渡辺優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「女王様の電話番」読み終わった!最高。
最初からずっと面白かったけど、主人公がアセクシャルであるということが明らかにされた中盤以降が、特に最高だった。
主人公の言動、選択、決断、サブキャラたちの性格や立ち位置、考え方の全てがわたし好みで、読んでいてひとつもモヤモヤするところがなかった。
落ち込んで、暗い気持ちになるんだけど、それでも生きていかなきゃいけないし、生きていくことを選ぶしわたしは、っていう主人公の軸みたいなものに共感した。
小説そのものの語り口も、饒舌すぎず、軽すぎず、サブカル寄りになることなく(それが悪いというわけじゃないけど最近そういう小説はちょっと食傷気味で)、必要なことが必要 -
Posted by ブクログ
ーこの世界はスーパーセックスワールドだ。
2025年マイベスト書き出し大賞です
愛というものを同性愛と異性愛の2つの箱に無理やり分けてぶち込んできた時代が終わって、現在は〇〇セクシャルの見出しのついた箱に細かく仕分けする時代に変わったんだな〜と感じる
自分が異性愛者だと思っていても、もしかしたら異星人と愛を交わせる最初の人類の可能性だってまだあるぞ
だとしたら、それは何性愛者で何セクシャルの箱なんだろう?
そもそも多様性ってそういうもんだっけな
愛する対象で箱に分けていったら、今度は愛のない人が取りこぼされてく
愛のない人用にさらに小分けの箱を作って、どんどん繰り返して、どのくらい小分けに -
Posted by ブクログ
よくあるコールセンターの求人に応募したことがきっかけで、クイーンズマッサージ『ファムファタル』というSMデリバリーの電話番になった志川。二十人弱の女王様が在籍しているお店には、様々な女王様がいるが、その中でも志川の一推しの女王様は、美織さんだ。ある日、そんな美織さんが無断欠勤をし、それ以降、音信不通になってしまう。オーナーはこの業界では急に何も言わずに辞めることなんてめずらしくない、とたいして気にしたふうもないが、志川はどうしても心配で、ひとりで彼女を捜そうと決める。動機は、ない。性愛的な文脈の好意も、金銭的な貸し借りも、友人としての絆も、ない。ただ、『好きだから』。これって、そんなにおかし
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Posted by ブクログ
読書紹介YouTubeチャンネル「ほんタメ」にて紹介があり、MCである推しのあかりんが帯に紹介文も掲載、作者の渡辺優先生と「小説すばる2025.9」にて対談もされているとのことで購入。
しかもしかも!直木賞にノミネートとのこと!!これは応援せねば。
風俗店のオペレーターをする女の子のお話。
とにかく文章が読みやすい。めちゃくちゃスルスル入ってくる。渡辺優先生、すごい。
この前までオジサマ作家先生がかくミステリー小説を連続で読んでいて、トリックだったりギミックだったりに衝撃と感動と興奮があったものの(堅苦しい表現と、ちょっと昔すぎる高飛車お嬢様やいけ好かないスカしたイケメンなどのキャラクター、小 -
Posted by ブクログ
スーパーセックスワールドって言葉何回出てきたかな?笑
読んで良かった 救われた 知らない世界も知れた
善悪の基準って曖昧だよなぁ
無いことを証明するのって難しい
「私偏見とかないから」って言葉便利で優しげな言葉っぽいけど、実は暴力的な言葉なのかもしれない 偏見は誰の中にもきっとある 隠しきれず出る。それを自覚していたいなと思った。
美織さん好きだったなぁ 最後の会話が良かった。ただ己の欲望だけでお金を集めてただけじゃなかった。たぶん。ハッピーエンド。人には人の天国がある。それをちゃんと大切にしていきたい。
主人公の行動力すごい 色んな人にすぐ会いに行くし、すぐ電話もかけるし 亡くなった人の部屋 -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった。
アセクシャルの主人公が、性的サービスのある派遣型マッサージ店で電話番のアルバイトをする話です。
アセクシャルの主人公の目を通して、普通とはなにか…ということを問う物語でした。
主人公は突然連絡を断った女王様の美織さんを探そうとしますが、友だちでも家族でも恋人でもなく、何の利害関係もない相手を探そうとする主人公に周囲は戸惑います。
自分も最初は読みながら主人公の行動に疑問を感じていたのですが、ただ好きだから探す…という、そういう感情をなぜ自分は不思議に思うのだろうと言われると説明できず。だって、それが普通だから…としか言えないんですよね。
自分の中の「普通」が、本当に -
Posted by ブクログ
ここ最近読んだ本の中で一番おもしろかった!
ミステリ好きならすごく楽しめる一冊だと思う。
お金持ち一家の館でのクローズド・サークル…なのに探偵不在。
読み始める前は探偵がいなくて大丈夫なのかな?と思ったけど、むしろ探偵がいないからこそみんなであれこれ調査して推理して、読みながら一緒に考えられる。
最後はそれぞれが自分の推理を披露して推理合戦のようになるけど、よくある探偵が名推理を披露するより「そっか!この人、そうだよね…あ、この推理じゃダメじゃん」となる感じがまた楽しい。
というミステリ好き代表みたいな、二ノ宮くん、なかなかクレイジー(笑)気持ちはわかるんだけどね!
余談だけど、この本表 -
Posted by ブクログ
おすすめです!
(※自分語り)
クローズドサークルと触れ込みのある作品を見ると心が躍る。何となくそういう作品は本格ミステリのジャンルに多い気がする。
でも本格ミステリと言われるといつも躊躇する。
私はジェンダー論に関する知識がまるでないし、本格ミステリにも全く詳しくない。だから滅多なことを言えないし言いたくないのだが、本格ミステリの名作と謳われる作品を読むと、
美少女とか美人とかいる?ていうかビジュアルに関する記述いる?ビジュアルは百歩譲ってもスタイルに関する記述いる?このロマンスっぽい何かはいる?となることが少なくとも私の読んだ作品には多かった。どんなにトリックがすごかろうが驚かされよう