渡辺優のレビュー一覧

  • きみがいた世界は完璧でした、が

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    ひたすら続くオタクの一人称悲喜劇。ゲームキャラの理想像を現実の女性に求めるも、現実は儚く、あっけなく破れる。しかし、それでもなお、それを信念としてすがり続けて先へ進むオタク。
    なんなんだこれは(笑)!
    ぬるっとした関係性の中で進む日常生活。自己完結の中で循環する行動原理。単細胞の幸福。
    決して憧れはしないけれど、それはある意味たくましく、ある意味うらやましいような気もした。

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    2026年01月22日
  • カラスは言った

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    ある日、カラスが話しかけてきた。

    人違い。そして、謎のワードを告げるカラス。

    いつの間にか、カラスと旅をしている主人公。

    最後まで不思議な話のまま、幕を下ろす。

    よく、「他人事」の対義語のように「自分事」という言葉が使われる。
    「自分事として受け止めなさい」みたいな。
    でも、自分の外側で起きた出来事に対して、他人事と自分事の境界ってどう設けたらいいのだろう。
    結局は、興味を持ちなさいという話なんだろうか。

    作中にある「死」に対する態度もそうかもしれない。
    真正面から写真や動画で撮って流すことが冒涜なのだとしたら、その場を見て見ぬフリをして後にすることが正しい態度なのだろうか。

    見た

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    2025年11月22日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    子供向けかなーと思ったら意外とドロリとした嫌な感じがしっかりある作品があって楽しめた。結局人間の方が怖い。

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    2025年10月04日
  • 月蝕島の信者たち

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    この作家さん、こういった王道のミステリも書くんですね。ちょっと意外だなぁ
    タイトルにあるように、孤島のクローズド・サークル設定です!

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    2025年08月11日
  • 悪い姉

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    ネタバレ

    シンプルに性格の悪い姉の話だった。普通の女子高生の頭の中っていう感じのライトな文章の中に定期的に出てくる「殺す」のワードでこれからどうなるんだろうってワクワクするけど、結局何も起きなくてちょっと残念。ミステリーではなかったね。正しい終わり方だなと思う。

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    2025年07月19日
  • 月蝕島の信者たち

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    王道ミステリー孤島でのクローズドサークル
    各人のキャラもわかりやすく書かれていて、犯人この人かな?も見事に外れるミスリードも良い。

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    2025年06月11日
  • 悪い姉

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    ネタバレ

    姉を殺したいという女子高生のお話。同じ学年に通う美人の姉のわがままがひどくて、的な流れなのだが、全体的にグズグズした内省的なお話。結局お姉ちゃんのことが好きというお話かなと思い、ラストそれっぽい展開にもなるもよくわからんかたちで終了。

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    2025年04月26日
  • アヤとあや

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    ネタバレ

    自分が子供の頃も、この亜耶ちゃんと似たような性格というか、周りの子供の事を下に見ているような感じだった気がして、懐かしい気持ちになりました。亜耶ちゃんはその若さで大事なことに気がついて成長しているのは凄いなと思う。

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    2025年03月11日
  • 行きたくない

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    積読本。
    加藤シゲアキさんのが読みたくて買ってあった。
    渡辺優さんの「ピンポンツリースポンジ」が良かった。
    もしかしたら20年後くらいにはありそう。

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    2025年01月21日
  • アヤとあや

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    ずっと特別でありたかった少女が、誰かの特別かもしれない普通の子になっていく物語。

    読み始めてしばらくは、この子かなりアブナイ子なんじゃないだろうかと思ったけれど、最後はすごくよくいそうな小学生になって、ほっとした。
    特別って、すごく疲れそう。
    やや珍しいくらいの存在が、心地よさそうだよね。

    この先、怖いことも嫌なこともあるだろうけど、亜耶ちゃんが普通に楽しく過ごしていけるといいな。

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    2024年10月25日
  • 短編アンソロジー 学校の怪談

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「いつもと違う通学路」 瀬川貴次
    「Mさん」 渡辺優
    「七番目の七不思議」 清水朔
    「庵主の耳石」 櫛木理宇
    「旧校舎のキサコさん」 織守きょうや

