渡辺優のレビュー一覧

  • アヤとあや

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    ずっと特別でありたかった少女が、誰かの特別かもしれない普通の子になっていく物語。

    読み始めてしばらくは、この子かなりアブナイ子なんじゃないだろうかと思ったけれど、最後はすごくよくいそうな小学生になって、ほっとした。
    特別って、すごく疲れそう。
    やや珍しいくらいの存在が、心地よさそうだよね。

    この先、怖いことも嫌なこともあるだろうけど、亜耶ちゃんが普通に楽しく過ごしていけるといいな。

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    2024年10月25日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「いつもと違う通学路」 瀬川貴次
    「Mさん」 渡辺優
    「七番目の七不思議」 清水朔
    「庵主の耳石」 櫛木理宇
    「旧校舎のキサコさん」 織守きょうや

    ホラーなので理に落ちない。
    救い?は、被害者たちにも非があるところか。

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    2024年10月25日
  • 行きたくない

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    6人の小説家によるアンソロジー。住野よるさん目当てで買ってみたが、その他の作者さんの話もとても面白かった。まず住野よるさんのコンピレーションは、少しSFチックで他の住野よるの物語と比べて珍しい内容だった。会話の表現やテンポ感が住野よるさんらしくて実家のような安心感だった。他にも近未来の話やバッドエンド風な話など、同じ「行きたくない」というテーマにも関わらず、十人十色で、全然違った味わいがあり、アンソロジーの醍醐味だなと感じました。

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    2024年08月17日
  • 行きたくない

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    どの話もよかった。特に好きなのは、「シャイセ」と「コンピレーション」かな。名前を知らなくて、お互いにあだ名をつけてる関係って素敵だなと思った。ベッドから落ちて目覚めて、下の人からつつかれるのを、挨拶してるみたいと感じていたのが可愛かった。毎晩、違う友達が家で待っててくれるのもいいなって思った。本当の世界とかよくわかんないけど、今の暮らしを幸せだって思えて、行きたくないのなら、それでいいと思った。「ピンポンツリースポンジ」の機械が、行きたくないっていうのも可愛かったな。

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    2024年08月01日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマとした、若手作家達による短編集。どの作品も個性的でちょっぴり異世界が入ったお話しで楽しく読めました。 それぞれの作家のセンスが伺える、 新しい作家さんに出会えた1冊でした。

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    2023年10月09日
  • 行きたくない

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    加藤シゲアキさんが好きなのでポケットのみ読んだ。加藤シゲアキワールドだなぁという作品で理解するのに時間がかかる少し不思議な話だった。加藤シゲアキさんは短編より長編の方が面白いかなと思った。

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    2023年10月08日
  • 悪い姉

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    ネタバレ

    文体は好きだし、ストーリーもとても好みなのだが、終わり方に納得がいかない。
    期待を裏切るとはよく言うものだが、私の場合は悪い意味で裏切られてしまった。
    心情描写としてはよいものがあったけれど、私としては拍子抜けだ。

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    2023年09月11日
  • ラメルノエリキサ

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    ネタバレ

    完璧なママに育てられた、二人の姉妹の妹の方が主人公。

    復讐癖があり、小さい頃に飼い猫の手を2歳年上の女の子に折られると、その女の子を階段から突き落として腕を折り返した。

    この度、帰宅地中で右腰を後ろから斬られる。その時に「ラメルノエリキサのため…」という言葉を聞く。

    復讐に燃える主人公。2件目の犯行、三件目の反抗が発生。ラメルノエリキサが、「フラメルのエリクサ」を指すと導き出し、魔術研究の教授の講義を聞き、自分が処女だと知っている元カレの弟が犯人と辿り着く。
    ボコボコにしてる途中で、不治の病の母親のためだったと知り、殺すのをやめる。

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    2023年05月19日
  • アヤとあや

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    「神秘的な子供」「特別な少女」「無垢な女の子」「ただのわたし」
    4話収録の連作短編集。

    小学5年生の亜耶は画家の父、パート勤めの母、6歳の弟と家族四人で平穏に暮らしている。

    亜耶が常に話し掛ける実態を伴わない彩。
    少女期特有の妄想?それともホラー?イマジナリーフレンド?
    先行きが全く読めないまま、不穏なアイテム、ナイフの登場にビクつき、校舎の二階から飛び降りる亜耶に危うさを感じる。

    自分を、神秘的で特別な存在だと信じこむ亜耶。

    それこそが、幼さの象徴であると思うも、特別と凡人、大人と子供の狭間で揺れ動く心情がリアルだ。

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    2023年02月17日
  • 行きたくない

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    後半の4作品が私は面白かった。

    住野よるさんの作品は嫌な気持ちになることなく、読みやすいし、独特の世界観で好きだったな。

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    2023年02月04日
  • クラゲ・アイランドの夜明け

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    ネタバレ

    渡辺優さんの作品って、主人公が個性的なことが多くておもしろい。『ラメルノエリキサ』しかり、『きみがいた世界は完璧でした、が』しかり。この作品もクラゲ大好きな女子高生が出てきますが、どうすればそういう発想が生まれるのか不思議。近未来の世界で、世界観が分かるまでにちょっと時間がかかったので、もっと前半にそのあたりがわかるとよかったかも。

