渡辺優のレビュー一覧

  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    ネタバレ

    久しぶりに本格ミステリを読んだ気がした。最近はこう言う推理小説にお目にかかれないので、ワクワクしながら謎解きをした。
    総論としてはすごく楽しめた。
    各論としては、犯人の動機が弱いかなと思った。
    あとキーマンかなと期待させるサクラの存在や、梗介の思わせぶりな心の葛藤など、ストーリー展開に必要を感じなかった。(ミスリード的には必要だったのかな)
    クローズドサークルが好きな読者は多いので、また大学生コンビで新しいミステリを描いて欲しいなと思う。

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    2024年02月28日
  • アヤとあや

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    私があやという名前なのでタイトルに惹かれ。11歳の主人公亜耶とイマジナリーフレンド?の彩がタイトルの由来か。

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    2024年02月26日
  • 私雨邸の殺人に関する各人の視点

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    山の中の洋館、私雨邸に灯りがともる。持ち主の老人、雨目石昭吉やその孫たち、昭吉の友人のミステリー好きの大学生たち、取材で訪れた記者、ひょんなことから洋館に滞在することになった身元不明のものたち。彼らが夕飯を終えた頃、一つの殺人事件が起こる。そして、探偵のいない洋館殺人事件が幕を開けたのだ。

    なるほど、探偵ってみんなそれなりにまともな人格なんだな……。基本的に滞在者3人+X(メタ?)の視点で物語が進行していくのでややまだるっこしさはあるものの、楽しく読んだ。まあ探偵薬も含めてみんなざまぁされた感あるのでよかったのではなかろうか。ね。

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    2024年02月12日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマとした、若手作家達による短編集。どの作品も個性的でちょっぴり異世界が入ったお話しで楽しく読めました。 それぞれの作家のセンスが伺える、 新しい作家さんに出会えた1冊でした。

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    2023年10月09日
  • 行きたくない

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    加藤シゲアキさんが好きなのでポケットのみ読んだ。加藤シゲアキワールドだなぁという作品で理解するのに時間がかかる少し不思議な話だった。加藤シゲアキさんは短編より長編の方が面白いかなと思った。

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    2023年10月08日
  • 悪い姉

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    ネタバレ

    文体は好きだし、ストーリーもとても好みなのだが、終わり方に納得がいかない。
    期待を裏切るとはよく言うものだが、私の場合は悪い意味で裏切られてしまった。
    心情描写としてはよいものがあったけれど、私としては拍子抜けだ。

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    2023年09月11日
  • ラメルノエリキサ

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    ネタバレ

    完璧なママに育てられた、二人の姉妹の妹の方が主人公。

    復讐癖があり、小さい頃に飼い猫の手を2歳年上の女の子に折られると、その女の子を階段から突き落として腕を折り返した。

    この度、帰宅地中で右腰を後ろから斬られる。その時に「ラメルノエリキサのため…」という言葉を聞く。

    復讐に燃える主人公。2件目の犯行、三件目の反抗が発生。ラメルノエリキサが、「フラメルのエリクサ」を指すと導き出し、魔術研究の教授の講義を聞き、自分が処女だと知っている元カレの弟が犯人と辿り着く。
    ボコボコにしてる途中で、不治の病の母親のためだったと知り、殺すのをやめる。

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    2023年05月19日
  • アヤとあや

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    「神秘的な子供」「特別な少女」「無垢な女の子」「ただのわたし」
    4話収録の連作短編集。

    小学5年生の亜耶は画家の父、パート勤めの母、6歳の弟と家族四人で平穏に暮らしている。

    亜耶が常に話し掛ける実態を伴わない彩。
    少女期特有の妄想?それともホラー?イマジナリーフレンド?
    先行きが全く読めないまま、不穏なアイテム、ナイフの登場にビクつき、校舎の二階から飛び降りる亜耶に危うさを感じる。

    自分を、神秘的で特別な存在だと信じこむ亜耶。

    それこそが、幼さの象徴であると思うも、特別と凡人、大人と子供の狭間で揺れ動く心情がリアルだ。

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    2023年02月17日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

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    エッセイ23篇に番外編「俳句甲子園観戦記/松山旅行記」と後書き、住野よるさんとの対談を加えた作品集。

    渡辺優さん、小説も読みやすかったけれどエッセイも面白い。
    共感出来る物もあれば全然理解出来ない物もあって、それがタイトルの並行宇宙から感じた印象と相まって納得する。

    1篇目『運転』の「歩いているやつ!怖い」には思わず頷きそのオチに笑ってしまう。

    コールセンターでのアルバイト経験を綴った『コルセン』は裏側が知れて面白いが、コルセンで働く方に同情しつつ絶対やりたくないなと思えた。

    身近な日常に笑いをプラスしたエッセイ集。

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    2023年02月16日
  • 悪い姉

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    「平穏な生活のために、姉を殺すことにしました」

    帯からスリリングなサスペンスを想像していたが蓋を開ければ毒姉に悩まされ続けて来た妹の心情を淡々と綴った家族小説だった。

    姉の倉石凜は4月生まれ、妹の麻友は3月生まれ、年子で生まれクラスは違えど同学年として同じ高校に通っている。
    綺麗で頭脳明晰、運動神経も良い姉の凜だが幼い頃から邪悪で残酷な面を持っていた。

