渡辺優のレビュー一覧

  • 女王様の電話番

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    「女王様の電話番」読み終わった!最高。
    最初からずっと面白かったけど、主人公がアセクシャルであるということが明らかにされた中盤以降が、特に最高だった。
    主人公の言動、選択、決断、サブキャラたちの性格や立ち位置、考え方の全てがわたし好みで、読んでいてひとつもモヤモヤするところがなかった。
    落ち込んで、暗い気持ちになるんだけど、それでも生きていかなきゃいけないし、生きていくことを選ぶしわたしは、っていう主人公の軸みたいなものに共感した。
    小説そのものの語り口も、饒舌すぎず、軽すぎず、サブカル寄りになることなく(それが悪いというわけじゃないけど最近そういう小説はちょっと食傷気味で)、必要なことが必要

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    2025年12月27日
  • 女王様の電話番

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    主人公の志川は不動産の営業をしていたが辞めた。その理由は先輩の星とつきあえなかったからだ。志川はひょっとすると性的なことに関心がないアセクシャルなのではないかと悩んでいて、今は宅地建物取引資格の勉強をしながら、60分のマッサージと30分の性的マッサージをする店の電話番を勤めている。ここではサービスをする女性のことを女王様と呼んでいた。

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    2025年12月26日
  • 女王様の電話番

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    ーこの世界はスーパーセックスワールドだ。

    2025年マイベスト書き出し大賞です

    愛というものを同性愛と異性愛の2つの箱に無理やり分けてぶち込んできた時代が終わって、現在は〇〇セクシャルの見出しのついた箱に細かく仕分けする時代に変わったんだな〜と感じる
    自分が異性愛者だと思っていても、もしかしたら異星人と愛を交わせる最初の人類の可能性だってまだあるぞ
    だとしたら、それは何性愛者で何セクシャルの箱なんだろう?
    そもそも多様性ってそういうもんだっけな
    愛する対象で箱に分けていったら、今度は愛のない人が取りこぼされてく
    愛のない人用にさらに小分けの箱を作って、どんどん繰り返して、どのくらい小分けに

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    2025年12月25日
  • 女王様の電話番

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     よくあるコールセンターの求人に応募したことがきっかけで、クイーンズマッサージ『ファムファタル』というSMデリバリーの電話番になった志川。二十人弱の女王様が在籍しているお店には、様々な女王様がいるが、その中でも志川の一推しの女王様は、美織さんだ。ある日、そんな美織さんが無断欠勤をし、それ以降、音信不通になってしまう。オーナーはこの業界では急に何も言わずに辞めることなんてめずらしくない、とたいして気にしたふうもないが、志川はどうしても心配で、ひとりで彼女を捜そうと決める。動機は、ない。性愛的な文脈の好意も、金銭的な貸し借りも、友人としての絆も、ない。ただ、『好きだから』。これって、そんなにおかし

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    2025年12月24日
  • 女王様の電話番

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    元彼とのトラブルで不動産販売会社を辞めた志村が就職を決めたのは派遣マッサージ受付の電話番だった。
    志村は優しいセラピスト美織と食事の約束をする。しかし、美織は突然失踪してしまう。
    無性愛者である志村は美織の行方を追う。次第に美織の真の姿が明らかに。

    来年の直木賞候補作
    派遣マッサージ嬢の電話番の話、と知ったとき、セックスがらみのドロドロの物語を想像しましたが、中身は全く違いました。
    むしろ無性愛者志村の存在が、スーパーセックスワールド(物語中の言葉)の中で、泥中に咲く一輪の蓮の花のような印象を受ける。
    読後感爽やかな物語でした。

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    2025年12月21日
  • 女王様の電話番

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    読書紹介YouTubeチャンネル「ほんタメ」にて紹介があり、MCである推しのあかりんが帯に紹介文も掲載、作者の渡辺優先生と「小説すばる2025.9」にて対談もされているとのことで購入。
    しかもしかも!直木賞にノミネートとのこと!!これは応援せねば。
    風俗店のオペレーターをする女の子のお話。
    とにかく文章が読みやすい。めちゃくちゃスルスル入ってくる。渡辺優先生、すごい。
    この前までオジサマ作家先生がかくミステリー小説を連続で読んでいて、トリックだったりギミックだったりに衝撃と感動と興奮があったものの(堅苦しい表現と、ちょっと昔すぎる高飛車お嬢様やいけ好かないスカしたイケメンなどのキャラクター、小