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    2023年02月03日
  • 行きたくない

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    行きたくない
    そんな誰しも抱える感情。  

    タイトルを見て、取り憑かれたかのように購入。

    学校、会社と、行きたくない気持ちは色んな場所に存在する。
    私は会社。

    6名の作家さんが描く、「行きたくない」お話。

    個人的に、「ピンポンツリースポンジ」が好きだった。ロボットが色んな事をやってくれる世界の話。
    その中で、突然にロボットが「行きたくない」って言い出す話。

    あー、いつか現実でもこうしてロボット頼りの世界になるかもしれないな。なんて思いつつ、心が無いはずのロボットに「行きたくない」という感情が生まれる。

    そうだよなぁ〜あるよなぁ…と。

    はぁ〜、サボってみたいな。

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    2023年01月28日
  • 行きたくない

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    ネタバレ

    今どきで自己啓発本みたいなタイトル『行きたくない』。カトシゲと住野よるさん目当てで購入したが、カトシゲさんの「ポケット」はちょっとよく分からなかったぞw住野さんの「コンピレーション」はSF(少し不思議)な感じがして面白かった。一番は渡辺優「ピンポンツリースポンジ」。ロボットも人間と同じ。小島陽太郎「シャイセ」の女二人の関係も嫌いじゃない。

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    2023年01月14日
  • 自由なサメと人間たちの夢

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    第一話の語り手が死にたがりの厨二病だったので一度積んだ。そこを越した先は読みやすい。やはり一番良かったのはタイトルのサメが登場する第6話と7話。喋るサメの一人称が「吾輩」という発想がいい。

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    2023年01月15日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    「リフト」
    「リミット」
    「リアル」
    「天使」
    「アイドル」
    「リピート」

    「リミット」の楓のエピソードがよかった。強烈に追い求めるものがあって、でも絶対に届かないとわかっている。それでも夢を見続けるのだけど、強烈な感情の反動なのか、燃料が尽きてしまうのか、ある時突然どうでもよくなったりする。
    それまでの文脈をぶった切ったように見える「あ、なんか、もういいや」は幼児の喜怒哀楽の変化のようだが、本当にそんな感じにふっと力が抜けてしまうことがある。理解できる人にはさみしく切ない心の動きに見えると思う。
    それでも心の隅には燃えカスが残っている。もともとかなりのエネルギーを持った感情だから、塵ですら大きなパワーを持っていて、きっかけさえあればまた再燃してしまうのだ。
    「夢を追いかけるアイドル」のリアルさとエンタメのバランスが取れた比較的正統派な作品。

    一方翼と天使ちゃんのエピソードは、どうしてもアイドルにこだわっているわけではなくて、自分が抱える問題を解決するためのきっかけが必要だった。彼女たちのようにアイドルに触れて変化していく人がアイドル側にもファン側にもいるのだろう。入れ替わりの激しい地下アイドル業界のリアルさでもあるはずだ。

    結末はあっけないと最初は感じたが、それがリアルなのかもと思った。目指しているものが違い、考え方がころころ変わる若者が一つの目標を目指すというのはとても難しい。それでも著者の作品は最終的に前向きに進みだす作品ばかりだから嫌いになれない。

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    2022年12月30日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    一部にあった、いじめの話はあまり面白くない。
    子供の怖い話ってイジメが多くて嫌な話が多い。
    7番目の七不思議は、ハッピーエンドで良かった。

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    2022年10月31日
  • 悪い姉

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    いつ姉を殺すんだろうとドキドキしながら読む。

    悪い姉なので好きな人ができると無理やり取られるんじゃないだろうか、仲のいい友達を傷つけるんじゃないだろうかと、やきもきしていた。

    それにしても、この姉の性格は悪い。出来ることならかかわり合いたくないと思いながら読んだ

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    2022年09月23日
  • アヤとあや

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    自分を特別だと思っている子の話。子どもは自分を特別と思いたがるような気がする。大人になると、周りと比較したがるし、周りも比較してくる。場合によっては特別は嫌と思うこともある。素晴らしい能力がなくても、人間誰しも誰かにとっての特別でいられると思うし、私はそれでいい。

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    2022年09月22日
  • ラメルノエリキサ

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    ネタバレ

    すごく読みやすかった。
    ミステリーというより主人公の家族の話などいろんな要素があって面白い、お母さんから愛されてないとかそういうのはやっぱり子供が1番わかるものなんだなと思う、主人公が少し捻くれて攻撃的なのもそれが原因の一つなのかなとも思ったり。復讐心の強いりなには全然共感できなかった、
    犯人については前半には予想がつかなかった。

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    2022年09月09日
  • クラゲ・アイランドの夜明け

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    なにも煩わしいことのない海上コロニー「楽園」に住む人々。そこで大量のクラゲ発生事件がおきる。まもなくして、ある少女が自殺をする。
    友人であった少年は、亡くなった少女から一通のメールを受け取ることになり、少女が自殺した理由を解き明かそうとする。
    と、いう所謂SF、青春、ファンタジー的な話かと思いきや、自殺した少女をとりまく人達(大人子供かかわらず)の人間性を深掘りしたような作品でした。
    文章自体もするする読めて、内容も入ってきやすいので、漂うクラゲのように何も考えたくない時に読むことをおすすめします

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    2022年08月30日