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嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。資産家のオーナーは密室で刺殺され、世にも珍しい〈探偵不在〉のクローズド・サークルが始まる。館に集ったのは怪しい人物ばかり。いったい誰が犯人を当てるのか。各人の視点からなされる推理の先に、思わぬ悲劇が待っている。
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Posted by ブクログ
誰かと謎解き協議したくなる本 難しい言葉や遠回しな言い方などなく、わかり易く、丁寧でとても読みやすかった! ミステリーも王道、クローズド・サークル、次々に起こる事件、そしてこの本の最大の特徴、色んな人(主に3人)の視点で物語が進むのが面白い! 物語り終盤で、「ここまでの視点で犯人は特定可能である...続きを読む」っという一文 痺れますね…この時点で犯人を特定出来た方はいるのでしょうか?いらっしゃったら凄いな。 誰かとこの事件の謎を解くためにお話ししたくなる1冊でした!
ここ最近読んだ本の中で一番おもしろかった! ミステリ好きならすごく楽しめる一冊だと思う。 お金持ち一家の館でのクローズド・サークル…なのに探偵不在。 読み始める前は探偵がいなくて大丈夫なのかな?と思ったけど、むしろ探偵がいないからこそみんなであれこれ調査して推理して、読みながら一緒に考えられる。 ...続きを読む最後はそれぞれが自分の推理を披露して推理合戦のようになるけど、よくある探偵が名推理を披露するより「そっか!この人、そうだよね…あ、この推理じゃダメじゃん」となる感じがまた楽しい。 というミステリ好き代表みたいな、二ノ宮くん、なかなかクレイジー(笑)気持ちはわかるんだけどね! 余談だけど、この本表紙で損している気がする。私の好みじゃないだけかな?
おすすめです! (※自分語り) クローズドサークルと触れ込みのある作品を見ると心が躍る。何となくそういう作品は本格ミステリのジャンルに多い気がする。 でも本格ミステリと言われるといつも躊躇する。 私はジェンダー論に関する知識がまるでないし、本格ミステリにも全く詳しくない。だから滅多なことを言えな...続きを読むいし言いたくないのだが、本格ミステリの名作と謳われる作品を読むと、 美少女とか美人とかいる?ていうかビジュアルに関する記述いる?ビジュアルは百歩譲ってもスタイルに関する記述いる?このロマンスっぽい何かはいる?となることが少なくとも私の読んだ作品には多かった。どんなにトリックがすごかろうが驚かされようが、そのノイズが邪魔をして作品を十分に楽しめなかった。 だからこの作品を書店で見つけた時とても躊躇した。本格ミステリとは書いてなかったけれど、クローズドサークルだ。多重解決だ。気になる。でもできれば胸が大きくてスタイルが良くてミステリアスな絶世の美女には出会いたくない。 購入の決め手は、以前読んだ著者の渡辺優先生のエッセイがめちゃくちゃ面白かったからで、この人の書くミステリなら美女もオリジナルの宇宙を生きてそうだなと思えたからだった。 そして私ははじめてノイズレスで本格ミステリというかクローズドサークルものを読み終えることができた。 作品自体とても面白かった。でもそれ以上に筋の面白さや仕掛けを純粋に楽しめたことがとても嬉しかった。 くどいようだが私はまるでジェンダー論のことは分からない。それでも今まで感じてきたノイズはきっとそういうもので説明できることで、このノイズとは共存していかなければいけないのだから、なるべくノイズの少ない作品を探すんだ!と思ってきた。 少し泣いてしまうくらい嬉しかった。 自分語り100%で気持ち悪すぎるが、本当にこの作品に出会えて良かった。
探偵が居ない?!という触れ込みで各人の視点からのみ語られる、といいつつ けっこうみんな推理してたので多重解決ものに近いかな?と思います。
山の中のお屋敷、土砂崩れにより孤立した状況で起こる殺人事件。クローズドサークルの本格ミステリ。 基本的に登場人物3人の視点で語られていくのだけど、ときどき入るXの説明が、本格ミステリっぽい。 なんだけど、たまに妙なツッコミの台詞とかもあって、それがまた面白い。 「ちゃうやん」「なんでやねん」とか...続きを読む連発する一条くんが、和ませてくれて、好きなキャラクターだなぁ。 二ノ宮くんは、けっこうアブナイ。今後も変な事件に首突っ込みそう。 素人たちが探偵の真似をして、「犯人がわかりました。○○さんが犯人です!」とかすぐ言っちゃって、結局間違ってるっていう展開も、面白いんだよな。 でもちゃんと推理小説なんだよな。 最後のシーンは、最後の死の真相がわかって、ちょっと怖かった。そんなことするかぁ。 最近気になる渡辺優さん。また読んでみよ。