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    2025年12月13日
  • 女王様の電話番

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    スーパーセックスワールドって言葉何回出てきたかな?笑
    読んで良かった 救われた 知らない世界も知れた
    善悪の基準って曖昧だよなぁ
    無いことを証明するのって難しい
    「私偏見とかないから」って言葉便利で優しげな言葉っぽいけど、実は暴力的な言葉なのかもしれない 偏見は誰の中にもきっとある 隠しきれず出る。それを自覚していたいなと思った。
    美織さん好きだったなぁ 最後の会話が良かった。ただ己の欲望だけでお金を集めてただけじゃなかった。たぶん。ハッピーエンド。人には人の天国がある。それをちゃんと大切にしていきたい。
    主人公の行動力すごい 色んな人にすぐ会いに行くし、すぐ電話もかけるし 亡くなった人の部屋

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    2025年12月12日
  • 女王様の電話番

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    一気読みしてしまった。

    知らない世界と知らない世界と少しだけ知ってる世界が絶妙に入り交じった物語。
    それで良いのかと思わなくもないしなんか色々ダメなのではと思う描写もあるけれどまあでもそうなるかな? という気もする。

    なんだろうな。
    とりあえず面白かった。

    普通に面白くて
    普通に胸糞で
    普通にみんな自分だけの天国と地獄を持っている
    持っていて良いというお話

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    2025年11月24日
  • ラメルノエリキサ

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    小説すばる新人賞作品。
    すごく好きだった。
    とにかくキャラクターと文体が良い。ミステリー要素をからめた青春エンタメですね。大好きでした。

    主人公は強烈な自己愛と、やられたら1.2倍返しくらいでやり返す、復讐の権化という、普通なら決して好かれることない設定。なのに軽快でポップな文体と、あまりにも清々しく素直な行動原理に心惹かれてしまう。

    文体はポップなんだけど、描写はしっかりしていてライト過ぎないのもまた良い。さすが小説すばる新人賞。

    立川、完璧なママ、お姉ちゃんのキャラもすごく好き。

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    2025年11月17日
  • 女王様の電話番

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    ブックカバーをつけて通勤途中に読みました。
    SMクラブの女王様ではなかった。
    性的描写は無いがLGBT&Aについてはよく触れられている。

    無店舗型風俗店の一端を垣間見ながらライトなミステリー小説を楽しめました。

    この世は「スーパーセックスワールド」である、というフレーズが印象に残った。

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    2025年11月10日
  • 女王様の電話番

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    初っ端に出てくるパワーワード
    「この世界はスーパーセックスワールドだ」
    読み終えた後ならこのパワーワードの意味も分かる。
    人と人とのつながりには性愛が必ずしもあるとは限らない。のに、性愛があることを前提に語られているパターンがいかに多いか。

    「悪魔の証明」がアセクシャルを語るにおいての文脈に登場するとは!
    まさに、"ない"ことの証明は極めて難しい。
    こんなに腑に落ちる「悪魔の証明」の使い方はないかもしれない。

    今年の読書でトップランクのお気に入り作品だ。

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    2025年11月05日
  • 女王様の電話番

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    めちゃくちゃ面白かった。
    アセクシャルの主人公が、性的サービスのある派遣型マッサージ店で電話番のアルバイトをする話です。
    アセクシャルの主人公の目を通して、普通とはなにか…ということを問う物語でした。

    主人公は突然連絡を断った女王様の美織さんを探そうとしますが、友だちでも家族でも恋人でもなく、何の利害関係もない相手を探そうとする主人公に周囲は戸惑います。
    自分も最初は読みながら主人公の行動に疑問を感じていたのですが、ただ好きだから探す…という、そういう感情をなぜ自分は不思議に思うのだろうと言われると説明できず。だって、それが普通だから…としか言えないんですよね。
    自分の中の「普通」が、本当に

