渡辺優のレビュー一覧

  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    学校が舞台とあって、昔流行った“学校の怪談”のように、それほど怖くはないし、後味悪いものもあまりない(全くないわけではないけど、トラウマ級ではないかな?)ので、気軽に読めた。

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    2022年06月01日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

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    何作か読んだことのある作家さんのエッセイ。
    勝手に男性作家さんだと思っていたので、女性だったのか!と、まず驚きました。(逆に住野よるさんは女性だと思っていた)
    【左右】エレベーターの開閉ボタンがどっちか分からなくて、乗って来た人を挟んでしまう。
    序盤で分かる!と共感しきりでした。

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    2022年01月30日
  • アヤとあや

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    自分が特別であるという意識は、子供のころ誰もが持っていたんじゃないだろうか。
    しかし、成長につれて自分は大勢の中の一人にすぎないということに気づかされ、それを受け入れなければならないようになる。

    小学五年生の亜耶は年を経るにつれて自らの神秘性が失われていっていると感じている。
    彼女は神秘的でありたいと願うが、そう願ってしまっている時点で神秘的ではないということにも気づいてしまっている。
    そのことにどう折り合いをつけていくのか。

    序盤の亜耶からは傲慢さを感じるが、それがラストでは自己愛のように変わっていくのがよかった。

    以前読んだ『自由なサメと人間たちの夢』同様、少しメンヘラっぽい小説だが

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    2021年12月28日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    地下アイドルの状況がリアルに描かれていて、生き生きとした素晴らしい作品。解説の引用によると作者が昔からアイドル好きだったわけでは無いようで、そこから取材してここまでのものを作り上げたのは凄い。

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    2021年10月24日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

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    初めて読む方なんだけど、エッセイから読んでしまった。
    でも私は共感派。
    この方の文章凄く好き。正直って感じ。

    私も猫大好きなんだけど、やっぱり飼うと言う事に責任が生じるから動画とかで我慢。まっ飼えないっていう状況でもあるし。

    それに私も血管細くて看護師さん泣かせです。
    今度、小説読んでみよっと。

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    2021年10月05日
  • ラメルノエリキサ

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    自分が痛手を負わされたことに対してはきっちりとやり返す「復讐の申し子」である女子高生・りな。ある日夜道で切りつけられ負傷した彼女が目論むのは犯人への復讐。犯人が残した「ラメルノエリキサ」という言葉の意味を探り、その後も続く通り魔事件の情報を集め、果たして彼女は犯人にたどり着くことができるのか。ミステリといえなくもないけれど、青春小説の比率が大きいかな。
    ヒロインのりなのキャラクターが強烈です。復讐に執念を燃やす彼女の性格はある意味異常者かもしれないのですが。忌避する感情や嫌悪する感情よりもむしろ痛快感を覚えてしまいました。まあたしかにやることはえげつないといえばえげつないのですが。あっけらかん

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    2021年09月29日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

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    ネタバレ

    著者の作品がすきなので拾い読みして、ああなんか楽しめそう……優さんだしな……と思い切って、結果、とても良かった。
    久しぶりにほぼ一気読みだった。

    単純に文章力がたぶん凄まじすぎるんだと思うんだけどとにかく楽しい。あとバランス感覚最高。大好き。
    だからこそ(?)巻末の対談は苦手。お相手と自分の相性が悪い。

    編集さんの場合は著者の書き方がこうニュートラルでするっと視点が違うんだなって思えたし、そう見えるのかそういう売り方になるのかってなるけど著者自身が並行宇宙を実感しているし、既刊の公式紹介(?)に疑問を感じることがあった人間としては、その辺り少しふわっとした。
    基本、読解力に自信がないものだ

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    2021年10月01日
  • きみがいた世界は完璧でした、が

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    ネタバレ

    オタク大学生日野くんの恋のお話。中学時代に熱中していたゲームのキャラ「エリナ」にそっくりな宮城絵茉に一目ぼれし、何回も告白するが玉砕。そんな中、彼女へのストーカーを見つけ出すことを決意するも、逆に疑われてしまったり、、、というお話。

    日野くんの独白で物語が進むので、ずっと不安で仕方なく、ハラハラしながら読んだ。彼の語り口が面白くて、どこかすっとぼけたキャラで好感を抱いてしまい、ホントにストーカーは日野くんで、最後の最後でめちゃくちゃブラックなオチだったらどうしよう、、、という想像が頭から離れなかった。結果、とても青春チックなオチで良かった。ホッとした。