    姉に忖度しながら麻友に芽生える殺意。

    ドキドキしながら読み進めるも大きな展開もどんでん返しもなく全体を通して平坦な印象が残った。

    姉妹の両親に不甲斐なさを感じた読後。

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    2023年02月16日
  • 行きたくない

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    後半の4作品が私は面白かった。

    住野よるさんの作品は嫌な気持ちになることなく、読みやすいし、独特の世界観で好きだったな。

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    2023年02月04日
  • クラゲ・アイランドの夜明け

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    ネタバレ

    渡辺優さんの作品って、主人公が個性的なことが多くておもしろい。『ラメルノエリキサ』しかり、『きみがいた世界は完璧でした、が』しかり。この作品もクラゲ大好きな女子高生が出てきますが、どうすればそういう発想が生まれるのか不思議。近未来の世界で、世界観が分かるまでにちょっと時間がかかったので、もっと前半にそのあたりがわかるとよかったかも。

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    2023年02月03日
  • 悪い姉

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    イヤミスになるのか?
    毒姉と妹のやりとりがしんどくて、もっと嫌なことがあるのか、ハラハラしながら読んだ。
    本当に殺しちゃう?
    家族とは家族だからこそ悩ましい存在で、みんながみんな仲良しとは限らず、周りからは分からない関係があるものだと思う。
    けど、この姉は無理!

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    2023年02月02日
  • 行きたくない

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    行きたくない
    そんな誰しも抱える感情。  

    タイトルを見て、取り憑かれたかのように購入。

    学校、会社と、行きたくない気持ちは色んな場所に存在する。
    私は会社。

    6名の作家さんが描く、「行きたくない」お話。

    個人的に、「ピンポンツリースポンジ」が好きだった。ロボットが色んな事をやってくれる世界の話。
    その中で、突然にロボットが「行きたくない」って言い出す話。

    あー、いつか現実でもこうしてロボット頼りの世界になるかもしれないな。なんて思いつつ、心が無いはずのロボットに「行きたくない」という感情が生まれる。

    そうだよなぁ〜あるよなぁ…と。

    はぁ〜、サボってみたいな。

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    2023年01月28日
  • 行きたくない

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    ネタバレ

    今どきで自己啓発本みたいなタイトル『行きたくない』。カトシゲと住野よるさん目当てで購入したが、カトシゲさんの「ポケット」はちょっとよく分からなかったぞw住野さんの「コンピレーション」はSF(少し不思議)な感じがして面白かった。一番は渡辺優「ピンポンツリースポンジ」。ロボットも人間と同じ。小島陽太郎「シャイセ」の女二人の関係も嫌いじゃない。

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    2023年01月14日
  • 自由なサメと人間たちの夢

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    第一話の語り手が死にたがりの厨二病だったので一度積んだ。そこを越した先は読みやすい。やはり一番良かったのはタイトルのサメが登場する第6話と7話。喋るサメの一人称が「吾輩」という発想がいい。

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    2023年01月15日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    「リフト」
    「リミット」
    「リアル」
    「天使」
    「アイドル」
    「リピート」

    「リミット」の楓のエピソードがよかった。強烈に追い求めるものがあって、でも絶対に届かないとわかっている。それでも夢を見続けるのだけど、強烈な感情の反動なのか、燃料が尽きてしまうのか、ある時突然どうでもよくなったりする。
    それまでの文脈をぶった切ったように見える「あ、なんか、もういいや」は幼児の喜怒哀楽の変化のようだが、本当にそんな感じにふっと力が抜けてしまうことがある。理解できる人にはさみしく切ない心の動きに見えると思う。
    それでも心の隅には燃えカスが残っている。もともとかなりのエネルギーを持った感情だから、塵ですら

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    2022年12月30日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    一部にあった、いじめの話はあまり面白くない。
    子供の怖い話ってイジメが多くて嫌な話が多い。
    7番目の七不思議は、ハッピーエンドで良かった。

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    2022年10月31日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

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    実は著者さんのこと何も知らないまま、表紙の雰囲気とタイトルがステキってだけで読んだんですが…。思いのほかドン引きすることよりも共感できる内容が多くて好きでした。

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    2022年09月27日
  • 悪い姉

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    いつ姉を殺すんだろうとドキドキしながら読む。

    悪い姉なので好きな人ができると無理やり取られるんじゃないだろうか、仲のいい友達を傷つけるんじゃないだろうかと、やきもきしていた。

    それにしても、この姉の性格は悪い。出来ることならかかわり合いたくないと思いながら読んだ

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    2022年09月23日