渡辺優のレビュー一覧
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ネタバレ完璧なママに育てられた、二人の姉妹の妹の方が主人公。
復讐癖があり、小さい頃に飼い猫の手を2歳年上の女の子に折られると、その女の子を階段から突き落として腕を折り返した。
この度、帰宅地中で右腰を後ろから斬られる。その時に「ラメルノエリキサのため…」という言葉を聞く。
復讐に燃える主人公。2件目の犯行、三件目の反抗が発生。ラメルノエリキサが、「フラメルのエリクサ」を指すと導き出し、魔術研究の教授の講義を聞き、自分が処女だと知っている元カレの弟が犯人と辿り着く。
ボコボコにしてる途中で、不治の病の母親のためだったと知り、殺すのをやめる。 -
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行きたくない
そんな誰しも抱える感情。
タイトルを見て、取り憑かれたかのように購入。
学校、会社と、行きたくない気持ちは色んな場所に存在する。
私は会社。
6名の作家さんが描く、「行きたくない」お話。
個人的に、「ピンポンツリースポンジ」が好きだった。ロボットが色んな事をやってくれる世界の話。
その中で、突然にロボットが「行きたくない」って言い出す話。
あー、いつか現実でもこうしてロボット頼りの世界になるかもしれないな。なんて思いつつ、心が無いはずのロボットに「行きたくない」という感情が生まれる。
そうだよなぁ〜あるよなぁ…と。
はぁ〜、サボってみたいな。 -
Posted by ブクログ
「リフト」
「リミット」
「リアル」
「天使」
「アイドル」
「リピート」
「リミット」の楓のエピソードがよかった。強烈に追い求めるものがあって、でも絶対に届かないとわかっている。それでも夢を見続けるのだけど、強烈な感情の反動なのか、燃料が尽きてしまうのか、ある時突然どうでもよくなったりする。
それまでの文脈をぶった切ったように見える「あ、なんか、もういいや」は幼児の喜怒哀楽の変化のようだが、本当にそんな感じにふっと力が抜けてしまうことがある。理解できる人にはさみしく切ない心の動きに見えると思う。
それでも心の隅には燃えカスが残っている。もともとかなりのエネルギーを持った感情だから、塵ですら大きなパワーを持っていて、きっかけさえあればまた再燃してしまうのだ。
「夢を追いかけるアイドル」のリアルさとエンタメのバランスが取れた比較的正統派な作品。
一方翼と天使ちゃんのエピソードは、どうしてもアイドルにこだわっているわけではなくて、自分が抱える問題を解決するためのきっかけが必要だった。彼女たちのようにアイドルに触れて変化していく人がアイドル側にもファン側にもいるのだろう。入れ替わりの激しい地下アイドル業界のリアルさでもあるはずだ。
結末はあっけないと最初は感じたが、それがリアルなのかもと思った。目指しているものが違い、考え方がころころ変わる若者が一つの目標を目指すというのはとても難しい。それでも著者の作品は最終的に前向きに進みだす作品ばかりだから嫌いになれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小学5年生の亜耶は、常に自らの美意識と神秘性に特別なものを感じている。
彼女は相棒の彩といつも行動を共にする。イマジナリーフレンドと認識している彩とともに、自分を特別だと思ってほしい……。自分の中で折り合いをみつける。少しずつ自分のあり方を考える少女の話。
目次
一 神秘的な子ども
二 特別な少女
三 無垢な女の子
四 ただのわたし
気になった本文
特別というのは、周りの環境に支えられた状態でしかない。特別でいたいと願うことは、それ以外のふつうを強く意識するということ。特別でありたいと願う人は、誰よりも周りを気にしてるってこと。周りがどんなふうかを気にしてそこから抜け出そうとすることは、周りを気にしてそこに合わせようとすることと同じ。
「ありふれた言葉がありふれているのは、それがある程度、本当のことだからだよ。」
「そんな言葉ほしくない。みんながみんな、それぞれ特別な子だっていうんでしょ。そんなの誰も特別じゃないのと同じじゃない。」
「そう、特別な人なんて誰もいない。みんながみんな、それぞれ自分のふつうを生きてるだけ。」
わたしが欲しがった特別さとは違う、神聖でも、神秘的でもない、ごくふつうのありふれた特別さではあるけれど、それはそれで悪くないように思えた。