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    2025年11月03日
  • 女王様の電話番

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    様々な性的嗜好について、あんた、分かってるの?と教えてくれる。というか、分かろうとしすぎない、嫌なら嫌と言う、嫌と言われて怒らないってことが共存のコツなのだろうか。100%分かってもらおう、分かろうとすることの図々しさ。反省。美織さんの生き方がいい。自分の価値観で生きるのって難しいけど 90

    oasisライブの待ち時間に読み終えた

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    2025年10月27日
  • 女王様の電話番

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    アセク
    ないの証明。無理だった、を繰り返さないと証明できない。無理だった、に至るまで向き合い続けることは精神的にしんどいし、それに相手を付き合わせるのも酷だよね。

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    2025年10月24日
  • 月蝕島の信者たち

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    新興宗教と孤島の掛け合わせにテンション上がりつつ読んでいたら序盤で大勢の死が示唆されてクローズドサークル開幕!期待が高まる。金持ちの親戚がいる大学生がいなくても、ファンタジー要素入れなくても孤島クローズドサークルってできるんだ、と感動した。
    トリックもロジックも綱渡り部分があって緩めだけどしっかり作られてて、まさかそれが伏線ってところもあって面白かった。ミステリ部分も盛り盛りで好きだけど、自分の変化を嗤うような犯人の独白が刺さった。登場人物の描き方が好きなので、またこの著者の作品を読んでみたい。

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    2025年08月26日
  • ラメルノエリキサ

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    強烈な個性を持つ主人公に少しでも感情移入できるかで、評価が大きく分かれる作品だと思う。
    倫理観全無視、自分が正義の主人公の言動に、まともな感性を持つ人は嫌気がさしてしまうかもしれない。
    だが私個人としては、自分の機嫌は自分でとり、決して悲観的にならない(そんな負の感情を持たせた奴を決して許さない)スタンスはとても推せる。私は大好きだ。文章も勢いがあり、一気に読み切ることができた。登場人物としては、姉も重要な存在で物語の後半にかけて魅力が増していく。
    最後の〆の一文は清々しく、お気に入りの一冊になった。

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    2025年02月08日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    誰かと謎解き協議したくなる本

    難しい言葉や遠回しな言い方などなく、わかり易く、丁寧でとても読みやすかった!
    ミステリーも王道、クローズド・サークル、次々に起こる事件、そしてこの本の最大の特徴、色んな人(主に3人)の視点で物語が進むのが面白い!

    物語り終盤で、「ここまでの視点で犯人は特定可能である」っという一文
    痺れますね…この時点で犯人を特定出来た方はいるのでしょうか?いらっしゃったら凄いな。
    誰かとこの事件の謎を解くためにお話ししたくなる1冊でした!

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    2025年01月27日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    ここ最近読んだ本の中で一番おもしろかった!
    ミステリ好きならすごく楽しめる一冊だと思う。

    お金持ち一家の館でのクローズド・サークル…なのに探偵不在。
    読み始める前は探偵がいなくて大丈夫なのかな?と思ったけど、むしろ探偵がいないからこそみんなであれこれ調査して推理して、読みながら一緒に考えられる。
    最後はそれぞれが自分の推理を披露して推理合戦のようになるけど、よくある探偵が名推理を披露するより「そっか!この人、そうだよね…あ、この推理じゃダメじゃん」となる感じがまた楽しい。

    というミステリ好き代表みたいな、二ノ宮くん、なかなかクレイジー(笑)気持ちはわかるんだけどね!

    余談だけど、この本表

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    2024年07月18日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    おすすめです!

    (※自分語り)
     クローズドサークルと触れ込みのある作品を見ると心が躍る。何となくそういう作品は本格ミステリのジャンルに多い気がする。
    でも本格ミステリと言われるといつも躊躇する。
    私はジェンダー論に関する知識がまるでないし、本格ミステリにも全く詳しくない。だから滅多なことを言えないし言いたくないのだが、本格ミステリの名作と謳われる作品を読むと、
    美少女とか美人とかいる?ていうかビジュアルに関する記述いる?ビジュアルは百歩譲ってもスタイルに関する記述いる?このロマンスっぽい何かはいる?となることが少なくとも私の読んだ作品には多かった。どんなにトリックがすごかろうが驚かされよう

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    2024年04月30日
  • ラメルノエリキサ

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    思い込みが激しくてヤバい主人公に加えて、冷静な感じを装ったこれまたヤバいお姉ちゃんがたまらなくいい。面白かった!

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    2024年03月16日