渡辺優のレビュー一覧

  • 行きたくない

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    作品紹介・あらすじ

    誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。
    ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。
    ひとはいつでも「行きたくない」気持ちを抱えている。
    僕たちのそんな所在なさをそっと掬い上げる、刹那のきらめきを切り取った物語。

    *****

    6人の著者による、「行きたくない」をテーマにした短篇集。「とりあえず気楽に暇つぶし程度に読めそうだな」と手にとったのだけれど、そんな安易な気持ちはいい意味で裏切られた。

    ●加藤シゲアキ「ポケット」
     アイドル・グループ「NEWS」のメ

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    2026年02月19日
  • 月蝕島の信者たち

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    新興宗教のプロモーションのために絶海の孤島に集まった運営と参加者。そこで繰り広げられる連続殺人。これは相当面白い。それぞれが持つ信念や信仰、思惑が絡み合い、不可解な状況はさらに折り重なっていく。次第に狭まっていく犯人の選択肢。正直、過去何作かを読んだ著者からして、ここまで正統派なミステリーを予想していなかった。もっと天の邪鬼な、ひねくれた物語を予想していた。その一点をして、少し拍子抜けしてしまった感はある。しかし普通にミステリーとして十分に面白かった。最初の登場人物紹介の連鎖はとても映像的で上手かった。
    しかし連続殺人ミステリーっていうのは、納得できる動機の創造が最高に難しいんだろうなあ。とい

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    2026年01月23日
  • カラスは言った

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    カラスが話す不思議な設定を取り込んだ小説かと思ったら違った。近未来的な要素がもっと盛り込まれるかと思ったら違った。人間がずっと昔から悩みつづけている人と人との繋がりや係り方の話だった。舞台は船上や名古屋、東京、長野と移り変わるが、手に汗握るというよりは穏やかな印象の話だった。それでも、一気読みできる楽しさがあった。

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    2025年12月14日
  • カラスは言った

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    表紙とあらすじで気になり購入。
    突然喋るカラスが現れて、そのカラスの目的とは?ってお話なんですけど、部外者って言葉たくさん出てくるんですけど、本当に、人間ってそうだよなって。

    誰かの事を信じるってことは、その誰かが自由に考えたり感じたり行動する能力があるってことを否定してる。他人を信用しないっていうのは、他人の人格を認めることだ。

    俺は自分の意志を持った自由な人間だから、嫌いになったら縁を切る。


    そういう考えもあるのか!と思いました。

    2つ目の文章はわたしも通ずる所があり、とても共感しました。

    誰かに寄りかかって責任やら全てを崇拝、目標とすることはいい時もあるけど、される側は重責と

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    2025年12月13日
  • カラスは言った

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    初めて読む作家さんでしたが、キャラが薄めの伊坂幸太郎みたいな感じの小説でした。

    終盤近くまでかなり面白く読んでいたのだけど、横山とのくだりがいまいち盛り上がらなかったように思う。あとズッキーニをもうちょっと掘り下げて欲しかったな。

    主人公は主体性なさすぎてどうしようもないやつだけど、カラスの方は読んでいてどんどん愛おしくなってくる。

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    2025年12月07日
  • 行きたくない

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    住野よるさんが参加されてたので購入。

    行きたくないをテーマに6人の作家さんがそれぞれのストーリーを載せてて、色んなジャンルで楽しかった。

    住野よるさんの作品はすーっと世界に入っていてあっという間に読んでいた。
    安定から全く知らない場所へ行くっていうのってかなりの勇気いりますよね。
    わたしもきっと安定を取るかもです。

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    2025年08月10日
  • 月蝕島の信者たち

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    2025年版 そして誰もいなくなった… 怪しい新興宗教の孤島ツアーで起こる惨劇 #月蝕島の信者たち

    ■あらすじ
    かつて電子商取引の犯罪歴がある後藤望、彼は友人の天羽七希、金子千香と共に新興宗教を立ち上げた。彼らは礼拝施設を建設するためにクラウドファンディングを企画し、信者たちを月蝕島に招待する。翌日、信者のひとりが死体となって発見、なんと首が切り取られていたのだ…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい! スタンダードな孤島ものクローズドサークル。

    追い込まれていく登場人物の描写や、男女や仲間同士の絆など、本家『そして誰もいなくなった』に近いですね。シンプルながらも丁寧なプロット、しっか

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    2025年05月20日
  • ラメルノエリキサ

    購入済み

    ヤバめ思考の主人公が魅力

    犯人探しの推理より、ヤバめ思考の主人公が次にどう動くのかの方がハラハラして、続きが気になってしまい、一気読み。
    ずいぶん道徳とかけ離れた主人公だけど、なぜか憎めず共感してしまう。
    そして主人公の姉はさらにいい味をだしていて、すごく怖い姉妹なのに微笑ましく感じてしまう。
    軽く読める作品なので、たまに読み返してもよさそう。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年01月13日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    黒髪のストレート、
    目は真ん丸で大きい、
    唇は薄くて赤い。

    アイドルに衝撃を受け彼女をプロデュースしたいと思ってしまったOL、潮時を見極められずやめられないアイドル、アイドルという役割にぴたっとはまることで現実と戦うアイドル、センターじゃなくても一人のファンが見てくれている事を糧に何とかやっているアイドル。

    アイドルにまつわる短編集。

    幻みたいなリアル。
    だからこそ切実な感じがひりひりとくる。

    埋もれている沢山の星たち。
    地下で奮闘するアイドルも、
    ファンにとっては煌めく頭上の星。

    「推し、燃ゆ」で”推しは背骨”というのが記憶にのこっているけれど、誰かの背骨になるアイドル達について描

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    2024年08月16日
  • 自由なサメと人間たちの夢