    なんというか、自助努力?の結果、成長

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    2021年04月11日
  • 行きたくない

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    会社に行きたくない、学校に行きたくない、断れない誘いに本当は行きたくない…そんな「行きたくない」をテーマにしたアンソロジー。行きたくないという感情はしかし、本人ですら自覚できていなかったり、理由がわからなかったりするものなのですね。それゆえなかなかに奥が深いストーリーばかりでした。渡辺優さんと住野よるさんのお話はSFっぽくてユニーク。小島陽太郎さんの『シャイセ』も良かったです。

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    2021年03月06日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

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    独自の感性で書かれたエッセイ。
    個性的な着眼点とテンション低めな文体がよかった。
    ワッフルの話が特に好き。作者の食べ物系エッセイをもっと読んでみたい。

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    2021年03月05日
  • 並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし

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     もし、著者が自分の家族だったら、すごく心配だったりお小言を言ってみたりするんでしょうね。
     友達だったら、面白くて長ーく付き合えそうだと思う。
     全体的に、淡々と面白い事を言ってる女の子って感じ。

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    2021年02月10日
  • 行きたくない

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    ネタバレ

    行きたくないというテーマからよくこんなに物語を発展させることができるなぁと感嘆する。まだ読んだことのない作家の物語も楽しめたので徐々に広げていきたいなぁ。

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    2020年11月29日
  • 行きたくない

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    手軽にサクサク読める。

    ピンポンツリー
    終末のアクアリウム
    コンピレーション

    の3作品が割と良き。
    コンピレーションは世にも〜的な感じしたけど。

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    2020年10月13日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    OLから脱サラして、アイドルを育てる話。
    朝井リョウの武道館と同じ様に、人を楽しませたいと真っ直ぐに努力する姿が感じられた。

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    2020年09月08日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    タイトル通り、いわゆる地下アイドルをテーマにした小説。アイドルにのめり込む人、アイドルを辞められない人、アイドルを志す人。身近になったとは言え、アイドルという存在は何か人を巻き込んでいく力があるのかな。
    こういった視点でアイドルをとらえている小説は珍しいかも。アイドルに興味のある人はぜひ。

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    2020年04月04日
  • 行きたくない

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    同じ「いきたくない」でも、様々な形がある。
    何となくいきたくない人もいれば、確固たる意志を持っていきたくない人もいる。ある人ににとっては「いきたくない」のではなく、「ここでいきたい」なのかもしれない。

    一人一人の作家さんがそれぞれの解釈で世界を描いていて、私はとても豊かな気持ちになった。

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    2020年01月19日
  • 行きたくない

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    後輩におすすめしてもらった。
    チープかな、と思っていたけど、読んでみると、日常で思う・感じる微妙なものを、物語の中で消化できて、なかなかよかった。
    お礼を言おう

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    2019年12月08日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」

    この言葉だけで、色々なストーリーがあるのだなと感じた一冊でした。面白かったです。


    個人的には、「ピンポンツリースポンジ」と「シャイセ」か良かったです。
    お二人の他の小説も読んでみたくなりました。

    きっと色々な人が、色々な「行きたくない」を抱えて生きているんだろうなあ。
    一話読むごとに、「自分だけじゃない、今日も頑張ろう」と前向きにさせてくれました。

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    2019年11月03日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」がテーマのアンソロジー。

    いやあ。
    行きたくない、分かる分かる。
    住野よると奥田亜希子が目に入って購入したけど、星四つか五つか迷うくらい、どれも印象に残るお話だった。

    以下、ネタバレ含む注意。



    「ポケット/加藤シゲアキ」
    友達が不登校になって、周りからは浮いた存在になってしまう。
    そんな彼に、優しく声をかける俺、という優越感が形になる後半が面白い。
    実は自分には出来ないこと、知らない世界を開いていた友達に、自分自身の狭量さを感じさせられる主人公。その描写に、青春を感じる。

    「ピンポンツリースポンジ/渡辺優」
    ロボットが「したくない」と言うのはオカシイ、という着眼点が

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    2019年09月07日
  • 自由なサメと人間たちの夢

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    文通友達さんとの読書会の課題本としていただいた本です。初めましての作家さん。
    面白かったです。始めに収録されている「ラスト・デイ」の最初の一文から惹き付けられました。
    消えたかったり、現実から逃避していたり、という、なんだか近しい病んだ人々…と思ってしまいましたが、「サメの話」「水槽を出たサメ」がとても好きでした。
    「水槽を出たサメ」は、これがこの本の締めくくりのお話で良かった、と思いました。エーテルのサメが空中を泳ぐ様が綺麗で。そして涼香が前を向くのも。涼香も少女もサメを「サメ!」と呼んでいるのも好きです。
    この作家さんの他の本も読みたくなりました。大森靖子さんの帯も良いです。

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    2019年03月23日