渡辺優のレビュー一覧

  • 悪い姉

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    ネタバレ

    一気に読めた。
    妄想の中で姉を殺そうとするシーンは、今度こそ現実か?と毎回ハラハラしてしまった。

    高校2年生の麻友は、幼い頃から毒姉、凛に数々の残虐な仕打ちをされてきた。家でも学校でも常に姉に怯えた生活に嫌気がさして、殺意を認めるように。
    殺したいくらい大嫌いでも、家族だから簡単に離れられない…そんな葛藤の中で、実は姉のことが好きだという気持ちに気付き、姉から自由になるために一歩踏み出していく。

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    2020年11月26日
  • 行きたくない

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    手軽にサクサク読める。

    ピンポンツリー
    終末のアクアリウム
    コンピレーション

    の3作品が割と良き。
    コンピレーションは世にも〜的な感じしたけど。

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    2020年10月13日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    OLから脱サラして、アイドルを育てる話。
    朝井リョウの武道館と同じ様に、人を楽しませたいと真っ直ぐに努力する姿が感じられた。

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    2020年09月08日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    タイトル通り、いわゆる地下アイドルをテーマにした小説。アイドルにのめり込む人、アイドルを辞められない人、アイドルを志す人。身近になったとは言え、アイドルという存在は何か人を巻き込んでいく力があるのかな。
    こういった視点でアイドルをとらえている小説は珍しいかも。アイドルに興味のある人はぜひ。

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    2020年04月04日
  • 行きたくない

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    同じ「いきたくない」でも、様々な形がある。
    何となくいきたくない人もいれば、確固たる意志を持っていきたくない人もいる。ある人ににとっては「いきたくない」のではなく、「ここでいきたい」なのかもしれない。

    一人一人の作家さんがそれぞれの解釈で世界を描いていて、私はとても豊かな気持ちになった。

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    2020年01月19日
  • 行きたくない

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    後輩におすすめしてもらった。
    チープかな、と思っていたけど、読んでみると、日常で思う・感じる微妙なものを、物語の中で消化できて、なかなかよかった。
    お礼を言おう

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    2019年12月08日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」

    この言葉だけで、色々なストーリーがあるのだなと感じた一冊でした。面白かったです。


    個人的には、「ピンポンツリースポンジ」と「シャイセ」か良かったです。
    お二人の他の小説も読んでみたくなりました。

    きっと色々な人が、色々な「行きたくない」を抱えて生きているんだろうなあ。
    一話読むごとに、「自分だけじゃない、今日も頑張ろう」と前向きにさせてくれました。

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    2019年11月03日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」がテーマのアンソロジー。

    いやあ。
    行きたくない、分かる分かる。
    住野よると奥田亜希子が目に入って購入したけど、星四つか五つか迷うくらい、どれも印象に残るお話だった。

    以下、ネタバレ含む注意。



    「ポケット/加藤シゲアキ」
    友達が不登校になって、周りからは浮いた存在になってしまう。
    そんな彼に、優しく声をかける俺、という優越感が形になる後半が面白い。
    実は自分には出来ないこと、知らない世界を開いていた友達に、自分自身の狭量さを感じさせられる主人公。その描写に、青春を感じる。

    「ピンポンツリースポンジ/渡辺優」
    ロボットが「したくない」と言うのはオカシイ、という着眼点が

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    2019年09月07日
  • 自由なサメと人間たちの夢

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    文通友達さんとの読書会の課題本としていただいた本です。初めましての作家さん。
    面白かったです。始めに収録されている「ラスト・デイ」の最初の一文から惹き付けられました。
    消えたかったり、現実から逃避していたり、という、なんだか近しい病んだ人々…と思ってしまいましたが、「サメの話」「水槽を出たサメ」がとても好きでした。
    「水槽を出たサメ」は、これがこの本の締めくくりのお話で良かった、と思いました。エーテルのサメが空中を泳ぐ様が綺麗で。そして涼香が前を向くのも。涼香も少女もサメを「サメ!」と呼んでいるのも好きです。
    この作家さんの他の本も読みたくなりました。大森靖子さんの帯も良いです。

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    2019年03月23日
  • ラメルノエリキサ

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    ネタバレ

    16歳の女子高生・小峰りなのモットーは、どんな些細な出来事でも自分にとって不愉快であれば、絶対やり返すということ。
    付いたあだ名は『復讐の申し子』
    そう、彼女は復讐に取り憑かれているのだ。
    ある日、りなを襲う通り魔事件が発生。
    何者かが、夜道を歩く彼女を背後から切り付けたのだ。
    りなは犯人を追いかけるも
    激しい痛みと怒りで意識が混濁し、逃げられてしまう。
    犯人が残した唯一の手掛かりは
    『ラメルノエリキサ』という謎の言葉。
    怒りに燃えるりなは、退院後、自らの手で犯人を捕まえ復讐するため、独自の捜査を始める。
    そして、彼女がたどり着いた事件の真相とは…。
    第28回小説すばる新人賞受賞の、痛快青春ミ

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    2019年03月04日
  • ラメルノエリキサ

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    おもしろい。
    楽しい。
    充分にたのしめる、愛の話だ。これは。