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    「サメの話」と「水槽を出たサメ」が好き。
    時間はかかるかもしれない、失った時間は取り戻せないけどそれでも自分らしく前を向こうって思える作品。
    怖かったはずのサメが愛おしくて頼もしい存在に感じる。  

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    2024年07月10日
  • 悪い姉

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    『この筆者は妹の奴隷根性をよく理解してるなー、お姉さんがいるんじゃない?』が1番の感想。

    私にも3歳離れた出来が良くておっかない姉がいる。
    おっかないといっても彼女は割と内弁慶で友人関係で何度も親に心配をかけさせていたし、出来が良いと言っても「うちの一族の割には」というレベルだという事を知ってから恐怖が薄れたのを覚えている。
    現在は姉も大分穏やかになり、程よい距離で仲良くしているが、『子供の頃の仕打ちを忘れてないからな』という気持ちが未だに私の心にずっとある。

     凛のような生まれつきの性悪はどうしようもない。
    作中のような第三者の薄っぺらいアドバイスになってしまうが『親とも絶縁する覚悟で家

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    2024年02月12日
  • 自由なサメと人間たちの夢

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    ネタバレ

    ラスト、デイ1年前の友達も家族も上手くいかなくて自分のお葬式のセットリストを考えてた厨二病の自分を思い出して切なくなった。
    ロボットアームは、まつパ、眉毛ワックスを終わったあと、なにかの戦いに勝ったような気持ちとなんか似てるなって思った。
    虫の眠りが1番好きだった。自分がどう見られるか、その判断は、価値は、そばにいる人で計られるそういうところが共感でグサッときた。最後の1文の
    皆、各々が信じる夢の中で、生きているのだから
    を4回読んだ。
    サメの話は、自己肯定感が低くなった時に、自分は、そう思わないように人間力を上げろとか、実力をつけろとか言われたいんじゃなくて、ただただ話を聞いてほしい、そんな

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    2024年02月07日
  • 悪い姉

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    兄弟、姉妹、家族の呪縛って大変だなあと再認識。
    あとがきのように、姉が骨の髄まで悪かったからこそ、妹は前に進めたと思う。
    ヤングケアラーやきょうだい児(病や障害を持つ子の兄弟)にも通づる部分があるのかもしれないと思った。

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    2024年01月24日
  • 悪い姉

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    ネタバレ

    読みやすかった。

    悪い姉は、ちゃんと悪い奴だった。
    麻友ちゃんは、途中で姉と向き合おうとした。
    大好きだと気付いてから、ちゃんと思いを伝えてた。ケーキ屋さんから病院、そして帰るまでのシーンは切なくなった。

    麻友ちゃんには、悪い姉から解放されて、幸せな人生を送ってほしい。

    渡辺優さんの作品を読むのは、今回が初めてだった。他の作品も読みたくなった。

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    2023年09月03日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    ネタバレ

    昔読んだ作品。

    初めて行ったアイドルのライブで、メンバーの1人である楓に一目惚れした夏海は彼女をプロディースすることに決める。
    グループの電撃解散後、夏海のアイドルユニットに入る楓、女装好きの男子でアイドルになりたい翼、訳あって天界から人の世界に来たと思っている瑞穂、容姿にコンプレックスがある愛梨。
    それぞれの内面を鮮烈に描く長編小説。あなたの"推し"が必ず見つかる!!

    このお話は、様々な人物の内面を知ることができ、こういう人もいるんだな、と思える以上に、地下アイドルの裏事情も知ることができて、とても面白いお話です。
    いくらメディアの露出が少ない地下アイドルでも、若しく

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    2023年06月17日
  • 行きたくない

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    最初の2つは自分の好みではなかった。
    (面白いと感じる人はいると思う。自分の好みじゃないってだけ。)
    その後の4つはどれも面白かった。
    特に渡辺優先生のピンポンツリースポンジが好き。

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    2023年05月29日
  • ラメルノエリキサ

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    星3.5

    主人公が個性的

    思春期の思い込みが激しい子と
    一言で片づけてよいかは、
    今回の物語後にどう変わるのか
    (または変わらないのか)によるので、
    想像するしかない。

    変わらない方が物語として
    面白いかもしれないけど、
    どこかで破滅しそうなので、
    個人的には目が覚めたと信じたい。

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    2023年05月20日
  • アイドル 地下にうごめく星

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    私は普通の女の子がアイドルになっていく過程を見ることが好きなので、この作品はかなりハマった。
    アイドルは見ている人に実世界とは別の世界を作ってしまうから、本当にすごいと思うし好き〜

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    2023年01月19日
  • 悪い姉

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    ネタバレ

    一見重たそうな雰囲気なのに、そんなこともなくさくさく読める。
    悪い姉のせいで今までたくさんの辛い目にあってきた妹の主人公。年子のせいで学年も一緒、学校も一緒。ただ想像していたより今はそこまで姉に干渉されてる感じはしなかった。もっと友だちになった子を奪うとか好きな子を奪うとかそういう系かと思っていたから、そこまで重くなくて良かったのかも。
    (もちろん悪い姉なので中学のときにしっかり親友を最悪な形で奪ってるけど)

    もちろんずっと姉のことを殺したいことが書かれているけど、その合間に彼女はちゃんと女子高生をしていた。好きな子が出来て、その好きな子と少し話せただけでも嬉しかったり、球技大会で同じ実行委

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    2022年09月04日
  • きみがいた世界は完璧でした、が

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    『過去の自分ってどうしていつもつねに頭がおかしいんでしょうね。今の自分はいつだって最高に冴えてるのに。』

    『彼女が泣いていた。
    彼女は今、泣いている。
    彼女が泣いている世界では、俺は呼吸すらままならない。』

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    2022年06月14日