    ホラーなので理に落ちない。
    救い?は、被害者たちにも非があるところか。

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    2024年10月25日
  • 行きたくない

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    6人の小説家によるアンソロジー。住野よるさん目当てで買ってみたが、その他の作者さんの話もとても面白かった。まず住野よるさんのコンピレーションは、少しSFチックで他の住野よるの物語と比べて珍しい内容だった。会話の表現やテンポ感が住野よるさんらしくて実家のような安心感だった。他にも近未来の話やバッドエンド風な話など、同じ「行きたくない」というテーマにも関わらず、十人十色で、全然違った味わいがあり、アンソロジーの醍醐味だなと感じました。

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    2024年08月17日
  • 行きたくない

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    どの話もよかった。特に好きなのは、「シャイセ」と「コンピレーション」かな。名前を知らなくて、お互いにあだ名をつけてる関係って素敵だなと思った。ベッドから落ちて目覚めて、下の人からつつかれるのを、挨拶してるみたいと感じていたのが可愛かった。毎晩、違う友達が家で待っててくれるのもいいなって思った。本当の世界とかよくわかんないけど、今の暮らしを幸せだって思えて、行きたくないのなら、それでいいと思った。「ピンポンツリースポンジ」の機械が、行きたくないっていうのも可愛かったな。

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    2024年08月01日
  • アヤとあや

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    私があやという名前なのでタイトルに惹かれ。11歳の主人公亜耶とイマジナリーフレンド?の彩がタイトルの由来か。

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    2024年02月26日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマとした、若手作家達による短編集。どの作品も個性的でちょっぴり異世界が入ったお話しで楽しく読めました。 それぞれの作家のセンスが伺える、 新しい作家さんに出会えた1冊でした。

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    2023年10月09日
  • 行きたくない

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    加藤シゲアキさんが好きなのでポケットのみ読んだ。加藤シゲアキワールドだなぁという作品で理解するのに時間がかかる少し不思議な話だった。加藤シゲアキさんは短編より長編の方が面白いかなと思った。

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    2023年10月08日
  • 悪い姉

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    ネタバレ

    文体は好きだし、ストーリーもとても好みなのだが、終わり方に納得がいかない。
    期待を裏切るとはよく言うものだが、私の場合は悪い意味で裏切られてしまった。
    心情描写としてはよいものがあったけれど、私としては拍子抜けだ。

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    2023年09月11日
  • ラメルノエリキサ

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    ネタバレ

    完璧なママに育てられた、二人の姉妹の妹の方が主人公。

    復讐癖があり、小さい頃に飼い猫の手を2歳年上の女の子に折られると、その女の子を階段から突き落として腕を折り返した。

    この度、帰宅地中で右腰を後ろから斬られる。その時に「ラメルノエリキサのため…」という言葉を聞く。

    復讐に燃える主人公。2件目の犯行、三件目の反抗が発生。ラメルノエリキサが、「フラメルのエリクサ」を指すと導き出し、魔術研究の教授の講義を聞き、自分が処女だと知っている元カレの弟が犯人と辿り着く。
    ボコボコにしてる途中で、不治の病の母親のためだったと知り、殺すのをやめる。

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    2023年05月19日
  • アヤとあや

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    「神秘的な子供」「特別な少女」「無垢な女の子」「ただのわたし」
    4話収録の連作短編集。

    小学5年生の亜耶は画家の父、パート勤めの母、6歳の弟と家族四人で平穏に暮らしている。

    亜耶が常に話し掛ける実態を伴わない彩。
    少女期特有の妄想?それともホラー?イマジナリーフレンド?
    先行きが全く読めないまま、不穏なアイテム、ナイフの登場にビクつき、校舎の二階から飛び降りる亜耶に危うさを感じる。

    自分を、神秘的で特別な存在だと信じこむ亜耶。

    それこそが、幼さの象徴であると思うも、特別と凡人、大人と子供の狭間で揺れ動く心情がリアルだ。

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    2023年02月17日
  • 行きたくない

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    後半の4作品が私は面白かった。

    住野よるさんの作品は嫌な気持ちになることなく、読みやすいし、独特の世界観で好きだったな。

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    2023年02月04日