現実的に、洋館を訪れることなんてそうそう無いし、クローズドサークルや密室の殺人事件に遭遇することなんて、まずありえない。ましてやそこで都合良く名探偵がいて、名推理を展開するなんて現実には起こりえない。 でも、もしそんなクローズドサークルで密室殺人の現場に普通の人達が巻き込まれたら…!? 探偵不在のミ...続きを読むステリという設定から、斬新さや引きの強さを感じて楽しく読み進められた。 嵐のため、道が土砂崩れに遭い山奥の別荘に閉じ込められた11人。そうこうしている内に、別荘のオーナーが密室で殺害されてしまう。残された人達は犯人を特定しようとしたり、外部との連絡手段を確保しようと動きだす。 11人の登場人物は、誰も彼も個性豊か。その中でも特にミステリ同好会の一条と二ノ宮の掛け合いが可笑しかったw 割と冷静でリアリストな関西人の一条。実際に殺人事件が起きた時、信じられない!と天を仰ぐ。次々と明かされる異様な事態に繰り返される『なんでやねん』だったり、『密室すな』、『ダイイングメッセージすな』と頭を抱えるリアクションがツボった笑。作中とは全然関係ないけど、新○劇の『ドリルすな』が頭に浮かんで笑ってしまう笑 一方でベタなミステリの展開が実際に起きて、心の中ではテンション爆上がりな二ノ宮。いや、気持ちは分かるけど、実際殺人事件が起きたら普通は動揺するでしょ、とリアルに引いた。けど、彼の最後までミステリに拘りたがる行き過ぎたキャラクター性は、この作品の面白要素の一つと思う。実際いたら鬱陶しいけど、作品の中ではナイスキャラ。 終盤、素人のグダグダな推理合戦もリアルで面白かった。それぞれ推理を披露するけど、素人がゆえの粗さに周りから矛盾点を突きつけられ、うなだれる。いや、まぁ普通そうなるよ、と労いたくなる。稚拙な推理で犯人に疑われた方はたまったもんじゃないだろうけど笑 この作品を読む前の小説も、まぁまぁの本格ミステリのクローズドサークルモノだったので、そのギャップが面白くて楽しい読書体験だった。
クローズドサークル、密室殺人、ダイイングメッセージ。「ミステリーといえば」をしっかりと盛り込んだ作品でした。 ある洋館に集まった11人。土砂崩れにより道は封鎖され孤立。Wi-Fiも壊され外部と連絡も取れず。その中で殺人が起こってしまう。 序盤は3人の視点で物語は進み、時折はさまれる神の視点〈X〉は...続きを読む物語のスパイスとなり、終盤の推理へと導かれます。 物語には名探偵が存在せず、登場人物たちが独自に捜査し、終盤で推理を披露し合います。そのどこか魔の抜けた推理が、名探偵コナンの毛利小五郎の様な感じで面白かったです。そして、最後にダークホースが推理を披露する所には驚かされました。 ラスト9ページは物語の後日談。この9ページではスッキリした気持ちやゾッとするような気持ちになり、心の起伏が激しく、それが満足感にも繋がりました。 登場人物の二ノ宮がクレイジー過ぎて、何度も笑わされました。しかし、ミステリー好きには堪らない環境に放り込まれたら、そうなってしまうのも仕方ないのかもしれません。「環境」について考えさせられました。
大好きな館のクローズドサークル。 でも綾辻さんのような館とは全く違う。 コメディっぽいけど、やることはちゃんとやる本格ミステリー。 11人もいるのに探偵不在。 ミステリー好きの素人が推理するからことごとくハズレる。 探偵なんて普通はいないので、現実ではこんな風になるだろうなと思うと妙にリアル。 ...続きを読む 素人だから「あなたが犯人です!」を簡単に言ってしまう。 もし二ノ宮に「あなたが犯人です!」を言われたら腹立つだろうなー笑 二ノ宮には色々説教したいところだけど、小説の中では二ノ宮みたいな変なキャラがいると面白くなるので結構好き。 クローズドサークルあるあるをいじっていて面白かった。 瀕死の時に本当にダイイングメッセージって書くかな?とか、面白い所をついてくれる。 「探偵がいないクローズドサークル」という新しいジャンルで楽しかった。 二ノ宮のその後も気になるので続編が見たい。 ブク友さんの本棚のおかげで出会えた本。 いつもありがとうございます(^_^)
面白い。よくできていた。変わったタイトルにする必要はなかったかもしれないけれど、変わったタイトルが興味を惹き付けたので手に取ったわけだし、そういう手法もありかなとは思った。よくあるミステリー研究会出身の作家が書くマニアックなミステリーかなと思って読んだわけだけれど、これがなかなかよくできていた。タイ...続きを読むトルからしてもっといろんな人の視点で描かれるのかなと思ったら数人の視点だけであったのは少し拍子抜けなところもあったけれど、登場人物の構成やらストーリー展開やら、結末やら、なかなか王道なミステリーだった。 十分に楽しめた。他の作品も読んでみたい。
帯にあるように名探偵が出てこないので、登場人物達が好き勝手に推理していく。 ミステリーは好きだけど犯人は誰?と考えながら読むのが苦手なので、登場人物が私でも思いつくような素人推理を披露する様には、私もそう思ったけど流石に違くない!?となり思わず笑ってしまった。 渡辺優さんの特色だと勝手に思ってい...続きを読むるやばい倫理観を持つ人は今回も登場するので、渡辺優さんらしい面白いミステリーでした。
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私雨邸の殺人に関する各人の視点
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