    必然性がたかいことは物語の質が高いことだろうか。
    ただ余白はない感じ。
    木下半太が好きな人はきっと好き。それよりもよく練られているような感じはする。
    映画とかにしやすそうだな。読後のまとまりがすごい。

    「復讐」は誰にだって甘美で、後ろめたい。

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    2018年09月01日
  • ラメルノエリキサ

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    これは面白かった。主人公とお姉さんの性格のぶっ飛び方が小気味いい。これはなんだかお姉さんの方が将来的にはやばい感じがします。
    復習がテーマの話だけど、ドロドロした感じはないし、意外にさらっとしてる。文章のテンポもいいのでさらりと読めますね。

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    2018年03月13日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    ネタバレ

    各人の視点なので、全員の視点があるのかと思いきや、
    そんなことはなく、笑
    私的には、視点がころころ変わりすぎて少し混乱します
    現在2週目を読んでいるところです。
    恐らく私の頭が悪いだけなので、
    頭が良い人はちゃんと楽しめる作品なのかもしれません。
    田中が犯人を当てるのが驚きました。
    あと、犯人がその人!?となりました。
    けど、そういえば伏線あったなとなりましたね笑
    探偵役がいないのでみんなが推理して、
    みんな外すのがまぁそうだろうな、
    と展開が読めてしまっていた

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    2026年03月01日
  • 女王様の電話番

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    アセクシャルがどう、とか風俗がどう、とかよりも「この世界はスーパーセックスワールドだ」というワードが印象に残りました。本当に、なんでもすぐ恋愛、タイプ、推し、異性などに結びつくしそれが当たり前になっているけれど、それだけではないんだよなあと改めてハッと思わされました。

    0
    2026年03月01日
  • 女王様の電話番

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    ネタバレ

    近年話題のアセクシャルについての話。

    自分と違う性的指向について完全に理解をするのは難しい。「わかるよ」なんて軽々しくは言えない。だから、いちいち理由や理屈を求めず、そういうものだとただ受け入れるのが大事だなと思った。

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    2026年02月28日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    各人の視点とあるけれど、5/11人の視点だった。
    表紙絵を見て、勝手にサクラ(11歳)視点があると思い込んでた。

    殺人が起きているけれど、土砂崩れが起きて道が塞がっているけれど、通信手段が絶たれているけれど。
    何故かあまり悲愴感や緊迫感を感じない。

    集まった人達は曲者揃い。
    自殺志願者、前科者にジャンキー、サイコパス、他諸々。

    探偵役がいないから、誰もが推理を披露していく。
    そんな都合良く探偵役が鉢合わせるものか?と、思う事もあったけれど、その探偵役がいないだけで、これほどガチャガチャしてしまうのか。

    犯人の動機や行動には、納得も共感も同情もできなかった。

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    2026年02月28日
  • 女王様の電話番

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    多様な性に関するテーマでありつつ、
    どこまでも普通を見出そうとする自分の物語でもあると感じされられた。
    普通なんてないと思いつつ、マジョリティにいる安心感に縋りたい願望は捨てきれない。
    最期を想像して、孤独を恐れる気持ちは
    志川のようにほどけるのだろうか。

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    2026年02月27日
  • 女王様の電話番

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    志川は不動産会社を退職し、SMの女王様をデリバリーする風俗店の電話番に転職。志川はそこで出会った美織女王様に惹かれるが、突如美織が音信不通になってしまう。志川は美織の常連客らを伝手に、失踪した美織の行方を捜し始めるが…

    「この世界はスーパーセックスワールドだ。」

    開幕からこのパワーワード。「女王様の電話番」という稀有な設定も相まって、のっけからハートを鷲掴み。
    どちらかと言うとヘテロセクシャルで“スーパーセックスワールド“寄りな私は、無性愛、アセクシャル、ビアンなどなどLGBTQ+には馴染みが無く、こんな価値観もあるんだなと、学びになった。

    恋愛と性愛と性欲への価値観。
    「他人に対して性

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    2026年02月28日
  • 女王様の電話番

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     アセクシャル→美織さんの失踪→石原さんの死亡→展開が思った方向ではない❢

     星先輩とはパッピーエンド?

     チョット考えさせられました❢

    「私がおかしいのかな?自分がおかしいかおかしくないか、皆どうやって判断をつけているのだろう。」
     「ひとにはひとの天国が。私には私の、あなたにはあなたの、それぞれの天国がちゃんとある。」

    「人は皆、愛に生きている」

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    2026年02月27日
  • ラメルノエリキサ

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    『ラメルノエリキサ』
    え?なにそれ?から始まり、一気に駆け抜けた。

    主人公の、りな、凄いな。
    通り魔に遭って、走り去っていくその背中に「お前絶対ぶっ殺すからな!」随分とパンチの効いた子。
    たしかに高校生の時って、不思議な無敵感がある気がする。
    でも、この主人公、ちょっとベクトルが違う。

    あくまで自分ファーストな復讐劇。
    犯人は割とわかりやすい。
    だから私にとってこの本は、危なっかし過ぎるりなを、温かく見守る時間だった。

    同じく自分ファーストな姉だけれど、りなにとっての最後の防波堤であり唯一の良心なんだろう。

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    2026年02月24日