渡辺優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大企業の会長と孫たち、使用人、ミステリー研究会の大学生、取材に来た雑誌編集者、そして偶然居合わせた2人の客。11人の人々がかつて殺人事件が起きた館・私雨邸に集まった。土砂崩れで麓への道が閉ざされ、屋敷の主・雨目石昭吉が殺された。客たちはそれぞれ推理を披露し犯人を特定しようとするが…。
タイトル通り私雨邸の殺人が各自の視点から描かれている。各自が探偵役となり、それぞれの推理を披露していく。ハズレ推理が二転三転。
ミステリー研究会の大学生・二ノ宮が、初対面とは言え招待してくれた人が殺されてるのに不謹慎すぎて不快。そして殺人に至る動機が今ひとつ理解しがたい。学生時代にクラスメイトとか友人に憧れるっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ不快になりすぎることない程度に共感しづらい登場人物がわちゃわちゃしてて、いい感じに距離おいて読めた。淡白な筆致がちょうどいい。作中は雨がちなのになんだかとてもドライ。
話の作りがいい。各人の視点を見ていた読者の視点が最後ぐるりと田中に憑依して収斂し、遠慮がちに謎が解かれる感じ。なんか遡って自分が田中になったような不思議な感覚を覚えた。
あとは二ノ宮くんの視点がやべー奴すぎて。笑
途中、二ノ宮くんがイライラのあまり一条先輩をぶっ殺しちゃうんじゃないかとハラハラしてたので、そうならなくて安心した。
「ミステリ好きが行きすぎた俺たちの最終形態」みたいな風情があるので、共感しちゃヤバいのについ一 -
Posted by ブクログ
ネタバレ雨目石(アマメイシ)邸に主人である昭吉とその世話係の石塚、小学生の孫のサクラ、その異母兄でダメ人間の烙印を押されている梗介、彼らの従姉妹で父親の会社で働いている杏花、そして雇われ料理人の恋田が週末を過ごすために現れる。ここでは昔殺人事件が起こっていた。大学生の二ノ宮はミステリ同好会に所属し、SNSで昭吉とやりとりする中で、その話を聞き、会長の一条と共に招待してもらう。そこに、雑誌編集者の牧が取材に現れ、誰にも気づかれないうちに帰ろうとしたところに、山歩き中に足を捻挫したという水野が助けを求めて現れたため、共に邸内に招かれることになる。さらに、ほど近い山中で自殺し損ねた自称田中が助けを求めて現れ