渡辺優のレビュー一覧
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『この筆者は妹の奴隷根性をよく理解してるなー、お姉さんがいるんじゃない?』が1番の感想。
私にも3歳離れた出来が良くておっかない姉がいる。
おっかないといっても彼女は割と内弁慶で友人関係で何度も親に心配をかけさせていたし、出来が良いと言っても「うちの一族の割には」というレベルだという事を知ってから恐怖が薄れたのを覚えている。
現在は姉も大分穏やかになり、程よい距離で仲良くしているが、『子供の頃の仕打ちを忘れてないからな』という気持ちが未だに私の心にずっとある。
凛のような生まれつきの性悪はどうしようもない。
作中のような第三者の薄っぺらいアドバイスになってしまうが『親とも絶縁する覚悟で家 -
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ネタバレラスト、デイ1年前の友達も家族も上手くいかなくて自分のお葬式のセットリストを考えてた厨二病の自分を思い出して切なくなった。
ロボットアームは、まつパ、眉毛ワックスを終わったあと、なにかの戦いに勝ったような気持ちとなんか似てるなって思った。
虫の眠りが1番好きだった。自分がどう見られるか、その判断は、価値は、そばにいる人で計られるそういうところが共感でグサッときた。最後の1文の
皆、各々が信じる夢の中で、生きているのだから
を4回読んだ。
サメの話は、自己肯定感が低くなった時に、自分は、そう思わないように人間力を上げろとか、実力をつけろとか言われたいんじゃなくて、ただただ話を聞いてほしい、そんな -
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ネタバレ昔読んだ作品。
初めて行ったアイドルのライブで、メンバーの1人である楓に一目惚れした夏海は彼女をプロディースすることに決める。
グループの電撃解散後、夏海のアイドルユニットに入る楓、女装好きの男子でアイドルになりたい翼、訳あって天界から人の世界に来たと思っている瑞穂、容姿にコンプレックスがある愛梨。
それぞれの内面を鮮烈に描く長編小説。あなたの"推し"が必ず見つかる!!
このお話は、様々な人物の内面を知ることができ、こういう人もいるんだな、と思える以上に、地下アイドルの裏事情も知ることができて、とても面白いお話です。
いくらメディアの露出が少ない地下アイドルでも、若しく -
Posted by ブクログ
ネタバレ一見重たそうな雰囲気なのに、そんなこともなくさくさく読める。
悪い姉のせいで今までたくさんの辛い目にあってきた妹の主人公。年子のせいで学年も一緒、学校も一緒。ただ想像していたより今はそこまで姉に干渉されてる感じはしなかった。もっと友だちになった子を奪うとか好きな子を奪うとかそういう系かと思っていたから、そこまで重くなくて良かったのかも。
(もちろん悪い姉なので中学のときにしっかり親友を最悪な形で奪ってるけど)
もちろんずっと姉のことを殺したいことが書かれているけど、その合間に彼女はちゃんと女子高生をしていた。好きな子が出来て、その好きな子と少し話せただけでも嬉しかったり、球技大会で同じ実行委 -
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自分が特別であるという意識は、子供のころ誰もが持っていたんじゃないだろうか。
しかし、成長につれて自分は大勢の中の一人にすぎないということに気づかされ、それを受け入れなければならないようになる。
小学五年生の亜耶は年を経るにつれて自らの神秘性が失われていっていると感じている。
彼女は神秘的でありたいと願うが、そう願ってしまっている時点で神秘的ではないということにも気づいてしまっている。
そのことにどう折り合いをつけていくのか。
序盤の亜耶からは傲慢さを感じるが、それがラストでは自己愛のように変わっていくのがよかった。
以前読んだ『自由なサメと人間たちの夢』同様、少しメンヘラっぽい小説だが