渡辺優のレビュー一覧

  • アイドル 地下にうごめく星

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    OLから脱サラして、アイドルを育てる話。
    朝井リョウの武道館と同じ様に、人を楽しませたいと真っ直ぐに努力する姿が感じられた。

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    2020年09月08日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    タイトル通り、いわゆる地下アイドルをテーマにした小説。アイドルにのめり込む人、アイドルを辞められない人、アイドルを志す人。身近になったとは言え、アイドルという存在は何か人を巻き込んでいく力があるのかな。
    こういった視点でアイドルをとらえている小説は珍しいかも。アイドルに興味のある人はぜひ。

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    2020年04月04日
  • 行きたくない

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    同じ「いきたくない」でも、様々な形がある。
    何となくいきたくない人もいれば、確固たる意志を持っていきたくない人もいる。ある人ににとっては「いきたくない」のではなく、「ここでいきたい」なのかもしれない。

    一人一人の作家さんがそれぞれの解釈で世界を描いていて、私はとても豊かな気持ちになった。

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    2020年01月19日
  • 行きたくない

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    後輩におすすめしてもらった。
    チープかな、と思っていたけど、読んでみると、日常で思う・感じる微妙なものを、物語の中で消化できて、なかなかよかった。
    お礼を言おう

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    2019年12月08日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」

    この言葉だけで、色々なストーリーがあるのだなと感じた一冊でした。面白かったです。


    個人的には、「ピンポンツリースポンジ」と「シャイセ」か良かったです。
    お二人の他の小説も読んでみたくなりました。

    きっと色々な人が、色々な「行きたくない」を抱えて生きているんだろうなあ。
    一話読むごとに、「自分だけじゃない、今日も頑張ろう」と前向きにさせてくれました。

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    2019年11月03日
  • 自由なサメと人間たちの夢

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    文通友達さんとの読書会の課題本としていただいた本です。初めましての作家さん。
    面白かったです。始めに収録されている「ラスト・デイ」の最初の一文から惹き付けられました。
    消えたかったり、現実から逃避していたり、という、なんだか近しい病んだ人々…と思ってしまいましたが、「サメの話」「水槽を出たサメ」がとても好きでした。
    「水槽を出たサメ」は、これがこの本の締めくくりのお話で良かった、と思いました。エーテルのサメが空中を泳ぐ様が綺麗で。そして涼香が前を向くのも。涼香も少女もサメを「サメ!」と呼んでいるのも好きです。
    この作家さんの他の本も読みたくなりました。大森靖子さんの帯も良いです。

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    2019年03月23日
  • ラメルノエリキサ

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    ネタバレ

    16歳の女子高生・小峰りなのモットーは、どんな些細な出来事でも自分にとって不愉快であれば、絶対やり返すということ。
    付いたあだ名は『復讐の申し子』
    そう、彼女は復讐に取り憑かれているのだ。
    ある日、りなを襲う通り魔事件が発生。
    何者かが、夜道を歩く彼女を背後から切り付けたのだ。
    りなは犯人を追いかけるも
    激しい痛みと怒りで意識が混濁し、逃げられてしまう。
    犯人が残した唯一の手掛かりは
    『ラメルノエリキサ』という謎の言葉。
    怒りに燃えるりなは、退院後、自らの手で犯人を捕まえ復讐するため、独自の捜査を始める。
    そして、彼女がたどり着いた事件の真相とは…。
    第28回小説すばる新人賞受賞の、痛快青春ミ

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    2019年03月04日
  • ラメルノエリキサ

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    おもしろい。
    楽しい。
    充分にたのしめる、愛の話だ。これは。

    必然性がたかいことは物語の質が高いことだろうか。
    ただ余白はない感じ。
    木下半太が好きな人はきっと好き。それよりもよく練られているような感じはする。
    映画とかにしやすそうだな。読後のまとまりがすごい。

    「復讐」は誰にだって甘美で、後ろめたい。

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    2018年09月01日
  • ラメルノエリキサ

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    これは面白かった。主人公とお姉さんの性格のぶっ飛び方が小気味いい。これはなんだかお姉さんの方が将来的にはやばい感じがします。
    復習がテーマの話だけど、ドロドロした感じはないし、意外にさらっとしてる。文章のテンポもいいのでさらりと読めますね。

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    2018年03月13日
  • 虚弱と歩く

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    虚弱の原因が病気というのが意外にあったのは読む前は想像していいませんでした。だったら虚弱じゃなくて病弱では?と勝手な違和感を感じつつ各人の虚弱を読み進めると、次第に虚弱だから病気になる、とすれば病の根源は虚弱ということになるからいいのか……と言う所に落ち着きました。
    多様性が認められるようになった世の中てすが、それでも虚弱の人に対しては、隠した本音の部分として理解不足や妬みなどがみられます。そんな考えや対応を払拭し、虚弱側の理解を手助けする一冊という面も本書にはあると思います。

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    2026年09月14日
  • 女王様の電話番

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    一気に読んでしまったー。
    主人公の行動は、それ、やばいのでは…が多くて、おいおいとなるけれど、まぁ、それがないと話も進まないので、そこは気にしないことに。
    ないことの証明は無理。周りが作り出すこうあるべきにしばられることのツラさ。そして、そこにハマれないことを自覚した時の辛さ。

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    2026年09月14日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    ネタバレ

    みんなうっすらどこか怪しい人物で誰もが犯人かも?っと思わされる。
    視点がコロコロ変わるから飲み込みに時間がかかったけど、二ノ宮だけはずっとワクワクしてる感情が読み取れてすぐにわかった。
    メタいことをいうと読み手に一番近い人物ではあるが、実際こんな奴がいたら嫌だろうな。
    みんなイライラしてたし。

    梗介の二重人格設定や、「ともきくん」はいったい誰だったの?伏線回収部分はあったのだろうか、見落としてたかな?

