電話受付。キャストの一人(五十歳のおばさん)と、友達になりたく、なれそうな感じだったところで、そのキャストが失踪する。

    アセクシャル。ほんとにそう

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    2026年04月20日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    読み終えて、なんとも形容しがたい妙な気分になった。
    正直なところ、「変な小説だったな」という感想。

    性的マッサージサロンという、他人の欲求が渦巻く場所で電話番をする志川さん。
    彼女が前の会社を辞めることになったのは、ただ「身体の接触が無理」だと伝えたから。好きだけど、それはできない。そう正直に言っただけで、職場の同僚からは悪女扱いをされて居場所を失う。世の中の「普通」から少しはみ出しただけで、勝手な理屈で追い詰められてしまう息苦しさが、どこまでもリアルだ。

    何故か惹かれてしまう美織さんの行方を追ってみても、見えてくるのは勝手に抱いていたイメージとは違う、生々しくて格好悪い彼女の横顔ばかり。

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    2026年04月20日
  • 女王様の電話番

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    直木賞候補ということで手にした初めての作家。独特な空気感、設定。この世界は「スーパーセックスワールド」登場人物の性格含めわかったようなわからないような…。ただ読後感は爽やか。人生あれこれ考えても仕方ない。

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    2026年04月18日
  • 女王様の電話番

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    直木賞候補作。初読みの作家さん。
    設定は面白いかと思ったけど、唐突にスーパーセックスワールド出してこなくても。冒頭から急すぎるし、連呼されまくっててうるさい、だからって別に結論の出る話でもないし。
    突然消えた美織さん探して、どこに行き着くかと思いきや、ただの非常識年増だし、そんな魅力的な人とも思えず。
    LGBT書いてるわりには、昭和感漂ってるし、行き当たりばったり、リアリティない。
    あ、そうか、美織さんだけでなく、どの登場人物も、誰も好きになれなかったから、面白くなかったのかも。読みやすさはあったので、星3。

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    2026年04月16日
  • 女王様の電話番

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    性的嗜好とかよりも、店で仕入れた情報を当たり前のように利用するほうがヤバいでしょうよ!自宅いくとか!マイノリティよりそっちが異端!

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    2026年04月15日
  • 女王様の電話番

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    性的マイノリティに悩む女性。彼女が自分の感覚に悩んだり確かめたいと思う姿は共感できたけど、自分の中にない感覚って想像することそれ自体が正直難しい。少なくとも、皆が自分の安心が守られる世界であってほしいな。お仕事小説としても面白かった。

    〈心に残った言葉〉
    "自分がおかしいか、おかしくないか、皆どうやって判断をつけているのだろう。"

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    2026年04月05日
  • 女王様の電話番

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    風俗やセクシャリティの話は誰かに相談したり、公に話し合ったりする話題ではないからこそ、周囲と比較する事が難しい。普通って何だろう、と。世の中には色々な人がいるので、マイノリティであっても自分らしく人生を楽しんでいたら良いのでは?と思った一冊。

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    2026年04月02日
  • クラゲ・アイランドの夜明け

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    どうにもとらえどころのない、とても不思議な小説だった。初めは、クラゲに夢中なミサキがクラゲと心を同調させていく物語かと思っていた。なのにミサキはいきなり死んでしまい、友人のナツオの1人語りが始まる。ナツオは自分の考えを持たないどうにもはっきりしないキャラクターで、気弱な善良さだけでできている人間だ。ミサキの死をめぐっていろいろと話は展開していくが、語り部のナツオがこんな調子なので、どうにも盛り上がらない。最後に真相は明かされるものの、その真相を受けてのナツオの感情にもいまひとつ共感しきれないところもあった。僕たちを繋いでいるものとはいったい何だろう?技術の発展とはいったい何だろう?

    岩手県沖

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    2026年03月28日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    ホラー。短編集。
    直近で異形コレクション『メロディアス』にて、久永実木彦「黒い安息の日々」を読んで、学園ホラーが読みたい気分になり、積読解消。
    小学校から高校まで。
    表紙のデフォルメされたイラストがとても可愛い。
    どの作品もなかなか良い感じ。無難に面白い。
    以前に瀬川ことび名義の作品を気に入っていた、瀬川貴次さんを発見できたのが個人的に嬉しい。
    シリーズものを書いているようだが、1冊で完結するような作品を読みたいです。お願いします。

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    2026年03月26日
  • 女王様の電話番

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    ある事を理由に会社をやめた志川はSMの女王様をデリバリーする店の電話番に。好きな女王様の美織と食事の約束をするが、美織は音信不通のまま店に来なくなってしまう。
    第174回 直木賞候補作

    自分の性的指向に困惑し、断定できないまま生きてきた主人公。周りの無理解や悪意なく吐き出される言動に途方もない孤独感を感じているのが描写されている。
    (1人で死ぬのが怖いってのは皆に訪れるもので性的指向関係ないけどね)
    性的な題材ながらも(ちょっと主人公が変わり者だからか)シリアス過ぎず、話も読みやすかった。

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    2026年03月22日