    しかしクローズドサークルで次々と殺されるというパニック系ではなく、皆が探偵まがいのことをして調べる展開はちょっと意外だった。

    田中さん実は身分を隠していた凄腕探偵だったのでは?とかも思った

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    2026年09月12日
  • カラスは言った

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    「ヨコヤマ・アウス」と間違えられた丸森が、喋るカラスに巻き込まれ冒険に繰り出すストーリー。

    職場と自宅の往復だけだった丸森が、人との出会いや経験を通して「部外者」から「当事者」へと変わっていく様子が面白い。

    法律は気にしないけど道徳にはこだわる、いつも変なグミをくれる職場の先輩が良いキャラクターで好きだった。

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    2026年09月12日
  • 虚弱と歩く

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    虚弱に生きるが好きだったので続編かと思ったら、あらゆる作家さんが虚弱について書くものだったので思ったのと少し違ったものの、
    虚弱でも強く生きていきたいと思わされる文章ばかりだった。

    ◾️心に残った文章

    弱いまま生きるのは強さを過剰に求められれ現在においてラジカルな挑戦だし、大きな困難も伴う。
    しかしその困難さゆえに人生は生きるに値するのだと思う。

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    2026年09月07日
  • アヤとあや

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    自分には神秘性があると信じていた少女は、大人になるにつれ、その神秘性が薄れていくことに危機感を感じていた。自分は特別なのだ。自分は特別なのだから、何か特別なことが起こらなければならない。特別なことをしなければならない。という強迫観念の物語であり、そこから自由になるまでの成長物語でもある。亜耶と彩。2人の描写はとても上手だった。冒頭からずっと続く不穏な空気感に胸ときめかせて読んだけれど、特別大きな事件が起きるでもなく、いたって常識的な結末には少しがっかりしてしまった、というのが正直なところ。誰もが自分の人生の中では主人公のはずなのに、なぜか主人公感を抱けずに生きている。そんな現実に風穴を開けるダ

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    2026年09月06日
  • 女王様の電話番

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    風俗マッサージ店の電話番として「女王様」を客にマッチングの働きをする志川という女性が、「女王様」と呼びならわすセラピストの魅力的な女性・美織の失踪の謎を追って真相を追究していくミステリーのような展開。実は「女王様」とはセラピスト全員を指すのであるが、その美織その人のことであることがこの著者の意図であると読み進むうちに感じた。この志川の大胆な探偵まがいの行動にひやひやしつつ、いつのまにかこの世界に引き込まれた。志川さんの学生時代の女友たち、そして前職の先輩、同期。美織女王の顧客たちとの会話が生き生きとしている。このような業界が本当にあるのだろうか?そしてアセクシャルという性向が本当にあるのだろう

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    2026年09月02日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマに六人の作家さんが書き下ろした短編集。住野よるさん目当てで購入。
    同じテーマでもどの作品の内容もまるで違くて面白かった。
    特に好きだったのはピンポンツリースポンジとコンピレーション。
    どちらの作品もSFチックなのにどこか現実味があって読みやすかった。どんな世界なんだろうと読み解いていくのが気持ちいい。登場人物達の会話のテンポ感がいいのも好き。

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    2026年09月02日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    降り続く雨、土砂崩れによって嵐の館に閉じ込められた面々。そして密室で起こる殺人。
    様々な事情で館に滞在する人達のそれぞれの視点から物語が進んでいく。

    典型的なクローズド・サークルで起きる殺人事件。探偵不在とはこんなにカオスになるのかと思い知りました。
    ミステリサークルの二ノ宮くんの抑えきれないわくわくっぷりにはハラハラしましたが、先輩とのコンビネーションも地味におもしろかったです。

    殺人の動機にはえっ?そんなこと?という驚き。
    登場人物のキャラがそれぞれクセ強で最後まで飽きずに楽しめました。

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    2026年08月17日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    降り続く雨による土砂崩れで外界から隔絶された屋敷、私雨邸で主人の雨目石昭吉が死体となって発見された。様々な事情によりその場に居合わせた人々は、それぞれの視点から事件の真相を探り始めるが...

    多視点かつ多重解決の要素を取り込んだクローズドサークルもの。ミステリー研究会に所属する学生が意気揚々と事件の調査を始めるのを他視点者が鼻白んだ目で見ていたり、想定内の展開とはいえ次々と披露されるそれぞれの視点からの推理など、楽しめる部分もあったが、全体的にはややこじんまりとした印象。本格ミステリとしての完成度を期待しすぎなければ、最後の数ページで作品のテーマ性が浮かび上がってくる良作。

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    2026年08月15日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    電話番、予約管理だけじゃなく営業もしないとだから大変そう。でも人に会わなくてもいい仕事は好き。

    美織女王様から始まる電話番の大冒険。
    お店に最後までバレなくてよかったね。

    あと、前職界隈の方が本当に嫌いでした。吉野ちゃんはもちろん。結果、先輩も。
    アセクシャルのこと、本当に雑にしかわかってないし調べてないやん。本人と話すまでに調べたならもっと話し方あるやろがい。
    そして調べ方甘いんじゃい。というモヤモヤがすごかった。

    セクシャリティがどうであろうと、人間として接する時の態度は同じでしょ。人間として見下すなら私もあなたを見下しますけど?たまたまセクシャリティがマジョリティだからって何が偉い

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    2026年08月12日